鬼殺隊の中で最も位が高い9人の剣士
水柱、蟲柱、炎柱、音柱、風柱、霞柱、蛇柱、恋柱、岩柱
誇り高き鬼殺隊がどういう生き様を示したのか…柱たちの死は決して無駄ではない。彼らの死が炭治郎たちに大きな影響を及ぼします。
また柱たちの最期を深く掘り下げることで感動エピソードが見え隠れしてきます。
今回はそんな「鬼滅の刃」に登場する柱・鬼殺隊の衝撃的な死亡シーン、感動の最期を徹底解説いたします。
※本記事は鬼滅の刃の重大なネタバレを含みますので原作未読の方はご注意ください。
それではどうぞ……
【鬼滅の刃 柱の死亡順一覧】 衝撃のラストを徹底解説
1.炎柱・煉獄杏寿郎の最期
引用:©吾峠呼世晴/集英社
煉獄杏寿郎は無限列車にて最期を迎えてしまいますが、彼の死によって炭治郎、善逸、伊之助は精神的に大きく成長することとなります。
誰よりも強くて優しい存在である煉獄杏寿郎、そんな彼だからこそ強く生まれたものが果たすべき責務を全うする為に自らの命を賭して闘い抜きます。
圧倒的強さを誇る猗窩座に圧倒されるもその見事な剣技を評され鬼になれと勧誘されます。
煉獄はそんな勧誘を聞き流し天国にいる母親の言葉を思い出すのでした。
何故自分が民より強く生まれたのか…それは弱き民を守る為だと母親に言われるのです。
それが強く生まれた者が果たさなければならない責務であると…
「だから諦めてはいけない」
強くて優しい子に育ててくれた母に感謝し最後の力を振り絞って猗窩座を拘束。
結果としては逃亡を許してしまうも彼の最期の遺言は炭治郎、善逸、伊之助の成長の大きな糧となり確かに炭治郎たちに受け継がれていきました。
2.蟲柱・胡蝶しのぶの最期
引用:©吾峠呼世晴/集英社
彼女の最期は原作140話以降で描かれる童磨戦で迎えることとなりますが、これは自らの命を犠牲にしてでも叶えたかった勝利でもありました。童磨の圧倒的実力に手も足も出ずに彼の肉体に吸収されてしまうそれもこれも全て彼女の策略だったのです。
彼女は一年かけて自らの身体を毒の塊とし、童磨に喰われることで大量の毒を与えることに成功しました。
無念を晴らしてくれたカナヲに感謝の意を示し天国に旅立ち父と母と再会するのでした…。
天国ではしのぶとかなえが再会し解放されたかのように笑顔を浮かべているのですが、その際に”ある着物”を着ていたんです。
かなえは菊の紋様が入った着物を…
しのぶはもみじの紋様が入った着物を着ていて
- 菊の花言葉は「美しい夢」
- もみじの花言葉は「美しい変化」と呼ばれています。
つまり着ていた着物から変化を起こし夢が叶ったという意味が示唆されていました。
3.霞柱・時透無一郎の最期
引用:©吾峠呼世晴/集英社
たった2ヶ月で柱まで登り詰めた天才剣士「時透無一郎」そんな彼でも圧倒的に強さを誇る上弦の壱「黒死牟」相手には全く通用しませんでした。
ただし実弥や玄弥、悲鳴嶼たちと共に闘う中で、透き通る世界と赫刀を発言させ黒死牟に致命傷を負わせましたが、その代償として胴体を切断されてしまい息を引き取ってしまうのです。
そして14歳で生涯を終えた時透は天国で兄の有一郎と再会しますが、思いがけない言葉を告げられます。
「こんちに来るな…戻れ」
弟に対して深い愛情をもっているが故に厳しい言葉を使っていた有一郎。
無一郎の無は無限の無。
まさに無限の才能を秘めた存在で、有一郎はどうしても無一郎に末長く生きてほしかったんです。
「長寿」という花言葉をもつイチョウが舞う中で兄弟は天国へ旅立つのでした…。
幸せになる為に生まれてきた…
無一郎のセリフから生きた長さより幸せに生きることの大切さを教えてくれました。
4.蛇柱・伊黒小芭内と恋柱・甘露寺蜜璃の最期
引用:©吾峠呼世晴/集英社
伊黒小芭内と甘露寺蜜璃、彼らは原作第200話で非常に感動的な最期を迎えることとなります。
無惨との闘いの直後に伊黒に抱かれた甘露寺は目を覚まし無惨が死んだことを告げられ安堵しますが、同時に自分の死期が近いことを悟ります。
伊黒も自分が永くないことを悟り君は独りじゃない…と優しく呟くのでした。
2人が始めて出会ったのはお館様のお屋敷で、甘露寺は作中で迷っていた際に伊黒が助けてくれたと語っていますが、伊黒視点としては全く違うものでした。
「君があまりにも普通の女の子だから俺は救われたんだ」
伊黒が甘露寺を”普通の女の子”という呼び方にした理由…それには実は深い意味が込められています。
甘露寺がお見合いの相手に告げられた台詞
「君と結婚できるのなんて熊か猪か牛くらいでしょう」「そのおかしな頭の色も子供に遺伝したらと思うとゾッとします」
……そう通常の8倍もの筋肉を備え持つ甘露寺は周りからは異常な女性として見られてきたんです。
その後というもの甘露寺は自分の体質や見た目を偽り、髪は黒く染め嘘をついて力が弱いふりをしました。
その影響でお見合いは上手くものの甘露寺は疑問を感じることに。
そう、彼女は素の状態の私を好きになってくれる人を探していたんです。
そしてそのままの状態を好きになってくれた人こそ伊黒小芭内であり、だからこそ彼には甘露寺が普通の女の子として映っていたんですよね。
気遣いでも優しさでもなくありのままを愛してくれた伊黒に感謝を伝え、人間として生まれ変わったらお嫁さんにするという誓いを立てて息を引き取りました。
作中でもこれ以上ないくらいドラマチックな最期だったと言えるでしょう。
5.岩柱・悲鳴嶼行冥の最期
引用:©吾峠呼世晴/集英社
原作200話にて自身の足を失い死を悟りますが、そんな瀕死寸前の状態でかつての教え子たちが手を添えて迎えに来ます。
あの日のことをずっと謝りたかった…子供たちは実は悲鳴嶼を見捨てたわけではなく、皆んな行冥を助けようと動いていただけだったんです。
真実をしり過去の苦しみから解放され涙を流します。
「みんな先生が大好きだよ」
安らかな顔で他界するのでした。
行冥の過去はかなり残酷なエピソードとなっており、元々寺で9人の孤児を引き取って暮らしていました。
そんなある日に獪岳が寺からお金を盗み子供たちによって寺を追い出されてしまいます。
そして山中で鬼と遭遇し獪岳が鬼を招き入れ命乞いをして悲鳴嶼と子供たちを差し出してしまうんです。
9人のうち8人が殺され最後に残ったのは悲鳴嶼と沙代という女の子でした。
悲鳴嶼は生まれて始めて守る為に闘い抜き素手だけで鬼を殴殺して見せました。
始めて鬼を殺して沙代を守り抜いた悲鳴嶼でしたが、沙代は騒ぎに駆けつけた人たちに誤解にもこう証言してしまうのでした。
「あの人は化け物」「みんなあの人が殺した」
唯一守り切った沙代からも裏切られてしまった…そう感じた行冥でしたが、実は16巻の沙代の話によると実話とは全く異なるものとなっていました。
そう沙代はショックのあまり真面に話せず誤解を招いてしまったんです。
そして沙代は14歳になった今でも悲鳴嶼に濡れ衣を着せてしまった事を後悔して謝りたいと思っているんです。
原作第200話で悲鳴嶼が亡くなった直後に彼の手に添えて涙を流す女性が描かれています。あくまで仮説ですが、もしかしたら彼女が沙代本人なのかも知れませんね。
無事最後まで生き残った鬼殺隊
柱
- 水柱・冨岡義勇
- 風柱・不死川実弥
- (元)音柱・宇髄天元
柱以外の鬼殺隊
- 竈門炭治郎
- 竈門禰󠄀豆子
- 我妻善逸
- 嘴平伊之助
- 栗花落カナヲ
- その他数名
以上の鬼殺隊は何とか無事生き残り生還するのでした。
(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
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