こんにちは♪はまちーずと申します!
今回は、2024春アニメの総合ランキングをご紹介いたします。
※注意/あくまで個人的主観が含まれておりますが、忖度なしの細密なレビューを心がけております。
ランキング対象タイトル〈五十音順〉
- アストロノオト
- WIND BREAKER
- 狼と香辛料 merchant meets the wise wolf
- ガールズバンドクライ
- 怪異と乙女と神隠し
- 怪獣8号
- 烏は主を選ばない
- 鬼滅の刃 柱稽古編
- この素晴らしい世界に祝福を!3
- ささやくように恋を唄う
- じいさんばあさん若返る
- 時光代理人 -LINK CLICK-Ⅱ
- 終末トレインどこへいく?
- 声優ラジオのウラオモテ
- 転生貴族、鑑定スキルで成り上がる
- 転生したらスライムだった件 第3期
- バーテンダー 神のグラス
- 花野井くんと恋の病
- 響け!ユーフォニアム3
- ブルーアーカイブ The Animation
- 変人のサラダボウル
- 忘却バッテリー
- 僕のヒーローアカデミア(7期)
- 魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?
- 無職転生 Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~ 第2クール
- ゆるキャン△ SEASON3
- 夜桜さんちの大作戦
- 夜のクラゲは泳げない
- Re:Monster
- ワンルーム、日当たり普通、天使つき。
※以上30作品視聴となります。
おすすめ度は……
- SS(今年度を代表する名作)
- S(大傑作)
- A(傑作)
- B(良作)
- C(佳作)
- D(凡作)
の6つのランクに分けています。
作品数が多い為、感想は一言で完結に纏めております。
それでは早速、ランキング(本編)へどうぞ…!
- 【2024春アニメ総合ランキング】
- 第30位:Re:Monster
- 第29位:花野井くんと恋の病
- 第28位:ブルーアーカイブ The Animation
- 第27位:声優ラジオのウラオモテ
- 第26位:ささやくように恋を唄う
- 第25位:アストロノオト
- 第24位:夜桜さんちの大作戦
- 第23位:転生貴族、鑑定スキルで成り上がる
- 第22位:ワンルーム、日当たり普通、天使つき。
- 第21位:転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます
- 第20位:じいさんばあさん若返る
- 第19位:転生したらスライムだった件 第3期
- 第18位:終末トレインどこへいく?
- 第17位:怪異と乙女と神隠し
- 第16位:変人のサラダボウル
- 第15位:ゆるキャン△ SEASON3
- 第14位:WIND BREAKER
- 第13位:怪獣8号
- 第12位:狼と香辛料 merchant meets the wise wolf
- 第11位:時光代理人 -LINK CLICK-Ⅱ
- 第10位:バーテンダー 神のグラス
- 第9位:夜のクラゲは泳げない
- 第8位:鬼滅の刃 柱稽古編
- 第7位:この素晴らしい世界に祝福を!
- 第6位:ダンジョン飯
- 第5位:僕のヒーローアカデミア(7期)
- 第4位:忘却バッテリー
- 第3位:無職転生 Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~ 第2クール
- 第2位:響け!ユーフォニアム3
- 第1位:ガールズバンドクライ
- 【総括】2024春アニメ総合ランキング
【2024春アニメ総合ランキング】
第30位:Re:Monster
Re:Monster スコアカード
タイトル/Re:Monster
評価/51.0pt
★★★☆☆(2.5)
おすすめ度/D−
2024春アニメ(第30位)

脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
突如スト○カーに刺され、目覚めると最弱ゴブリンに転生していたゴブ朗。 喰えば喰うほど強くなる【吸喰能力】で異常な進化を遂げ、 あっという間にゴブリン・コミュニティのトップへ―― 弱肉強食の異世界で、有能な仲間達とともに生き抜いていく痛快下克上サバイバル! 怪物転生ファンタジーが蠢き出す!!
『Re:Monster』公式サイト
キャスト | ゴブ朗:佐藤拓也 ゴブ吉:細田健太 ゴブ美:加隈亜衣 ゴブ江:植田佳奈 赤髪ショート:菅野真衣 |
スタッフ | 原作:金斬児狐 『Re:Monster』(アルファポリス刊) 原作イラスト:ヤマーダ NAJI柳田 漫画:小早川ハルヨシ 監督:イナガキタカユキ シリーズ構成:山口宏 キャラクターデザイン:高岡淳一 |
【序盤(1話~3話)時点の感想】
転生したらゴブリンだった件。
同時期にスライム版がありますが、差別化として本作は世界観が暗めで、生々しい描写やグロで受け手を惹きつけることに長けています。
独創性には欠けますが、ダークな世界観と主人公のチートっぷりが爽快で、何気に楽しめています。
【最終回視聴後の感想】
怒涛の展開でサクサク物語が進むうえ、最後まで過激な描写が含まれていて存外退屈せずに視聴できました。
登場人物の中だとゴブ爺がマスコットキャラと魅力的だった為、退場したのは何気に寂しかったです。
(C)金斬児狐・アルファポリス/リ・モンスター製作委員会
第29位:花野井くんと恋の病
花野井くんと恋の病 スコアカード
タイトル/花野井くんと恋の病
評価/66.2pt
★★★☆☆(3.0)
おすすめ度/D+
2024春アニメ(第29位)

脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
家族や友人に恵まれているけど、恋愛とはちょっぴり縁遠かった高校1年生・日生ほたる。 彼女は、ある日、隣のクラスのイケメン・花野井くんがフラれる現場を見てしまう。公園でひとりポツンとた たずんでいた花野井くんを見て、何気なく傘を差しだしたほたる。 その小さな出来事がきっかけで、後日「僕と付き合ってください」と花野井くんから公開告白されてしまった。 “好き”って何? “恋する”ってどういうこと?突然の告白に戸惑うほたると、“好きな子”のためなら、何でもしたい。注ぐ愛情が無限大な花野井くん。 恋がわからない女子×愛が重すぎる男子の初恋ラブストーリー。
『花野井くんと恋の病』公式サイト
キャスト | 日生ほたる:花澤香菜 花野井くん:小林千晃 浅海響:久保ユリカ 柴村月葉:坂本真綾 八尾創平:木村良平 倉田圭悟:逢坂良太 |
スタッフ | 原作:森野萌(講談社「月刊デザート」連載) 監督:牧野友映 シリーズ構成・脚本:雨宮ひとみ キャラクターデザイン:佐藤秋子 |
【序盤(1話~3話)時点の感想】
感情が乏しい主人公と、不器用な男子のちょっぴり変わったラブコメ作品。
すれ違いつつも少しずつ距離が近づいていく2人のピュアな恋愛模様が尊くて、花野井くんが思いのほかサイコで、思わずツッコミを入れたくなるシーンが多いですが、ニコニコ動画等コメントありで見るとより周りの驚いた反応が痛快でとても楽しめています。
【最終回視聴後の感想】
恋に無関心なほたるちゃんが花野井くんと出会ったことで徐々に恋心を知っていく過程が微笑ましくて、最後まで胸キュンしっぱなしでした。
以前から実は会っていた2人が再会して結ばれるというドラマチックな作劇も好感触で、花野井くんの蒸気を逸した言動もコメント付きで観るとより痛快に感じました。
C)森野萌・講談社/「花野井くんと恋の病」製作委員会
第28位:ブルーアーカイブ The Animation
ブルーアーカイブ The Animation スコアカード
タイトル/ブルーアーカイブ The Animation
評価/66.5pt
★★★☆☆(3.2)
おすすめ度/D+
2024春アニメ(第28位)

脚本
作画
キャラ
音楽
声優
キャスト | 砂狼シロコ:小倉唯 小鳥遊ホシノ:花守ゆみり 黒見セリカ:大橋彩香 十六夜ノノミ:三浦千幸 奥空アヤネ:原田彩楓 アル:近藤玲奈 カヨコ:藤井ゆきよ ハルカ:石飛恵里花 ムツキ:大久保瑠美 アロナ:小原好美9 |
スタッフ | 原作:ブルーアーカイブ 開発:NEXON Games 配信:Yostar 監督:山岸大悟 副監督:牧俊治 シリーズ構成:大野木寛 山岸大悟 キャラクターデザイン/総作画監督:萩原弘光 |
【序盤(1話~3話)時点の感想】
アニメは作画の良し悪しだけでは決まらないということを体現した作品ですね。
とにかく映像美は滅茶苦茶綺麗で特にオープニングムービーに関してはカットの情報量が多いけど1つ1つが細かく描かれていて何度もリピートして観たくなるほどたくさんの魅力が詰まっています。
ただやっぱり放送前の期待どおり、ゲームをやっていないと分からない箇所が多く含まれているので、初見勢はついてくるのがかなり困難な作品となっています。
【最終回視聴後の感想】
ソシャゲアニメですが、別段複雑な設定や難しい要素があまり無くてとても観やすかったです。
最終回では手を差し出したシロコと手を取ったホシノ先輩の笑顔に感動しました。
無事ホシノを救出して綺麗に締めくくってくれたのも良かったです。
可愛さあり、友情あり、感動ありで楽しめました。
(C) NEXON Games Co., Ltd.
『ブルーアーカイブ The Animation』公式Twitter
第27位:声優ラジオのウラオモテ
声優ラジオのウラオモテ スコアカード
タイトル/声優ラジオのウラオモテ
評価/67.8pt
★★★☆☆(3.0)
おすすめ度/D+
2024春アニメ(第27位)

脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
「夕陽と~」「やすみの!」 「「コ―コーセーラジオ~!」」 「この番組は、偶然にも同じ高校、同じクラスのわたしたちふたりが、皆さまに教室の空気をお届けするラジオ番組です!」 声優としてもクラスメイトとして、と~っても仲良しなふたりのほんわか声優ラジオがスタート・・・・・・というのは「オモテ」の話。 夕陽の素顔は根暗な地味子、対するやすみは生粋のギャル。見た目も性格も正反対なふたりは、口を開けば大ゲンカ。 「・・・・・・・何その眩しさ。本当びっくりするくらい普段とキャラが違うな、いつもの根暗はどうしたよ?」 「あなたこそ、その見た目で可愛い声を出すのはやめて」 収録が終わればそこは修羅場、嫌味と罵りの嵐が吹き荒れる! こんなやつと一緒にラジオなんて、絶対に無理! でも、オンエアは待ってくれない・・・・・・! 前途多難な声優ラジオ、どこまで続く・・・・・!? プロ根性で世界をダマせ!バレたら終わりの青春声優エンタテインメント、NOW ON AIR!
『声優ラジオのウラオモテ』公式サイト
キャスト | 歌種やすみ/佐藤由美子:伊藤美来 夕暮夕陽/渡辺千佳:豊田萌絵 桜並木乙女:長谷川育美 柚日咲めくる:東山奈央 |
スタッフ | 原作:二月 公(電撃文庫/KADOKAWA刊) 原作イラスト:さばみぞれ 監督:橘秀樹 シリーズ構成:大知慶一郎 キャラクターデザイン・総作画監督:滝本祥子 |
【序盤(1話~3話)時点の感想】
裏表のある女性声優がトラブルを起こして騒ぎになったりするストーリーですが、よりにもよってタイムリーなこのタイミングで放送されて、更に水瀬いのりさんのトレンドトピックにも本作が載っていて笑いました。
閑話休題、作画(主に横顔)がやや不安定ですが、ラジオ番組を通じて声優の裏側やギスギスした部分を丁寧に描いていて見応えがありました。
最初は仲が悪かった2人が徐々に親しくなっていくさまも観ていて微笑ましいです♪
【最終回視聴後の感想】
伊藤さん曰く第12話を魂を掛けてやったけど、どうだったか不安で結果の反応が観られない」と仰っていて、実際原作再現度の高さは勿論、収録シーンは迫真の演技で聞き入ってしまいました。
実際の現場の空気感や緊張感を見事に表現していて演技パートは最後まで油断できない作品でしたね。
(C)2023 二月公/KADOKAWA/声優ラジオのウラオモテ製作委員会
『声優ラジオのウラオモテ』公式サイト
『声優ラジオのウラオモテ』公式Twitter
第26位:ささやくように恋を唄う
ささやくように恋を唄う スコアカード
タイトル/ささやくように恋を唄う
評価/69.6pt
★★★☆☆(3.1)
おすすめ度/D+
2024春アニメ(第26位)

脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
高校入学初日、新入生歓迎会でのバンド「SSGIRLS」の演奏を見た新入生の木野ひまりは、ギターボーカルを務めていた朝凪依に憧れ、彼女に‟ひとめぼれ”をする。 その気持ちを伝えられた依は、ひまりに‟ひとめぼれ”という名の恋心を抱くことに。憧れと恋心。同じ‟好き”でも異なる気持ち。 すれ違うふたりの関係に、バンドメンバーの想いも絡み合い…。ふたりの‟ひとめぼれ”は、やがて鮮やかな青春を奏で始める——
『ささやくように恋を唄う』公式サイト
キャスト | 木野ひまり:嶋野花 朝凪依:瀬戸麻沙美/笹倉かな(歌) 水口亜季:小松未可子 筒井真理:小原好美 橘香織:加隈亜衣 泉志帆:根本優奈/水上スイ(歌) |
スタッフ | 原作:竹嶋えく(コミック百合姫/一迅社刊) 監督:真野玲 シリーズ構成:内田裕基 キャラクターデザイン:吉田南 サブキャラクター・衣装デザイン:應地隆之介 |
【序盤(1話~3話)時点の感想】
勘違いネタを引っ張るのかと思いきや序盤でいきなりカップル成立!その驚異的なテンポ感に驚く一方、回を増すごとに深まる2人の百合関係にニヤニヤが止まりません…!
3話目にして作画が怪しくなってきて今後に不安が残りますが、ストーリーやキャラクターの魅せ方は素晴らしいので最後まで走り切ってほしいですね。
【最新10話視聴後の感想】
ローレライ結成の秘密や志帆さん脱退の理由も明らかになっていってどんどん目が離せなくなってますね。
作画の荒さは終始目立つものの登場人物の関係性や心境の変化など百合以外にも見どころ満載でかなり楽しめています。
(C)竹嶋えく・一迅社/ささやくように恋を唄う製作委員会
第25位:アストロノオト
アストロノオト スコアカード
タイトル/アストロノオト
評価/70.1pt
★★★☆☆(3.2)
おすすめ度/C−
2024春アニメ(第25位)

脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
料理人・宮坂拓己が新たな就職先として面接に訪れた、木造アパート”あすトろ荘”。そこは”朝食付き”が売りなのだが、可憐な大家・豪徳寺ミラの料理に耐えきれなくなった住人の要望もあり料理人を募集していたのだ。ミラと出会った拓己はその場で一目惚れ。急遽作ったアジフライは大評判。拓己の住み込み料理人としての生活がスタートする。しかし、それは穏やかな日々とはいかなかった。癖のある住人たちとの、ご近所より近く、家族より遠い距離感の中、次々と巻き起こる不可思議な現象。ふとしたことで知った、ミラが宇宙人だったという秘密。拓己が抱くミラへの恋心はどうなってしまうのか。また、不可思議な現象の謎は解明されるのか?食卓から宇宙にまで広がる、新感覚SFアパートラブコメディ!
『アストロノオト』公式サイト
キャスト | 豪徳寺ミラ:内田真礼 宮坂拓己:斉藤壮馬 |
スタッフ | 総監督:高松信司 監督:春日森春木 シリーズ構成:うえのきみこ キャラクターデザイン原案:窪之内英策 キャラクターデザイン・総作画監督:あおきまほ アニメーション制作:テレコム・アニメーションフィルム |
【序盤(1話~3話)時点の感想】
めぞん一刻やうる星やつらのような懐かしい昭和風味の作風を堪能しつつ、日常から恋愛、ギャグにSFなどさまざまな要素が取り入れられていて終始賑やかで楽しい作風に仕上がっています。
気軽に観れる反面、何気に深いストーリー性もありそうなので今後の展開にも要注目です…!
【最終回視聴後の感想】
放送開始頃から最終話で全部いただきますという製作陣の自信に満ちた発言も相まって最終回はかなり期待して視聴しましたが、結果としては無事綺麗に締めくくってくれて満足です。
ミラさんが残る事ができたのはホッとしました。
ロボやら魚皇帝やらクセの強い登場人物と独特な世界観や雰囲気、昭和のノリは観ていて愉しめました。
各々が自分の道を自由に突き進むという締め方も良かったです。
(C)アストロノオト/アストロノオト製作委員会
第24位:夜桜さんちの大作戦
夜桜さんちの大作戦 スコアカード
タイトル/夜桜さんちの大作戦
評価/70.4pt
★★★☆☆(3.2)
おすすめ度/C−
2024春アニメ(第24位)

脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
この家族、普通じゃない!? 家族を事故で亡くし、心を閉ざすようになった高校生・朝野太陽。 クラスメイトからの印象は「超・人見知り」。 唯一、話せるのは幼なじみの夜桜六美、ただ一人だった。 けれど六美にはあるヒミツが!? 彼女の正体は代々続くスパイ一家当主で、様々な敵から命を狙われていたのだ! しかも彼女の兄・凶一郎は最凶のスパイで、異常なほど六美を溺愛していた。 太陽は、そんな凶一郎から「排除」ターゲットとして命を狙われることに…! 六美と自分の命を守るため、太陽のとった手段とは… 六美と結婚して夜桜家に婿入りすること!? 太陽、六美、そして夜桜さんちの家族を巡る前代未聞の「大作戦」から目が離せない!!
『夜桜さんちの大作戦』公式サイト
キャスト | 朝野太陽 :川島零士 夜桜六美 :本渡楓 夜桜凶一郎 :小西克幸 夜桜二刃:鬼頭明里 夜桜辛三:興津和幸 夜桜四怨:悠木碧 夜桜嫌五:松岡禎丞 夜桜七悪:内山夕実 ゴリアテ:松岡禎丞 |
スタッフ | 原作:権平ひつじ『夜桜さんちの大作戦』( 集英社「週刊少年ジャンプ」連載) 監督・シリーズ構成:湊未來 キャラクターデザイン・総作画監督:髙橋瑞紀 2024年4月~TBS系にてにて放送予定! アニメーション制作はSILVER LINK.が担当されます。 |
【序盤(1話~3話)時点の感想】
作画は良好、キャラデザも良し!アニメーション制作はSILVER LINK.さんなので比較的クオリティも高いですが何でしょう…この多大なる既視感は…
流行りのスパイ要素に加え、超人的な能力バトルと痛快なコメディ、おまけに恋愛要素までてんこ盛りで、さまざまな視点で楽しめる反面、目新しさが皆無で設定もかなりありふれているので、素材自体はいいものが揃っていて家族愛に満ちたストーリーも個人的には大好物なので今後の巻き返しに期待です。
【最終回視聴後の感想】
アニメーションのクオリティは終始安定していて、アクションシーンも勢いがあって見応えがありました。
ヒロインの六美も非常に可愛らしくて、流行りのスパイ設定からバトルや恋愛などさまざまな要素が詰まっていて楽しく視聴できました。
最新話の免許認定試験も腕前や実力より人間性を重視した試験になっていて、スパイでも気の置けない関係性には信頼が重要だと考えさせられました。
(C)権平ひつじ/集英社・夜桜さんちの大作戦製作委員会
第23位:転生貴族、鑑定スキルで成り上がる
転生貴族、鑑定スキルで成り上がる スコアカード
タイトル/転生貴族、鑑定スキルで成り上がる
評価/71.0pt
★★★☆☆(3.1)
おすすめ度/C−
2024春アニメ(第23位)

脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
異世界に転生した主人公アルス・ローベントは、小さな領地を持つ弱小貴族の子として生きることになった。 アルスには特別な知力や武力はないが、生まれながらにして他人の能力・ステータスを見抜く“鑑定スキル”を手にしていた。 そのスキルを活かして世に隠れた「逸材」を発掘し、弱小領地から最強の領地へと変貌させていく。 心優しいアルスと、個性豊かな逸材たちの出会いと成長を描く異世界統一記が今、始まる!
『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』公式サイト
キャスト | アルス・ローベント:藤原夏海 リーツ・ミューセス:坂泰斗 シャーロット・レイス:佳穂成美 ロセル・キーシャ:岡咲美保 リシア・プレイド:花澤香菜 レイヴン・ローベント:東地宏樹 |
スタッフ | 原作:未来人A『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる~弱小領地を受け継いだので、優秀な人材を増やしていたら、最強領地になってた~』(講談社「K ラノベブックス」刊) キャラクター原案:jimmy 漫画:井上菜摘(講談社「マガジンポケット」連載) 監督:加戸誉夫 シリーズ構成:中西やすひろ キャラクターデザイン:八尋裕子 |
【序盤(1話~3話)時点の感想】
数多の異世界転生ものの中ではかなりよく出来た作品で、初回の掴みは非常に良かったです‼︎
アルスがリーツを救いリーツがそれに報いて少しずつ双方の絆が深めていくさまが観ていて微笑ましくて、正直放送前はあまり期待していませんでしたが、ここまでエモーショナルな作品だとは思わず不意に感動させられました。
作画部分も演出やカット割りもよく出来ていてかなりいいアニメに仕上がっています。
【最終回視聴後の感想】
最強のチート能力とかではなく能力を巧く工夫して物事を解決するさまが観ていて面白いですね。
アルスが辛い目にあっている人たちを見捨てず仲間として向かい入れるところはグッとさせられます。
(C)未来人A・講談社/鑑定スキルで成り上がる製作委員会
第22位:ワンルーム、日当たり普通、天使つき。
ワンルーム、日当たり普通、天使つき。 スコアカード
タイトル/ワンルーム、日当たり普通、天使つき。
評価/71.4pt
★★★☆☆(3.2)
おすすめ度/C−
2024春アニメ(第22位)

脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
高校1年生になり、一人暮らしを始めた徳光森太郎。 ある日、ベランダを覗くと清楚で可憐な女の子「とわ」が眠っていた。 どこか天然だけど、間違いなくいい子な彼女。 その正体は――「天使」だった。 行くあてもないとわと始める、 とっても甘くて、とってもピュアなワンルーム生活。 森太郎は、無垢な天使と少しずつ心を通わせていくけれど……。 さらなるワケあり少女が次々と現れて!? 天使と高1男子が織りなす癒やされ同居ラブコメ、開幕!
『ワンルーム、日当たり普通、天使つき。』公式サイト
キャスト | 徳光森太郎:梅田修一朗 とわ:遠野ひかる 堤つむぎ:集貝はな 和泉のえる:大西沙織 リリーシュカ:小倉唯 蔓深ひすい:高尾奏音 |
スタッフ | 原作:matoba 監督:大西健太 シリーズ構成・脚本:ヤスカワショウゴ キャラクターデザイン:上武優也 音楽:滝澤俊輔 アニメーション制作:オクルトノボル |
【序盤(1話~3話)時点の感想】
今期の生き甲斐枠。こういうのでいい!
メインヒロイン全員可愛いキャラしかいなくて皆んな推しになってしまいそうくらい魅力的ですが、中でも個人的にはつむぎちゃんがタイプです。
前々からずっと片想いで、普段は普通の女子高生だけど、主人公にだけは凄く優しくて更にお弁当まで作ろうとしてくれるハイスペックさ…現実にいたら一瞬で惚れてしまいます。
他にも天使のとわちゃんも非常に可愛らしくて、男主人公も不快感がないどころか凄く聖人で観ていて凄く楽しめます!!
オープニングの小倉唯さんの天使ボイスも聴けて多幸感に包まれました。
総合芸術なのでこの順位ですが、満足度だけなら文句なしで今期1位です!
【最終回視聴後の感想】
美少女ハーレムもののお手本のような作品で「こういうのでいい」が詰まっていました。
ヒロイン全員が非常に可愛らしく常識外れな一面やそのギャップが痛快でしたね。
可愛いヒロインが空から落ちてくるというオタクの妄想がぎっしり描かれていて、頭を空っぽにして楽しめる貴重な癒し枠でした。
春アニメでどれか2周するのであれば迷わず本作品を選ぶくらいには気に入っています笑
(C)matoba/SQUARE ENIX・天使つき製作委員会
第21位:転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます
転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます スコアカード
タイトル/転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます
評価/71.7pt
★★★☆☆(3.2)
おすすめ度/C-
2024春アニメ(第21位)

脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
第七王子は“魔術ヲタク” 魔術に大切なものは、“家柄“・”才能“・”努力“……。 魔術を深く愛しながらも、血筋と才能に恵まれずに非業の死を遂げた“凡人“の魔術師。 死の間際に「もっと魔術を極め、学びたかった」と念じた男が転生したのは、強い魔術の血統を持つサルーム王国の第七王子・ロイドだった。 過去の記憶はそのままに、完璧な血筋と才能を備えながら生まれ変わった彼は、前世では成しえなかった想いを胸に、桁外れの魔力で“気ままに魔術を極める“無双ライフをエンジョイする! ライトノベルを原作とし、マンガアプリ「マガジンポケット」(講談社)で連載を開始したコミカライズはアプリ内セールスランキング1位を記録し、シリーズ累計発行部数は250万部を突破! いま最も注目される“転生異世界ファンタジー“が満を持してアニメ化! 舞台となるのは獣や魔人が巣食う異世界。本作では魔術に通じる者たちが恐れを成すほどの絶大な魔力を持つロイドが、自身の興味の赴くままに魔術を学び、極めようと成長する姿が描かれていく。ちょっぴりお気楽だけど、強大な力で圧倒していく魔術バトルの爽快感と迫力が詰まった、“第七王子“による気ままな転生物語が今はじまる! 「俺は、魔術を楽しみたい、それだけだ。」
『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』公式サイト
キャスト | ロイド:小市眞琴 グリモ:ファイルーズあい |
スタッフ | 原作:謙虚なサークル (講談社ラノベ文庫刊) キャラクター原案:メル |
【序盤(1話~3話)時点の感想】
異世界転生、チート…既視感満載の設定でいつものなろう………
…かと思いきや!
ショタの太ももに対する拘り方が尋常ではなくて、更にアクション監督を添えているだけあって戦闘作画もシルファとの手合わせシーンは想像を絶するほどに動かしていて圧巻でした。
本当に原作の魅力を何十倍にも引き上げて制作には頭が上がりません。
作画オタクの方は特に必見です。
【最終回視聴後の感想】
かわいいショートパンツを履いたショタが主人公の作品は滅多になく新鮮に感じました。
なろう系ですが、アニメーションにかなり力が入っていて、絵の品質は高かった分、ストーリーの盛り上がりには欠けた印象です。
(C)未来人A・講談社/鑑定スキルで成り上がる製作委員会
第20位:じいさんばあさん若返る
じいさんばあさん若返る スコアカード
タイトル/じいさんばあさん若返る
評価/73.2pt
★★★☆☆(3.3)
おすすめ度/C+
2024春アニメ(第20位)

脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
青森で何十年もりんご農家を営む正蔵とイネは、周囲からおしどり夫婦と呼ばれるほど仲睦まじい。 ある日、畑で見つけた不思議なりんごを食べてみた2人。 次の日目覚めると、若い頃の姿に戻っていた!? かつてイケメンだった正蔵と美人だったイネ。 若返ったその姿に、子供や孫たちをはじめ周囲の人々はビックリ。 とんでもない奇跡を起こしながらも、正蔵とイネはマイペースに、じいさんばあさんらしく日々を過ごしていく。 今までと変わらず夫婦二人仲良く、そして今まで以上にパワフルに――。
『じいさんばあさん若返る』公式サイト
キャスト | 正蔵/じいさま:三木眞一郎 イネ/ばあさま:能登麻美子 未乃:三上枝織 詩織:東山奈央 |
スタッフ | 原作:新挑限(KADOKAWA「コミックアルナ」連載) 監督:西田正義 シリーズ構成:菅原雪絵 キャラクターデザイン:たかはしなぎさ |
【序盤(1話~3話)時点の感想】
タイトル通り老夫婦が若返るというドタバタギャグ作品で、短編集のように区切りをつけているので見やすいのが特徴。
若返ったことで様々な葛藤や嬉しい悩みを抱える日常が目新しい題材で結構面白い!
【最終回視聴後の感想】
始まったばかりは緩いギャグ系の作品だと思っていましたが、何気にストーリー性がしっかり詰まっていて、家族の暖かさや夫婦愛に溢れたエモい作品でした。
最終回のじいさんばあさんの人生が孫に受け継がれるというラストも良かったですね。
欠点を挙げるのであれば凄く感動的なエピソードの直後に本作の緩いエンディングテーマを流してしまうと余韻が台無しになるのでカットするか特殊エンディングに変えるかして工夫してほしかったです。
(C)新挑限・KADOKAWA/じいさんばあさん若返る製作委員会
第19位:転生したらスライムだった件 第3期
転生したらスライムだった件 第3期 スコアカード
タイトル/転生したらスライムだった件 第3期
評価/73.6pt
★★★☆☆(3.4)
おすすめ度/C+
2024春アニメ(第19位)

脚本
作画
キャラ
音楽
声優
キャスト | リムル:岡咲美保 智慧之王:豊口めぐみ ヴェルドラ:前野智昭 ベニマル:古川慎 シュナ:千本木彩花 シオン:M・A・O ソウエイ:江口拓也 ハクロウ:大塚芳忠 リグルド:山本兼平 ゴブタ:泊明日菜 ランガ:小林親弘 ゲルド:山口太郎 ガビル:福島潤 トレイニー:田中理恵 ミリム:日高里菜 ラミリス:春野杏 ディアブロ:櫻井孝宏 ヒナタ:沼倉愛美 |
スタッフ | 原作:川上泰樹 伏瀬 みっつばー『転生したらスライムだった件』(講談社「月刊少年シリウス」連載) 監督:中山敦史 シリーズ構成:根元歳三 キャラクターデザイン:江畑諒真 |
【序盤(1話~3話)時点の感想】
軍隊編成から護衛、ファルムス王国の支配の担当から新都市開発責任者などの適材適所は王としての責務。
幹部会議の会話劇が中心で、本好きの下剋上を彷彿とさせるような、物語の丁寧な進行こそ本作の魅力の一つなんですよね。ただそれ故に間伸びしてる感はやっぱりあるので退屈に感じる人がいるのもまぁ納得…
オープニングも今期で一二を争うくらい滅茶苦茶かっこよくて、ムービーを観るとより本編の今後描かれるであろう対ヒナタ戦に期待が膨らみます…!
【最終回視聴後の感想】
2期以降から国作りや謀略の要素が強まって、本作では定番になりつつある会議シーンも1クールの半分くらいやっていた体感でした汗
内容自体はそこまで悪くないんですが、同じ構図の絵が続くとやっぱり映像面で飽きられてしまいがちなのでもう少し日常回を挟んだりしてほしかったですね。
あとは今作の1番の見どころでもある温泉回をダイジェストにしたのも納得しかねます。
転スラは個人的にも大好きな作品で、1クール目のオープニングもあれだけ素晴らしかっただけに肝心の本編が盛り上がり切れなかったのが惜しい…。



(C)川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会
第18位:終末トレインどこへいく?
終末トレインどこへいく? スコアカード
タイトル/終末トレインどこへいく?
評価/75.3pt
★★★☆☆(3.3)
おすすめ度/B-
2024春アニメ(第18位)

脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
郊外のとある町。 ここはどこにでもある、ごくごくありふれた田舎……ではなかった。 住民たちに大きな異変が起きているのだ。 だけどそんな中でも千倉静留には、強い思いがあった。 行方がわからない友達に、もう一度会いたい! 静留たちは放置されて動かなくなっていた電車で、生きて帰ってこられるかどうかもわからない外の世界へと出ていく。 走り出した終末トレインの終点には、いったい何がある?
『終末トレインどこへいく?』公式サイト
キャスト | 千倉静留:安済知佳 星撫子:和氣あず未 久賀玲実:久遠エリサ 東雲晶:木野日菜 |
スタッフ | 監督:水島努 演出チーフ:菅沼芙実彦 シリーズ構成:横手美智子 キャラクターデザイン・総作画監督:西田亜沙子 |
【序盤(1話~3話)時点の感想】
ミステリーからホラーまでさまざまな要素を織り交ぜたユニークすぎる世界観が大変魅力的。
キノコに身も心も侵食されたり、稲荷山公園駅周辺かがミニチュア化したりとまさかの連続で先の読めない緊張感と面白さ。
シュールで奇抜なストーリー展開は直近のブレイバーンを彷彿とさせるものがありました。
【最終回視聴後の感想】
タイトルどおり本作はどこへ向かっていたのか…?ミステリー要素がふんだんに詰まっていて各話結末にはさまざまな解釈が出てきますね。
水島努監督の手腕が色濃くでており、毎週クレヨンしんちゃんの劇場版を観ているようなヌルヌルな超作画やユニークな演出が光っていました。
難解というよりはとにかく破茶滅茶なストーリーラインになっており、結末の内容はとにかく視聴者に委ねるといったエヴァに近しいものを感じました。
第17位:怪異と乙女と神隠し
怪異と乙女と神隠し スコアカード
タイトル/怪異と乙女と神隠し
評価/75.3pt
★★★☆☆(3.3)
おすすめ度/B-
2024春アニメ(第17位)

脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
見えてはいけない「!」の標識— それは、そこに“怪異”があった証。 とある街の書店員で、作家志望の緒川菫子は、 今日も同僚の化野蓮と、不毛な無駄話に花を咲かせている。 しかし化野には、菫子の知らない秘密があった。 人々が噂する怪談、都市伝説、現代怪異の一部は実在する。 ある日、書店にいつの間にか増える“逆万引きの本”をきっかけに、 二人は街で次々と起こる不可思議な事件に立ち向かっていく。 これは現代社会に巣食うミステリーに挑む凸凹コンビの、 ささやかな友情と別れの物語。
『怪異と乙女と神隠し』公式サイト
キャスト | 緒川菫子:ファイルーズあい 化野蓮:山下大輝 化野乙:幸村恵理 畦目真奈美:堀江由衣 |
スタッフ | 原作:ぬじま(小学館「やわらかスピリッツ」連載中) 監督・シリーズ構成:望月智充 キャラクターデザイン:谷拓也 |
【序盤(1話~3話)時点の感想】
個人的には3話がかなり印象的で、畦目先生の過去が明らかになり過去に辛いいじめを受けたからこそ今度は先生になっていじめをなくしたいという彼女の気持ちに凄く共感しました。
雰囲気作りも巧みで、色っぽい描写も多く散見されて何気に見応えがありました。
【最終回視聴後の感想】
怪異や神隠しといった要素が加わることで、予測不能な展開やサスペンスが生まれ、更には怪異や現代のさまざまな問題にもきちんと向き合って描かれていて好感。
主にのどかパートの現代的なオカルト要素や畦目先生のいじめという現代の問題を取り入れたエピソードはとても見応えがありました。
(C)ぬじま・小学館/「怪異と乙女と神隠し」製作委員会
第16位:変人のサラダボウル
変人のサラダボウル スコアカード
タイトル/変人のサラダボウル
評価/76.2pt
★★★☆☆(3.4)
おすすめ度/B-
2024春アニメ(第16位)

脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
貧乏探偵、鏑矢惣助が尾行中に出逢ったのは、魔術を操る異世界の皇女サラだった。 なし崩し的にサラとの同居生活を始める惣助だが、サラはあっという間に現代日本に馴染んでいく。 一方、サラに続いて転移してきた女騎士リヴィアは、ホームレスに身をやつしながらも意外と楽しい日々を送る。 前向きにたくましく生きる二人の異世界人の姿は、惣助のほか、鬼畜弁護士、別れさせ工作員、宗教家といったこの地に生きる変わり者達にも影響を与えていき――。
『変人のサラダボウル』公式サイト
キャスト | 鏑矢惣助:古川慎 サラ・ダ・オディン:矢野妃菜喜 リヴィア・ド・ウーディス:M・A・O |
スタッフ | 原作:平坂読「変人のサラダボウル」(小学館「ガガガ文庫」刊) キャラクター原案:カントク 監督:佐藤まさふみ シリーズ構成・脚本:平坂読 山下憲一 キャラクターデザイン:福地和浩 |
【序盤(1話~3話)時点の感想】
キャラデザ良し!テンポ良し!ちょくちょく挟まれる小ネタから攻めたセンシティブなネタまで飽きさせないように工夫が施されている点も見事!
個人的には2話がかなり面白くて、ホームレスからキャバ嬢に転職して再びホームレスに逆戻りして次は探偵助手になったかと思いきや即クビにされ再びホームレスになったりとそんな転落人生を1話丸々で描いていて見どころ満載でした。
本作の場合はギャグ成分が高めなので重くなり過ぎずストレスフリーで楽しめています♪
【最終回視聴後の感想】
特別大きく突出したところはないものの、キャラデザは非常に可愛らしく何も考えずに観られて笑える作品で個人的には今期でも一推し作品でした。
岐阜の地方ネタやパロディネタも痛快で、最終回のサラの卒業式パートもなかなかにぶっ飛んでいて軽いノリで楽しめました。
(C)平坂読/小学館/「変人のサラダボウル」製作委員会
第15位:ゆるキャン△ SEASON3
ゆるキャン△ SEASON3 スコアカード
タイトル/ゆるキャン△ SEASON3
評価/77.6pt
★★★☆☆(3.5)
おすすめ度/B+
2024春アニメ(第15位)

脚本
作画
キャラ
音楽
声優
キャスト | 各務原なでしこ:花守ゆみり 志摩リン:東山奈央 大垣千明:原紗友里 犬山あおい:豊崎愛生 斉藤恵那:高橋李依 土岐綾乃:黒沢ともよ ナレーション:大塚明夫 |
スタッフ | 原作:あfろ(芳文社「COMIC FUZ」掲載) 監督:登坂晋 シリーズ構成:ピエール杉浦 キャラクターデザイン:橋本尚典 |
【序盤(1話~3話)時点の感想】
制作やキャラデザは変化してもゆるキャン特有の独特の空気感は健在で、今作も旅を楽しむ光景や風景、劇伴に癒されています。
また乗り物の背景のディテールの細かさ、最新話のおでんの作画も素晴らしくて、同時期の転スラ然りエイトビットの本気度を痛感します。
【最終回視聴後の感想】
相変わらずの空気感やテンポ感で制作サイドは変われど、エイドビットさんはこれ以上ないくらいゆるキャンの世界観や本作独自の緩さ表現していて観ていて安心できました。
特別山があるわけでもなく、難しい事にチャレンジする訳でもない。
ただ女の子がそこにある風景を眺め、旅をする光景に心が落ち着き安らぎをくれるのだ。
ただし長期作品故にマンネリ化は避けられず佳作という評価で落ち着きました。


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(C)あfろ・芳文社/野外活動プロジェクト
第14位:WIND BREAKER
WIND BREAKER スコアカード
タイトル/WIND BREAKER
評価/80.3pt
★★★★☆(3.7)
おすすめ度/A-
2024春アニメ(第14位)

脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
人を傷つける者、物を壊す者、悪意を持ち込む者何人も例外なくボウフウリンが粛清する――!偏差値は最底辺、ケンカは最強。超不良校として名高い、風鈴(ふうりん)高校。その「てっぺん」を獲るため、街の“外”からやってきた高校1年生・桜遥。しかし、現在の風鈴高校は“防風鈴”(ボウフウリン)と名付けられ街を守る集団となっていて━━!?不良高校生・桜の英雄伝説、ここに開幕!
『WIND BREAKER』公式サイト
キャスト | 桜遥:内田雄馬 楡井秋彦:千葉翔也 杉下京太郎:内山昂輝 蘇枋隼飛:島﨑信長 梅宮一:中村悠一 柊登馬:鈴木崚汰 |
スタッフ | 原作:にいさとる(講談社『マガジンポケット』連載) 監督:赤井俊文 シリーズ構成:瀬古浩司 キャラクターデザイン:川上大志 |
【序盤(1話~3話)時点の感想】
不良が街の平和を守るといういつものとは一味違うヤンキーアニメ。
CLOVER WORKSの圧倒的なクオリティは言うまでもなく、ストーリーも俺TUEEE系では決してなくて、一匹狼の桜が独りの強さでは成れない頂きを仲間との絆で乗り越える成長の過程がすこぶる熱くて、いずれ描かれるであろう桜の開花が今から楽しみです‼︎
【最終回視聴後の感想】
世間的にはあまり評価されていない印象ですが、個人的には大満足。正直ここまで白熱するとは思ってもいませんでした‼︎
今作の1番の見どころといえばやっぱり獅子頭連の喧嘩団体戦で、負けた奴を容赦なくグループ脱退させる獅子頭連を相手にただ喧嘩で勝利するだけで無く、相手の非道を否定し改心させる梅宮の魅力的な人物像が際立っていました。
作画、音楽、演出いずれも非常に高品質でアニメ化としては十分成功の部類に入るでしょう。
個人的に桜と秋彦の師弟関係や桜と杉下のライバルのような関係性も観ていてほっこりしました。
(C)にいさとる・講談社/WIND BREAKER Project
第13位:怪獣8号
怪獣8号 スコアカード
タイトル/怪獣8号
評価/80.5pt
★★★☆☆(3.5)
おすすめ度/A-
2024春アニメ(第13位)

脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
日常的に怪獣が人々をおびやかす世界。 怪獣を討伐する「日本防衛隊」への入隊を志していた日比野カフカは、いつしかその夢を諦め、怪獣専門清掃業者で人知れず働いていた。 「二人で怪獣を全滅させよう」 かつてそう誓い合った幼馴染の亜白ミナが第3部隊隊長として脚光を浴びるなか、彼女と共に戦えない不甲斐なさを抱えるカフカ。 しかし、防衛隊を目指す後輩・市川レノとの出会いをきっかけに、止まっていた時が動き出す。 ミナの隣に立つために。怪獣から人々を守るために。カフカは再びかつての夢を追い始める。 ――だが彼は知らなかった。 怪獣の脅威が、思いもかけない形で近付いていたことを。
『怪獣8号』公式サイト
キャスト | 日比野カフカ/怪獣8号:福西勝也 市川レノ:加藤渉 亜白ミナ:瀬戸麻沙美 四ノ宮キコル:ファイルーズあい 保科宗四郎:河西健吾 古橋伊春:新祐樹 出雲ハルイチ:河本啓佑 神楽木葵:武内駿輔 |
スタッフ | 原作:松本直也(集英社「少年ジャンプ+」連載) 監督:宮繁之 神谷友美 シリーズ構成・脚本:大河内一楼 キャラクターデザイン・総作画監督:西尾鉄也 怪獣デザイン:前田真宏 |
【序盤(1話~3話)時点の感想】
進撃の巨人に近い系統で、人間対怪獣だけでなく怪獣どおしのダイナミックなバトルも描かれて見応えがあります。
シリアス要素は存外控えめで、少年漫画特有の軽いノリも適度に挟んでいて楽しめています。
アニメーション制作もProduction I.Gなので、アクションシーンから背景まで非常に凝っていて、今後も安心して視聴できそうです。
【最終回視聴後の感想】
今やジャンプラの看板を背負うくらいの超人気作品。
とにかくよく動くし、バトル作画の出来栄えも非常に良くて、アクション作品としてもしっかり見応えがありました。
物語としてはカフカの正体が皆んなにバレてきたあたりから一気に緊張感が増してきて、どことなく進撃の巨人リスペクトを感じる作風なので個人的にはとても好印象です。
贅沢を言うのであればオープニングテーマは流行りの「怪獣の花唄」が良かった…というか「怪獣の花唄」が主題歌であれば、前期のマッシュルのように確実にバズっていたかと思います。
勿論既存のオープニングやエンディング自体は決して悪くはありませんが、率直に主題歌の重要性というものを改めて感じさせられる作品でした。
(C)防衛隊第3部隊 (C)松本直也/集英社
第12位:狼と香辛料 merchant meets the wise wolf
狼と香辛料 merchant meets the wise wolf スコアカード
タイトル/狼と香辛料 merchant meets the wise wolf
評価/81.7pt
★★★★☆(3.7)
おすすめ度/A-
2024春アニメ(第12位)

脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
若き行商人クラフト・ロレンスは、荷馬車を引く一頭の馬を相棒に、街から街へと商品を売り歩く日々を送っていた。 ある日、黄金色の麦畑が広がる小さな村を訪れた彼は、耳と尻尾を有する美しい少女と出会う。 「わっちの名前はホロ」 自身を“賢狼”と呼ぶホロは、豊穣を司る狼の化身だった――。 彼女の「遠く北にあるはずの故郷・ヨイツの森へ帰りたい」という望みを聞き、ロレンスとホロは北を目指す商売の旅の道連れとなる。 だが行商人の旅には思いがけない波乱がつきもので……。孤独だった行商人と、孤独だった狼の化身を乗せた馬車が、今、騒がしく走り始める。
『狼と香辛料 merchant meets the wise wolf』公式サイト
キャスト | クラフト・ロレンス:福山潤 ホロ:小清水亜美 |
スタッフ | 原作:支倉凍砂(『狼と香辛料』電撃文庫刊) キャラクター原案:文倉十 総監督:高橋丈夫 監督:さんぺい聖 |
おすすめ度:B+
【序盤(1話~3話)時点の感想】
近年だとるろうに剣心のような過去の名作をリメイクしたような系譜ですが、るろ剣と同様、映像やキャラデザが一新して過去作品より数段も見やすくなっているので新規の方でも十二分に楽しめます!
ストーリーラインから巧みな雰囲気作り、声優さんの名演まで前作のまま引き継がれていて、産業の営みが積み重なって出来た経済、宗教や信仰等の社会風景等ラノベ作品とは思えないくらい深いところまで突いていてリアルな世界観の描きに唸らされます。
【最終回視聴後の感想】
前作よりも出来は格段に良くなっているのにリメイクという理由で評価されていないのが残念ですね…
昭和や平成初期の頃はストーリーが面白くなくても作画さえよければ評価されていましたが、現在は昔と比べてアニメ全体のレベルが上がってきてるので物語や音楽、声優など総合芸術として観られるようになりました。
リメイク作品があまり評価されない原因はアニメの見方が当時と比べて変わってきたことと知っている内容なので新鮮味が感じられないところにあります。
本作に関しては旧作の持つディープな雰囲気がやや軽く感じて違和感を持ったという意見もあり、個人的に本作は2024年版の方が見やすくてこちらの方が万人にもおすすめしたい作品です。
ホロのかわいらしさも増しつつロレンスらの商人の商売上のやり取りやお金の値打ち、経済や雑学部分など勉強になる要素も健在でこういう細かいところを流し観してしまうとあまり楽しめないかも知れません。
まだ完結していない為、暫定評価となっていますが、まだまだ伸び代を感じられる作品です。

(C)2024 支倉凍砂・KADOKAWA/ローエン商業組合
『狼と香辛料 merchant meets the wise wolf』公式サイト
第11位:時光代理人 -LINK CLICK-Ⅱ
時光代理人 -LINK CLICK-Ⅱ スコアカード
タイトル/時光代理人 -LINK CLICK-Ⅱ
評価/81.7pt
★★★★☆(3.6)
おすすめ度/A-
2024春アニメ(第11位)

脚本
作画
キャラ
音楽
声優
キャスト | トキ/程小時:豊永利行 ヒカル/陸光:櫻井孝宏 リン/喬苓:古賀葵 |
スタッフ | 監督・脚本:Haolin(リ・ハオリン) キャラクターデザイン原案:INPLICK 総演出・総作画監督:LAN |
【序盤(1話~3話)時点の感想】
あの衝撃の最終回から2年が経ち期待を込めて視聴!やっぱり超面白い!
2期になって更にサスペンス要素が増して緊迫感のあるスリリングな物語に没入します。
ヒカルが無事なのは良かったですが、奥さんが可哀想なので早く犯人は捕まってほしいですね。
2期も初回からインパクトがありましたが、個人的には3話が凄く印象的で、チェン刑事の葬式のシーンで幸せだった日の頃を流すことでより涙を誘われます。
中国アニメという理由で敬遠されがちですが、本作は一味、二味違うので未視聴の方は是非チェックしてみてください‼︎
【最終回視聴後の感想】
1期は基本的に1話完結で感動するエピソードが多く含まれていましたが、第2期では謎の能力者との攻防戦が断続的に繰り広げられます。
1期以上のスリリングな展開や残酷な描写に没頭しつつも人間ドラマよりバトルシーンをメインにシフトしてしまったが故に物語が少し単調になった印象です。
トキの死をヒカルが改変してたのかラストは無事家に戻ってこれましたが、まだまだ謎が取り残されているので3期を切望します。
(C) bilibili/BeDream
第10位:バーテンダー 神のグラス
バーテンダー 神のグラス スコアカード
タイトル/バーテンダー 神のグラス
評価/82.1pt
★★★★☆(3.7)
おすすめ度/A-
2024春アニメ(第10位)

脚本
作画
キャラ
音楽
声優
キャスト | 佐々倉溜:寺島拓篤 来島美和:南條愛乃 樋口由香利:白石晴香 川上京子:松井恵理子 金城ユリ:白石涼子 ケルビン・チェン:古川慎 |
スタッフ | 原作:城アラキ/長友健篩「バーテンダー」(集英社刊) 監督:倉谷涼一 シリーズ構成:國澤真理子 キャラクターデザイン・総作画監督:植田羊一 アニメーション制作:リーベル |
【序盤(1話~3話)時点の感想】
シナリオ良し!雰囲気良し!バーテンダーの困難や葛藤などもしっかり描いていて非常に見応えがありました。こういう独創性の高い作品が結局は生き残るんですよね。
台詞も一つ一つおしゃれでおまけにお酒の知識も得られるので大のお酒好きとしては大好物です。
【最終回視聴後の感想】
バーテンダー版美味しんぼのような雰囲気で、一つ一つの巧妙な掛け合いやさまざまな人間模様が描かれていて他作品にはない深い味わいが堪能できます。
…ただお酒が好きな方やバーに行く方には合う作品で、お酒を飲まない方やバーに行かない方にはあまり共感できない内容となっているので、シナリオ自体はもの凄く面白かったんですが、万人受けするテーマを扱っていなかったが故にいかんせん評価が伸び悩んだ印象です。
(C)城アラキ・長友健篩/集英社・Bar hoppers
第9位:夜のクラゲは泳げない
夜のクラゲは泳げない スコアカード
タイトル/夜のクラゲは泳げない
評価/82.4pt
★★★★☆(3.6)
おすすめ度/A−
2024春アニメ(第9位)

脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
“私”も誰かみたいに輝きたい。 明日話すべき話題も、今週買うべき洋服も、 全部が教えてくれる。 何者かになってみたい——そんな願いを持つ間もないほどこの世界は忙しい。 活動休止中のイラストレーター“海月ヨル” 歌で見返したい元・アイドル“橘ののか” 自称・最強Vtuber“竜ヶ崎ノクス” 推しを支えたい謎の作曲家“木村ちゃん” 世界から少しだけはみ出した少女たちは匿名アーティスト“JELEE”を結成する。 自分じゃない“私たち”なら——輝けるかもしれない。
『夜のクラゲは泳げない』公式サイト
キャスト | 光月まひる:伊藤美来 山ノ内花音:高橋李依 渡瀬キウイ:富田美憂 高梨・キム・アヌーク・めい:島袋美由利 |
スタッフ | 原作:JELEE 監督:竹下良平 シリーズ構成・脚本:屋久ユウキ キャラクター原案:popman3580 キャラクターデザイン:谷口淳一郎 総作画監督:谷口淳一郎 豊田暁子 鈴木明日香 |
【序盤(1話~3話)時点の感想】
私的今期の大本命でしたが、期待通り面白い!
量産型でも花音(光)を取り込んで輝くまひると彼女と出会って自分らしくできることを見つける花音。正反対ながらも互いを尊重しリスペクトする関係が素敵で、2人の関係性に好感を得た初回。
特に3話は非常に完成度が高くて、家に引き篭っていたキウイ(天照大神)をまひる(アマノウズメ)の踊りで引きずり出す天岩戸神話を巧く絡めた作劇は興味深くて見応え抜群でした…!
特殊edを本編視聴後に聴くとより歌詞の意味や重みが変わってきて感極まります。
2話連続で特殊エンディングを流したりと製作の力の入れ具合も段違いです!
【最終回視聴後の感想】
序盤こそ今期トップ層に君臨していたヨルクラ。
世間的には終盤から賛否が激しく分かれていた印象ですが、個人的には中盤(主に7話〜9話あたり)で評価が伸び悩んだ印象です。
ジャンルやテーマが類似している影響かよくガルクラと比較されていましたが、この2作品の決定的な差はやっぱり「リアリティ」にあると思っています。
ヨルクラの場合はグループを結成したばかりにも関わらずフォロワー数や動画の再生数が急激に伸びていて、対してガルクラは物語終盤であるにも関わらず動画の再生数は良くても3桁…そうこれが現実なんです。
ヨルクラの良くなかった点はあまりにも事が上手く運びすぎたところでそれが浮き彫りになったのが8話なんですよね。
中盤で観たいものとは少しかけ離れていったヨルクラでしたが、11話でなんとか軌道修正し、最終回はこれ以上ない最高の形で締めくくってくれました‼︎
ユーフォと同様終わり方がここまで綺麗すぎると寧ろ続編をやって欲しくないと思っています。
人には其々の色があり1人では輝けなくても仲間が集まれば泳ぐことができる。そうJELEEのように。
希望や仲間との絆、好きを貫くことの大切さ等本作の魅力が凝縮された素晴らしい最終話で、総じて今期で最もメッセージ性が強く心に響く秀作でした🪼
(C)JELEE/「夜のクラゲは泳げない」製作委員会
第8位:鬼滅の刃 柱稽古編
鬼滅の刃 柱稽古編 スコアカード
タイトル/鬼滅の刃 柱稽古編
評価/84.9pt
★★★★☆(4.0)
おすすめ度/A+
2024春アニメ(第8位)

脚本
作画
キャラ
音楽
声優
キャスト | 竈門炭治郎:花江夏樹 竈門襧豆子:鬼頭明里 我妻善逸:下野紘 嘴平伊之助:松岡禎丞 冨岡義勇:櫻井孝宏 宇髄天元:小西克幸 時透無一郎:河西健吾 胡蝶しのぶ:早見沙織 甘露寺蜜璃:花澤香菜 伊黒小芭内:鈴村健一 不死川実弥:関智一 悲鳴嶼行冥:杉田智和 |
スタッフ | 原作:吾峠呼世晴(集英社ジャンプ コミックス刊) 監督:外崎春雄 キャラクターデザイン・総作画監督:松島晃 アニメーション制作:ufotable |
【最終回視聴後の感想】
序盤こそ宇髄さんや時透の特訓シーンなどアニオリが多く含まれていて尺稼ぎに感じてしまう部分もありましたが、岩柱の過去や無惨と産屋敷の対話は非常に見応えがあり、“産屋敷ボンバー”もこれ以上ないくらいの超作画で描いてくれて正直最終回単体でいえば今春でも圧倒的な満足度でした。
今回は全体的に無限城編の繋ぎのストーリーといった感じなので流石に満点の評価はつけられませんが、それでも一切手抜きの無い絵作りは感嘆せざるを得ません。
そしてここから一気に盛り上がってくる鬼滅の刃ですが、続きは劇場版ということで勿論、映画館で鑑賞させていただきます。



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(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
第7位:この素晴らしい世界に祝福を!
この素晴らしい世界に祝福を! スコアカード
タイトル/この素晴らしい世界に祝福を!
評価/85.4pt
★★★★☆(3.8)
おすすめ度/S-
2024春アニメ(第7位)
脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
交通事故(!?)によりあっけなく人生の幕を閉じるはずだったゲームを愛するひきこもり・佐藤和真(カズマ)は、ひょんなことから、女神・アクアを道連れに異世界転生することに。 「RPGゲームのような異世界で、憧れの冒険者生活エンジョイ!めざせ勇者!」と舞い上がったのも束の間、転生したカズマには厄介なことばかり降りかかる。トラブルメーカーの駄女神・アクア、中二病をこじらせた魔法使い・めぐみん、妄想ノンストップな女騎士・ダクネスという、能力だけは高いのにとんでもなく残念な3人とパーティを組むことになったり、借金で首が回らなくなったり、国家転覆罪の容疑で裁判にかけられたり、魔王軍幹部を討伐したり、たまに死んだり……。 そんなある日、紅魔の里から帰還したカズマたちのもとに、手紙が届く。 その内容は、王女アイリスが、魔王軍幹部を倒したカズマ達の冒険譚を聞きたいというもの。護衛兼教育係のクレアとレインを伴い、アクセルの街を訪れた王女アイリスは、カズマ達パーティとの対面を穏やかに終えたと思いきや――― 「また私に、冒険話をしてくれるって言ったじゃない?」 王女アイリスが、カズマに懐いてしまった!? カズマが目を開けると、そこはなんと王都! アイリスに乞われて滞在するうちに、王城でのセレブ生活に味を占め、これ幸いと居座ることを決めるカズマ。 しかし、ちょうど同じころ、王都では義賊が暗躍する事件が起きていて――!?
『この素晴らしい世界に祝福を!3』公式サイト
キャスト | カズマ:福島潤 アクア:雨宮天 めぐみん:高橋李依 ダクネス:茅野愛衣 ルナ:原紗友里 荒くれ者:稲田徹 クリス:諏訪彩花 ウィズ:堀江由衣 バニル:西田雅一 ゆんゆん:豊崎愛生 ミツルギ:江口拓也 アイリス:高尾奏音 クレア:矢作紗友里 レイン:上田麗奈 |
スタッフ | 総監督:金崎貴臣 監督:安部祐二郎 シリーズ構成:上江洲誠 キャラクターデザイン:菊田幸一 |
【序盤(1話~3話)時点の感想】
約7年ぶりの帰還!1話の掴みだけなら今期で1番良かったです‼︎めっちゃ笑いました!
キャラクター同士の軽妙な会話劇に声優陣の渾身のアドリブが合わさって会話だけでも驚異的に面白い。この暴れっぷりこそこのすばの醍醐味で本当にあの頃の破茶滅茶なノリが帰ってきて安心しました。
【最終回視聴後の感想】
このすばは他の続編タイトルと鑑みても異色というか故郷のようにずっと変わらない安心感があり唯一面白さも前作とほとんど見劣りしなかった印象です。
ひたすらヒロインムーブをかましていたダクネスがいつもどおりドMに成り下がるところもまた面白くてアクアのシリアスキラーっぷりからめぐみんの爆裂魔法で〆るところまでもはや何も言う事なし。超面白かったです‼︎


(C)2024暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば3製作委員会
第6位:ダンジョン飯
ダンジョン飯 スコアカード
タイトル/ダンジョン飯
評価/85.5pt
★★★★☆(3.8)
おすすめ度/S-
2024春アニメ(第6位)

脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
ダンジョン飯。 それは、”食う”か”食われる”か――― ダンジョン深奥で、レッドドラゴンに妹が喰われた! 命からがら地上へ生還した冒険者のライオス。 再びダンジョンへ挑もうとするも、お金や食糧は迷宮の奥底……。 妹が消化されてしまうかもしれない危機的な状況の中、ライオスは決意する。 「食糧は、迷宮内で自給自足する!」 スライム、バジリスク、ミミック、そしてドラゴン! 襲い来る魔物たちを食べながらダンジョン踏破を目指せ、冒険者よ!
TVアニメ「ダンジョン飯」公式サイト (delicious-in-dungeon.com)
キャスト | ライオス:熊谷健太郎 マルシル:千本木彩花 チルチャック:泊明日菜 センシ:中博史 ファリン:早見沙織 ナマリ:三木晶 シュロー:川田紳司 |
スタッフ | 原作:九井諒子(「ダンジョン飯」/KADOKAWA刊) 監督:宮島善博 シリーズ構成:うえのきみこ キャラクターデザイン:竹田直樹 |
【序盤(14話~17話)時点の感想】
1クール目に引き続きやはり原作のアイデア力やシナリオの完成度には唸らされるものがあり、直近の17話では、ダンジョン飯の良いところと良くないところが如実に現れたエピソードでした。
良いところはライオスとシュローの殴り合いのパートで、飯をしっかり食べているライオスに軍配が上がり、「食事の大事さ」という根幹にある一貫したテーマを伝えようとしていて作者の作家性を強く感じました。
良くないところはやっぱり蘇生魔法の設定の部分で、味方サイドが容赦なく殺されても結局蘇生魔法で生き返るので緊張感には欠けてしまいます。
とはいえ2クール目から更に面白くなっていることに変わりはないので最後まで4人の旅路を見届けます!
【最終回視聴後の感想】
ダンジョン飯は最初から最後までほんとに無駄な回が無かったですね。
元々高い評価を博していた原作をTRIGGERが最高のカタチでアニメ化してくれました。
要所要所でユーモアなネタも散りばめられていて、しっかり笑いをとりつつ、センシの過去やファリゴンの解決方法などシリアス面の作り込みもしっかりしていて、主要キャラの背景を描くことでよりキャラクターに感情移入できました。
(C)九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会
第5位:僕のヒーローアカデミア(7期)
僕のヒーローアカデミア(7期) スコアカード
タイトル/僕のヒーローアカデミア(7期)
評価/85.8pt
★★★★☆(3.8)
おすすめ度/S−
2024春アニメ(第5位)

脚本
作画
キャラ
音楽
声優
キャスト | 緑谷出久:山下大輝 爆豪勝己:岡本信彦 麗日お茶子:佐倉綾音 飯田天哉:石川界人 轟焦凍:梶裕貴 死柄木弔:内山昂輝 荼毘(轟燈矢):下野紘 トガヒミコ:福圓美里 スターアンドストライプ:朴璐美 オールマイト:三宅健太 オール・フォー・ワン:大塚明夫 |
スタッフ | 原作:堀越耕平(集英社「週刊少年ジャンプ」連載) アニメーション制作:ボンズ |
【最新話視聴後の感想】
いよいよ始まったヴィラン連合との最終決戦!
青山の正体や彼の衝撃の告白、葉隠透の素顔など決戦前から数々の衝撃の事実が明らかになりとても見応えがありました。
最新だと轟焦凍vs荼毘や対オールフォーワン戦が激アツで、個人的にお気に入りキャラの常闇くんの活躍がもうじき観れそうなので非常に楽しみです…!
ヒロアカに関してはここから更に評価を上げてきそうですね。




(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会
第4位:忘却バッテリー
忘却バッテリー スコアカード
タイトル/忘却バッテリー
評価/86.2pt
★★★★☆(3.8)
おすすめ度/S-
2024春アニメ(第4位)

脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
中学球界で名を馳せた完全無欠の剛腕投手・清峰葉流火、切れ者捕手の“智将”・要圭の怪物バッテリー。全国の強豪校からスカウトを受けていた彼らが進学したのは何故か野球無名校の東京都立小手指高校だった。さらに圭は記憶喪失で野球に関する知識も失っていた。 そしてかつて彼らに敗れ散り野球から遠ざかっていた天才たちも、偶然同じ高校に入学しており…。 巡り合い、再び動き出す彼らの高校野球ストーリーがいま始まる―!
『忘却バッテリー』公式サイト
キャスト | 清峰葉流火:増田俊樹 要圭:宮野真守 藤堂葵:阿座上洋平 千早瞬平:島﨑信長 山田太郎:梶裕貴 土屋和季:山谷祥生 国都英一郎:大塚剛央 巻田広伸:石井マーク 桐島秋斗:河西健吾 |
スタッフ | 原作:みかわ絵子(集英社「少年ジャンプ+」連載) 試合制作:高嶋栄充 監督:中園真登 シリーズ構成:横手美智子 副監督:飯田剛士 キャラクターデザイン:長谷川ひとみ |
【最新話視聴後の感想】
序盤こそ主人公の要圭の陳腐なギャグのオンパレードに冷めてしまう方もいるかと思いますが、中盤あたりで泣ける王道スポ根アニメに化ける作品となっています。
回を増すごとにそれぞれの登場人物の背景や心情が緻密に描かれていき、一人一人に感情移入することができます。
中でも7話の藤堂回は正真正銘の神回でした。
まだまだこれから面白くなる要素がふんだんに詰まっているので2期を強く希望します。
(C)みかわ絵子/集英社・KADOKAWA・MAPPA
第3位:無職転生 Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~ 第2クール
無職転生 Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~ 第2クール スコアカード
タイトル/無職転生 Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~ 第2クール
評価/88.7pt
★★★★☆(4.0)
おすすめ度/S+
2024春アニメ(第3位)

脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
2012年から小説投稿サイト「小説家になろう」で連載が開始されて以来絶大な人気を誇る“なろう系ラノベのパイオニア”『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』。理不尽な孫の手の著による本作は、多くの作品が生み出されている「異世界転生系ラノベ」「なろう系小説」のまさに先駆者的作品であり、幅広いファンを獲得している当ジャンルの代表作。働きもせず他人と関わりもせず、ただ部屋に引きこもってゲームやネットに明け暮れるだけの34歳のニート男が、ある日交通事故に遭い死亡…したと思った次の瞬間、剣と魔法の異世界に生まれたばかりの赤ん坊として転生!少年ルーデウスとして生まれ変わった男が、前世の記憶と後悔を糧に、出会いや試練に直面しながら「今度こそ本気で生きていく」姿と壮大な冒険が描かれる大河ファンタジー。
『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』公式サイト
キャスト | ルーデウス・グレイラット:内山夕実 前世の男:杉田智和 サラ:白石晴香 スザンヌ:小林ゆう ティモシー:羽多野渉 ミミル:沢城千春 パトリス:山本格 ゾルダート:鳥海浩輔 フィッツ:茅野愛衣 ルーク・ノトス・グレイラット:興津和幸 アリエル・アネモイ・アスラ:上田麗奈 エリナリーゼ・ドラゴンロード:田中理恵 クリフ・グリモル:逢坂良太 ザノバ・シーローン:鶴岡聡 リニアーナ・デドルディア:ファイルーズあい プルセナ・アドルディア:田中美海 ジュリエット:諸星すみれ ナナホシ/サイレント・セブンスター:若山詩音 |
スタッフ | 原作:理不尽な孫の手(MFブックス/KADOKAWA刊) キャラクター原案:シロタカ 原作企画:フロンティアワークス 監督:平野宏樹 シリーズ構成:大野敏哉 キャラクターデザイン:嶋田真恵 |
【序盤(13話~15話)時点の感想】
ルディとシルフィの幸せな結婚描写,友人の祝福から人との繋がりの大切さを痛感します。
オープニングムービーも抜群にカッコよく、余韻を引き立てる情緒的なエンディングもまた極めて素晴らしい!
また15話のアンダーグラフのツバサも歌詞がナナホシの想いとこれまでの経緯を表現した選曲で感動しました。
最新話の16話では、ノルンやアイシャ、ルイジェルドが再登場し、更に盛り上がっています。
姉妹の能力差による劣等感からの確執…こういう家族を絡めたヒューマンドラマこそが本作の醍醐味ですね。
【最終回視聴後の感想】
特筆すべきは22話のヒュドラ戦。
残酷すぎる描写に我を忘れ空いた口が塞がりませんでした…
父の死去、母の廃人化、ルディの絶望した表情…救いなき展開はまるで泥沼のようにのめり込む程深い没入感がありました。
鑑賞後に襲う圧倒的余韻…言葉を失い見入るとはこのこと。
また希望に満ち溢れた最終回も凄く良くて、ラストのお墓のシーン、パウロがルディの背中を押して頑張れと応援したような意が込められた風の演出に胸を打つ…
失ったものは大きいけれど確かに得たものもあり、人生の転機は残酷だけど儚く美しくて心に響き残る2期でした。
1クール目の学園編も安定して面白かったですが、やはり2クールの迷宮編から緊迫感と没入度が増して更に面白くなった印象です。
3期も決定したとのことで、勿論最後までグレイラット家に行く末を見届けます。


(C)理不尽な孫の手/MFブックス/「無職転生Ⅱ」製作委員会
第2位:響け!ユーフォニアム3
響け!ユーフォニアム3 スコアカード
タイトル/響け!ユーフォニアム3
評価/89.5pt
★★★★☆(3.9)
おすすめ度/S+
2024春アニメ(第2位)

脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
高校3年生になり、部員90人超となった北宇治高校吹奏楽部の部長に就任した、黄前久美子。久美子たち3年生にとっては最後となる吹奏楽コンクールを控え、練習にも熱が入る。悲願の「全国大会金賞」は達成できるのか? 部長として踏み出した久美子、高校生活最後の熱い青春を描く!
『響け!ユーフォニアム』公式サイト
キャスト | 黄前久美子:黒沢ともよ 加藤葉月:朝井彩加 川島緑輝:豊田萌絵 高坂麗奈:安済知佳 黒江真由:戸松遥 |
スタッフ | 原作:武田綾乃 監督:石原立也 副監督:小川太一 シリーズ構成:花田十輝 キャラクターデザイン:池田晶子 池田和美 |
【序盤(1話~3話)時点の感想】
人の心の繊細な動き、感情の描き方が秀逸で、黒沢さんの迫真の演技も相まって、大勢の部員の前で話す際の緊張感がリアルに表現されてて素晴らしい…
1、2話はまだプロローグの段階で、3、4話でかなりエンジンがかかってきました…!
全国を目指す部活は厳しさが伴うもので、苦悩と挫折を乗り越え、一生に一度のために頑張ることの素晴らしさを痛感。京アニの丁寧かつ生々しく情感たっぷりな心理描写も圧巻で心打たれました…
4話も緑と求くんの優しい演奏に胸が一杯になりました。サンフェスの演奏シーンを丸々カットした分、各々の心情や心に残る背景を描くのに軸足を置いたところは凄く良かったです。
【最終回視聴後の感想】
特筆すべきはやはり12話の再オーディション回。
全話を通してもこの回は頭3つ、4つ抜けていました。
再オーディションの結果に賛否はあれど個人的にはこれ以上ないアニオリ改変。残酷なまでに現実じみた徹底的な生々しさこそ本作の醍醐味で、予想を根底から覆す大胆な改変に制作の本気と覚悟を垣間見ました。
最終回はかなり無難に締めてきたという印象ですが、北宇治の3年間の思い出が受け継がれていて最後の締め括りに相応しい素晴らしいラストだったと思います。
序盤こそ周りに流されて生きてきた久美子が最終的には先生になるまで成長し、夢を叶えたことがとても感慨深かった…。

(C)武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
第1位:ガールズバンドクライ
ガールズバンドクライ スコアカード
タイトル/ガールズバンドクライ
評価/91.1pt
★★★★☆(4.0)
おすすめ度/SS
2024春アニメ(第1位)

脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
高校2年、学校を中退して単身東京で働きながら大学を目指すことになった主人公。 仲間に裏切られてどうしていいか分からない少女。 両親に捨てられて、大都会で一人バイトで食いつないでいる女の子。 この世界はいつも私たちを裏切るけど。 何一つ思い通りにいかないけど。 でも、私たちは何かを好きでいたいから。 自分の居場所がどこかにあると信じているから。 だから、歌う。
『ガールズバンドクライ』公式サイト
キャスト | 井芹仁菜:理名 河原木桃香:夕莉 安和すばる:美怜 海老塚智:凪都 ルパ:朱李 |
スタッフ | 原作・企画・製作:東映アニメーション シリーズ構成:花田十輝 キャラクターデザイン:手島nari |
【序盤(1話~3話)時点の感想】
CGアニメは今まで数多く観てきましたが、ここまで癖が強くて、キャラクターの表情を細かく書き分けている作品は滅多にありませんね。
ガールズバンドものなのに主人公が内気かつホスティリティで、他人に負の感情をぶつけまくるという人物設定は結構目新しくて興味が湧きました。
肝心のシナリオ部分は現状だと正直そこまで刺さっていませんが、類似作品だと去年のMyGOのように終盤で一気に評価を上げてくる可能性もあるので最後まで油断禁物です。
【最終回視聴後の感想】
初回はそこまで好調なスタートを切れず、始めは癖の強いCG、ひたすら拗らせ続け捻くれていた主人公に好感を持てず、更には新人声優を起用していたことで凄く演技に違和感があったりともはや逆風のスタートから始まった本作でしたが、5話以降でその印象はガラリと変わりました。
本作はキャラクターに血が通っていて登場人物の言動にリアリティを感じるところが魅力的です。
2話で仁菜たちが居酒屋の中で水を掛け合うシーンが肌に合わず序盤こそキャラクターに愛着がもてませんでしたが、中盤以降で仁菜の背景が少しずつ見えてきたのと同時にバンド活動をすることで人間としても少しずつ成長してきて彼女の著しい変化に目が離せませんでした。
今では仁菜の自分の闇の部分を隠さず周りにぶつけるロックなキャラクター像に一定の好感を感じています。
またCG技術の強みを最大限に活かした11話のライブシーンも圧巻で、最終回の締め方も大変素晴らしかったです。
総じてシナリオと音楽の完成度は今期の中でも少し抜けており、「ぼっち・ざ・ろっく!」や「けいおん」と同様、ガールズバンドものとしてアニメ界の歴史に名を残す名作でした。
(C)東映アニメーション
【総括】2024春アニメ総合ランキング
★ 2024春アニメベストエピソード4選
第4位:鬼滅の刃 柱稽古編 8話(最終話)「柱・結集」
『鬼滅の刃 柱稽古編』公式サイト
第3位:響け!ユーフォニアム312話「さいごのソリスト」
『響け!ユーフォニアム』公式サイト
第2位:忘却バッテリー7話「面白いやつら」
『忘却バッテリー』公式サイト
第1位:ガールズバンドクライ8話「もしも君が泣くならば」
『ガールズバンドクライ』公式サイト
以上のエピソードは紛れもなく神回と称する傑作エピソードでした。
★候補だったエピソード
- 無職転生 Ⅱ 22話
- WIND BREAKER 9話
- 夜のクラゲは泳げない 12話(最終回)
- バーテンダー 神のグラス 10話
★2024春アニメ追記
序盤で2トップだった時光代理人とヨルクラが順位を大幅に落とし、逆風の状態から始まったガルクラが最終的に首位を獲ったりと今期は過去一順位変動が激しいクールでした。
序盤の時点では続編が大豊作な分、新作がやや物足りない印象がありましたが、結果的には新作も続編に全く劣らないくらい大豊作で、総じて2024春アニメは歴代のアニメクールでもトップクラスの大豊作クールだったといえるでしょう。
そして今期の台風の目とも呼べる「ガールズバンドクライ」の存在は終始際立っており、紛れもなくこの春アニメを引っ張ってくれた作品でした。
↑上記の記事も参考になりますので是非ともご覧ください♪