【ネタバレ】『Fate/strange Fake』でギルガメッシュが死亡し退場?作中最強のはずの彼は、なぜイシュタルに敗れたのか。
さらにギルガメッシュ(アルターエゴ)とアーチャーは同じ人なのか、漫画の退場後はどうなるのか徹底解説いたします。
本記事は、『Fate/strange Fake』9巻の重大なネタバレを含みます。
【fakeネタバレ】ギルガメッシュが死亡し退場。復活する?
『Fate/strange Fake』公式サイト
『Fate/strange Fake』では、英雄王ギルガメッシュが聖杯戦争の序盤で死亡(退場)シーン描かれ、大きな衝撃を与えました。
慢心を捨てて本気で戦う最強のギルガメッシュが最初に脱落したという展開は事実なのか――という点についてですが、
結論から言えば、完全に消滅したわけではありません❗️
作中では、マスターであるティーネの支援に加え、エルキドゥの協力によって霊基の崩壊を辛うじて食い止めている状態であり、第5巻の時点ではまだ完全退場には至っていません。いわば仮死状態に近い形で存在を保っている段階です。
そして物語はさらに意外な展開を迎えます。第9巻では、
ギルガメッシュが「アルターエゴ」という新たな形態として再臨することになります‼️
『Fate/strange Fake』9巻の重大なネタバレ
すべてを見通す王の眼は、幼い頃から自らの運命を見据えていたと伝えられています。
純粋無垢な少年王として世界と人の在り方を見守り続け、やがて傲岸な英雄王として恐怖と偉業によって万物を制圧し、そして賢王として帰還した後には民と共に歩みながら、その叡智と魂を人の世に捧げた――それが広く語られてきたギルガメッシュの姿です。
しかし、その三つの姿の「間」に位置する存在はどうだったのでしょうか。もし歴史のどこにも記されていない、あり得なかった可能性が存在したとしたら――
その問いに対する答えとして現れたのが、アルターエゴとして顕現したギルガメッシュです。
ギルガメッシュ(アルターエゴ)の正体・アーチャーと同じ人?
アルターエゴクラスとして顕現したこのサーヴァントは、作中で「純化されし片鱗」と表現され、ルビとしてアルターエゴが振られています。
これは現実の歴史にも神話にも存在しない、“狭間”の姿にあたる存在です。すなわち、本来の英雄王ギルガメッシュとは異なる、もしも別の道を歩んでいた場合の可能性を体現した“イフ”の姿と言えるでしょう!
作中で偽アーチャーは、イシュタルと真バーサーカーとの戦闘によって致命的なダメージを受け、霊核を破壊されるという決定的な傷を負います。
マスターであるティーネは、スノーフィールドの大地に満ちる膨大な魔力を用いて崩壊しかけた霊基を維持しますが、それでも完全な回復には至らず、仮死状態を保つのが限界でした。
そこでティーネは、物語序盤に王から授けられていた「若返りの秘薬」の存在を思い出します。この秘薬は時間を逆行させる性質を持っており、その半分を使って処置を施したのです。
さらに、イシュタルがギルガメッシュの霊基から神性をすべて奪い去り、冥府へと去った直後だったこと、そして複数の要因が重なった結果、ギルガメッシュの霊基は大きく組み替えられます。
その結果として顕現したのが、同一人物でありながら全く異なる存在へと純化された「ウルクの王」――アルターエゴのギルガメッシュでした。
これは奇跡的な復活であると同時に、未知の新たな脅威の誕生でもあります。
この姿のギルガメッシュは一人称に「我(ボク)」を用い、言葉遣いは子ギルに近い穏やかな口調です。
しかし、神性を完全に捨て去り、人間として純化されているにもかかわらず、その精神性はこれまで登場したどのギルガメッシュよりも超然としており、むしろ人間的な感情は希薄になっています。
かつての英雄王としての自分自身さえ、まるで他人のように認識している節があります。
外見は人間あるいは神の姿を思わせる端正な容貌で、年齢は若い印象を強く与える存在です。少年と青年の境界に立つような年代で、彫刻のように均整の取れた美しさを持っています。
しかし、この姿はエルキドゥの知るどのギルガメッシュとも異なる存在です。
それはエルキドゥと出会うことのなかった世界線の王であり、神々と決定的に決別し、ただ一人で旅を続けた末に、自身の中から神の血肉を完全に排除した存在でした。
その結果として生まれたのが、人間という存在の完成をひたすら願う“黄金”の王です。
神の座へ人間を押し上げる装置のような存在となったギルガメッシュ――それがアルターエゴの正体と言えます。
若返りの秘薬を半分使用した影響により、外見年齢は子ギルよりわずかに年上の少年程度に見えます。
性格や話し方も子ギルに近く、敬語を用いる礼儀正しい口調が特徴です。ただし、その態度は慈愛や情によるものではなく、単なる善意の延長に過ぎません。
彼は命令ではなく「願い」という形で意志を伝えますが、それに従わない者に対しては、幼い表情のまま「無駄な存在」と判断し排除します。
慢心を見せることもなく、むしろ徹底した合理性をもって行動するため、従来の英雄王とは異なる方向性の冷酷さを備えています。
実際に作中では、ティーネの部下を装って潜入していたスパイを、ティーネの目の前で焼き殺すという容赦のない行動も見せていました。
相手に疑念があったとはいえ、自白を強制する宝具の使用に対する後ろめたさもなく、加虐心さえ感じさせないという点が、この存在の異質さを際立たせています。
表情の変化から行動を読み取ることもほとんどできず、ある意味では従来のギルガメッシュ以上に予測不可能な存在です。
エルキドゥはこの存在を「人間」と評しています。それは、エルキドゥが存在した歴史では決して辿ることのなかった結末の姿であり、言い換えれば、エルキドゥが誕生しなかった世界におけるギルガメッシュの可能性を示す存在なのかもしれません。
作中最強なのになぜイシュタルに敗れた?
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『Fate/strange Fake』において、圧倒的な戦闘力を誇るギルガメッシュが敗北に追い込まれた理由は、単純な実力差ではなく、複数の要因が重なった戦術的な不利によるものです。
発端となったのは、ギルガメッシュを最初に召喚した魔術師が拠点としていた洞窟に残されていた、宝物庫の鍵でした。
この鍵は、かつてギルガメッシュ自身が無造作に放置していた触媒でもあり、宝具「王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)」に関わる重要な存在です。
その鍵を拾ったのが、イシュタルです。彼女はアインツベルン家が生み出したホムンクルスに憑依しており、女神としての権能を用いて宝物庫の鍵そのものを封じてしまいます。
この干渉により、戦闘の最中にギルガメッシュの「王の財宝」が突如として機能停止に陥りました。
当時、ギルガメッシュはアルケイデスと交戦しており、当然ながら宝具による迎撃を前提として戦闘を進めていました。
しかし、宝物庫が開かなくなったことで武器を一切取り出すことができなくなり、主力宝具である乖離剣エアを含め、すべての装備を使用できない状況に追い込まれます。つまり、事実上の応戦不能状態に陥ったのです。
さらにそこへ、イシュタルに連れられて乱入してきたのが真バーサーカーでした。
この真バーサーカーは、ギルガメッシュが生前において単独では対処できなかった因縁の相手でもあり、その存在が一瞬の判断の遅れを生みます。
そのわずかな隙を逃さず、アルケイデスが放った毒矢がギルガメッシュに命中します。アルケイデスの宝具である「射殺す百頭(ナインライブズ)」が放たれた場面では、ギルガメッシュ自身も当初は余裕を見せており、「王の財宝」で防げると判断していました。しかしイシュタルの妨害によって宝物庫が開かず、迎撃が成立しませんでした。
結果として攻撃を防ぎきれずに大きなダメージを受け、続いて現れた真バーサーカー――フワワ(フンババ)の一撃によって腹部を貫かれ、霊核に致命的な損傷を受けることになります。
本来であればこの時点で消滅していてもおかしくありませんでしたが、ギルガメッシュのマスターであるティーネが規格外の魔力を供給したことで霊基の崩壊が辛うじて抑えられ、完全消滅には至りませんでした。
つまり、この敗北は純粋な実力によるものではなく、宝具の封印、戦闘環境の崩壊、複数の強敵による同時攻撃という極めて不利な状況が重なった結果といえます。
【FSF】ギルガメッシュに第四次・第五次聖杯戦争の記憶はある?
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『Fate/strange Fake』に登場するギルガメッシュは、第四次および第五次聖杯戦争の出来事を「体験としての明確な記憶」として保持しているわけではありません。
これはサーヴァントという存在の性質によるものです。英霊は戦いの後に英霊の座へと帰還すると、基本的にその戦争での記憶はリセットされます。
そのため、新たな聖杯戦争で召喚された個体は、前回の戦いの詳細をそのまま引き継ぐことはありません。
しかしながら、FSFに召喚されたギルガメッシュには例外的ともいえる描写が存在します。
彼は宝具「全知なる其の地(シャ・ナクル・バ)」を通じて広範な知識を得ることができるため、過去の聖杯戦争の出来事や、そこで戦った英霊たちに関する情報を知識として把握している可能性が示唆されています。
たとえば、ヘラクレスなど過去の戦争で相対した存在について、完全な記憶ではないものの、戦闘経験に近い感覚で理解しているような描写が見受けられます。
これは記憶そのものというよりも、英霊としての魂に刻まれた経験の残滓のようなものとして表現されています。
『Fate/strange Fake』の物語は、第四次聖杯戦争が起きた1994年から約15年後、そして第五次聖杯戦争が行われた2004年から約5年後にあたる2009年前後の時代を舞台としています。
その時代に再召喚されたギルガメッシュは、前回の個体とは別の存在として顕現しているため、当時の出来事を完全な体験記憶として保持しているわけではありません。
それでもなお、王としての卓越した認識能力や宝具による知識取得によって、過去の聖杯戦争の情報をある程度把握している――そのような状態で描かれているのが、FSFのギルガメッシュです。
ギルガメッシュとエルキドゥの関係は?恋人?夫婦?
ギルガメッシュとエルキドゥの関係は、一般的に恋人や夫婦として定義されるものではなく、互いに唯一無二と認め合った「親友」、あるいは運命を共にするパートナーと表現される関係です。
二人は当初、互いに対峙するライバルとして出会いましたが、激しい戦いを経て相手の実力と存在を認め合い、やがて誰にも代えがたい友として強い絆を築いていきます。
また、エルキドゥは設定上、明確な性別を持たない存在とされています。
そのため、恋人関係や夫婦関係といった形で語られる可能性は低く、作品内でもその関係性は恋愛ではなく、より根源的で深い信頼と絆によって結ばれた関係として描かれています。
二人の関係は単なる友情を超えたものであり、互いに人生の最も重要な局面を共にした存在です。競い合いながらも協力し、数々の試練に立ち向かう中で、まさに「魂の双子」とも呼ぶべき結びつきを形成していきました。
その深い信頼関係から、文学研究や物語解釈の中では恋人や夫婦に匹敵するほど親密な関係と形容されることもありますが、本質的には互いを唯一の対等者として認め合った特別な友といえるでしょう。
ギルガメッシュとエルキドゥの神話,史実について
ギルガメッシュとエルキドゥは、古代メソポタミア神話に登場する英雄とその親友であり、世界最古の文学作品とされる『ギルガメッシュ叙事詩』の中心人物として知られています。
この物語は神話的要素と歴史的背景が複雑に重なり合った作品であり、人類文学の原点ともいえる重要な作品です。
物語では、神々によって創造されたエルキドゥが人間社会へ導かれ、やがて暴君として振る舞っていたギルガメッシュと対峙します。
両者は激しい戦いを繰り広げますが、その戦いを通じて互いの力を認め合い、深い友情を築くことになります。
友となった二人は共に冒険へと向かい、森の守護者であるフンババを討伐し、さらに女神イシュタルが送り込んだ天の牡牛をも打ち倒します。
しかし、この行為が神々の怒りを招く結果となり、罰としてエルキドゥは病に倒れて命を落としてしまいます。
最愛の友を失ったギルガメッシュは深い悲しみに沈み、人間が必ず死を迎える存在であることに恐怖を覚えます。そして不死の秘密を求める旅へと出ますが、その過程で「人間は必ず死ぬ」という避けられない真理を受け入れるに至ります。
この経験を通して、彼は王としての在り方や人間としての生き方を学び、より成熟した存在へと成長していきます。
ギルガメッシュには歴史的なモデルが存在すると考えられており、紀元前28世紀頃、シュメール文明の都市国家ウルクを統治した王がその原型とされています。
実際に『シュメール王名表』にもその名が記録されており、都市ウルクを囲む巨大な城壁を築いた王として語り継がれています。
一方でエルキドゥは、完全な神話上の存在とされています。野生の中で生まれ、文明社会へと導かれていく彼の姿は、古代メソポタミア社会における「自然」と「文明」の対比を象徴する存在として解釈されています。
エルキドゥは物語の中で、ギルガメッシュの人間性を引き出す役割を担う存在でもあります。
『ギルガメッシュ叙事詩』は紀元前2000年頃に原型が成立したと考えられ、その後バビロニアやアッシリアなどメソポタミア地域全体で広く伝承・翻訳されていきました。
物語の中には大洪水の伝説が含まれており、これは後に『旧約聖書』に登場するノアの方舟の物語と類似点を持つことでも知られています。
現代の創作作品においても、この関係性はしばしば再解釈されています。たとえば『Fate/Grand Order』や『Fate/strange Fake』などの作品では、ギルガメッシュは「人類最古の英雄王」として描かれています。
一方のエルキドゥは、神々が生み出した「神造兵器」という設定で登場し、ギルガメッシュが唯一対等と認める存在、そして最も信頼する親友として描写されています。
このように、神話においても現代作品においても、ギルガメッシュとエルキドゥは単なる仲間ではなく、互いの存在によって成長し合う特別な関係として語り継がれているのです。
(C)成田良悟・TYPE-MOON/KADOKAWA/FSFPC様より引用
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