「サンキューピッチ全キャラクター一覧」をご紹介⚾️
本記事では、サンキューピッチの全登場キャラクターの元ネタや身長、年齢などのプロフィールをまとめて解説します!
さらに、なんJで話題になった評価やキャラの魅力もあわせて徹底解説。ネタバレありで詳しく解説するので、作品をより深く楽しみたい方はぜひチェックしてください✨
神奈川県立横浜霜葩高等学校の登場キャラクター一覧
桐山 不折:身長や球速,バッティングは?
『サンキューピッチ』コミックス一覧|少年ジャンプ公式サイト
⚾️プロフィール-profile-
| 誕生日 | 4月11日 |
|---|---|
| 身長 | 194cm |
| 体重 | 105kg |
| 血液型 | O型 |
| 好きなもの | 野球・食べること・ロジン |
| 嫌いなもの | 飛行機に乗ること |
| 球歴 | 小 久良岐ブラウンキャップス(硬式)中 久良岐シニア(硬式)高 横浜霜葩野球部(硬式) |
神奈川県立横浜霜葩高等学校野球部に所属するワンポイントリリーフ投手です。「一日に全力で投げられるのは三球のみ」という極端な制約を抱えながらも、打者を圧倒する強烈な球威を持つ天才ピッチャーとして描かれています。
作中では球速の具体的な数値は示されていませんが、高校野球のレベルでも通用する規格外の剛速球投手と位置づけられています。
長身に長髪、さらにツノのように跳ねた癖毛が特徴的な外見の持ち主。勝負という言葉を聞くと居ても立ってもいられなくなるほどの闘争心を抱き、強敵や逆境に直面するほど気持ちが高ぶる「勝負ジャンキー」気質です。
また、精神を落ち着かせる際にロジン(滑り止めの粉)を禁断の薬のように吸い込む独特の癖も知られています。
中学時代はリトルシニアで名を馳せた実力投手でしたが、右肘の負傷により一度は野球を断念しました。
主治医からは完治は難しいと告げられ、「一日に三球しか全力投球ができない」という制約を背負うことになります。しかし、その三球に限れば常識を超える威力を誇り、鉄製のストラックアウトをねじ切るほどの異次元の豪速球を投げ込みました。
野球への未練を断ち切れなかった時期には、夜な夜な他校の球児に勝負を挑む「野球部狩り」として恐れられていました。しかし、主将である小堀の目に留まり、その才能が見出されます。
そしてチームの切り札として迎え入れられ、勝敗を決定づける“究極のカード”となったのです。甲子園を目指すチームにとって、欠かせない戦力と言えるでしょう。
本作は「三球しか投げられない天才投手」という斬新な設定を軸に、甲子園を目指す高校野球の物語を描いた作品です。
小堀 へいた:やばい,怖いと言われる理由
『サンキューピッチ』コミックス一覧|少年ジャンプ公式サイト
⚾️プロフィール-profile-
| 誕生日 | 10月12日 |
|---|---|
| 身長 | 170cm |
| 体重 | 62kg |
| 血液型 | A型 |
| 好きなもの | 人間・料理・掃除 |
| 嫌いなもの | 独裁・戦争・飢饉・疫病 |
| 球歴 | 小 クスノキジャガーズ(ソフトボール)中 旭中央中学校野球部(軟式)高 横浜霜葩野球部(硬式) |
神奈川県立横浜霜葩高等学校野球部のキャプテンで、守備位置はセカンドを務めています。童顔に眼鏡という親しみやすい外見とは裏腹に、非常に高い統率力と戦略眼を備えた人物として描かれていました。
選手としての実力も十分ですが、それ以上に際立っているのはマネジメント能力とコミュニケーション力でしょう。
練習メニューの考案から、他校との練習試合の調整、さらには対外的な交渉まで幅広く担当しており、高校生とは思えないほどの手腕でチームを支えています。
小堀の行動の根底には「甲子園出場」という明確な目標があります。目的を達成するためには大胆な手段も辞さず、時には自ら囮となって危険を引き受けることさえあります。
その常識を超えた決断力が、読者から「怖い」と評される理由の一つかもしれません。
恐ろしさは戦術面にも表れています。相手の心理を読み取り、状況そのものを有利に動かす策を巡らせるのが得意で、試合の流れを冷静にコントロールしていきます。
本作が「策謀青春野球マンガ」と呼ばれる背景には、こうした小堀の戦略的思考が大きく関わっているでしょう。
単に野球が上手い選手というだけではなく、心理戦や戦術面でチームを導く存在です。
普段は穏やかで人当たりも良い小堀ですが、怒りを見せると表情が一変し、周囲が思わず身構えるほどの迫力を見せます。そのため、チーム内では「最も怒らせてはいけない人物」として知られていました。
さらに、野球経験のない阿川監督に代わり、実質的に野球部を取り仕切っているのも小堀です。実力ある選手が揃いながらも勝ちきれない状況に悩んでいた中、「野球部狩り」の噂を耳にします。
そこで広瀬と協力し計画を練り、規格外の投手・桐山不折を野球部に迎え入れることに成功しました。
この決断こそ、霜葩高校野球部の運命を大きく変える転機になったのです。
広瀬 洋二:三馬との関係,なんJの意見は?
『サンキューピッチ』コミックス一覧|少年ジャンプ公式サイト
⚾️プロフィール-profile-
| 誕生日 | 4月22日 |
|---|---|
| 身長 | 185cm |
| 体重 | 86kg |
| 血液型 | A型 |
| 好きなもの | 風呂・筋トレ・サウナ |
| 嫌いなもの | 人の悲しむ顔 |
| 球歴 | 小 富士見台スターフィッシュ(軟式)中 保土ヶ谷ポニー(硬式)高 横浜霜葩野球部(硬式) |
横浜霜葩高校野球部のキャッチャーで、色黒の肌と黒と白が混ざったツートンカラーの髪が印象的な選手です。
チームでは4番打者を任される強肩強打の実力者として知られ、攻守両面で主力を担っています。
しかし、自身の将来については冷静に見極めており、卒業後は進学してスポーツ科学の研究者を目指すという明確な進路を描いているのですね。
プレー面だけでなく頭脳面にも優れており、キャプテンである小堀とともにチーム戦術の中核を担う存在。
試合展開や配球、チーム全体の戦略を論理的に組み立てる能力に長けており、実質的には戦術参謀としても活躍しました!
髪の白い部分は染めたものではなく、強いストレスが原因で白くなったとされます。その背景にはチームや幼馴染を支え続けてきた苦労があり、作中でも屈指の苦労人として描かれています。
エースピッチャーである三馬正磨とは幼馴染で、長年バッテリーを組んできた関係です。互いに「正ちゃん」「洋ちゃん」と呼び合う親密さで、相棒として深い信頼関係を築いています。しかしその距離の近さゆえ、三馬は広瀬にとって大きな心配の種でもあり、精神的に不安定な面を持つ三馬に対しては、時に優しく支え、時に厳しく接するなど、精神面のケア役も担っているのです。
ここまでの描写だけを見ると、チームの常識人ポジションの人物に見えるかもしれません。しかし物語が進むにつれて、三馬に抱く感情が単なる幼馴染の範囲を超えていることが徐々に明らかになります。
冷静沈着に見える一方で、内面は三馬への強い執着に満ちており、「正ちゃんは俺が守る」と心の中で強く誓うほどの思い入れを抱いていました。
三馬が投手として覚醒する場面では、幼い頃の三馬を回想しながら興奮する描写もあり、その感情の強さが印象的に描かれています。
そもそも桐山をチームへ引き込んだ背景にも、三馬の成長を促すという目的が大きく関わっています。三馬が自分を強く信頼していることを理解しており、その心理を利用してわざと桐山と親しげに会話する姿を見せつけ、競争心を刺激することもあるのです。
目的達成のためには手段を選ばない一面があり、その点は小堀に通じる合理主義的な思考かもしれません。
なんJでは、第11話以降、桐山と並ぶ人気キャラクターとして語られることも多く、広瀬と三馬の関係性はファンの間で強い関心を集めています。二人の関係を題材にした二次創作、いわゆる「腐向け」のカップリングとして扱われることも少なくありません。
三馬の前では常に頼れる存在として振る舞う広瀬に対し、三馬本人は純粋な信頼を寄せています。一方で周囲は、広瀬の本質に薄々気づいている様子もあり、阿川監督からは「この青春、少し汚い……」と半ば呆れられる場面もありました。
轟からは「重厚な鎧をまとった屈強な騎士」のように見えると評され、警戒の対象として認識されています。
三馬 正磨:かわいい魅力や覚醒後の強さ
『サンキューピッチ』コミックス一覧|少年ジャンプ公式サイト
⚾️プロフィール-profile-
| 誕生日 | 3月9日 |
|---|---|
| 身長 | 160cm |
| 体重 | 55kg |
| 血液型 | B型 |
| 好きなもの | 映画鑑賞・激辛料理 |
| 嫌いなもの | カラオケ・合唱コンクール・バス・おばけ・映画館 |
| 球歴 | 小 富士見台スターフィッシュ(軟式)中 保土ヶ谷ポニー(硬式)高 横浜霜葩野球部(硬式) |
横浜霜葩高校野球部のエースピッチャー。童顔でオールバックという特徴的な外見を持つ選手です。
球速の速さだけでなく優れたコントロールを備えており、さらに多彩な変化球を操るなど、総合力の高い投手として描かれました。
初登場時は見た目の幼さや振る舞いから、どこか可愛らしいキャラクターとして受け取られることが多い人物。しかし物語が進むにつれて、「野球部狩り」と呼ばれる不可解な行動を取るなど、単純な人物ではないことが明らかになっていきました。
外見とは裏腹に短気で気の強い性格の持ち主で、後輩の1、2年生を「三馬軍団」と呼ばれるグループとして従え、かなり強引に使い走りさせることもあります。
その振る舞いから、周囲からは半ば冗談交じりに「お嬢」と呼ばれることも。思考を深く巡らせるタイプではなく、戦術面や頭脳面は広瀬に大きく依存しているものの、エースとしての自負は非常に強い人物です。
当初は桐山の入部に強く反発し、チームに加わることを阻止するため自ら勝負を挑む場面もありました。
勢いに乗ると調子に乗りやすい反面、逆境やプレッシャーには弱いという弱点も抱えています。精神的に追い込まれると、心の中に幼少期の自分が現れてネガティブな言葉を投げかけてくるという癖があり、それがパフォーマンスの低下につながることも少なくありません。
「野球部に三球勝負を挑む不審者」として登場しますが、その実力は本物であり、三球で三振を奪うほどの圧倒的な投球を見せる実力を秘めています。
広瀬とは小学校・中学校が同じで、野球を始めたきっかけも広瀬の誘いでした。さらにピッチャーになったのも広瀬の影響によるものであり、二人の関係は長い時間をかけて築かれてきたものでした。
互いに「正ちゃん」「洋ちゃん」と呼び合う関係で、三馬は広瀬に対して絶大な信頼を寄せています。
投手としての能力は甲子園レベルでも通用すると評価されていますが、精神状態によってパフォーマンスが大きく変化する点が最大の課題とされてきました。
そのためキャプテンの小堀からは、「三馬の機嫌をコントロールできるかどうかが試合の勝敗に直結する」とまで言われています。
桐山が野球部に勧誘された理由も、戦力補強という側面だけでなく、強力なリリーフ投手を加えることで三馬の精神的な負担を軽減するという狙いがありました。
小堀の計画が徐々に効果を発揮し、最近では精神面にも変化が見られるようになります。聖テレとの練習試合では、桐山と交代させられそうになった瞬間に広瀬の隣で投げ続けたいという思いが引き金となり、過去の記憶を思い出して覚醒。
この覚醒状態では、極めて高い集中力と安定した投球を維持できるようになり、油断のない無敵に近いパフォーマンスを発揮しました!
また、これまで彼を苦しめてきた幼少期の自分によるネガティブな声も届かなくなるという変化も見られました。
ただし、この状態には大きな負担も伴い、通常以上に体力を消耗してしまうという弱点があります。
序盤から覚醒状態に入ってしまうと、五回を待たずにスタミナが尽きてしまう可能性があるとされています。
轟から見た三馬は、「泣き顔と笑い顔の二つの表情を持ち、ときどき妖精と会話する魔術師」のような存在として映っていました。覚醒後はその二つの表情の間から、さらに別の表情がのぞくように見えるとも描写されています。
第11話以降の物語では、三馬はこれまで以上にストーリーの中心を担う存在へと成長しており、覚醒を経て以前とは比較にならないほど高いパフォーマンスを見せるようになりました!
伊能 商人:天才でサイコパス?なんJの意見は?
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⚾️プロフィール-profile-
| 誕生日 | 12月12日 |
|---|---|
| 身長 | 178cm |
| 体重 | 73kg |
| 血液型 | AB型 |
| 好きなもの | 攻略・エナドリ・グミ |
| 嫌いなもの | 退屈 |
| 球歴 | 小 無し中 無し高 横浜霜葩野球部(硬式) |
横浜霜葩高校野球部に所属する補欠選手で、黒髪のポニーテールが特徴的な一年生です。野球歴はわずか二ヶ月と浅いものの、チーム内でも際立った異質さを放つ人物として描かれていました。
彼にとって重要なのは野球そのものではなく、「困難な課題を設定し、それを攻略する過程を楽しむこと」。
本人は「人生は死ぬまでの暇潰し」と公言しており、野球部に入った理由も甲子園という難題を攻略し、その経験を本として出版することにあります。
つまり、甲子園を目指すこと自体が彼にとっては一種の研究テーマに近く、野球に対する純粋な夢や情熱はほとんど見られません。
性格面では決して愛想が良いとは言えず、周囲に対してもどこか冷淡な態度を見せることが多い人物です。
ただし、完全に無秩序なわけではなく、彼なりの理屈や筋を通す姿勢は持っています。自分の能力や立場を客観的に把握したうえで行動を組み立てる思考力と実行力は本物であり、その冷静さはチームメイトからも一目置かれています。
広瀬からは「サイコパス診断テストで、わざとそれっぽい回答をしていそうなタイプ」と評されるなど、独特の人物像が印象的。
その執念深さを象徴するエピソードとして、桐山との勝負に勝つため、100球すべてをファウルにするカット打法を身につけるべく、六時間にわたり休みなく練習を続けた場面があります。
まだ一年生ながら、横浜霜葩高校のチーム事情も冷静に分析しており、公立校で甲子園出場経験のないこの学校において、今年ほど優秀な選手が揃う機会は自分の在学中にはもう訪れないと判断しています。
そのため、何としてでも今年レギュラー入りする必要があると考え、偶然盗み聞きしてしまった桐山の秘密を材料に、レギュラー争いをかけた勝負を半ば強引に持ちかけるという大胆な行動にも出ました。
作中では、極めて高い分析力と観察眼を持つ「頭脳派の天才」として描かれています。投手の特徴や試合の流れを論理的に読み取り、理詰めで状況を攻略していくスタイルは、一般的な野球選手とは一線を画しています。
一方で、目的達成のためには手段を選ばない冷徹さや、他人の感情より合理性を優先する態度がしばしば見られるため、「サイコパス的」と評されることも少なくありません。
野球経験は浅いものの、細かなルールまで正確に理解しており、小堀や他の人物の思惑にいち早く気づく場面も多く見られました。
そのため物語の中では、状況を説明する解説役のような立ち位置を担うこともあります。単行本一巻のオマケでは好きなタイプについて語る場面もありますが、その内容があまりにも率直だったため、広瀬と小堀から「中学生か」と突っ込まれるなど、独特の真っ直ぐさとひねくれた性格を併せ持つ人物として描かれています。
プレースタイルも極めて特殊で、身体能力ではなく頭脳で勝負するタイプの選手です。その異質さから、轟の目には彼だけが野球漫画のキャラクターではなく、RPGでもなく「某クラフトゲームのアバター」のように見えると評されました。
この違和感こそが彼の強みでもあり、作中では横浜霜葩高校において相手の流れを崩す“ジョーカー”的な存在として機能しています。
相手チームの攻勢を、ゲームの外側から崩してしまうような役割を担う人物です。
阿川 美奈子(先生) :身長や年齢,かわいい魅力は?
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⚾️プロフィール-profile-
| フルネーム | 阿川美奈子 |
|---|---|
| 誕生日 | 6月2日 |
| 身長 | 190cm |
| 体重 | 100kg |
| 血液型 | O型 |
| 好きなもの | お酒・プロレス・パチスロ・下ネタ・生徒 |
| 嫌いなもの | 早起き・ショート動画(でも見ちゃう) |
| 球歴 | なし |
| CV | 上坂すみれ(ボイスコミック1)上田瞳(ボイスコミック2)雨宮天(ボイスコミック3)小林ゆう(ボイスコミック4)小野大輔(ボイスコミック5)日笠陽子(ボイスコミック6) |
横浜霜葩高校で古典を担当する教師であり、同校野球部の監督を務める人物です。作中では第6話から登場し、長身かつ圧倒的な体格を持つ女性として描かれています。
身長は190cm、体重は100kgとされており、その存在感から作中では「デカ女」と呼ばれることも。
普段は古典教師として勤務しており、野球部の監督には春から就任したばかりという設定です。ただし野球に関する知識はほとんどなく、監督としての実務はキャプテンの小堀に任せきりの状態となっています。
そのため、他校の監督からも「実質的にはお飾りの監督」であることが知られている様子が描かれています。なお、小堀は彼女のことを「阿川さん」あるいは「監督」と呼んでいます。
大の酒好きであることも特徴の一つです。常に顔が赤く見えるため、部員たちからは「部活中も飲んでいるのではないか」と疑われることがしばしば。ただし本人は、生徒の前では酔った状態にならないと公言しており、一応は素面であるとされています。
その言動はどこか豪快で、野球に関する基本用語を言い間違えることもしばしばあります。
野球の基本要素である「走・攻・守」を「紹興酒」と言い間違えたり、部員のやる気を引き出すためとして「先生を甲子園に連れてって(ハート)」と冗談めかして言い出したりするなど、お調子者の一面も目立ちます。
さらに野球のルール自体を完全には理解しておらず、「点を取られるたびに服を脱ぐんだろ?」と野球拳と混同した発言をするなど、部員たちからはかなり雑に扱われる場面も。
物語の構造としては、野球の知識がない読者のための“素人ポジション”として機能しているキャラクターでもあります。
阿川が基本的な疑問を部員たちに質問することで、試合の流れやルールが自然に解説される仕組みになっていました。
なお、現実の学校でも人員不足などの事情から、教員が未経験の競技の顧問や監督を担当するケースは珍しくありません。その意味では、阿川の立場は現実的な学校事情を反映した設定とも言えるでしょう。
一方で、その恵まれた体格は単なるギャグ要素ではありません。作中では暴走した桐山を止める際に「オクトパスホールド」を決め、動きを封じるなど、体格を生かした行動力を見せる場面もありました。
普段は頼りない監督のように見える人物ですが、要所では大人としての配慮を見せることもあります。例えば、背番号の決定に悩んでいた小堀に対し「私が決めたことにしてもいい」と提案するなど、責任を引き受ける姿勢を示す場面もありました。
こうしたさりげない気遣いが、教師としての立場や人間的な魅力を感じさせる要素となっています。
私立伊勢原聖テレーズ学園高等学校の登場キャラ一覧
轟 大愚
『サンキューピッチ』コミックス一覧|少年ジャンプ公式サイト
私立伊勢原聖テレーズ学園高等学校野球部に所属する一年生で、ポジションは投手。打順は一番を任されており、左投左打の選手です。
赤く染めた髪が印象的な人物で、作中では圧倒的な才能を持つ高校球児として描かれています。
母親は元オリンピック選手というスポーツエリートの家系に生まれ、自身も「天才」「千年に一度の高校球児」と称されるほど高く評価され、日本のプロ球団から最も注目を集めている存在です。
性格は非常に傲慢で自己中心的であり、周囲との協調よりも自分の能力を証明することを優先する傾向があります。
彼が強豪校ではなく聖テレーズ学園に進学した理由も、「野球は一人でも勝てる競技であることを証明する」という独自の思想によるもの。
ただし、対外的には「特定の強豪校にばかり優秀な選手が集まる状況に疑問を抱き、あえて中堅校に進学して強豪に挑む英雄」という形でメディアに持ち上げられていました。
本人はこのようなアイドル的な扱いに強い不満を抱いていますが、周囲の関係者が彼の本来の性格が表に出ないよう必死に取り繕っている状況です。
中学三年生の頃には、修学旅行の廃止に反対するデモ活動を一人で行うという行動を起こし、それが原因で私立中学を退学となりました。
その後、公立中学へ転校し、そこでエースとして活躍していた真澄から投手の座を奪うことになります。
また、彼は相手の才能や性格、人格をRPGのキャラクターのように分析して捉える独特の観察眼を持っています。
これまで自分よりも優れた才能を持つ選手を見たことがありませんでしたが、桐山と出会ったことで初めて自分を超える可能性を感じる相手と対面しました。
轟自身は「天才とは、他人と同じことをしても成長速度が圧倒的に速い人物である」という独自の定義を持っています。
投手としても打者としても非常に高い能力を持つ選手ですが、投球練習をほとんど行わないため制球力には不安があり、四球や暴投によって失点する場面も少なくありません。
打順は一番打者でありながら、常にホームランを狙う強気の打撃スタイルを貫いています。自ら得点を生み出すことを目的としているためですが、その圧倒的な打力を警戒されて敬遠されることも多く、チームに他の得点源が少ないことが聖テレーズ学園の弱点として描かれています。
真澄 賢悟
『サンキューピッチ』コミックス一覧|少年ジャンプ公式サイト
私立伊勢原聖テレーズ学園高等学校野球部の一年生で、ポジションは捕手。打順は九番を任されています。
中学時代はエースピッチャーとしてチームを支えていましたが、中学三年生のときに転校してきた轟にエースの座を奪われた過去を持ち、その後キャッチャーへ転向しました。
捕手としての能力は非常に高く、轟の制球の荒い投球や暴投でさえも確実に捕球できる安定感を誇ります。
さらに、送球能力や打撃面にも優れており、総合力の高いオールラウンドプレイヤーとして描かれていました。
実力だけを見ればチーム内でもトップクラスですが、夏の大会までは実力を表に出さない方針を取り、あえて九番打者として目立たない位置に立ち続けています。
私生活では妹の純(じゅん)を非常に溺愛しており、いわゆるシスコン気質の人物でもあります。
また家庭の事情で家計はかなり厳しく、野球の練習後にはアルバイトへ向かわなければならないほどの生活環境に置かれています。
チーム内では実質的な司令塔の役割を担っており、轟がメディアから英雄のように扱われる現在のイメージ戦略も彼が考案したもの。
性格は轟に劣らず傲慢な一面を持っており、「自分に指図していいのは、自分より野球が上手い人間と妹だけ」という信条を掲げています。そのため相手が先輩であっても遠慮なく意見を述べる姿勢を見せました。
轟に対しては複雑な感情を抱いており、エースの座を奪われた過去から反発心も持ちながら、その圧倒的な才能を誰よりも高く評価しています。
普段は辛辣な言葉を投げかけることも多いものの、内心では彼の能力を認めているからこその態度でもあります。
轟が挫折した際には激昂し、髪を掴んで叱責する場面も描かれており、その関係性は単なるチームメイト以上に強い緊張感と信頼が入り混じったものとなっていました。
神奈川県立あざみ野高等学校の登場キャラ一覧
草加 鉄平
『サンキューピッチ』コミックス一覧|少年ジャンプ公式サイト
3年生の投手で、右投右打。茶髪のツーブロックとアイブラックが印象的な選手であり、神奈川県立あざみ野高等学校野球部のエースを務めています。
投球スタイルはアンダースローで、独特の低い軌道から繰り出されるボールを武器としています。
小学生から中学生にかけては、現在ハマソウでバッテリーを組んでいる広瀬・三馬と同じ地域のクラブチームに所属していました。
ただしチームは異なり、当時から草加は三馬を一方的にライバルとして強く意識しています。
現在バッテリーを組む露木凛とは幼なじみであり、互いを「リン」「鉄平さん」と下の名前で呼び合う関係です。しかし露木が重視する占いや「流れ」といったオカルト的な要素については、草加は一切信用していません。
決め球は「夢幻ジャイロ」と呼ばれる変化球で、打者の手元付近で急激に変化する特徴を持ちます。
軌道の癖が非常に少なく、打者にとっては捉えどころのない“無味無臭の魔球”とも形容される球種です。ただし試合終盤まで投げ抜くスタミナにはやや課題があり、9回完投が難しい点が弱点とされています。
体格は比較的小柄ですが、試合が不利な展開に傾いても決して諦めることなく投げ続ける強い闘志の持ち主です。劣勢の状況でも粘り強くマウンドを守り続ける姿勢は、チームの精神的支柱としての存在感を示しています。
露木 凛
『サンキューピッチ』コミックス一覧|少年ジャンプ公式サイト
3年生の捕手で、チームでは四番打者を任されています。右投右打。長い黒髪を三つ編みにして横へ流したルーズサイドテールが特徴で、前髪で左目を隠した独特の髪型が印象的な人物です。
普段の言動は穏やかで柔らかな雰囲気を漂わせていますが、その内面には計算高く狡猾な一面を秘めています。
ただし幼なじみである草加鉄平に対しては、心から大切に思っている様子がうかがえます。
露木は非常によく当たると評判の占い師としても知られており、その界隈では知る人ぞ知る存在。熱狂的な顧客を多数抱えており、信者と言っても差し支えないほど強く信頼されている人物でもあります。
あざみ野高校野球部でも草加を除く部員たちは露木を「先生」と呼び、彼女の占いをほぼ全面的に信じていました。
試合ではホット・リーディングを駆使した「予言」を用い、味方の士気を高める一方で相手の精神状態を揺さぶる戦術を得意としています。こうした心理的駆け引きを通じて試合の「流れ」を作り出す、いわばオカルト的戦術を指揮する存在。
四番打者ではあるものの、長打力で勝負する典型的なスラッガーではありません。
鋭い観察眼と高いバットコントロールを活かし、守備の隙を正確に突く打撃によって得点機を生み出す技巧派の打者です。
幼少期には精神的な不調が生じるとすぐに体調を崩してしまう体質であり、そのことを本人も長く負い目として感じていました。
こうした過去を抱えながらも、現在は知略と洞察力を武器にチームを支える捕手として活躍しています。
神奈川実業高等学校の登場キャラ一覧
権田 巌
『サンキューピッチ』コミックス一覧|少年ジャンプ公式サイト
3年生の三塁手であり、チームの四番打者兼キャプテンを務める右打者です。細かなことを気にしない豪放磊落な性格で、周囲の状況に左右されない胆力を備えています。
相手の行動にも独自の理由があると自然に受け止めるタイプで、桐山が「3球しか投げない」「左投げである」といった不可解な特徴についても、特段疑問を抱くことはありませんでした。
第1話では、いわゆる“野球部狩り”として現れた桐山と対峙し、彼の3球投球の前にかすりもできず敗北を喫します。この敗戦をきっかけに、権田は桐山との再戦に強い闘志を燃やすようになりました。
なお後輩の証言によれば、彼はドヤ街の出身であり、過酷な環境の中でネズミを食べながら生き延びてきたという逸話も語られています。
打者としては強打者が並ぶ神奈川実業打線の中軸を担う存在であり、打撃力の高さは折り紙付きです。
練習試合ではサヨナラホームランを放ち、公式大会の2回戦では二塁打2本に加えて本塁打2本を記録するなど、圧倒的な打撃成績を残しています。
公式戦では、バットを垂直に立てた状態で片足を前に伸ばし、腰を落とす独特のルーティンを行うことで打席に入る準備を整えています。
瓜実 楽清
『サンキューピッチ』コミックス一覧|少年ジャンプ公式サイト
2年生の投手で、打順は九番。右投右打で背番号は10です。第1話では権田との居残り練習の最中に、同じく野球部狩りとして現れた桐山と遭遇しました。
礼儀正しく真面目な性格で、先輩に対しても常に敬意を払う姿勢を崩しません。その一方で、同学年である泉惣介の鈍臭さや不真面目な態度にはしばしば厳しく注意を向けており、チーム内ではしっかり者の立場にあります。
投手としてはバランスの取れた実力を備えており、球速は高校生として十分な水準に達しています。さらに安定したコントロールも持ち味であり、堅実な投球によって試合を組み立てるタイプのピッチャーです。
泉 惣介
『サンキューピッチ』コミックス一覧|少年ジャンプ公式サイト
2年生の捕手で、一番打者を務める右投右打の選手です。癖のある黒髪とそばかすが特徴的な外見をしています。
神奈川実業の野球部は基本的に坊主頭が規律となっていますが、泉は何かと理由をつけて髪を伸ばし続けている異色の存在。
先輩に対しても敬語を使わず気軽な口調で接することが多く、目立つことを避けようとする態度が見受けられます。しかしその一方で、実力そのものは高く評価されている選手でもあります。
一見すると気弱で頼りなさそうな印象を与えますが、それは本人が意図的に作り上げたキャラクターです。泉は自分自身を「ゆるふわ球児」と言い聞かせることで本来の性格を隠しており、実際には非常に計算高く、冷静な分析力を持つ演技派の選手です。なお、強い興奮状態に陥ると鼻血が出るという体質も持っています。
チーム戦術においては、一番打者として相手投手の特徴を観察・解析する役割を担っており、この分析を起点として神奈川実業の得点パターンが構築されます。
試合の流れを左右する重要なポジションを担う、いわば神奈川実業の必勝パターンの鍵となる存在です。
轟 育子
『サンキューピッチ』コミックス一覧|少年ジャンプ公式サイト
神奈川実業高等学校野球部の監督。阿川監督に匹敵するほどの大柄な体格と、ポニーテールの髪型が特徴的な人物です。チームの選手たちを「息子たち」と呼び、家族のような距離感で接することで、選手との間に深い信頼関係を築いていました。
彼女は聖テレーズ学園の轟大愚の実母でもあります。現役時代は女子ソフトボール界で活躍したピッチャーであり、最高球速120キロを記録した元オリンピック選手として知られています。
当時の異名は「小さな丘の大きな山(マウンテン・オブ・マウンド)」で、周囲からは親しみを込めて「ママ」と呼ばれていました。
さらに女子硬式野球の経験も持ち、競技に対する理解と指導力の高さは指導者としても高く評価されています。
なお、息子である大愚が早くから自立心を持って親離れしていたこともあり、行き場を失った母性が時折暴走する一面も。
その情熱的な愛情は、結果としてチーム全体へと向けられる形になっています。
その他のキャラを紹介
真澄 純
真澄賢悟の妹で、中学生の少女です。作中では学年表記にやや揺れが見られ、コミックス2巻では2年生とされている一方、4巻のおまけ漫画では3年生として描かれていました。
兄が所属する野球部の試合を一度も観戦したことがないため、チームメイトの間では「本当に妹が存在するのか」と半ば冗談交じりに疑われている人物でもあります。
幼い頃は兄である賢悟を純粋に慕っていましたが、現在では立場が逆転しており、兄を巧みに扱う存在へと変化しています。
アイスを奢らせたり宿題を代わりにやらせたりと、賢悟を半ば従わせる形で振る舞うことが多く、兄妹の力関係を象徴するコミカルなやり取りが微笑ましい♪
桐山夫人
桐山不折の妻を自称する謎の男性です。桐山に野球を続けさせないことを目的としており、「夫の浮気調査」という名目で探偵を雇い、ハマソウを監視させています。
さらに、チームが敗北するように様々な妨害工作を行うなど、裏で暗躍する存在として描かれていました。
資金力は非常に豊富で、現在は横浜のホテルに長期滞在する形で生活しています。
また、桐山の人格データをもとにAIを作成し、それを本人そっくりのマネキンに組み込んで会話を行うなど、常識外れの行動も見せています。
基本的には冷静に計画を進める人物ですが、桐山に関わる事柄になると感情が激しく揺さぶられやすく、予想外の展開に直面した際には理性を失う場面もあります。
なお本人も野球経験者であり、久良岐シニア時代には桐山と同じチームに所属していました。当時はバッテリーを組んでいた関係で、その特別な結びつきを「夫婦関係」と表現することもあり、自分を「夫人」と呼ぶよう周囲に求めています。
ポジションはキャッチャーだと語っていますが、現在も高校野球を続けているかどうかは明らかになっていません。
飯降
飯降探偵事務所の所長を務める探偵です。片眼鏡(モノクル)をかけた外見が特徴で、業界内では腕利きの調査員として知られています。
依頼内容を問わず、報酬さえ支払われれば幅広い調査を引き受けることで知られており、その柔軟な対応力と高い調査能力によって一定の評価を得ています。
作中では桐山夫人からの依頼を受け、ハマソウの監視や情報収集といった調査活動を担当しています。
米原
数年前の夏の甲子園大会で注目を集めた選手です。背番号は13。身長156cmという小柄な体格ながら、高度なカット打法を武器に全国の舞台で存在感を示しました。
甲子園では3試合を通じて出塁率8割という驚異的な成績を記録し、チームの攻撃の起点として大きく貢献しています。
特に準々決勝では、相手投手に対して一打席で41球を投げさせる粘り強い打席を見せ、試合の流れを大きく引き寄せる原動力となりました。
しかし準決勝では、審判団からカット打法をバントとみなす可能性があると通達されたため、この戦術を使用することができなくなります。その影響もあり、チームは最終的にベスト4で大会を終えることとなりました。
小柄な体格を補う高度な技術と粘り強さによって注目を集めた選手として記憶されています。
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