2025年も、アニメに心を動かされ続けた一年、本当にお疲れさまでした!
春・夏・秋・冬、それぞれのクールで話題作がひしめき合い、「結局どの作品が一番面白かったのか?」と振り返りたくなった方も多いのではないでしょうか。
本記事では、2025年アニメおすすめランキングとして、年間およそ100作品を視聴した筆者が「本当に面白かった」と断言できる作品だけを徹底的に厳選しました!
作画・脚本・演出・感情の揺さぶり、そのすべてを加味した上で選出しています。
- 冬の“金賞”メダリスト
- 春の“大穴”アポカリプスホテル
- 夏の“青春”薫る花は凛と咲く
- 秋の“震撼”グノーシア
さらに、タコピーの原罪、サイレント・ウィッチ、わたなれ、僕のヒーローアカデミア FINAL SEASONなど、語らずにはいられない注目作も網羅しています。
果たして、春夏秋冬を通して今年No.1の覇権に輝いたアニメはどの作品だったのか――
数多ある曲者揃いの中から、最高に面白かった10選に選ばれたタイトルを、ぜひ最後までご覧ください!
【1〜10位】2025年アニメおすすめランキング
第10位:日々は過ぎれど飯うまし《春》
TVアニメ「日々は過ぎれど飯うまし」公式サイト
☆感想・レビュー
1クールに一本は必ず摂取したい、心をゆるやかに解きほぐしてくれる日常系の癒し枠。その役目を、これ以上ない完成度で果たしてくれたのが本作でした!
キャラクターの立ち方がとにかく自然で、会話のテンポや“間”の取り方が絶妙。派手な事件は起こらないのに、気づけば全話一気見してしまう――そんな引力を持った作品です。
全体の作風としては、どこか「のんのんびより」を彷彿とさせつつも、より淡く、より滋味深い味わい。薄味だからこそ、日常の細部がじんわりと染み渡ってくる感覚がありました!
日常系の傑作との前評判に違わず、最初から最後までクオリティは安定して高く、観る者の心を穏やかに癒し続けてくれる上質なアニメーション。個人的主観であれば上位作品と並ぶほどの満足度です!
タイトルも実に秀逸で、「日々は過ぎれど」という言葉が示すのは、単なる四季の移ろいではなく、人と人との距離や関係性が静かに変化していく過程。その中心にあるのが「飯うまし」という要素で、主人公・まこっちの食へのこだわりと、食卓を囲む時間そのものが、人間関係を育てる推進力として機能している点がとても美しい✨
舞台を高校ではなく“大学一年生”に設定した判断も秀逸でした。車の免許、新しい出会い、一人暮らし、サークル活動――行動の自由度が一気に広がることで、日常系としての物語ポテンシャルが大きく膨らみました!
そして何より、日常系においてキャラクターデザインがいかに重要かを、改めて思い知らされた作品でもありました♪何気ない仕草や表情ひとつで、こんなにも愛おしくなる。静かだけれど、確かな余韻を残す一本です。
♬OP・ED主題歌一覧
第9位:わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)《夏》
TVアニメ わたなれ『わたしが恋人になれるわけないじゃん …
☆感想・レビュー
2025年夏アニメの中でも、ひときわ強烈な存在感を放った青春ガールズラブコメディ――それが通称「わたなれ」です。
正直に言って、近年の百合作品でここまで“満たされた”感覚を覚えた作品が、果たして他にあったでしょうか…?
作画の美しさとキャラクター造形の完成度は群を抜いており、anikore平均3.9点という評価も納得。放送前の想像を軽々と飛び越え、年間通して見ても屈指のダークホースでした。私的には文句なしのサプライズ枠No.1です❗️
物語の核にあるのは、主人公・甘織れな子の陰キャ気質からの変化と成長。自分に自信が持てない彼女が、真唯、紫陽花、紗月、香穂といった個性豊かな美少女たちに振り回されながらも、友情と恋の狭間で揺れ動く姿が、テンポよく、そしてノンストップで描かれます。
笑えるのに、時折胸が締めつけられる。その感情の振れ幅が実に心地よい♪
レビューでも「百合要素満載でありながら、未視聴者にも入りやすい」「れな子の優柔不断さこそが物語を前に進める原動力」と高評価が並ぶ一方、展開の強引さを指摘する声もありました。ただ、その勢いこそが本作の魅力だと感じた人も多いはず!
続編として公開された劇場版『ネクストシャイン』もクオリティは非常に高く、新規OP・EDの中毒性は抜群!
満席続きの劇場の熱気が、この作品への支持の厚さを物語っていました。
百合好きはもちろん、キャラクターに惚れ込むタイプの視聴者なら間違いなく刺さる一本。気づけば推しが増え、何度も見返してしまう、そんな魔力を持った作品です‼︎
♬OP・ED主題歌一覧
第8位:アポカリプスホテル《春》
TVアニメ「アポカリプスホテル」公式
☆感想・レビュー
2025年春アニメの中でも、圧倒的な独自性で異彩を放っていたのが『アポカリプスホテル』。
人類が姿を消した世界で、ロボットたちが廃墟となったホテルを律儀に運営し続ける――その設定だけで、すでに心を掴まれました!
主人公はアンドロイドでありながら、その感情表現の豊かさは驚くほど人間的。無機質であるはずの存在が、ここまで繊細に“心”を宿して描かれた作品は、正直あまり記憶にありません。
評価を見ても、ユニークな世界観と、ユーモアと感動の絶妙なバランスが高く評価されており、「想像以上に深いテーマで心を揺さぶられた」「笑っていたはずなのに、気づけば胸が熱くなっていた」といった声が多く寄せられています。一方で、テンポのゆったりさから好みが分かれる点もありましたが、それもまた本作らしさと言えるでしょう。
最終話まで観終えた後に残るのは、アンドロイドたちの変化、“もてなし”という行為の意味、そして人間性とは何かという静かな問い。単なるSFコメディに留まらず、哲学的な余韻を深く残す作品として、多くの視聴者の記憶に刻まれました!
アニメーションのクオリティも文句なしで、特にオープニングのダンスシーンは必見!
SF、ヒューマンドラマ、ユーモア――そのすべてを丁寧に織り込んだ、静かに心を震わせる良作です。
♬OP・ED主題歌一覧
第7位:ウマ娘 シンデレラグレイ《春/秋》
アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』公式サイト
☆感想・レビュー
2025年を語るうえで、この作品を外すことはできません!
『ウマ娘 シンデレラグレイ』は、シリーズのスピンオフという立ち位置を軽々と超え、史実を背骨に据えた本格スポ根アニメとして、多くの視聴者の心を撃ち抜きました!
地方の無名ウマ娘だったオグリキャップが、常識も評価も踏み越えて“怪物”として覚醒していく過程。その歩みは決して一直線ではなく、泥臭く、だからこそ尊い。
タマモクロスとの宿命的なライバル関係は、ただの勝ち負けでは語れない感情の応酬となり、特に有馬記念の決戦は「神回」「作画が映画級」とSNSを騒がせるのも納得の完成度でした!
ラストの僅差逆転には、理性より先に涙腺が決壊した人も多いはず‼︎
フジマサマーチの静かな支え、ディクタストライカの破天荒な存在感など、脇を固めるキャラクターたちも実に魅力的で、物語に確かな厚みを与えています。
OP「超える」の熱量もまた、この作品の魂そのものと言えるでしょう。
分割2クールゆえに中盤のテンポを気にする声もありましたが、ウイニングライブの演出やイナリワンの登場で、続編への期待はむしろ高まるばかり。
個人的には、ウマ娘シリーズの中でも2期に次ぐ面白さ。原作付き作品がここまで化けるとは、素直に驚かされました。熱血と感動、そのど真ん中を真正面から貫いた傑作です!
♬OP・ED主題歌一覧
第6位:サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと《夏》
アニメ『サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと』公式サイト
☆感想・レビュー
『サイレント・ウィッチ』は、派手な魔法ファンタジーの皮を被りながら、その内側では極めて繊細な“心の物語”を描いた作品でした。
詠唱を必要としない魔法という設定自体も魅力的ですが、それ以上に心を掴まれたのは主人公・モニカ=エヴァレットの存在です。
極度の人見知りで、言葉を発することすら苦手。けれどその弱さから逃げるのではなく、無詠唱魔法という形で己の才能を極限まで研ぎ澄ませてきた彼女の姿は、「守ってあげたい」と同時に「尊敬してしまう」不思議な説得力を持っていました。
正体を隠して学園に潜入する緊張感と、裏では圧倒的な実力を行使する爽快感。そのギャップが物語を一気に加速させます。
個人的には、今年のヒロイン大賞は文句なしでモニカ。極端なコミュニケーション不全でありながら、覚悟を決めた瞬間に宿る鋭い眼差し――あの切り替わりの強烈なギャップには何度も痺れました‼︎
演出面でも、魔法理論や世界観の構築が非常に丁寧で、「考える楽しさ」を視聴者に委ねてくる作りが印象的です。
学園モノに留まらず、ミステリーとしても成立している重層的な構成は、本作を単なる娯楽以上の位置に押し上げています。静かで強い、記憶に残る一作でした。
♬OP・ED主題歌一覧
第5位:瑠璃の宝石《夏》
「瑠璃の宝石」TVアニメ公式サイト
☆感想・レビュー
正直に言えば、最初は戸惑いもありました。
主人公・瑠璃の多動的で落ち着きのない振る舞いは、作画的にも情報量が多く、観ていて少し疲れる瞬間も多少なりともあったのは事実です。やはり、演出にはメリハリが大切だと痛感させられましたね。
しかし、それを差し引いてなお、本作が放つ輝きは圧倒的💎
まずOP・EDは今期トップクラスの完成度で、映像と音楽が作品世界への没入感を一気に高めてくれます。
瑠璃のわがままさを嫌う声も多く見かけますが、確かに未熟な面は目立ちます。ただ、それは成長物語の“起点”として意図されたものであり、回を追うごとに少しずつ変わっていく姿が丁寧に描かれているため、個人的には全く不快には感じませんでした。
むしろ、子どもらしい奔放さが愛らしくて、作品全体に活力を与えていた印象です。
扱っている題材は地学・地質学・鉱物採集という、エンタメとしては決して派手ではない分野。それでも一話たりとも退屈させないドラマ構成は見事の一言。
『おにまい』『無職転生』に続き、「さすがスタジオバインド」と唸らされる完成度でした。
全話通しての面白さ、何度見返しても色褪せない作り、作画・演出・脚本・美術・音楽すべてが高水準で噛み合った総合力。
さらに、山での採集シーンでは必ず熊鈴を鳴らすという徹底した描写も印象的で、今年話題となった熊問題とも重なり、制作陣のこだわりが強く伝わってきました。
静かに、しかし確実に心に残る――
知的好奇心と感情の両方を満たしてくれた、忘れがたい逸品です。
♬OP・ED主題歌一覧
第4位:僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON《秋》
アニメ『僕のヒーローアカデミア』
☆感想・レビュー
もし、すべてのジャンプ作品がこんなアニメ化をされていたら――
そう本気で思わせてくれた、理想形とも言えるフィナーレでした。文句のつけようがありません。ただただ、最高です!!
原作完結後の最終章を、ここまでの熱量と誠実さで描き切ったこと自体が、もはや快挙と言っていいでしょう!Filmarks、IMDb、MALのいずれでも異常とも言える高評価を叩き出し、2025年を代表する少年アニメの頂点に君臨しました❗️
デクvs死柄木弔、オールマイトvsオール・フォー・ワン――物語の根幹を成す二大決戦は、回を重ねるごとに「神回」を更新。ボンズの作画は完全に限界突破しており、「映画級」どころか“ABSOLUTE CINEMA”という言葉がこれ以上なくしっくりきます。
爆豪の復活、クラスメイト総動員の援護、その一瞬一瞬が積み重ねてきた10年の物語を肯定するようで、気づけば涙腺は何度も崩壊していました。
OP:ポルノグラフィティの「THE REVO」、EDのBUMP OF CHICKENの楽曲も作品と完璧に呼応し、音楽面でも集大成感は最高潮。
過去キャラクターたちの再登場から集結は単なるファンサービスに終わらず、「彼らが確かにこの世界を生きてきた」という時間の重みを突きつけてきました。
最終回で描かれたのは、完全無欠のハッピーエンドではありません。それでも、希望と不完全さを抱えたまま前に進む姿こそが、この物語の答えでした。
「最高のヒーローになるまでの物語」という原点に立ち返った、これ以上ない終わり方だったと思います。
細かなアニオリ改変や演出の一つひとつにも、原作への深い理解と愛情が滲んでおり、「この作品をボンズが作ってくれて本当に良かった」と心から感じました。
ストーリー、作画、キャラクター、そのすべてを含めて――
間違いなく歴代ヒーローアニメの到達点です‼️
♬OP・ED主題歌一覧
第3位:タコピーの原罪《夏》
アニメ「タコピーの原罪」公式サイト
☆感想・レビュー
ここまで救いがなく、ここまで胸を抉るのに、
それでも「素晴らしいエンタメだった」と言わざるを得ない――
そんな矛盾を成立させてしまった、奇跡のような作品でした。
『タコピーの原罪』は、とてつもなく重く、観る側の心を容赦なく試してきます。毎話、次に何が起きるのか予測できず、キャラクターの選択や言動に何度も言葉を失いました。
しずかちゃんを演じた上田麗奈さんの演技はあまりにも生々しく、あの声が脳裏に残って離れません。
全6話という構成は、まさに英断。
この物語を無理に引き伸ばさず、最も鋭く、最も残酷な温度のまま走り切ったからこそ、感情の衝撃が薄まらなかったのだと思います。今後も、話数という慣習に縛られず「その作品に最適な尺」で作られるアニメが増えてほしいと、強く願わされましたね!
無垢な善意を持つタコピーが、人間社会の歪みの中で結果的に悲劇を加速させてしまう構造は、あまりにも皮肉で、あまりにも現実的。可愛いビジュアルとは裏腹に、観る側の心を容赦なく削り取ってきます。
美しくも冷たい作画、詐欺と言わざるを得ないほど作品世界への高揚を鮮やかに呼び起こす幸福感に満ちたOPと、鑑賞後の感情を穏やかに着地させる余韻深いEDが相まって、その残酷さは何倍にも増幅されていました。
確かに、「重すぎる」「報われない」と感じて途中で離れた人がいるのも理解できます。それでも、この作品が投げかけた問い――大人の無関心、善意の暴力、救いとは何か――から目を背けてはいけないとも思いました!
正直に言って、今年ここまで深く考えさせられた最終回は他にありません。
観終わった後、すぐに感想を言葉にできず、ただ黙り込んでしまった。その沈黙こそが、この作品の凄さを物語っていたように思います。
今年のアニメーション演出部門、第1位。
心に傷跡を残すことを恐れず、それでも語り継がれるべき、紛れもない傑作でした。
♬OP・ED主題歌一覧
第2位:薫る花は凛と咲く《夏》
TVアニメ『薫る花は凛と咲く』公式サイト
☆感想・レビュー
この作品を観ている間、ずっと胸の奥があたたかかった。
刺激的な展開や劇的な事件があるわけではないのに、毎週「今週も神回だった」と自然に思ってしまう――そんな稀有なアニメでした。
『薫る花は凛と咲く』は、底辺と揶揄される男子校に通う凛太郎と、由緒正しきお嬢様校の薫子という、あまりにも隔たった世界に生きる二人の出会いから始まります。しかし本作が描くのは、身分差や属性の対立ではありません。
人を決めつけず、恐れず、ゆっくりと理解しようとすること。その尊さを、驚くほど繊細に、そして誠実に描いていきます。
凛太郎の不器用な優しさ、薫子の凛とした強さ。二人が言葉を選びながら距離を縮めていく過程は、どこまでも静かで、それゆえに眩しい。友情も恋も、誰かを傷つけるためではなく、誰かを大切にするために存在している――そんな当たり前のことを、これほど真っ直ぐに思い出させてくれる作品はそう多くありません!
CloverWorksの作画は終始美しく、表情や仕草の一つひとつに感情が宿っていました。心理描写の積み重ねも非常に丁寧で、キタニタツヤによるOPは、作品の空気感を完璧に言語化したかのような完成度。
最終回の告白シーンは、決して派手ではないのに、胸の奥に深く沈み込む名場面で、「今期最高の締め」と言われたのも頷けます。
王道であること、ベタであることを恐れず、その王道を極限まで磨き上げたからこそ生まれた純度。
この作品は、心が疲れた時にそっと寄り添い、「人を信じていい」と囁いてくれるような存在でした。
♬OP・ED主題歌一覧
第1位:メダリスト🥇《冬》
TVアニメ「メダリスト」公式サイト
☆感想・レビュー
本気で、全人類に観てほしい。
誇張でも宣伝でもなく、心からそう思わされた作品でした‼️
『メダリスト』は、ただ面白いだけではありません。
観る者の感情を根こそぎ揺さぶり、涙腺を破壊し、それでもなお、前を向く力を与えてくる――そんな“覚悟”を持ったアニメでした。
遅咲きの少女・結束いのりと、夢を一度手放した元選手のコーチ・明浦路司。才能だけでは決して辿り着けない世界で、二人が必死に手を伸ばし続ける姿は、あまりにも切実で、あまりにも眩しい。
努力は報われるとは限らない。それでも努力しなければ、何も始まらない。その現実を誤魔化さずに描き切った点が、本作を“本物”にしています。
ENGIによる3DCGスケートシーンは、もはやアニメの枠を超えた領域でした。鈴木明子氏のモーション協力によって生まれた演技は、技術的な正確さだけでなく、感情の震えまで映し出しており、「本物を観ている」と錯覚するほどの説得力。
そこに重なる米津玄師のOP「BOW AND ARROW」は、この物語そのものを射抜く一曲で、初回から最終話まで、一切の隙がありませんでした。
そして最終回。
いのりが滑り切ったラストの演技は、これまで積み重ねてきた挫折、痛み、恐怖、そして確信のすべてが結晶化した瞬間でした。過去を否定するのではなく、「あなたがいたから、ここに立っている」と受け入れた上で前に進む姿勢。その在り方が、あまりにも美しく、あまりにも人間らしい。
演技を終え、感謝とともに幕を下ろすあの瞬間。
そこにあったのは勝敗を超えた純粋な輝きであり、自己を超えていくという行為そのものの尊さでした。
細かな原作カットやギャグのノリに関する意見もありますが、それを差し引いても余りある完成度。
情熱、努力、才能、挫折、そのすべてを真正面から描き切ったこの作品は、2025年の物語表現の頂点だったと断言できます。
「2025年で一番面白かったアニメは?」と聞かれたら、私は迷わずこの作品を挙げます。
まさに――金メダル級の傑作でした🏅
♬OP・ED主題歌一覧
【11〜15位】惜しくもランク外になった2025年アニメ
第11位:グノーシア《秋》
TVアニメ『グノーシア』公式サイト
☆感想・レビュー
正直に申し上げますと、TOP10に最も食い込んでほしかった一本です!
やっていること自体は非常にシンプルで、「汝は人狼なりや?」を繰り返しているに過ぎません。しかしながら、本作が放つ緊迫感は、もはや“人狼”という枠組みに収まるものではありません!
議論モードに突入した瞬間、画面越しであるにもかかわらず、こちらの呼吸までも縛られるかのような張り詰めた空気が流れます。
誰かの一言が誰かを救い、同時に誰かを切り捨てる。その冷酷で論理的な応酬は、娯楽というよりも集団心理の実験装置を覗き込んでいる感覚に近いものがあります。
時には「人狼どころではない」状況へと物語が転げ落ち、単なる推理アニメとして終わることを拒絶している点も印象的です。
SFループという装置を用いながら、描かれているのは人間の猜疑心、信頼、そして選択の重さそのものだと感じました!
現時点ではまだ結末を迎えていないため評価は流動的ですが、着地点次第では一気に評価が跳ね上がる可能性を秘めた作品であることは間違いありません!
この順位に留めたこと自体、少し悔しさが残るほど、強烈な余韻を残す一作でした。
♬OP・ED主題歌一覧
第12位:悪役令嬢転生おじさん《冬》
TVアニメ『悪役令嬢転生おじさん』公式サイト
☆感想・レビュー
「分別のあるおじさんが転生した結果、分別のある悪役令嬢が完成してしまった」
この一文に、本作の魅力はほぼ集約されているように思います。
52歳の公務員として積み重ねてきた人生経験が、乙女ゲーム世界の悪役令嬢に宿ったことで生まれたのは、嫌味のない、品格に満ちた理想的な令嬢像でした!
原作設定由来の超絶美人という外見に、常識と配慮を備えた内面が合わさり、作中の登場人物からも、視聴者である私たちからも、好感度が自然と高まっていきます。
本来であれば嫌悪感を抱かれがちな「悪役」という立場が、いつの間にか癒しへと反転している点が非常に痛快でした!
それは単なるギャグ表現の巧みさだけでなく、大人として生きてきた経験値が、異世界においても確かな“強み”として機能しているからだと感じます。
また、物語の随所に描かれる現実世界との繋がりや家族の存在が、この作品に一段深みを与えています。
なぜ転生が起きたのか、元の悪役令嬢の人格が囚われていた鳥籠の意味とは何だったのか──未回収の謎が静かに残されている点も印象的でした。
もし続編が制作されるのであれば、ぜひその扉を開いてほしいところです。
笑えて、心が和らぎ、そして少しだけ胸が温かくなる。
悪役令嬢ジャンルの枠を軽やかに飛び越えた、優しさに満ちた良作だったと感じています♪
♬OP・ED主題歌一覧
第13位:ダンダダン 第2期《夏》
TVアニメ『ダンダダン』
☆感想・レビュー
第2期は、とにかく感情を大きく揺さぶられるシーズンでした!
サイエンスSARUによる圧倒的な作画密度と、オカルティックな混沌は健在ですが、今期はそこに明確な“痛み”が重ねられていたように感じます。
特に印象に残ったのは、ジジというキャラクターの描かれ方です。
物語序盤では敵役として、不穏で信用しきれない存在として登場しますが、物語が進むにつれて、その内面が少しずつ剥き出しになっていきます。その変化が非常に丁寧で、気づけば自然と彼に視線を向けていました!
敵から味方へ、という単純な言葉では片付けられないほど、彼の心境の変化は生々しいものがあります。
恐怖や後悔、自己嫌悪、そしてそれでも誰かを守りたいという衝動。
そうした感情が、派手なバトルや怪奇現象の只中でしっかりと描かれているからこそ、邪視編の悲壮感は強く胸に刺さりました!
巨大ロボによる最終決戦や、勢いに身を任せたような展開も健在で、良くも悪くも「ダンダダンらしさ」は全開です。
パロディや下ネタの多さで好みが分かれる部分はありますが、それ以上に、青春と怪異が交差する場所でしか描けない感情の熱量が、この第2期には確かに存在していました!
第1期と同等、あるいはそれ以上のクオリティで、大変満足度の高い一作でした。
アクション好きの方はもちろん、キャラクターの感情に深く触れたい方にも強くおすすめしたい作品です。
♬OP・ED主題歌一覧
第14位:光が死んだ夏《夏》
TVアニメ『光が死んだ夏』公式サイト
☆感想・レビュー
この作品は、確かに怖いです。
ただしその恐怖は、驚かせてくるタイプのものではありません!
気づいたときにはすでに背後に立っているような、逃げ場のない不安が静かに付きまといます。
幼馴染の光が死に、その代わりに“何か”がそこにいる。
その事実を受け入れてしまった佳紀の選択は、正しさとも狂気とも断じきれず、あまりにも人間的でした!
失った現実を直視する勇気と、失いたくないという感情が、静かにせめぎ合っています。
本作が特に優れていると感じたのは、ホラー作品でありながら、心理描写が非常に繊細である点です。
友情とも愛情とも呼び切れない、共依存的な関係性は歪んでいながらも不思議と現実味があり、思春期の心の危うさを真正面から描いているように感じました!
山岳風景や夏の光の描写は非常に美しく、その美しさがあるからこそ、異形の存在がより際立ちます。
中盤のテンポや方言表現に違和感を覚える部分は確かにありますが、それを補って余りある余韻が残りました!
恐怖と感動が同じ場所から滲み出てくるような、不思議な読後感ならぬ“視聴後感”。
ホラーが苦手でなければ、ぜひ一度、この夏の違和感に身を委ねてみてほしい作品です。
♬OP・ED主題歌一覧
第15位:忍者と殺し屋のふたりぐらし《春》
アニメ『忍者と殺し屋のふたりぐらし』公式サイト
☆感想・レビュー
この作品に強く惹きつけられた理由は、あまりにもアンバランスな世界観にあります。
人の命が驚くほど軽く扱われているにもかかわらず、全体の雰囲気はどこかゆるく、可愛らしい。その落差が、最初から最後まで独特の引力を放っていました!
忍者と殺し屋という物騒な組み合わせでありながら、描かれる日常は妙に牧歌的です。
死体が葉っぱに変わり、殺しが生活の一部として処理されていく。その光景に戸惑いながらも、次第に目が離せなくなっていきました!
正直なところ、キャラクターに心から感情移入できたかと言われると、少し難しい部分もあります。
倫理観があまりにも軽やかに踏み越えられるため、引っかかりを覚える場面も少なくありませんでした。
それでも、シャフトらしい切れ味のある演出、異様なほど完成度の高い作画、そして一度聴くと頭から離れない主題歌が、視覚と聴覚を強く満たしてくれます。
可愛いのに怖い。ゆるいのに残酷。
その矛盾を最後まで抱えたまま描き切ったことこそが、本作最大の個性だと感じました。
万人におすすめできる作品ではありませんが、ブラックユーモアや狂気と日常の境界線に惹かれる方にとっては、強く印象に残る一本になるはず!
♬OP・ED主題歌一覧
↑こちらの記事も参考になりますので是非ともご覧ください!




















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