こんにちは♪はまちーずと申します!
今回は、2024冬アニメの総合ランキングをご紹介いたします。
※注意/あくまで個人的主観が含まれておりますが、忖度なしの細密なレビューを心がけております。
ランキング対象タイトル〈五十音順〉
- 青の祓魔師 島根啓明結社篇
- 悪役令嬢レベル99
- アンデッドアンラック第2クール
- 愚かな天使は悪魔と踊る
- 外科医エリーゼ
- 薬屋のひとりごと第2クール
- 最強タンクの迷宮攻略~体力9999のレアスキル持ちタンク、勇者パーティーを追放される~
- 最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。
- 佐々木とピーちゃん
- 弱キャラ友崎くん 2nd STAGE
- スナックバス江
- 戦国妖狐
- 葬送のフリーレン第2クール
- 即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。
- ダンジョン飯
- 治癒魔法の間違った使い方
- 道産子ギャルはなまらめんこい
- 望まぬ不死の冒険者
- 姫様“拷問”の時間です
- ぶっちぎり?!
- 僕の心のヤバイやつ 第2期
- ぽんのみち
- 魔女と野獣
- マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編
- 魔都精兵のスレイブ
- 魔法少女にあこがれて
- メタリックルージュ
- 勇気爆発バーンブレイバーン
- ゆびさきと恋々
- ようこそ実力至上主義の教室へ 3rd Season
以上、30タイトルが対象になります。
おすすめ度は……
- SS(今年度を代表する名作)
- S(大傑作)
- A(傑作)
- B(良作)
- C(佳作)
- D(凡作)
の6つのランクに分けています。
今冬から視聴が止まっていたマッシュル2期とアンデッドアンラックの視聴を再開し無事全話完走しました。
アンデラはともかく、マッシュルに関しては一度切ったことを本気で後悔してしまうくらい凄く面白かったです!!
上記の2作品を加えた計30作品でどれが1位に輝いたのか…?
それでは早速、ランキング(本編)の方へどうぞ……!
- 【2024冬アニメ総合ランキング】
- 第30位:即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。
- 第29位:最強タンクの迷宮攻略~体力9999のレアスキル持ちタンク、勇者パーティーを追放される~
- 第28位:佐々木とピーちゃん
- 第27位:ぽんのみち
- 第26位:外科医エリーゼ
- 第25位:道産子ギャルはなまらめんこい
- 第24位:ぶっちぎり?!
- 第23位:望まぬ不死の冒険者
- 第22位:メタリックルージュ
- 第21位:愚かな天使は悪魔と踊る
- 第20位:スナックバス江
- 第19位:悪役令嬢レベル99
- 第18位:魔女と野獣
- 第17位:ようこそ実力至上主義の教室へ 3rd Season
- 第16位:治癒魔法の間違った使い方
- 第15位:弱キャラ友崎くん 2nd STAGE
- 第14位:最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。
- 第13位:魔都精兵のスレイブ
- 第12位:戦国妖狐
- 第11位:アンデッドアンラック
- 第10位:勇気爆発バーンブレイバーン
- 第9位:マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編
- 第8位:青の祓魔師 島根啓明結社篇
- 第7位:姫様“拷問”の時間です
- 第6位:魔法少女にあこがれて
- 第5位:ダンジョン飯
- 第4位:薬屋のひとりごと
- 第3位:ゆびさきと恋々
- 第2位:葬送のフリーレン第2クール
- 第1位:僕の心のヤバイやつ 第2期
- 【総括】2024冬アニメ総合ランキング
【2024冬アニメ総合ランキング】
第30位:即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。
即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。 スコアカード
タイトル/即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。
評価/48.4pt
★★☆☆☆(2.2)
おすすめ度/D-
2024冬アニメ(第30位)
脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
全ての敵を即死させる!最強主人公爆誕!! 修学旅行中、高遠夜霧とクラスメイトたちは、突然異世界に召喚された。 召喚したのは賢者を名乗る女、シオン。彼女は《ギフト》と呼ばれる特殊能力を彼らに与え、賢者になるための試練をクリアしろと一方的に宣告する。 突然の事態に動揺しつつも行動を開始する一同。 だが、なぜか《ギフト》を与えられなかった夜霧や壇ノ浦知千佳ら一部の生徒は、 ドラゴンが迫る草原に囮として置き去りにされてしまう。 飛来したドラゴンによって次々に殺されていく残された生徒たち。 夜霧と知千佳も絶体絶命の大ピンチ! ……かに思われたが……。 「死ね」 夜霧はその一言でドラゴンを撃退。 なんと彼は、任意の対象を即座に殺せる《即死チート》の持ち主だった!!! 元いた世界への帰還を目指し、旅を始める夜霧と知千佳。 そんな彼らの前に現れるのは異世界にいるチート能力者たち。不死身の吸血鬼? やり直しの勇者? 神に溺愛されし転生者? そんなやつら、即死チートの相手にはまるでならないんですが! 前代未聞のチート能力が武器のダウナー系少年とちょっぴり残念な美少女の異世界冒険が今、幕を開ける!!
TVアニメ『即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。』公式サイト (sokushicheat-pr.com)
キャスト | 高遠夜霧:内山昂輝 壇ノ浦知千佳:富田美憂 壇ノ浦もこもこ:金田朋子 賢者シオン:堀江由衣 賢者レイン:佐藤利奈 花川大門:下野紘 橘 裕樹:村上喜紀 高遠朝霞:Lynn リック:石井マーク ライニール:野上翔 テオディジア:関根明良 |
スタッフ | 原作:藤孝剛志(アース・スターノベル刊) キャラクター原案:成瀬ちさと 原作コミック・サブキャラクター原案:納都花丸 監督:菱田正和 シリーズ構成・脚本:青葉譲 キャラクターデザイン:崎本さゆり |
【序盤(1話〜3話)時点の感想】
これは一周回って面白い「冰剣の魔術師」や「ジビエート」枠ですね。
ただ本作は倫理観の欠片もなく、無責任にチート能力を駆使して殺めていくので、正直印象は良くないです…
メインヒロインのキャラデザ自体は可愛いんですが、道徳が空っぽな主人公のことを好きになっているので、キャラクターが絶妙に愛せないのも難点…
本作の1番の魅力はやっぱり内山昂輝さんや富田美優さん等声優陣が豪華で、主に富田さんのツッコミがキレッキレなところ。癖が本当に強くてハマる方にはハマるかと思います。
【最終回視聴後の感想】
最後まで即死のオンパレードでフリーレン同様作風が終始一貫して貫いていたのは良かったです。
本作はかなり人を分けるというか…逆にここまで振り切っていると俄然興味が出てしまい結果完走にまで至りました。
個人的には楽しめたんですが、やっぱり最後まで男主人公が好きになれなかったのが手痛かったですね…
即死チートでどんな強敵もあっさり倒すというドラゴンボールの全王様を主人公にしたかのような作品で、チート系が好きな方、とにかくぶっ飛んだ作品が好きな方にはおすすめです。
(C)藤孝剛志/アース・スター エンターテイメント/即死チート製作委員会
第29位:最強タンクの迷宮攻略~体力9999のレアスキル持ちタンク、勇者パーティーを追放される~
最強タンクの迷宮攻略~体力9999のレアスキル持ちタンク、勇者パーティーを追放される~ スコアカード
タイトル/最強タンクの迷宮攻略~体力9999のレアスキル持ちタンク、勇者パーティーを追放される~
評価/52.9pt
★★☆☆☆(2.5)
おすすめ度/D-
2024冬アニメ(第29位)
脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
歴代最高の外皮【9999】の数値を持つタンクのルードは、勇者パーティーの盾役として迷宮攻略に挑んでいた。 それはどんな願いも叶えるとされる秘宝を見つけ出し、最愛の妹・マニシアの病気を治すため――。 しかし勇者の横暴により、ルードはパーティーを追放されてしまう。その理由はルードの〝使えないスキル〟とされたが……。 故郷への帰還中、助けた少女により、ルードの未知なるスキルが判明。 それはとてつもない強力なスキルだった! 【最高値の外皮9999】と【唯一無二のスキル】を駆使した最強タンク・ルードの冒険譚――。ここに開幕!
TVアニメ「最強タンクの迷宮攻略〜体力9999のレアスキル持ちタンク、勇者パーティーを追放される〜」公式サイト (saikyo-tank.com)
キャスト | ルード:笠間淳 ニン:本渡楓 ルナ:市ノ瀬加那 |
スタッフ | 原作:木嶋隆太・如月命(掲載「マンガUP!」スクウェア・エニックス刊) キャラクター原案:さんど 監督:熨斗谷充孝 シリーズ構成:雨宮ひとみ キャラクターデザイン:永井泰平 |
【序盤(1話〜3話)時点の感想】
オープニングもカッコよくて、男主人公も漢気があるので、印象自体は悪くありませんが、作画の粗さが目立ちますね…
勇者がHPを消費して攻撃するスキルを持っていて、防御一辺倒になってないのは良し!
あとはハーレムものなのに主人公が好きになれるのは珍しいですね。
ヒロインの可愛さは勿論、本渡楓さんや市ノ瀬加那さんなどキャスト陣も豪華で何気に楽しめています。
【最終回視聴後の感想】
低予算で省エネ傾向な作画が目立ちましたが、女の子のキャラデザも可愛くて男主人公に好感がもてたので印象自体は良かったです。
途中から典型的なハーレム展開になって正直あまり肌に合いませんでしたが、人の温もりが感じられるハートフルなエピソードも随所に描かれていて存外楽しめました。
最終回のグリードとの最終決戦も熱くて、戦略面としての面白さも付与されて、仲間たちとの絆を感じられるラストも良かったです!
(C)木嶋隆太・イマジカインフォス・如月命/SQUARE ENIX・「最強タンクの迷宮攻略」製作委員会
第28位:佐々木とピーちゃん
佐々木とピーちゃん スコアカード
タイトル/佐々木とピーちゃん
評価/54.1pt
★★★☆☆(2.8)
おすすめ度/D-
2024冬アニメ(第28位)
脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
佐々木がペットショップで購入したのは、異世界から転生してきた高名な賢者様だった。 『我が名はピエルカルロ、異界の徒にして星の賢者』ただし、文鳥。 佐々木はこの可愛らしいペットに「ピーちゃん」と名付けて生活を共にすることにした。 賢者様から与えられたのは、異世界に渡る機会と魔法の力。 会社から帰宅したのなら、二人は異世界ライフを満喫! やがては、現代日本で仕入れた品物を異世界に持ち込み、商人として活動することに。 異世界でお金を稼いだり、ピーちゃんから魔法の訓練と受けたり、美味しいものを食べたり。 社畜生活でくたびれた心身を、剣と魔法のファンタジーな世界で癒やされる。 すると、そんなある日。 佐々木は会社の帰り道で「異能力者」なる存在と出会う。 ピーちゃんから教わった魔法で異能バトルを切り抜けるも、異能力者と間違われて、国の機関「内閣府超常現象対策局」にスカウトされてしまう。 脱、社畜! 脱、ブラック企業! しかし、今後は安定した公務員生活……という訳にもいかなそうで……。 一羽の文鳥との出会いが、佐々木の日常に大きな変化をもたらす! 異世界と現代日本を舞台に繰り広げられる、異世界ファンタジー×異能バトルが幕を開ける!
TVアニメ「佐々木とピーちゃん」公式サイト (sasapi-anime.com)
キャスト | 佐々木:杉田智和 ピーちゃん:悠木碧 お隣さん:鬼頭明里 星崎さん:高橋李依 エルザ:富田美憂 マジカルピンク:水瀬いのり 阿久津:置鮎龍太郎 |
スタッフ | 原作:ぶんころり キャラクター原案:カントク 監督:湊未來 シリーズ構成・脚本:赤尾でこ キャラクターデザイン:仲敷沙織 総作画監督:仲敷沙織 |
【序盤(1話〜3話)時点の感想】
突如買い出したインコのピーちゃんが突然喋り出して、主人公にあれこれ命令する…この時点でもう絵面として面白いんですが、何より本作は杉田さんの突出した演技が素晴らしくて、銀魂や無職転生を彷彿とさせる程に主人公の型にハマっていますね。
現実と異世界を行き来している本作ですが、近年だとパリピ孔明や江戸前エルフのような逆転生ものの方が面白いと云われつつあるので、本作もこのまま現実の方をメインに描いてくれたら格段に良くなりそうです。
【最終回視聴後の感想】
序盤はかなり面白かった印象でしたが、重要キャラ?のような立ち位置のお隣さんの正体も分からずじまいで、最終回は更に世界観を広げ天使と悪魔が登場。再び風呂敷を広げ始めてどんどんカオスになっていきましたね(汗)
色々謎が残った状態なのでモヤモヤが残りますが、とはいえもとから2期制作が前提で作られていたみたいなのでここからの怒号の伏線回収に期待したいです。
(C)2024 ぶんころり,カントク/KADOKAWA/佐々木とピーちゃん
第27位:ぽんのみち
ぽんのみち スコアカード
タイトル/ぽんのみち
評価/58.3pt
★★★☆☆(2.8)
おすすめ度/D-
2024冬アニメ(第27位)
脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
「でてけぇー」! 広島県尾道市に住む女子高生・十返舎なしこは家を追い出され困っていた。「友達と遊べる場所がないけん…」父親が昔経営していた雀荘が今は空き家になっていることを知ったなしこは、みんなで集まれる場所に作り直すことを決めた。友達のぱい、泉とともに。遊び場を手に入れたなしこたちは、遊んだり、料理をしたり、お茶をしたり、時々麻雀をしたり…。そんな、なんでもない日常が愛おしくなる物語です。
TVアニメ『ぽんのみち』公式サイト (ponnomichi-pr.com)
キャスト | 十返舎なしこ:前田佳織里 河東ぱい:佐伯伊織 徳富泉:若山詩音 林リーチェ:近藤唯 江見 跳:山村響 チョンボ:大塚明夫 |
スタッフ | 原作:IIS-P 監督・脚本:南川達馬 キャラクター原案:春場ねぎ キャラクターデザイン:大田謙治 |
【序盤(1話〜3話)時点の感想】
ひよこが喋ったりカイジの顔芸を連発したりかなりコメディチックな作風で好みが分かれそうな印象ですね。
日常パートならまだしも、肝心の麻雀シーンでパロディ連発、3話に関しては麻雀シーンが一切描かれていないので、一体何を見せたいのかよく分かりません。
五等分の花嫁でお馴染み、春場ねぎ先生の絵柄は非常に魅力的なので視聴は継続します。
【最終回視聴後の感想】
最終回でまさかの上田麗奈さんが演じるちっちゃい○乳キャラヒロインが登場してきて最後まで予想の斜め上をいく展開で楽しめましたが、やっぱり麻雀アニメなだけあってもっと麻雀ネタが観たかったなぁというのが率直な感想です。
ただ日常パート(バーベキュー、ハイキング、海水浴、祭り等々)は見応えがあってなんだかんだ彼女たちの何気ないほのぼのした日常に満喫しました。
(C) IIS-P/ぽんのみち製作委員会
第26位:外科医エリーゼ
外科医エリーゼ スコアカード
タイトル/外科医エリーゼ
評価/61.8pt
★★★☆☆(2.8)
おすすめ度/D+
2024冬アニメ(第26位)
脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
高本 葵の前世は“悪女皇后“エリーゼ。数多の悪行を働き人々に不幸をもたらした彼女は、夫・リンデンによって処刑されるという最期を迎えた。 現代に生まれ変わった2度目の人生では、過ちを償うべく外科医として人のため生きてきた葵だが、ある日飛行機事故で帰らぬ人に… しかし、目を覚ますと1度目の人生に戻っていた! 処刑される10年前に転生したエリーゼの目の前に現れたのは、自分のせいで命を落とした家族たちだった。もう、大切な人を失いたくない…後悔でいっぱいの人生なんて絶対にいや! 3度目の人生は悲劇のきっかけとなったリンデンとの結婚を回避し、医学の知識を生かして再び医者になりたいと決意する。ところがそんなエリーゼの道のりには、さまざまな困難が待ち受けていて…? この人生は、誰かの命を救うためにーー運命にあらがう“天才外科医”の、ひたむき医療ファンタジー開幕!
TVアニメ「外科医エリーゼ」公式サイト (surgeon-elise.com)
キャスト | エリーゼ・ド・クロレンス:石川由依 リンデン・ド・ロマノフ:阿座上洋平 グレアム・ド・ファロン:細谷佳正 |
スタッフ | 原作:yuin 小説版「外科医エリーゼ」(KW BOOKS Co.Ltd.)、mini 漫画版「外科医エリーゼ」(KidariStudio, Inc.) 監督:羽原久美子 シリーズ構成:赤尾でこ キャラクターデザイン:渡部裕子 |
【序盤(1話〜3話)時点の感想】
異世界から現実世界へ転生して再び異世界転生…ちょっとややこしいですね…
医療監修もなされていて飛行機のシーンの作画も気合いが入っていて良かったんですが、
肝心の3話で描かれた手術シーンが凄く適当で、だんだん作画も怪しくなってきたので今後が心配です。
【最終回視聴後の感想】
最後まで作画の粗さが目立ったものの、最終回は手術シーンをじっくり丁寧に描いていて、物語の方もエリーゼが医師国家試験を字が汚いことで判読不能となり満点を逃してしまうというコミカルなオチも面白くて、シリアスとギャグの塩梅も絶妙でした。
最後は俺たたエンドでしたがラストは綺麗に纏められていてよかったです。
(C)yuin,mini/Surgeon Elise Project
第25位:道産子ギャルはなまらめんこい
道産子ギャルはなまらめんこい スコアカード
タイトル/道産子ギャルはなまらめんこい
評価/62.2pt
★★★☆☆(2.8)
おすすめ度/D+
2024冬アニメ(第25位)
脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
東京から北海道北見市の高校へ転校した四季翼は、真冬の氷点下でも生足&ミニスカな“道産子ギャル”の冬木美波に、道に迷っていたところを助けられる。 同じ高校へ通うことがわかると、美波は翼と一気にトモダチに! 距離感近めで、天真爛漫な美波に、翼のココロはドキドキしっぱなし。 でも、何も知らなかった北海道のことが、美波との毎日で、翼はどんどん好きになっていく。 やがてその気持ちは、ふたりの関係も変えていき……? なまらめんこい<とってもかわいい> ハイテンション道産子ロマンチックラブコメ開幕
TVアニメ『道産子ギャルはなまらめんこい』 (dosankogal-pr.com)
キャスト | 四季翼:島﨑信長 冬木美波:佐倉綾音 秋野沙友理:花守ゆみり 夏川怜奈:上田麗奈 |
スタッフ | 原作:伊科田海(集英社「少年ジャンプ+」連載) 総監督・シリーズ構成:湊未來 監督:星野美鈴 キャラクターデザイン:佐藤勝行 制作:SILVER LINK. × BLADE |
【序盤(1話〜3話)時点の感想】
北海道という寒い地域だからこそ、露出度が高い装いがより魅力的に映っていますね。
金髪、豊満な肉体美、天真爛漫、近すぎるパーソナルスペース等々、男性の欲望が詰め込まれた内容にひとまず一定の好感を覚えます。
【最終回視聴後の感想】
美波の海外留学が実は2週間の短期留学だということが分かってホッとしました。
それでもきちんと別れを告げるために空港に駆けつけるところはベタながら熱くて、親に土下座して頼む姿も何気にカッコよかったです。
多少の肩透かし感は拭えないものの、2人でお泊まりするシーンや入浴のシーン等全話を通してエ○チ描写にかなり気合いが入っていてとても楽しめました!
(C)伊科田海/集英社・道産子ギャルはなまらめんこい製作委員会
第24位:ぶっちぎり?!
ぶっちぎり?! スコアカード
タイトル/ぶっちぎり?!
評価/63.1pt
★★★☆☆(2.9)
おすすめ度/D+
2024冬アニメ(第24位)
脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
―逃げぬ心と見つけたり―灯荒仁(ともしび あらじん)は、かつての親友浅観音真宝(あさみね またから)との再会をきっかけに強者たちの戦いに巻き込まれていく…。そんな中、巨大な魔人の影が現れ…?! 監督・内海紘子、シリーズ構成・岸本卓、キャラクターデザイン・加々美高浩、制作・MAPPAが送る、ヤンキー×千夜一夜物語!
『ぶっちぎり?!』公式サイト 2024年1月TVアニメ放送! (bucchigiri.jp)
キャスト | 灯荒仁:大河元気 浅観音真宝:星野佑典 千夜:こばたけまさふみ まほろ:永瀬アンナ 摩利人:佐々木望 拳一郎:斉藤次郎 座布:野津山幸宏 駒男:山口勝平 王太:竹内良太 蛇走:古川慎 刃暮:葉山翔太 阿久太郎:鈴木千尋 |
スタッフ | 原作:内海紘子・岸本卓・MAPPA・東宝 監督:内海紘子 シリーズ構成・脚本:岸本卓 キャラクターデザイン・総作画監督:加々美高浩 サブキャラクターデザイン・総作画監督:齊田博之 伊藤公規 |
【序盤(1話〜3話)時点の感想】
これはだいぶ癖の強いオリジナルアニメが出てきましたね。
友情あり、恋愛あり、ギャグありで単純明快かつ爽快感のあるストーリーでとても見やすいです。
ヤンキー系で東リべ以来のヒット作になるかと言われると厳しいかと思いますが、MAPPAのぶっちぎりのアクションには毎度のことながら唸らされます。
【最終回視聴後の感想】
全体のレベルの高い作画やレトロな作風が魅力の本作品。
一部の女子の方々や懐古ファンの方には特にウケている印象でしたが、モブサイコをオマージュしたようなデザインと特殊能力を用いた格闘アクションは見応えがありました。
ただ主人公の影が薄くてもう少し成長する姿を描いてくれたら尚良かったかと思います。
(C)「ぶっちぎり?!」製作委員会
第23位:望まぬ不死の冒険者
望まぬ不死の冒険者 スコアカード
タイトル/望まぬ不死の冒険者
評価/66.4pt
★★★☆☆(3.0)
おすすめ度/D+
2024冬アニメ(第23位)
脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
「……絶対に、俺は神銀(ミスリル)になる」 その決意を胸に冒険者になって早十年。レントは地道に剣の腕を磨き、知識を蓄え、冒険者組合(ギルド)へ貢献しながらも銅級下位のまま。それでも毎日のように迷宮に潜り、努力を続けていた。そんな中、低位迷宮《水月の迷宮》で未踏破区域を発見するが、そこで遭遇した《龍》に喰われてしまう。 命運尽き果てたと思われたレントだが、何故か意識を取り戻した――最弱の魔物・スケルトンとして。それでも絶望に陥ることなく己にできることを模索するレント。手始めに魔物の特性である《存在進化》を利用して上位の魔物を目指し、人間に戻る道を探すことに。 不死者(アンデッド)となったレントは、再び神銀級冒険者を目指す。
TVアニメ「望まぬ不死の冒険者」公式サイト (nozomanufushi-anime.jp)
キャスト | レント・ファイナ:鈴木崚汰 ロレーヌ・ヴィヴィエ:小松未可子 シェイラ・イバルス:長谷川育美 リナ・ルパージュ: 鈴代紗弓 |
スタッフ | 原作:丘野優(オーバーラップノベルス刊) キャラクター原案:じゃいあん 原作コミック:中曽根ハイジ(「コミックガルド」連載) 監督:秋田谷典昭 シリーズ構成:菅原雪絵 キャラクターデザイン:佐野隆雄 |
【序盤(1話〜3話)時点の感想】
雰囲気作りも丁寧で、演技やアクション等細かい作り込みもお見事!地味な印象ですが、ヒロインのリナも可愛いですし、アンデットになって人間復帰を目指すというアイデアは目新しくて中々面白いです。
【最終回視聴後の感想】
最終回ではレントがアンデットになってまでミスリル級冒険者を目指す経緯が明らかになりましたが、ちょっと最後が駆け足過ぎたのが惜しかったですね…。一部では打ち切りエンドとまで云われてましたが、最終的にレントがヴァンパイアになって人間っぽさを取り戻す展開は良かったかと思います。
個人的には序盤でメインヒロインのような立ち位置で描かれていたリナの出番があまりに少なすぎたのでもっと彼女の出番が欲しかったというのが正直な感想です。
(C)丘野優・オーバーラップ/望まぬ不死製作委員会
第22位:メタリックルージュ
メタリックルージュ スコアカード
タイトル/メタリックルージュ
評価/66.8pt
★★★☆☆(3.0)
おすすめ度/D+
2024冬アニメ(第22位)
脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
ボンズ×出渕裕がおくるバトルアクション最新作 人造人間たちが運命をかけて闘う驚異のテック・ノワールSF誕生! 『交響詩編エウレカセブン』のアニメーション制作会社ボンズと『機動警察パトレイバー』のメカニックデザイナーや『宇宙戦艦ヤマト2199』の総監督を務めた出渕裕が『ラーゼフォン』以来、19年ぶりの再タッグを実現! 監督は『キャロル&チューズデイ』『スーパー・クルックス』の堀元宣が、キャラクターデザインは『カウボーイビバップ』『血界戦線』の川元利浩が担当するなど、最高峰スタッフが結集し、壮大なテック・ノワールSFを作り上げる。 ボンズ設立25周年記念作品のオリジナルアニメ『メタリックルージュ』は2024年1月、世界に放たれる。 人間と人造人間が混在する世界―― 人造人間の少女・ルジュは、バディのナオミと共に、火星である任務にあたっていた。 それは、“政府に敵対する9人の人造人間の殺害”。 人造人間の少女・ルジュの戦いの物語が始まる――。
TVアニメ『メタリックルージュ』公式サイト (metallicrouge.jp)
キャスト | ルジュ・レッドスター:宮本侑芽 ナオミ・オルトマン:黒沢ともよ |
スタッフ | 総監修・シリーズ構成:出渕裕 監督:堀元宣 キャラクターデザイン:川元利浩 特技監督:村木靖 グラディエーターデザイン:竹谷隆之 篠原保 メカニカルデザイン:平尾朋之 |
【序盤(1話〜3話)時点の感想】
雰囲気だけは滅茶苦茶名作臭が漂っていますが、肝心のストーリーの部分はうーーん…。
まだまだ散りばめられた伏線や謎が解明されていないので一概には言えませんが、掴みはもひとつだった印象です。
それでもこれだけ上位にいる理由はやっぱりボンズの渾身のアクションシーン、高密度に練られた設定と世界観、あとは劇伴も凄く良くて、クオリティ頼りになっているところが気持ち的には昨年のTRIGUN STAMPEDE(トライガン・スタンピード)を彷彿とさせます。
もともと期待値No.1だった作品だけに今後の巻き返しに期待します。
【最終回視聴後の感想】
劇伴や声優さんのお芝居も一級品でメカデザインやサイバーパンク的な雰囲気に序盤は特に引き込まれました。
ただ展開が突飛で、ストーリーも断片的な印象で最後までハマれなかったのが正直な感想…。
一応ボンズの設立25周年を記念したオリジナルアニメなので高いクオリティを提供してくれましたが、終盤は少し作画も崩れかけてきてなかなか成功作とは言い難い作品でした。
(C)BONES・出渕裕/Project Rouge
第21位:愚かな天使は悪魔と踊る
愚かな天使は悪魔と踊る スコアカード
タイトル/愚かな天使は悪魔と踊る
評価/66.9pt
★★★☆☆(3.0)
おすすめ度/D+
2024冬アニメ(第21位)
脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
天界からの攻勢に抗うために、魔界を鼓舞するカリスマとなりうる人間をスカウトしに人間界へとやってきた悪魔「阿久津雅虎」。 彼は正体を隠し転入した学校で、可憐な美少女「天音リリー」と出会う。 早速リリーを勧誘する阿久津だったが、リリーの正体は悪魔の天敵「天使」で…!? 魔界を守るためにリリーを堕天させようとする阿久津と、とある目的のために阿久津を更生させようとするリリー。 絶対にアイツを堕天/更生(お)としてやる…! 天使と悪魔の「オトしあい」バトル開幕!!
TVアニメ「愚かな天使は悪魔と踊る」公式サイト (kanaten-anime.com)
キャスト | 阿久津雅虎:内田雄馬 天音リリー:佐倉綾音 谷川裕也:梅田修一朗 広田健作:土岐隼一 棚橋夕香:東山奈央 リズ:釘宮理恵 |
スタッフ | 原作:アズマサワヨシ(「電撃マオウ」連載/KADOKAWA刊) 監督・構成:川崎逸朗 助監督:球野たかひろ キャラクターデザイン:八尋裕子 助監督:球野たかひろ |
【序盤(1話〜3話)時点の感想】
どちらかを恋に落とせば勝ちというかぐや様のような恋愛の駆け引きに興味を惹かれつつ、は○めの一歩パロディなど笑える要素がてんこ盛りで好印象。
悪魔の方が律儀で天使の方がサディスティックというガブリールドロップアウト的な逆転の発想も痛快で、見応え満載です。
【最終回視聴後の感想】
独特でコミカルな笑いとリリーの可愛さ、ハラグロさが際立っていて、新感覚な恋愛模様が堪能できました。
最終回も阿久津とリリーの関係性を丁寧に描いてくれて、「Gift」で〆るエモーショナルなラストまで良かったです。
(C)2023 アズマサワヨシ/KADOKAWA/かな天製作委員会
第20位:スナックバス江
スナックバス江 スコアカード
タイトル/スナックバス江
評価/67.5pt
★★★☆☆(3.0)
おすすめ度/D+
2024冬アニメ(第20位)
脚本
作画
キャラ
音楽
声優
北海道最大の繁華街すすきの――から5駅離れた北24条。
TVアニメ「スナックバス江」 (snackbasue.com)
この町の「スナックバス江」は、
バス江ママと、チーママの明美さんの楽しいお店。
彼女たちと珍妙な常連&一見さんが織りなす笑いで、
あなたもきっと、いつしか笑顔。
キャスト | 明美:高橋李依 バス江:斉藤貴美子 山田:阿座上洋平 タツ兄:落合福嗣 森田:岩崎諒太 風間:福島潤 |
スタッフ | 原作:フォビドゥン澁川 『スナックバス江』(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載) 監督・脚本・シリーズ構成・美術監督:芦名みのる キャラクターデザイン・作画総監督:富山 |
【序盤(1話〜3話)時点の感想】
もともとあまり期待していなかっただけに、これは予想外!いい掘りだしものが見つかりました♪
夜の繁華街特有の雰囲気もよくて、2話で強盗が店にやってくるエピソードがあるんですが、これがまた面白く、強盗ですら周りの空気感に飲みこまれてしまうスナックの居心地の良さがいいですね。
監督が同じとはいえ、急に異世界かるてっとの映像がでてきたり、エンディングは毎回カラオケ風だったりと、夜中にお酒飲みながらまったり視聴できる良作です!
個人的には30分じゃなくて15分くらいの尺が丁度よかったかと思いますが、しっかり笑いのツボをおさえているので、終始楽しませてもらっています!
【最終回視聴後の感想】
最終回でチ〇ポコを連呼する作品なんて始めてで、最後までブレない作風とクセの強すぎる登場人物が織りなすスナックの雰囲気に魅了。
かなり面白かったんですが、やっぱりショートアニメの方がこの作品の場合は観やすかったかと思うので、5分~10分くらいの短編でまた続きが観てみたいですね。
EDのカラオケパートも毎週楽しませていただきました!
(C)フォビドゥン澁川/集英社・「スナックバス江」常連一同
第19位:悪役令嬢レベル99
悪役令嬢レベル99 スコアカード
タイトル/悪役令嬢レベル99
評価/70.0pt
★★★☆☆(3.1)
おすすめ度/C-
2024冬アニメ(第19位)
脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
乙女ゲーム『ヒカユウ』の悪役令嬢・ユミエラに転生してしまった主人公。 実は、ユミエラは魔王を倒したあとに登場する裏ボスで、レベルをカンストしていないと倒せないほどの強大な存在だった。 しかし、ただ倒されるだけの存在ではいたくはない。そう考えたユミエラは、ゲームのストーリーに干渉しないよう、目立たず生きていこうと決意するが、ゲーマー魂に火が付いて思わず自身のレベルを99 まで上げてしまった。 その強大な力のせいで、周囲の人々から「魔王」と疑われることになってしまう。 平穏な学園生活を望むユミエラが手にする未来とは――?
TVアニメ「悪役令嬢レベル99~私は裏ボスですが魔王ではありません~」公式サイト (akuyakulv99-anime.com)
キャスト | ユミエラ・ドルクネス:ファイルーズあい パトリック・アッシュバトン:内田雄馬 アリシア・エンライト:和氣あず未 エドウィン・バルシャイン:八代拓 ウィリアム・アレス:石谷春貴 オズワルド・グリムザード:天﨑滉平 |
スタッフ | 原作:七夕さとり(カドカワBOOKSBOOKS) 原作イラスト:Tea 漫画 :のこみ 監督:山岡実 シリーズ構成:志茂 文彦 キャラクターデザイン:海保仁美 金璐浩 |
【序盤(1話〜3話)時点の感想】
1話はアリシア目線であくまでチート無双ではなく、乙女ゲーのようなシナリオで、やや楽しめましたが、ラストで主役が切り替わりよくあるチート系にシフトしたのがとても残念でした。
主人公のユミエラが転生先の王子たちに隠していた実力を見せびらかす展開もワンパターンすぎるので、もう少し独自性のあるストーリーに期待します。
【最終回視聴後の感想】
悪役令嬢転生モノという近年でメジャーになりつつあるジャンルの中でも本作はユミエラの常軌を逸したキャラクター設計で巧く差別化してきましたね。
デフォルメ調のキャラデザも非常に可愛らしくて作画も大きく崩れなくてしっかり見応えがありました。
最終的に和解には至らずともユミエラとアリシアサイドが共闘して裏ボスを討伐する展開は胸熱でした!
(C)七夕さとり・Tea・のこみ/KADOKAWA/「悪役令嬢レベル99」製作委員会
第18位:魔女と野獣
魔女と野獣 スコアカード
タイトル/魔女と野獣
評価/70.2pt
★★★☆☆(3.1)
おすすめ度/C-
2024冬アニメ(第18位)
脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
はじまりは17人の「起源の魔女」。 全ての力をその身に受け継いだものが、現代も世界各地に存在する。 そこに現れたのは、棺桶を背負う男と、獣の目をした少女。 少女は魔女に呪われた過去があり、呪いを解くためにある魔女を探している。 2人の前に現れる魔女は追い求めた獲物か。 そして魔女の呪いを解く方法とは――。 これは悪しき魔女を追い求めた復讐劇。 「獣」が「魔女」を捕らえたとき、物語は大きく動き出す。 華麗にして苛烈なダークファンタジーがここに開幕!!
TVアニメ「魔女と野獣」公式サイト|TBSテレビ
キャスト | ギド:大地葉 アシャフ:森川智之 イオーネ:日笠陽子 マリー:芝崎典子 キーラ・ヘインス:皆川純子 ルーベン・コール:木内秀信 シュルク:髙坂篤志 ロラン:寺島拓篤 ファノーラ・クリストフル:早見沙織 ヨハン:逢坂良太 ジェフ・エンカー:郷田ほづみ 死霊魔術師:佐々木望 |
スタッフ | 原作:佐竹幸典(講談社「月刊ヤングマガジン」連載) 監督:浜名孝行 シリーズ構成:百瀬祐一郎 キャラクターデザイン:飯島弘也 サブキャラクターデザイン:津島桂 |
【序盤(1話〜3話)時点の感想】
ディープ寄りなダークアクションファンタジー。ダークもの好きとしてはかなり好みの作品です!
キャラクターが特徴的なので、少なくとも万人向けではありませんが、メイン2人の会話劇も面白いですし、ゴシック風の世界観も好み。結構過激なシーンも含まれていますので退屈せずに視聴できています。
【最終回視聴後の感想】
アシャフとギドのコンビのやりとりや絶妙な温度差が痛快で、物語もダークファンタジーものが大好きな私としてはかなり楽しめました。
各エピソードもコンパクトで綺麗に纏まっていましたし、何より森川智之さんのキャスティングが抜群にマッチしていました。
最新話では遂にアシャフとギドの出会いのエピソードが描かれましたね。少しずつ勢力関係も見えてきたので残り1話ではありますが最終話はかなり盛り上げてくれそうです。
(C)佐竹幸典・講談社/「魔女と野獣」製作委員会
第17位:ようこそ実力至上主義の教室へ 3rd Season
ようこそ実力至上主義の教室へ 3rd Season スコアカード
タイトル/ようこそ実力至上主義の教室へ 3rd Season
評価/70.8pt
★★★☆☆(3.2)
おすすめ度/C-
2024冬アニメ(第17位)
脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
東京都高度育成高等学校、それは進学率・就職率100%を誇り、毎月10 万円の金銭に相当するポイントが支給される夢のような学校。しかし、その内実は一部の成績優秀者のみが好待遇を受けられる実力至上主義の学校であった。 3学期を迎え、DクラスからCクラスに昇格した綾小路たちは、林間学校へと向かう。そこで実施されるのは「混合合宿」と呼ばれる全学年合同で行われる特別試験。その名の通り、男女別に分かれ、必ず複数のクラスが混合するグループをいくつか作り、そのグループ単位で採点される試験である。 これまで敵として争っていた他のクラスの生徒たちとも協力しなければ、高得点を得ることができない状況、そして何よりボーダーラインに届かなかったグループからは退学者が出るというルールに慄く一同。波乱を呼ぶ激動の3学期が今、幕を開ける!
TVアニメ『ようこそ実力至上主義の教室へ 3rd Season』公式サイト (you-zitsu.com)
キャスト | 綾小路清隆:千葉翔也 坂柳有栖:日高里菜 堀北鈴音:鬼頭明里 櫛田桔梗:久保ユリカ 軽井沢恵:竹達彩奈 平田洋介:逢坂良太 高円寺六助:岩澤俊樹 一之瀬帆波:東山奈央 橋本正義:阿座上洋平 龍園 翔:水中雅章 椎名ひより:高橋李依 堀北 学:梅原裕一郎 南雲 雅:斉藤壮馬 |
スタッフ | 原作:衣笠彰梧(MF文庫J 「ようこそ実力至上主義の教室へ」/KADOKAWA 刊 キャラクター原案:トモセシュンサク 総監督:岸誠二 橋本裕之 監督:仁昌寺義人 シリーズ構成:重信康 風埜隼人 キャラクターデザイン:森田和明 |
【序盤(1話〜3話)時点の感想】
今まであまり掘り下げられていなかった一之瀬にスポットを当て始め、更には坂柳も仕掛けてきて俄然興味がでてきました。
まだ盛り上がりには少し欠けますが、本作は後半で主人公が本格的に動き出してからが本番なので、気長に視聴させていただきます。
【最終回視聴後の感想】
やっぱり3期は8話のクラス内投票の山内のシーンがハイライトでしたね笑
顔芸祭りから声優さんの熱演が迫真で、リアルなお芝居によって面白さが倍増していました。
作画もかなり安定していて、最終回のラストでカーストルームを流したところもまた粋で良かったです。
(C)衣笠彰梧・KADOKAWA 刊/ようこそ実力至上主義の教室へ2製作委員会
第16位:治癒魔法の間違った使い方
治癒魔法の間違った使い方 スコアカード
タイトル/治癒魔法の間違った使い方
評価/74.8pt
★★★☆☆(3.2)
おすすめ度/C+
2024冬アニメ(第16位)
脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
平凡な高校生・兎里 健(ウサト)は、帰宅の途中、生徒会長の犬上鈴音(スズネ)、クラスメイトの龍泉一樹(カズキ)とともに突如現れた魔法陣に飲み込まれてしまう――。 気づくと、そこは異世界。 3人は王国に攻め込んでくる魔王軍に対抗できる『勇者』として召喚された……はずが、勇者の適性を持っていたのはスズネとカズキのみ。 ウサトは巻き込まれただけだった! しかし、ウサトに“治癒魔法”の適性があることが判ると事態は一変。 救命団団長を名乗るローズが現れ、ウサトを力ずくで連れ去ってしまう。 そこでウサトを待っていたのは、想像を超える地獄の訓練の日々だった――!
TVアニメ「治癒魔法の間違った使い方」公式サイト (chiyumahou-anime.com)
キャスト | ウサト:坂田将吾 スズネ:七瀬彩夏 カズキ:高梨謙吾 アマコ:会沢紗弥 ローズ:田中敦子 ブルリン:渡辺明乃 オルガ:中村源太 ウルル:青山吉能 トング:伊藤健太郎 ミル:堀井茶渡 アレク:奈良徹 ゴムル:堀総士郎 グルド:藤井隼 |
スタッフ | 原作:くろかた(MFブックス/KADOKAWA刊) キャラクター原案:KeG 監督:緒方隆秀 シリーズ構成:ヤスカワショウゴ キャラクターデザイン:田辺謙司 |
【序盤(1話〜3話)時点の感想】
全体的にかなり騒がしく、ギャグも面白いですが、かなり勢い任せかつ、ひと昔前のようなノリなので好みは分かれそうですね。
とはいえ、作画の作りも丁寧でギャグのテンポも絶妙。キャラクターも好感がもてますし、中々侮れない作品になりそうです。
【最終回視聴後の感想】
タイトルの間違った使い方の本当の意味、無益な殺生は行わずに魔法で相手を気絶させる使い方だったと知って感心。
中でも9話のローズ団長の過去編と11話は特に素晴らしかった…
序盤は癖の強いギャグアニメくらいの感覚で観ていましたが、中盤からシリアス路線に突き進み「命」の重みを感じるエピソードが描かれます。ローズ団長が失った部下たちによって自身の情けなさを痛感し、「命」と真摯に向き合うようになる展開に涙…
故に彼女の「自分の命を蔑ろにするな!」という台詞が刺さりました。
(C)くろかた/MFブックス/「治癒魔法の間違った使い方」製作委員会
第15位:弱キャラ友崎くん 2nd STAGE
弱キャラ友崎くん 2nd STAGE スコアカード
タイトル/弱キャラ友崎くん 2nd STAGE
評価/75.0pt
★★★☆☆(3.2)
おすすめ度/B-
2024冬アニメ(第15位)
脚本
作画
キャラ
音楽
声優
友崎文也は、日本屈指のゲーマーながら現実ではぼっちの高校生。
“人生はクソゲー”だと言い切る彼が出会ったのは、
学園のパーフェクトヒロイン・日南葵だった。「この『人生』というゲームに、真剣に向き合いなさい!」
人生ははたしてクソゲーか、神ゲーか?
TVアニメ「弱キャラ友崎くん 2nd STAGE」公式サイト (tomozaki-koushiki.com)
日南の指導のもと、弱キャラ高校生の人生攻略が幕を開ける!
キャスト | 友崎文也:佐藤元 水沢孝弘:島﨑信長 日南葵:金元寿子 中村修二:岡本信彦 七海みなみ:長谷川育美 竹井:水野駿太郎 菊池風香:茅野愛衣 夏林花火:前川涼子 泉優鈴:稗田寧々 |
スタッフ | 原作:屋久ユウキ「弱キャラ友崎くん」(ガガガ文庫/小学館刊) 原作イラスト:フライ 監督:柳伸亮 シリーズ構成:志茂文彦 キャラクターデザイン:矢野茜 |
【序盤(1話〜3話)時点の感想】
1期は結構面白かった印象の弱キャラ友崎くんですが、第2期は想像を絶する程に重い!
虐め問題を解決するという難易度が跳ね上がった試練で強キャラにまで成長した友崎くんがどう解決していくのか…観れば観るほど関心が高まっていきますね。
この状況を何とかしようとして仲間達が結束していく展開は王道ながらとても好感がもてます!
【最終回視聴後の感想】
序盤のいじめパートは正直そこまで刺さりませんでしたが、終盤の文化祭パートからかなり面白くなった印象で、菊池さんのギミックは勿論、自分を選んでほしかったのに友崎くんの背中を押すみみみの言動に心打たれました…
身を引く事を選んだ菊池さんを友崎が救い告白するまでの流れが演劇のようにドラマチックで、予想外の結末も含め最終回の締めくくりとしては文句のつけようがないくらい素晴らしかったです!
(C)屋久ユウキ・小学館/「弱キャラ友崎くん2」製作委員会
第14位:最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。
最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。 スコアカード
タイトル/最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。
評価/75.0pt
★★★☆☆(3.3)
おすすめ度/B-
2024冬アニメ(第14位)
脚本
作画
キャラ
音楽
声優
その少女のスキルは、魔物を手懐ける『テイマー』。ただしランクは、最弱の『星なし』。
TVアニメ化決定!「最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。」公式サイト (saijakutamer-anime.com)
最弱テイマーのアイビーは、不吉な子供として村から追われ、『捨て場』のゴミを拾いながら冒険の旅を始めた。
か弱いレアスライムや、凶暴な魔物アダンダラと友達になったアイビーは、魔物たちの特殊能力と、前世の記憶に
よる大人顔負けの洞察力で、あらゆる困難をくぐり抜ける。
かわいい少女と、かわいい魔物による、ほのぼのサバイバルファンタジー。
キャスト | アイビー:鈴木愛奈 ソラ:田村睦心 |
スタッフ | 原作:ほのぼのる500『最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。』(TOブックス刊) 原作イラスト:なま 総監督:山内重保 監督:堀内直樹 シリーズ構成:高山カツヒコ キャラクターデザイン:胡峰誠 池田結姫 |
【序盤(1話〜3話)時点の感想】
癒し要素がある一方、かなりハードかつセンセーショナルな内容となっていて、更に主人公が子供の設定なのでより感情を揺さぶられます。
作画も綺麗ですし、風景やキャラデザも可愛らしくて表情の動きも素晴らしい!
ストーリー面としては、スライムのソラは心強いですが、せめて人間の仲間が加わってアイビーが救われるカタルシスな展開に期待したいです。
【最終回視聴後の感想】
やっぱりこういう本気で視聴者の心を揺さぶってくる作品が私は大好きで、序盤で小さい少女のアイビーが家族に見限られそのうえ不幸な目に遭い続けたことで感情移入させられ、そんな過酷な状況の中でソラと出会い旅に出て、しばらくして受け入れてくれる優しい仲間たちとも出会って救われるカタルシスな展開に強く感動しました…。
作画ももちろん素晴らしかったですが、何より本作は音楽の部分がもの凄く良かったですね。
個人的にはエンディングが凄くお気に入りでどこかノスタルジーを感じる旋律でより本作の深みを引き立たせ、視聴後の余韻を存分に浸らせてくれました。
これは知る人ぞ知る隠れた良作としてコアなファンに支持されていきそうです。
(C)ほのぼのる500・TOブックス/「最弱テイマー」製作委員会
第13位:魔都精兵のスレイブ
魔都精兵のスレイブ スコアカード
タイトル/魔都精兵のスレイブ
評価/76.4pt
★★★☆☆(3.5)
おすすめ度/B-
2024冬アニメ(第13位)
脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
日本各地に、突如として謎の門が出現。 その先の異空間『魔都』には女性にのみ食べた者に特異な能力をもたらす桃が存在し、『醜鬼』(しゅうき)と呼ばれる怪物を退治するため、女性兵による戦闘集団『魔防隊』が組織された。 活躍できる場所を求めていた男子高校生・和倉優希はある日、魔都へと迷い込むと醜鬼に襲われてしまう。そこへ駆けつけたのは魔防隊七番組の美しき組長・羽前京香。京香の能力で奴隷(スレイブ)と化した優希は力を開花させ、醜鬼を見事打ち倒し、奴隷 兼 魔防隊の管理人として醜鬼と戦うことに。 “飼われる少年”のバトルファンタジー、ここに開幕!
TVアニメ『魔都精兵のスレイブ』公式サイト (mabotai.jp)
キャスト | 和倉優希:広瀬裕也 羽前京香:鬼頭明里 東日万凛:宮本侑芽 駿河朱々:日野まり 大河村寧:立花日菜 出雲天花:内田真礼 東八千穂:稗田寧々 若狭サハラ:上田麗奈 和倉青羽:楠木ともり 銭函ココ:千本木彩花 湯野波音:日高里菜 |
スタッフ | 原作:タカヒロ『魔都精兵のスレイブ』(少年ジャンプ+連載中/ジャンプコミックス刊) 漫画:竹村洋平 総監督:西村純二 監督:久慈悟郎 シリーズ構成:中西やすひろ 脚本:加納京太、金田一明 キャラクターデザイン:吉井弘幸 |
【序盤(1話〜3話)時点の感想】
ザ・ハーレムものですが、本作も男主人公に不快感がないので凄く好印象ですし、何よりキャラクターデザインが素晴らしい‼︎
個人的推しは圧倒的に寧ちゃん(※ロリコンではありません)ですが、皆んなが個性豊かなキャラクターとなっていて、それぞれの関係性などもしっかり描かれているので基本的に誰でも推しが1人は必ず見つかる筈…!
ブルーピリオドでお馴染みセブンアークスさんなので、滅茶苦茶クオリティが高いかと言われればそうではありませんが、アクションシーンやえ○ち描写も結構気合いが入っていて男性であれば誰しもが虜になることでしょう。
【最終回視聴後の感想】
本作も含め最近のエ○アニメは本当に面白い作品が多くて非常にありがたい限りです。
エ○コメ×能力バトルという男性の好きなものをミックスしたような作品で、それぞれのキャラが立っているだけでなく能力バトルとしての面白さや叡智な描写も抜かりなくて凄く見応えがありました。
寧先輩は癒し枠として最後まで魅力的で、サハラや天花さんなど味方だけでなくライバルサイドまで魅力的なキャラが揃っていて大変楽しませていただきました。
個人的には中断された京香と天花のリーダーどおしのタイマンが観たかったですが、無事2期も発表されたとのことで原作だとここから一気に新キャラが増えてくるのでキャスト陣も含めて楽しみです!
(C)タカヒロ・竹村洋平/集英社・魔防隊広報部30
第12位:戦国妖狐
戦国妖狐 スコアカード
タイトル/戦国妖狐
評価/77.0pt
★★★☆☆(3.4)
おすすめ度/B-
2024冬アニメ(第12位)
脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
時は永禄七年(1564年)、人の営みの傍らに闇(かたわら)と呼ばれる魑魅魍魎・妖怪変化たちが息づく戦国時代。齢200年を生きる人間好きの妖狐・たまと、縁あって義姉弟となった、人間嫌いの仙道(仙術使い)の少年・迅火は「世直し姉弟」を名乗り、人に仇なす闇・障怪(さわり)退治の旅をしていた。旅の最中、障怪退治を生業とする僧兵集団・断怪衆(だんがいしゅう)と関わった姉弟は、彼らが障怪に対抗するため、人と闇を人為的に融合した存在・霊力強化改造人間を擁していることを知る。人と闇を辱める所業に、義憤の念に駆られたたまと迅火は、その行いを糾すため、武者修行中の自称浪人・兵頭真介と、断怪衆から脱走した霊力強化改造人間の少女・灼岩と共に、断怪衆総本山へと乗り込む。姉弟たちと敵対する形となった断怪衆は、その討伐のため「闇喰い人」を自称する剣士・雷堂斬蔵と、霊力強化改造人間の精鋭・四獣将を差し向ける。
TVアニメ「戦国妖狐」公式サイト (sengoku-youko.com)
キャスト | 迅火:斉藤壮馬 たま:高田憂希 真介:木村良平 灼岩:黒沢ともよ 千夜:七海ひろき 月湖:内田真礼 なう:豊崎愛生 神雲:乃村健次 道錬:稲田徹 烈深:宮城一貴 山の神:高垣彩陽 りんず:鈴木愛奈 野禅:津田健次郎 雷堂斬蔵:東地宏樹 |
スタッフ | 原作:水上悟志(マッグガーデン刊) 監督:相澤伽月 シリーズ構成・脚本:花田十輝 キャラクターデザイン:奥田陽介 サブキャラクターデザイン:小林真平 総作画監督:奥田陽介 小林真平 八重樫洋平 |
【序盤(1話〜3話)時点の感想】
プラネットウィズの再来。もはや前作を越える勢いと面白さ。制作もWHITE FOXさんなので非常に高クオリティですし、何よりKEIKOさん×梶浦由記(かじうら ゆき)さんが担当されたエンディングテーマが凄く良くて、壮大なスケール感を掻き立てます。
個人的には灼岩がドストライクですが、メインキャラ4人とも魅力的で、不快なキャラクターがいないのもいいですね。
そして肝心のストーリーの部分ですが、最新の3話のラストシーンが滅茶苦茶良かったです。
4人それぞれ悩みや葛藤を抱えていて、人と人と傍らの狭間と傍ら、時間をかけて仲間から自分自身の在り方を学んでいくという、「いのちの在り方」そして種族を越えた深い人間ドラマが心に響きます。
今期最も知名度と面白さが釣り合っていない作品だと思っています。
3クール放送みたいですが、この面白さがずっと持続したら本当に時代に名を残す作品になるかも知れませんね。
【最終回視聴後の感想】
個人的に3話が特に面白かった印象でしたが、8話の灼岩との別れのシーンも衝撃でとにかく観ていて辛かった…。
新たな生命の為に命を落としてまで守りぬく彼女の姿が滅茶苦茶かっこよくて、新たな生命の誕生に普段は無表情な迅火さえも号泣するシーンにとことん泣かされました…。
最新話では動く城vsデカイ山という怪獣映画ばりのスケール感で笑ってしまいましたが、戦いの中で成長する迅火や真介が灼岩の仇を討つ展開も胸熱でした‼︎
惑星のさみだれがいかんせんアニメ化に恵まれなかっただけに今作は無事成功してくれて嬉しい限りです。
第11位:アンデッドアンラック
アンデッドアンラック スコアカード
タイトル/アンデッドアンラック
評価/78.3pt
★★★☆☆(3.5)
おすすめ度/B+
2023秋アニメ(第13位)※第1クール
2024冬アニメ(第11位)※第2クール
脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
くるよ、不運が。 いいね!最高だ!! 触れた人々に不幸な事故をもたらす不運“アンラック”な少女・風子。 その特異な体質から一度は死を覚悟した風子の前に、絶対に死ねない不死の体を持つ“アンデッド”のアンディが現れる。 彼は風子の力で“本当の死”を得るため、彼女と行動を共にすることに。 しかし、アンディと風子のような異能の力を持つ【否定者】を狙う謎の組織“ユニオン”が2人の前に現れる。 これは、二人が最高の死を見つけるお話。
TVアニメ『アンデッドアンラック』公式サイト (undead-unluck.net)
キャスト | アンディ:中村悠一 出雲風子:佳原萌枝 シェン:花江夏樹 ボイド:乃村健次 ジーナ:悠木碧 ジュイス:伊瀬茉莉也 ビリー:小山力也 タチアナ:釘宮理恵 トップ:岡本信彦 ニコ:遊佐浩二 アポカリプス:杉田智和 |
スタッフ | 原作:戸塚慶文「アンデッドアンラック」(集英社「週刊少年ジャンプ」連載) 監督:八瀬祐樹 キャラクターデザイン:守岡英行 |
【最終回視聴後の感想】
バトルパートの作画が素晴らしい分、時折り同じカットが続いていたり、シャフトにありがちな止め+顔がアップのカットで巧く節約していた印象でしたが、各話引きが強くて不思議と続きが見たくなりました。
バトルアクションに加え、「否定」や「ルール」といった要素が付与されて他のバトルものにはない独自の面白さが詰まっています。
最終回に関しては原作者の関わる仕掛けが明らかになるという驚きの展開に拍がつきました。
第10位:勇気爆発バーンブレイバーン
勇気爆発バーンブレイバーン スコアカード
タイトル/勇気爆発バーンブレイバーン
評価/78.5pt
★★★☆☆(3.5)
おすすめ度/B+
2024冬アニメ(第10位)
脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
―――ふたりを繋ぐ“勇気”人型装甲兵器『ティタノストライド=通称TS(ティーエス)』が発達した時代。 各国軍は“ハワイ オアフ島”に集結。陸上自衛隊所属 イサミ・アオと アメリカ海兵隊所属 ルイス・スミスのふたりは戦闘の最中出逢う。 突如所属不明機による強襲を受け、為す術もなく散っていく兵士たち。 己の誇りをかけて戦え。死と隣り合わせの戦場で生き残る為。仲間を救う為。 命を信じて、“勇気”を燃やせ。
TVアニメ「勇気爆発バーンブレイバーン」公式サイト (bangbravern.com)
キャスト | イサミ・アオ:鈴木崚汰 ルイス・スミス:阿座上洋平 ルル:会沢紗弥 ヒビキ・リオウ:宮本侑芽 ミユ・カトウ:加隈亜衣 ホノカ・スズナギ:前田佳織里 カレン・オルドレン:藤井ゆきよ ニーナ・コワルスキー:森なな子 ハル・キング:三宅健太 トーマス・J・プラムマン:志村知幸 |
スタッフ | 企画:Cygames 監督:大張正己 シリーズ構成:小柳啓伍 キャラクターデザイン原案:かも仮面 キャラクターデザイン:本村晃一 メカニカルデザイン:MORUGA 桜水樹 石垣純哉 山根理宏 鈴木勘太 |
【序盤(1話〜3話)時点の感想】
またとんでもなく癖の強い作品が出てきましたね笑
要所要所でツッコミどころが満載で、整合性を捨てとことんコメディに振り切る姿勢、嫌いではありません!
ただ、近年の作品だと東京ミュウミュウのように明らかに深夜アニメの作風というよりは、日朝あたりにやっていそうなアニメで、他作品との温度差がだいぶかけ離れているのでやや肌に合わないです。
現時点だとミギとダリの序盤のような満足感ですが、ミギダリのように後半から色んな要素を加えて跳ねてくれることを願っています。
【最終回視聴後の感想】
サイゲーム原作なだけあって1話のインパクトだけなら同じサイゲーム作品の「アキバ冥途戦争」にも匹敵するレベルで、当初はとてつもない変化球を喰らった感覚でした…。
勢いはありましたが、昭和のロボットアニメのパロディが多く含まれていて、やっぱりひと昔前のメカアニメファンを中心に支持されていた印象ですね。
自分は正直感情がちょっとついてこれなかったですが、少なくとも令和屈指の迷作アニメとして今後も受け継がれることでしょう。
(C)「勇気爆発バーンブレイバーン」製作委員会
第9位:マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編
マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編 スコアカード
タイトル/マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編
評価/80.8pt
★★★★☆(3.7)
おすすめ度/A-
2024冬アニメ(第9位)
脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
ここは、魔法界。 ここは、魔法が当然のものとして使用される世界。 そんな魔法界の魔法学校に通う、マッシュ・バーンデッド──。 家族との平穏な暮らしを守るため、魔法が使えないという事実を隠し、トップである「神覚者」を目指すことに。 彼の鍛え抜かれた筋肉で、精鋭の魔法使いたちをも凌駕し「神覚者候補選抜試験」に臨む。 鍛え抜かれたパワーがすべての魔法を粉砕する、アブノーマル魔法ファンタジー、第2章開幕──!!
TVアニメ『マッシュル-MASHLE-』公式サイト
キャスト | マッシュ・バーンデッド:小林千晃 フィン・エイムズ:川島零士 ランス・クラウン:石川界人 ドット・バレット:江口拓也 レモン・アーヴィン:上田麗奈 ナレーション:平田広明 ライオ・グランツ:諏訪部順一 オーター・マドル:小野友樹 カルド・ゲヘナ:島﨑信長 ソフィナ・ブリビア:早見沙織 レナトス・リボル:谷山紀章 ツララ・ヘイルストーン:楠木ともり レイン・エイムズ:梶裕貴 ウォールバーグ・バイガン:麦人 無邪気な淵源(ルビ:イノセント・ゼロ):三木眞一郎 セル・ウォー:花江夏樹 |
スタッフ | 原作:甲本一(集英社ジャンプコミックス刊) 監督:田中智也 シリーズ構成:黒田洋介 キャラクターデザイン:東島久志 サブキャラクターデザイン:久松沙紀 後藤望 戸谷賢都 |
【最終回視聴後の感想】
自分でもなんで切ったんだろう…と後悔するくらいいざ観てみたら凄く面白かったです!!
2クール目からは魅力的な新キャラもたくさん登場してバトル作品として一層盛り上がっていきましたね。
オープニングのCreepy Nutsが手がける「Bling-Bang-Bang-Born」の印象がとにかく強烈な2期でしたが、内容的にもギャグだけじゃなくジャンプの少年漫画特有のジュブナイル的な面白さが付与されていて、今まではマッシュがワンパンで敵を倒すばかりの展開が続いていましたが、神格者やマカロンなど敵サイドもマッシュに匹敵するような強キャラがたくさん登場して予測不可能なバトルが更に面白さを生み出していました。
あとはシンプルに笑いのセンスも抜群で、特に本作は日常パートがすこぶる面白かったです!
印象に残ったのは個人的に巨大な人生ゲームのエピソードで、それぞれの未来を予言したゲームでランスの妹が彼氏を連れてきたり、レモンちゃんがストーカーで留置場行きになったりと爆笑の連続でした笑
あとはドットくんとレモンちゃんが唐突にラ・ラ・ランドをやり始めてドットくんの告白にレモンちゃんが「ダメで~す♪」と即答するところも上田麗奈さんのお芝居が相まって笑わせていただきました。
バトルパートも面白かったですが、やっぱり本作の日常パートの面白さは一級品ですね!
(C)甲本 一/集英社・マッシュル製作委員会
第8位:青の祓魔師 島根啓明結社篇
青の祓魔師 島根啓明結社篇 スコアカード
タイトル/青の祓魔師 島根啓明結社篇
評価/81.9pt
★★★★☆(3.6)
おすすめ度/A-
2024冬アニメ(第8位)
脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
人間の住む「物質界(アッシャー)」 と悪魔が住む「虚無界(ゲヘナ)」。 本来は干渉することすらできない二つの次元だが、 悪魔はあらゆる物質に憑依し、物質界に干渉していた。 しかし人間の中には、そんな悪魔を祓う「祓魔師(エクソシスト)」が存在した―― 集英社「ジャンプSQ.」にて2009年に連載を開始し、 累計発行部数は2,500万部を超える加藤和恵の大人気コミック「青の祓魔師」。 「青の祓魔師」アニメプロジェクトは 2011年、TVシリーズ『青の祓魔師』から始まった。 原作の物語にアニメオリジナル要素を織り交ぜ、 翌2012年には、このTVシリーズに続く物語『青の祓魔師 劇場版』を公開。 2016年、TVシリーズ第2作目となる『青の祓魔師 京都不浄王篇』を放送。 原作5~9巻にあたる「京都・不浄王編」をアニメ化した。 そして2024年、新たなTVシリーズ『青の祓魔師 島根啓明結社篇』の放送が決定。 「京都不浄王篇」に続くエピソードをアニメ化する。 謎多き組織「イルミナティ」の登場によって明かされる 壮絶な真実、強固な絆、そして裏切り―― 激動の新章、いよいよ開幕。
TVアニメ『青の祓魔師 島根啓明結社篇』 (ao-ex.com)
キャスト | 奥村 燐:岡本信彦 奥村雪男:福山潤 杜山しえみ:花澤香菜 勝呂竜士:中井和哉 志摩廉造:遊佐浩二 三輪子猫丸:梶裕貴 神木出雲:喜多村英梨 クロ:高垣彩陽 霧隠シュラ:佐藤利奈 メフィスト・フェレス:神谷浩史 |
スタッフ | SQ.」連載) 監督:吉田大輔 シリーズ構成:大野敏哉 キャラクターデザイン・総作画監督:大東百合恵 |
【序盤(1話〜3話)時点の感想】
青エクは学生の頃から大好きな漫画だったので再開してくれただけで胸がいっぱいになりました…。
本作の主軸となるテーマといえばやっぱり「友情」だと思っていて、1話から仲間たちの結束感が感じられるザ・王道なエピソードで少年心をくすぐられました。
原作もある程度読んでいますが、今後はかなりダークな内容となっているのでシリアス系好きとしても非常に楽しみです。
【最終回視聴後の感想】
島根啓明結社編は青エクの中でも特にシリアスが強い内容で、終始重厚なストーリーに引き込まれました。
今作だとやっぱり外道院がキャラクターとして嫌いすぎて最後は無事惨めに散ってくれてホッとしました。
志麻が二重スパイなことも薄々気づいていたもののまさかあんなにあっさり学校に登校してくるとは思わず不覚にも笑ってしまいました。
そんな一度はスパイとして裏切った志麻を皆んなが真剣に向かい入れるところは感動しました。
やっぱり1期や2期と同様本作の根底にあるテーマは仲間の絆であり、志麻の決意や出雲の涙などさまざまな人間ドラマに心揺さぶられました。
個人的に青エクは前作の京都編が1番面白かった印象ですが、島根編も期待以上のものを見せてくれました。
(C)加藤和恵/集英社・「青の祓魔師」製作委員会
第7位:姫様“拷問”の時間です
姫様“拷問”の時間です スコアカード
タイトル/姫様“拷問”の時間です
評価/82.5pt
★★★★☆(3.7)
おすすめ度/A-
2024冬アニメ(第7位)
脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
国王軍と魔王軍が衝突をはじめ、幾年月。 王女にして、国王軍第三騎士団“騎士団長”である姫は、魔王軍によって囚われの身となっていた。 「姫様“拷問”の時間です」 監禁された姫を待ち受けていたのは、身悶えるような“拷問”の数々……。 ほわほわの焼きたてトースト! 湯気がたちのぼる深夜のラーメン! 愛くるしい動物たちと遊ぶ時間! 美味しい食事&楽しい遊びを容赦なく突きつけられた姫は、 “拷問”に打ち勝ち王国の秘密を守り抜くことができるのか!? 誰もが笑顔になれる世界一やさしい“拷問”ファンタジーアニメ開幕!
TVアニメ『姫様“拷問”の時間です』 (himesama-goumon.com)
キャスト | 姫:白石晴香 エクス:小林親弘 トーチャー・トルチュール:伊藤静 魔王:玄田哲章 陽鬼:永瀬アンナ 陰鬼:井上ほの花 |
スタッフ | 原作:春原ロビンソン ひらけい(集英社「少年ジャンプ+」連載) 監督:金森陽子 シリーズ構成:筆安一幸 キャラクターデザイン:河野敏弥 古橋聡 |
【序盤(1話〜3話)時点の感想】
新作タイトルの中だと最も掴みが良かった作品。この作品が好きな方とは絶対分かり合えそう…。
アニメーション制作はPINE JAMさんが担当されていますが、代表作の「かげきしょうじょ」や過去作の「Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-」の頃より更にアニメーションがパワーアップしていて、勇者のシーンとギャグパートの緩急や、姫様のヌルヌルな表情芝居、料理作画もまぁお見事で、素晴らしいアニメーションに仕上がっています。
また音楽面も滅茶苦茶良くて、中でもエンディングテーマの「明日は明日の風が吹く」が個人的今期一推しです!
ただ姫様が拷問されるという単純なテーマなのに、ここまでアイデアや思考を凝らして面白くできるのは素直に驚きました。
【最終回視聴後の感想】
初回の掴みだけでいえば間違いなく今期No. 1だったかと思います。
作画・演出共に最後までハイレベルで維持していてパインジャムの日々の進化を痛感します。
個人的にツボだったのは本来邪悪な存在である筈の魔王が本作の優しい世界観に溶け込んでいるところですね。
運動会では平然とシートのうえに座って娘を応援していたり、家ではマオマオちゃんを見守りながらお菓子作りをしたりと、味方サイドは勿論、敵サイドまで本当に嫌なキャラクターが1人もいない優しい世界でとことん癒されました。
姫様の豊かな表情芝居やエクスの鋭いツッコミ、拷問ネタの引き出しの多さもお見事で、最後まで笑いと癒しを提供してくれて大変好印象でした♪
(C)春原ロビンソン・ひらけい/集英社・国王軍第三騎士団
第6位:魔法少女にあこがれて
魔法少女にあこがれて スコアカード
タイトル/魔法少女にあこがれて
評価/83.2pt
★★★★☆(3.7)
おすすめ度/A+
2024冬アニメ(第6位)
脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
わたし、柊うてなは魔法少女が大好きなごく普通の女の子☆ ある日、変身する力を与えてくれそうなマスコット的なやつに出会って不思議な魔法をかけられちゃった! これでわたしも魔法少女に――と思ったら え? なにこの格好? 悪の組織の女幹部ってどういうこと!? これからわたしどうなっちゃうの~~~!!? 魔法少女ファンの心優しい内気な少女がサディスティックに大変身!!? 正義と悪の激しいSMプレイ(!?)スタートです!!
TVアニメ「魔法少女にあこがれて」公式サイト (mahoako-anime.com)
キャスト | 柊うてな/悪の女幹部:和泉風花 阿良河キウィ/レオパルト:古賀葵 杜乃こりす/ネロアリス:杉浦しおり 花菱はるか/マジアマゼンタ:前田佳織里 水神小夜/マジアアズール:風間万裕子 天川薫子/マジアサルファ:池田海咲 ヴェナリータ:福圓美里 |
スタッフ | 監督:鈴木理人 大槻敦史 シリーズ構成:木村暢 キャラクターデザイン:大滝那佳 |
【序盤(1話〜3話)時点の感想】
エ○アニメの中でも一線を画す面白さ!
主人公は正義のヒロインと戦う悪役ポジションで、自分が憧れた魔法少女にSMプレイをするという逆転の発想が痛快‼︎
サディズム全開で触〇プレイやら羞恥プレイするというさまも主人公は悪役ながら、根は全く悪いキャラクターではないので不快感が皆無な点も良し!
作画も高品質でヒロインの表情の書き分けがほんと良くできていて見応え抜群です!
【最終回視聴後の感想】
地上波で放送していいのかと本気で心配になるくらい非常に攻めたエ○描写がてんこ盛りで、こういう作品はやっぱり主人公が変態を突き詰めれば突き詰めるほど面白くなりますよね。ドSモードに入った際の主人公の一挙手一投足に目が離せませんでした笑
最終回も最後に一悶着ありましたが、ひめごう同様、敵味方同士の和気藹々とした平和な情景が好印象な作品でした。
ここまでちゃんと面白いエ○アニメは私の中で異種族レビュアーズ以来です。
(C)小野中彰大・竹書房/魔法少女にあこがれて製作委員会
第5位:ダンジョン飯
ダンジョン飯 スコアカード
タイトル/ダンジョン飯
評価/83.5pt
★★★★☆(3.7)
おすすめ度/A+
2024冬アニメ(第5位)
脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
ダンジョン飯。 それは、”食う”か”食われる”か――― ダンジョン深奥で、レッドドラゴンに妹が喰われた! 命からがら地上へ生還した冒険者のライオス。 再びダンジョンへ挑もうとするも、お金や食糧は迷宮の奥底……。 妹が消化されてしまうかもしれない危機的な状況の中、ライオスは決意する。 「食糧は、迷宮内で自給自足する!」 スライム、バジリスク、ミミック、そしてドラゴン! 襲い来る魔物たちを食べながらダンジョン踏破を目指せ、冒険者よ!
TVアニメ「ダンジョン飯」公式サイト (delicious-in-dungeon.com)
キャスト | ライオス:熊谷健太郎 マルシル:千本木彩花 チルチャック:泊明日菜 センシ:中博史 ファリン:早見沙織 ナマリ:三木晶 シュロー:川田紳司 |
スタッフ | 原作:九井諒子(「ダンジョン飯」/KADOKAWA刊) 監督:宮島善博 シリーズ構成:うえのきみこ キャラクターデザイン:竹田直樹 |
【序盤(1話〜3話)時点の感想】
流石はTRIGGERというべきか…料理作画が素晴らしいのは勿論、その料理を食べた直後の反応やら細かな所作、表情の描き分けが滅茶苦茶丁寧に描かれていて、もの凄く見応えがあります。
あとファンタジー作品でありながら動物の生態や毒があるかどうかなど食の知識もふんだんに詰まっていて本当によく考えられています。
中でも3話は本当に素晴らしかったですね。登場人物の感情表現が豊かで、料理を凄く美味しそうに食べるので観ているこちら側も微笑ましい気持ちになります。
【最終回視聴後の感想】
ダンジョン飯に関しては最初から最後まで安定して面白かった印象ですが、まだまだエルフとドワーフの造った迷宮の謎がわからない状態ですし、あくまで1クール目時点の暫定評価に過ぎないので、ここから物語の根幹に深く迫っていきそうで楽しみです。
triggerの作画や演出の部分は言うまでもなく素晴らしいですが、最新話では絵の内部が今後の伏線になっていたりとダンジョンの設計や仕組みが緻密に作り込まれていてより今後の展開に期待が膨らみました。
超大豊作と噂の来期でも十分上位争いできるくらい本作は高いポテンシャルを秘めています。
(C)九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会
第4位:薬屋のひとりごと
薬屋のひとりごと スコアカード
タイトル/薬屋のひとりごと
評価/86.1pt
★★★★☆(3.8)
おすすめ度/S-
2024冬アニメ(第4位)
脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
大陸の中央に位置するとある大国。その国の帝の妃たちが住む後宮に一人の娘がいた。 名前は、猫猫(マオマオ)。 花街で薬師をやっていたが、現在は後宮で下働き中である。 ある日、帝の御子たちが皆短命であることを知る。 今現在いる二人の御子もともに病で次第に弱っている話を聞いた猫猫は、興味本位でその原因を調べ始める。呪いなどあるわけないと言わんばかりに。 美形の宦官・壬氏(ジンシ)は、猫猫を帝の寵妃の毒見役にする。 人間には興味がないが、毒と薬の執着は異常、そんな花街育ちの薬師が巻き込まれる噂や事件。 きれいな薔薇にはとげがある、女の園は毒だらけ、噂と陰謀事欠かず。 壬氏からどんどん面倒事を押し付けられながらも、仕事をこなしていく猫猫。 稀代の毒好き娘が今日も後宮内を駆け回る。
『薬屋のひとりごと』公式サイト (kusuriyanohitorigoto.jp)
キャスト | 猫猫(マオマオ):悠木碧 壬氏:大塚剛央 |
スタッフ | 原作:日向夏(ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊) キャラクター原案:しのとうこ 監督・シリーズ構成:長沼範裕 副監督:筆坂明規 キャラクターデザイン:中谷友紀子 |
【序盤(1話〜3話)時点の感想】
若干失速気味な印象は否めませんね…。謎解き要素もやや不十分で、お妃が本編に絡まないせいか、いかんせん盛り上がりに欠けます。
ただ1クール目に引き続き、文明の表現力の高さには唸らされるものがあり、笑いの部分でも、マオマオが海藻を食べた際に壬氏様が「吐けーーー!!!」と叫ぶシーンは笑いました。
【最終回視聴後の感想】
これまでの数々の事件を巧く収束させたストーリー展開がお見事で19話は特に鳥肌ものでした。
2クール目はやっぱり羅漢というミステリアスな存在がより本作の面白さを引き立てていて、最初は黒幕のような描き方をされていた彼が実は奇人であっても悪人じゃなく最後まで彼に振り回されました。
猫猫が実は羅漢と鳳仙が出会うように仕組んだところも良くて最終話でまさか羅漢に感動させられるとは思ってもいませんでした。
2クール最後まで丁寧かつ美しいアニメーションで彩られていて、2クール見続けてきて良かったと心から感じました。
第3位:ゆびさきと恋々
ゆびさきと恋々 スコアカード
タイトル/ゆびさきと恋々
評価/86.6pt
★★★★☆(3.8)
おすすめ度/S-
2024冬アニメ(第3位)
脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
この手で「好き」って伝えたい…。 累計発行部数360万部突破(電子含む)、各種賞にランクインし、SNS などでも多くの反響を集める森下 suuが描く『ゆびさきと恋々』。 女子大生の雪は、ある日困っているところを同じ大学の先輩・逸臣に助けてもらう。 聴覚障がいがあって耳が聴こえない雪にも動じることなく、自然に接してくれる逸臣。 自分に新しい世界を感じさせてくれる逸臣のことを雪は次第に意識し始めて…⁉ 聴覚障がいのある女の子・雪と世界を旅する大学の先輩・逸臣のピュアラブストーリーがはじまる。
TVアニメ『ゆびさきと恋々』公式サイト (yubisaki-pr.com)
キャスト | 糸瀬 雪:諸星すみれ 波岐逸臣:宮崎遊 芦沖桜志:大塚剛央 波岐京弥:逢坂良太 藤白りん:本渡楓 |
スタッフ | 原作:森下 suu(講談社「月刊デザート」連載) 監督・絵コンテ:村野佑太 シリーズ構成・脚本:米内山陽子 キャラクターデザイン:酒井香澄 |
【序盤(1話〜3話)時点の感想】
こういう繊細でピュアなラブコメはやっぱりいいですね…
恋愛要素だけでなく本作の見どころである手話のパートも凄く見応えがあって、難しい題材でありながらも、実際に手腕を演じ録画を元に作画するシリーズ構成兼手話監修の米内山さんの手腕が光っていました。色んな制作秘話も見てみるとより製作陣の作品愛と熱意がひしひしと伝わってきます。
近年だとシュガーアップル然り女性向けでもこれだけアニメへのこだわりが強くて作画も高品質だとやっぱり自然と引き込まれますね。
【最終回視聴後の感想】
手話描写も凄い拘りを感じる出来で作画や演出部分も非常に素晴らしかったです。
同じく手話を題材とした「聲の形」も非常に素晴らしい作品ですが、今作はそんな重めの題材を取り扱っているにも関わらず、視聴ハードルが低めでコミカルな表情やシュールな笑いも適度に挟んでくれるので気軽に視聴できます。
最終回は主要キャラ全員が救われるエンドで後味も凄く良かった…。
放送前からトップクラスに期待していた作品でしたが、少女漫画原作ながらこれは女性だけでなく万人におすすめしたいくらいとてもよく出来た印象でした。
(C)森下suu・講談社/ゆびさきと恋々製作委員会
ここからはTOP2の発表!
上位の2作品はあまりにも完成度が傑出していたのでお気に入りのエピソードを3選に分け総括も含め記載いたしました。
第2位:葬送のフリーレン第2クール
葬送のフリーレン スコアカード
タイトル/葬送のフリーレン
評価/90.3pt
★★★★☆(4.0)
おすすめ度/SS
2023秋アニメ(第3位)※第1クール
2024冬アニメ(第2位)※第2クール
脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
勇者ヒンメルたちと共に、10年に及ぶ冒険の末に魔王を打ち倒し、世界に平和をもたらした魔法使いフリーレン。 千年以上生きるエルフである彼女は、ヒンメルたちと再会の約束をし、独り旅に出る。それから50年後、フリーレンはヒンメルのもとを訪ねるが、50年前と変わらぬ彼女に対し、ヒンメルは老い、人生は残りわずかだった。 その後、死を迎えたヒンメルを目の当たりにし、これまで“人を知る”ことをしてこなかった自分を痛感し、それを悔いるフリーレンは、“人を知るため”の旅に出る。 その旅路には、さまざまな人との出会い、さまざまな出来事が待っていた―。
アニメ『葬送のフリーレン』公式サイト (frieren-anime.jp)
【序盤(1話〜3話)時点の感想】
一級魔法使い試験編に突入しても、作風を変えずふわっとした雰囲気で、淡々と進むブレないテーマと面白さも流石の一言です。
サブキャラクターの関係性と過去を掘り下げて各自に深みを持たせる構成がまた素晴らしい…
またフリーレンとデンケンの強者の余裕を感じる佇まいがまた良くて、威厳のあるキャラを敵陣を敷くことでより緊迫感が増します。
会話パートと魔法アクションとの緩急も効いていて、圧巻のバトルシーンと舐め回すようなアングルに各話釘づけです。
【最終回視聴後の感想】
22話「次からは敵同士」
アニメ『葬送のフリーレン』公式サイト (frieren-anime.jp)
個人的に本作で1番シナリオが優れていたと感じたのがこちらのエピソードで、生きているということは誰かに知ってもらって覚えていてもらうこと。他人の人生を変えてあげればいいという考えが素敵で、ヒンメルの遺言を想起し、悦びを得たフリーレンの笑みに込み上げてくるものがありました。
24話「完璧な複製体」
アニメ『葬送のフリーレン』公式サイト (frieren-anime.jp)
完全模倣に加え、複製体には心が無い為、精神操作や拘束魔法すら効かないというサブタイ「完璧な複製体」の意が込められたストーリー展開。
本作品は強い方が勝つとは限らず、対策や相性次第で勝敗が一転するから面白いんですよね。
27話「人間の時代」
アニメ『葬送のフリーレン』公式サイト (frieren-anime.jp)
フェルンらがリヒターのお店に訪れるアニオリを加えることで、フリーレンが彼女を想って動いたのが更に判るという原作補完までお見事でしたね。
花畑を出す魔法を蔑んだ筈のゼーリエ本人も会場内で花畑を出す魔法を使っていて、フリーレンといいエルフ達の内に秘めた慈愛が心に沁みました…
[総括]
全話を通してヒンメルの数多の名言に深い感慨を覚えました…淡々とした独特の空気感を終始一貫して貫いた大傑作です。
「ぼっち・ざ・ろっく」で大成功した斎藤圭一郎監督の作品なだけあって原作の魅力を最大限に膨らませていてまさに理想のアニメ化と称賛されるべき作品でした。
(C)山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会
『葬送のフリーレン』公式サイト
『葬送のフリーレン』公式Twitter
第1位:僕の心のヤバイやつ 第2期
僕の心のヤバイやつ 第2期 スコアカード
タイトル/僕の心のヤバイやつ 第2期
評価/92.4pt
★★★★☆(4.2)
おすすめ度/SS
2024冬アニメ(第1位)
脚本
作画
キャラ
音楽
声優
あらすじ
重度の中二病で陰キャの市川京太郎と、クラスで人気者の山田杏奈。 美少女らしからぬ行動を繰り出す山田に、市川は目を離せずにいた。 そんな市川の恋心を知ってか知らずか、山田は天真爛漫に近づいて来る!! 全く違う世界にいたはずの2人。しかしその距離は、徐々に近づいていき……。
TVアニメ「僕の心のヤバイやつ」公式サイト (bokuyaba-anime.com)
キャスト | 市川京太郎:堀江瞬 山田杏奈:羊宮妃那 小林ちひろ:朝井彩加 関根萌子:潘めぐみ 吉田芹那:種﨑敦美 足立翔:岡本信彦 神崎健太:佐藤元 太田力:福島潤 原穂乃香:豊崎愛生 市川香菜:田村ゆかり 南条ハルヤ:島﨑信長 |
スタッフ | 原作:桜井のりお(秋田書店「マンガクロス」連載) 監督:赤城博昭 シリーズ構成・脚本:花田十輝 キャラクターデザイン:勝又聖人 |
【序盤(1話〜3話)時点の感想】
序盤なのでポイントは省いていますが、現時点だと大差をつけて「圧倒的1位」です。
傑作の1期を更に越えるクオリティと尊さ。荒木哲郎さんの絵コンテ、演出による超作画オープニング,また1期に引き続きWIT STUDIOの制作協力から制作の並々ならぬ本気度が伺えます。
3話まで放送されていますが、個人的には1話の秋田ケンタロウを探すエピソードが特に印象的です。詰まった雪の中から物を探すという本来無理難題な物事さえも躊躇なく行動に移せる市川のカッコよさが際立っていました。
第一歩を踏み出し着実に外堀を埋めていく彼らの恋模様に今後とも目が離せません…!
もう直描かれるであろう原作屈指の名エピソードである卒業式のシーンはハンカチのご用意を…。
【最終回視聴後の感想】
6話(18話) 「山田は僕が好き」
TVアニメ「僕の心のヤバイやつ」公式サイト (bokuyaba-anime.com)
まずは個人的一推しエピソードの送辞回!この回はほんとに素晴らしかった‼︎
自分自身を受け入れ前を踏み出した市川の勇姿が眩しくて、お互いが光になり結ばれる結末に感動。
斜陽が校舎を包み山田の告白をよりドラマチックに魅せる演出も好くて、好きな人を想いやって涙する両者の熱涙に心震えました…
「お前のことを一番好きなのは俺だぞ」が名言すぎて、まさかイマジナリー京太郎に泣かされる日が来るなんて思いもしませんでした。
思春期の男性が成長する瞬間というのはこんなにも尊い…ということに気づかせてくれました。
このエピソードはまあ控えめに言って神回でしたね。
7話(19話) 「僕らは溢れ出る」
TVアニメ「僕の心のヤバイやつ」公式サイト (bokuyaba-anime.com)
6話が神回すぎて今回は落ち着いた回かと思いきやこの回もとんでもないものをぶつけてきました!
心のドアをこじ開け市川の本音が溢れ山田の涙も溢れ出る。故に原作のサブタイ「僕は溢れ出る」がアニメでは「”僕らは”溢れ出る」に改変。
アニオリや演出次第でここまで名作に化けるということを再確認したエピソードでした。
本作は本当に製作陣の作品愛をこの上なく感じます。
13話(25話)最終回「僕と私の恋心」
TVアニメ「僕の心のヤバイやつ」公式サイト (bokuyaba-anime.com)
自己肯定感が低かった山田と市川が一歩ずつ成長し、他人だけでなく自分すらも愛することができた。恋愛は他人だけではなく自分も愛してあげることが大事で、自分を大切にできない人が相手を尊重するのはやっぱり難しいんですよね。
だからこそ成長し勇気を振り絞って結ばれた2人の結末に大きな感動が生まれました。
エンディングの『恋してる自分すら愛せるんだ』の意が込められた最終回。本当に魅力が語りきれないくらい素晴らしすぎました…
製作陣の皆さま、そして桜井のりお先生。こんなにも2人を取り巻く愛おしい世界を観せて頂き、深謝の気持ちで一杯です。
[総括]
歴代のラブコメ作品でもここまで神回しか生まないような作品は未だかつてありませんでした。
92ポイント越えは実は2022年秋アニメの「ぼっち・ざ・ろっく!」以来で1年以上ぶりになります。
TVアニメ「僕の心のヤバイやつ」公式サイト (bokuyaba-anime.com)
僕ヤバ2期のことをここまで賞賛するのは何故か?
作画か?演出か?音楽か?
…違う!“ストーリー” だ。
…すみません、一瞬イマジナリー京太郎が乗り移りました笑
勿論、作画、演出、音楽いずれも非常に素晴らしかったんですが、特にシナリオの完成度が抜けていて、今期どころか歴代のアニメ作品と並べてもトップを争うレベルでした。ラブコメ好きな方だけでなくシナリオを重視してアニメを観る方にも強くおすすめできる作品です。
【総括】2024冬アニメ総合ランキング
【2024冬アニメ総合ランキング】をご紹介してきましたが、皆さま如何でしたでしょうか?
僕ヤバに関してはちょっと熱く語ってしまいましたが、それだけ完成度が抜きん出た作品なので未視聴の方がいれば是非ともご覧ください!
他にも今期は新作が特に癖者揃いで、独自性に溢れた良い作品が揃っていた印象でした!最初は不作になりそうと心配になることもありましたが、結果質が高い作品が揃っていて非常に楽しめたクールでした。
2024春アニメも勿論、引き続きレビューしていきますので引き続き宜しくお願いします。
そして改めてここまで読んでくれた皆様、ありがとうございました。
↑上記の記事も参考になりますので是非ともご覧ください♪