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【Fate/strange Fake サーヴァント&マスター一覧】真名や正体・宝具を解説※画像あり

アニメ情報/徹底考察

Fate/strange Fakeに登場する全サーヴァントとマスターを徹底網羅!

真名や正体、宝具まで詳しく解剖し、画像付きでキャラクターの詳細や魅力をひと目で確認できるよう解説していきます。

※全主要キャラを把握しておけばより一層物語に没入し本作を数段と楽しめることでしょう❗️


  1. セイバー&マスター:アヤカ・サジョウ陣営
    1. セイバー:真名・正体・宝具まとめ
    2. アヤカ・サジョウ[セイバーのマスター]
  2. 偽アーチャー&マスター:ティーネ・チェルク陣営
    1. 偽アーチャー:真名・正体・宝具まとめ
    2. ティーネ・チェルク[偽アーチャーのマスター]
  3. 偽ランサー&マスター:銀狼陣営
    1. 偽ランサー:真名・正体・宝具まとめ
    2. 銀狼[偽ランサーのマスター]
  4. 偽バーサーカー&マスター:フラット・エスカルドス陣営
    1. 偽バーサーカー:真名・正体・宝具まとめ
    2. フラット・エスカルドス[偽バーサーカーのマスター]
  5. 偽キャスター&マスター:オーランド・リーヴ陣営
    1. 偽キャスター:真名・正体・宝具まとめ
    2. オーランド・リーヴ[偽キャスターのマスター]
  6. 偽アサシン&マスター:ジェスター・カルトゥーレ陣営
    1. 偽アサシン:真名・正体・宝具まとめ
    2. ジェスター・カルトゥーレ[偽アサシンのマスター]
  7. 偽ライダー&マスター:繰丘椿陣営
    1. 偽ライダー:真名・正体・宝具まとめ
    2. 繰丘椿[偽ライダーのマスター]
  8. 真アサシン&マスター:ファルデウス・ディオランド陣営
    1. 真アサシン:真名・正体・宝具まとめ
    2. ファルデウス・ディオランド[真アサシンのマスター]
  9. 真アーチャー&マスター:バズディロット・コーデリオン陣営
    1. 真アーチャー/アヴェンジャー:真名・正体・宝具まとめ
    2. バズディロット・コーデリオン[真アーチャーのマスター]
  10. 真ライダー&マスター:ドリス・ルセンドラ陣営
    1. 真ライダー:真名・正体・宝具まとめ
    2. ドリス・ルセンドラ[真ライダーのマスター]
  11. 真キャスター&マスター:フランチェスカ陣営
    1. 真キャスター:真名・正体・宝具まとめ
    2. フランチェスカ[真キャスターのマスター]
  12. 真バーサーカー&マスター:ハルリ・ボルザーク陣営
    1. 真バーサーカー:真名・正体・宝具まとめ
    2. ハルリ・ボルザーク[真バーサーカーのマスター]
  13. ウォッチャー&マスター:シグマ陣営
    1. ウォッチャー:真名・正体・宝具まとめ
    2. シグマ[ウォッチャーのマスター]

セイバー&マスター:アヤカ・サジョウ陣営

『Fate/strange Fake』公式サイト

セイバー:真名・正体・宝具まとめ

セイバークラスのサーヴァントです。一般にはセイバー以外に6騎しか存在しないはずの「偽りの聖杯戦争」において、7騎目として召喚された特異な存在となります。

さらに、このサーヴァントは「偽りの聖杯戦争」に召喚された最後のサーヴァントであると同時に、「真なる聖杯戦争」における最初のサーヴァントも兼ねています。

つまり、他のクラスのサーヴァントを呼び寄せる触媒としての役割を果たし、「偽り」と「真実」を結ぶ橋渡しの存在といえます。

スノーフィールドのオペラハウスにて、アヤカ・サジョウの前に突如として姿を現します。彼はアヤカを自身のマスターかと問いかけますが、彼女はこれを強く拒絶しました。

しかし、理由は明かされていませんが、魔力供給のパスが接続されたため、マスターでなくとも一方的に保護対象とすることを宣言するのです。

⚔️真名

その正体は、「獅子心王」の異名で知られる中世イングランドの王、リチャードⅠ世です。生涯の大半を戦争と冒険に費やし、在位中もイングランドに滞在した期間はわずか6か月とされています。

そのため、「彷徨える王」という異名も持っています。勇敢さと胆力に優れ、敵味方問わず畏敬の念を抱かせ、中世騎士の規範として称賛されました。

しかし、その治世には苛烈な逸話も数多く残されています。敵との停戦や捕虜解放のための協約を繰り返し先延ばしにした結果、女子供を含むイスラム教徒約2700人を処刑した事件があり、その様子は絵画「アッカーの処刑」に描かれています。

また、度重なる遠征によってイングランドの経済は疲弊し、弟であり暗君として知られるジョン欠地王は、兄リチャードの遠征による負担を負わざるを得ませんでした。

リチャードが生前行った冒険の多くは、精霊や魔術に関する知識の探求を目的としていました。『Fake』に登場する偽キャスターは、彼を「神代の神秘に片足を突っ込んだ最後の王」「神話と歴史の境界を彷徨う王」と評しています。

この評価は、「偽りと真実の橋渡し」としての立場にも合致しています。幼少期より文武両道で優れた才能を示し、本人は「イングランド王でありながら英語だけが苦手だった」と語っています。

この欠点は、サーヴァントとして現界する際に聖杯から知識を得ることで補われています。真名が明らかになったのは3巻ですが、容姿や宝具、発言の端々から2巻の時点で読者の多くはすでに察知していました。

⚔️宝具

永久に遠き勝利の剣(エクスカリバー)

  • ランク:D〜A+
  • 種別:対軍宝具
  • レンジ:1〜99
  • 最大捕捉:1〜1000人

この宝具は、手にした物に「聖剣エクスカリバー」の概念を付与し、雷の如き光の斬撃を放つ能力を持ちます。生前、アーサー王に憧れたリチャードは、身の回りのあらゆる物に「エクスカリバー」と名付けて戦ったとされます。

その逸話と神秘が融合することで、この宝具として昇華されました。性質としては、『Fate』シリーズに登場するランスロットの宝具『騎士は徒手にて死せず』に類似しています。

基本的には剣を用いますが、木の棒や丸めた羊皮紙でも威力を発揮します。作中では装飾剣や木の枝、ギターなど多様な物を使用しています。

コミカライズ版やアニメでは、初期装備の装飾剣とその鞘は青と赤を基調とした意匠で、本家エクスカリバーとアヴァロンを連想させるデザインとなっています。

円き十字に獅子を奏でよ(ラウンズ・オブ・レオンハート)

  • ランク:A
  • 種別:対軍宝具
  • レンジ:−
  • 最大捕捉:−

この宝具は、生前縁のあった人物の魂を従者として伴わせる能力を持ちます。直訳すれば「獅子心王の円卓」、すなわちリチャードにとっての円卓の騎士たちを意味します。

従者として現界するか否かは対象の意思に委ねられ、人数上限は召喚状況に依存します。今回の現界では7人が付き従い、基本的に7クラスに対応しています。

これらの従者を実体化させるには膨大な魔力が必要ですが、リチャードの魔力を介することで、従者は「技」や「魔術」を用いて戦闘を補助。

リチャード自身は従者と自由に会話できますが、第三者には独り言に見えるだけです。魔力供給者であるアヤカは、魔力量を増やすことで従者の存在を認識できます。

獅子吼よ詠え、颯颯たる煉獄を(ユートピー・ピュルガトワール)

  • ランク:A
  • 種別:対軍宝具
  • レンジ:99
  • 最大捕捉:1~999人

『FGO』において追加された宝具です。リチャードは軍略家として知略を巡らせるだけでなく、王でありながら戦場の最前線を駆け抜けることもありました。

その戦いぶりそのものが宝具として顕現したものであり、煉獄の炎に包まれた状態で現れる獅子たちは、イングランド王室の紋章との関連性を示唆しています。あるいは、リチャード自身が心中で三頭の獅子を飼い慣らしていた象徴とも解釈できるでしょう!

アヤカ・サジョウ[セイバーのマスター]

本作の主人公のひとりで、日本からスノーフィールド市へやってきた旅行者です。10代後半ほどの背格好をしており、眼鏡をかけた女性で、右手・右肩・背中・左肩・左手に令呪を所持しています。

もともとは日本の冬木市出身とされますが、ある理由により逃亡生活を続けていたところ、白い女に捕えられ、5つの令呪と呪いを押し付けられ強制的に渡米しました。

その結果、スノーフィールドに到着してすぐに捕らえられ、命の危険にさらされますが、偶然の重なりによりセイバーの召喚に立ち会うこととなります。

セイバーの問いかけを拒絶したものの、意図せず魔力供給のパスが繋がったため、「保護」という形で同行せざるを得なくなりました。

外見は髪色を除けば、『Fate/Prototype』の主人公である沙条綾香に酷似しています。ただし、この世界の綾香はルーマニアに滞在していることがロード・エルメロイⅡ世によって確認されており、両者は明確に別の存在です。したがって、アヤカがどこから来たのか、何者であるのかは依然として謎に包まれています。

綾香と同じ制服を身にまとい、容姿や性格も酷似していますが、アヤカの髪は金色で、口調はより強気です。時折中性的な言葉遣いになることもありますが、全体的には不器用な性格であり、その不器用さゆえに真剣な場面では徹底的に真剣さを見せます。

過去のある体験から強い罪悪感を抱えており、自身には護られる価値がないと感じています。また、エレベーターに乗ることを極度に恐れ、その恐怖に伴う「赤ずきんをかぶった少女」の幻影に苦しめられています。しかし、本来は人に懐かない銀狼の合成獣であるエルキドゥに、妙に懐かれている描写もあります。

アヤカは魔術回路を持ち、魔術の存在を知っていますが、「魔術」と「魔法」の違いを理解していません。また、セイバーとは偶発的に魔力供給のパスが繋がっていますが、正式なマスターではないため、ステータスやスキル、さらには人間と英霊の区別すらつけることができません。

そもそも他者の魔力を感知する手段を持たない可能性もあります。戦争における駆け引きも未経験の素人ですが、この未熟さは逆にセイバーの派手な演説や偽アサシンの無遠慮な行動にも、心労を最小限に抑える効果をもたらすこともあります。「余程疲れていたのか眼鏡を外さずに寝ている」と描写されていることから、綾香同様に眼鏡を外すと性格や様子が変わるキャラクターである可能性が高いです。

好奇心が旺盛で自分の欲求に素直なセイバーに振り回されつつも、彼の足手まといにはなりたくないと考えており、巻き込まれただけの自分がマスターになるべきではないと考えていました。しかし、真キャスターとの邂逅を契機に、セイバーからの申し出を受け、出会ってわずか3日で正式に契約を結びます。

⚔️正体

アヤカの正体は、月霊髄液が完成する以前のエルメロイの至上礼装であった“三基の魔力炉”が、複雑な経緯を経て沙条綾香の姿に擬態した存在です。俗称は「玄木坂の赤ずきん」と呼ばれます。

元々、この魔力炉は数百年前にエルメロイ家が、霊墓アルビオンの発掘品である最高クラスの幻想を原料として、三基で一揃いの魔力炉として作り上げたものでした。この幻想はかつて「世界から零れ落ちた雫」と呼ばれる魔力の塊であり、生命を望んだ誰かの願いによって人間に近い姿を取るようになったのです。

しかし、後に研究や平和、未来、魔術、世界を救う、他者のためなど、異なる目的を持つ6人の人間の願いによって、6つに切り分けられてしまいます。これらはアルビオンの竜の地下潜航に巻き込まれたことで、唐突に終焉を迎え、長い時を経て“石”となりました。

当時のエルメロイ当主は、6つの断片がもともと一体であったこと、さらに神代やそれに準ずる時代の魔術師達によって分割されたことを理解していました。

1つに戻せば魔力は更に高まりますが、礼装としては不完全になるため、研究と研鑽を重ね、最も効率よく魔力を産み出す3分割状態(心臓・肉体・翼に見立てたパーツ)を至上として代々継承させたのです。

この魔力炉は、1つだけでも建造物を丸ごと異界化できるほどの魔力を数週間にわたり供給可能であり、3つ揃うことで相互作用を生じ、魔力の自然回復量も飛躍的に増大します。

すなわち、神代の遺物を基盤に造られた、無限に魔力を産み出し続ける完成形の魔術炉であり、他のロードですら簡単に扱える代物ではありません。

戦争を起こしてでも手に入れようとする魔術師が現れるほどの希少性を誇ります。エルメロイ家が重視する「シンプルかつ強力な礼装」としての特性は、万能を謳う家風にふさわしいものです!

第四次聖杯戦争において、ケイネスもこの礼装を冬木市に持ち込みましたが、衛宮切嗣の襲撃により魔術工房ごと放棄・失われたとされていました。

しかし、無名の魔術師の夫妻がそれを持ち去り、住居兼工房である玄木坂の蟬菜マンションに隠匿していたのです。

夫妻は三基の魔力炉を統合し、金色の髪と尖った耳を持つ人型の生命体として復活させました。アヤカが幻視していた赤ずきんの正体は、この統合を隠すために夫婦が着せていた赤いフードです。

こうしてただの魔力の塊から人型の存在として顕現したアヤカは、周囲の魔術師に感知されることなく魔力を循環させ、魔法に近い大魔術を行使することも可能。

その出力は冬木の大聖杯には及ばずとも、繰り返し使用可能な強力な願望器に匹敵します!

偽アーチャー&マスター:ティーネ・チェルク陣営

『Fate/strange Fake』公式サイト

偽アーチャー:真名・正体・宝具まとめ

アーチャークラスのサーヴァントであり、黄金の鎧を身に纏った長身の美青年です。金髪に加え、神秘的な輝きを湛えた真紅の双眸を持ち、全てを見下すような尊大な態度を貫きます。

その端正な容貌は華美さを帯びており、威厳と美しさが同居しています。

第五次聖杯戦争では、通常のアーチャーとは異なるイレギュラーな存在として扱われます。既存のアーチャーと区別するため、正体が明らかになった後はクラス名ではなく真名で呼ばれることが多く、実際『Fate/CCC』では「我にクラスなどない。

ギルガメッシュ、貴様もそう呼ぶがよい」と、自らその呼称を推奨しています。

このサーヴァントは、Fateシリーズにおけるもうひとつの象徴的存在とも言えます。

『Fate/stay night』および前日譚である『Fate/Zero』に始まり、『Fate/EXTRA』シリーズ、『strange Fake』、さらには『Fate/Grand Order』にまで登場することから、聖杯戦争への参加回数は全サーヴァント中でも最も多いとされます。

なお、『Fate/EXTRA CCC』では、その圧倒的な能力のため月の裏側に封印されていたことが判明しており、「ルーマニアの聖杯大戦」や「とある世界の聖杯戦争」を除き、ほぼ全ての戦争に参戦していることになります!

⚔️真名

紀元前、シュメルの都市国家ウルクを統治した半神半人の王であり、人類最古の叙事詩である『ギルガメシュ叙事詩』に記された人物です。古代メソポタミア文明のウルク第1王朝における第五代王として、125年もの長期にわたり支配した記録が残っています。

彼自身は自らのことを叙事詩を読めばわかるとしており、圧倒的な神性と古代オリエント世界を象徴する存在として描かれています。

「英雄王」という称号は「英雄である王」という意味ではなく、「全ての英雄たちの王」という意味を有しています。『ギルガメシュ叙事詩』が人類最古の物語であることから、あらゆる神話や英雄譚、さらには物語そのものの起源は、ギルガメッシュの伝承に集約されるとされます。

すなわち、後世の英雄たちの物語は、直接的であれ間接的であれ、彼の伝承を模倣または発展させた「派生物」に過ぎないという考え方です。

このため、ギルガメッシュは全ての原初宝具の「所有者」とされます。宝具とは英雄の逸話や伝説を物質化したものであり、彼の伝承は、後世の英雄物語がアレンジされる以前の原型を内包しているため、あらゆる宝具の根源として位置付けられるのです。

⚔️過去

ギルガメッシュは、ウルク王ルガルバンダと女神リマトの間に生まれた神と人間の混血であり、神の意図から人間を諌めるために「天の楔(くさび)」として創造された存在です。

神の思惑から逸脱した際には、泥人形のエルキドゥが「天の鎖」として送られ、彼を天上へ導き諌める役割を担いました。

少年期のギルガメッシュは、公明正大であったため、エルキドゥはしばらく干渉せず、その成長を見守っていました。

しかし、独立した存在としての彼は、神でも人でも理解できない広大な視野を持ち、あり余る力と孤独を抱えていました。その孤独を理解できたのはエルキドゥだけでした。

ギルガメッシュとエルキドゥは、聖婚の儀の場で出会い、数日間の戦いを経て互いを認め合い友となりました。共に生き、語り、戦うことを誓った唯一の相手であり、この関係を「友」と呼んだのです!

⚔️宝具

王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)

ランク:E~A++/種別:対人宝具/レンジ:-/最大捕捉:1000人

全ての財を収める宝物庫と、そこに通じる鍵です。アーチャーとして召喚されたギルガメッシュは、この宝具を用いて無数の宝具を射出し、戦闘を優位に進めます。

宝物庫は現世に存在する場合もあれば、異界の空間にあるともされます。『ギルガメシュ叙事詩』は全ての物語の始まりであるため、人類の知恵や未来の財宝までもが追加され続けるとされ、扱いは極めて困難。

天の鎖(エルキドゥ)

ランク:?/種別:対人宝具/レンジ:1~30/最大捕捉:1人

神性の高い相手ほど威力が増す対神兵装の鎖で、かつて最強の神獣である天の牡牛グガランナを封じる際にも用いられました。

神性相手にはねじ切るほどの力を持ちますが、神性がない相手には単なる頑丈な鎖に過ぎません。

天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)

ランク:EX/種別:対界宝具/レンジ:1~99(CCC版1~999)/最大捕捉:1000人

混沌の世界から天地を分ける究極の一撃で、もう一つの固有宝具「乖離剣エア」から放たれる空間切断の極致です。擬似的な時空断層も生み出します。

天地波涛す終局の刻(ウト=ナビシュテム)

ランク:不明/種別:不明/レンジ:不明/最大捕捉:不明

『unlimited codes』における複合技で、天の鎖で拘束した相手に乖離剣で連続斬撃を加え、「王の財宝」や「天地乖離す開闢の星」を同時に浴びせます。ゲームでは聖杯超必殺技として扱われます。

全知なるや全能の星(シャ・ナクパ・イルム)

ランク:EX/種別:対人宝具/レンジ:-/最大捕捉:1人

常時発動型の宝具であり、地上の隅々にまで行き渡る星の如く、全てを見通す能力です。相手の真名や宝具はもちろん、隠された真実さえも一瞥で把握可能とされ、幼少期やキャスター時から保有している可能性が高い宝具です。


ティーネ・チェルク[偽アーチャーのマスター]

偽りの聖杯戦争におけるアーチャーの二代目マスターです。ティーネ・チェルクは、聖杯戦争の舞台となるアメリカ合衆国の都市スノーフィールドが都市開発される以前から千年以上にわたりその大地を守り続けてきた部族の総代の地位を、父の死後に継承した幼童です。

この部族はネイティブアメリカンに類似し、褐色の肌を持つ者が多い一方で、白人や黒人も混ざった構成となっています。

ティーネは、自身の故郷であるスノーフィールドを奪還することを最優先に考え、さらに聖杯戦争勃発の原因となった魔術師たちの排除を目的として、聖杯戦争への参加を決意しました。

彼女は、アーチャーを召喚しようとした魔術師から令呪を奪い取り、結果として二代目マスターとなっています。また、街中には一族による情報網を張り巡らせ、自身も総代として数十から数百人の部族の仲間を統率し、彼らと共に聖杯戦争に臨んでいます。

自由奔放で傲岸なアーチャーに振り回されることで、ティーネは年相応の子供らしい表情を見せる場面も増えています。

アーチャーから「幼童は幼童らしく王の威光に目を輝かせていろ」や「お前の悲願は自分の意志か?他人の受け売りか?」と問われることで、これまで意識することのなかった自分自身の思考を巡らせ、精神的にも確かな成長を遂げました!

⚔️能力

ティーネはスノーフィールドの外では魔術の行使ができない一般人ですが、故郷の大地に立つことで驚異的な実力を発揮します。実際、ギルガメッシュを召喚しようと工房に籠る魔術師のもとへ単身で乗り込み、召喚中の隙を突かれることを警戒して張り巡らされていた罠や結界を全く反応させずに解除しました。

その際、令呪の宿った右手を焼き切るという危険な行為も行っています。その後、敵魔術師が放った呪いと熱、衝撃を込めた黒い光球が着弾する間一髪の瞬間に、無音の詠唱で巨大な炎の顎を発生させ、敵と光球を同時に消滅させています。

さらに風を発生させて防護壁とする、風よけや重力操作、結界の展開など、あらゆる魔術を自在に駆使します。スノーフィールドの地にいる限り、地脈のマナを直接自身の魔力に変換することも可能です。

ティーネは、魔術師や権力者から追放された部族が復讐を遂げるために数代にわたり「造り出された」存在であり、一族は文字通り命を捧げてきました。

具体的には、土地に誓約を結ばせ、土地の霊脈の力が及ばない場所に移れば命を失う代わりに、土地の霊脈と自身の命を同化させることで、無詠唱であっても最高効率で強力な魔術を行使することが可能となります。

ティーネ自身もまた次世代へ力を継承するために生まれた存在であり、彼女の十二人の兄と九人の姉はすでに全員が土地に取り込まれ、土地の力と同化して命を捧げています。

本来であれば、ティーネも同じ運命を辿るはずでした。しかし、土地を簒奪した魔術師たちが聖杯戦争の再現を目前に控えたことで、一族はティーネに聖杯戦争の知識と戦闘魔術を伝授し、アーチャーのマスターとしての役割を果たさせることとなったのです。

偽ランサー&マスター:銀狼陣営

『Fate/strange Fake』公式サイト

偽ランサー:真名・正体・宝具まとめ

偽ランサーはランサークラスのサーヴァントとして登場します。初出は『Fate/stay night』で、その後もギルガメッシュが登場する各作品において言及されてきました。

彼は神々によって作られた人形であり、ギルガメッシュと数多の冒険を共にし、心を得た後に心ごと砕かれ、人形として土に還ったという悲劇的な存在です。英雄王ギルガメッシュ自身が最強の一角と称した、天と地を繋ぐ鎖とも言える存在でもあります。

神々が最高戦力として創造した被造物であり、自然と一体化する大地の分身としての性質を持ちます。魔力が注がれれば、聖杯戦争の模倣すら可能な力を備えています。

当初は形態を持たない粘土のような存在でしたが、やがて基本形態として「聖娼」の姿を選び、人間の形態を取るようになりました。神々に反旗を翻したギルガメッシュを縛り、天上へ連れ戻す「天の鎖」としての役割を担っていたのです。

『Fate/Grand Order』においては、サービス開始時から実装が予告され、七章のタイトルもエルキドゥの異名である「天の鎖」とされるなど、非常に高い注目を集めたサーヴァントです。

脚本は奈須きのこ氏が担当し、ギルガメッシュとの関係性について「この世界における神話において二人が辿る結末は『stay night』でも『Fake』でも同じだが、過程は微妙に異なる」と述べています。

⚔️真名

偽ランサーの真名は、世界最古の物語「ギルガメッシュ叙事詩」に登場する泥人形、エルキドゥです。原典では「エンキドゥ」と呼ばれ、神々の意志により星の抑止力の力を借りて創造された兵器として位置づけられています。

当初は人間の精神や感情を持たず、父母もいない怪物として、神より授かった使命のみを遂行する存在でした。

地上に顕れた際には無数の人間の苦悶に晒され、神々の観点では自律する兵器、すなわち神造のホムンクルスに過ぎませんでした。

形態はなく、粘土細工のような存在として創られたのです。神々はこの兵器を完成度の高いものとするため全霊を注ぎ、森の大地に放置しました。

その過程で、エルキドゥは完全な人間であるフワワと出会います。巨大な泥人形の姿は、フワワの「叫び」に晒され続けたことの結果です。

その後、ある聖娼との出会いを経て、エルキドゥは理性と知恵を得て「ヒト」となりました。人間としての形態は、この聖娼を尊重して模したものです。

『ウルク飯』の逸話では、蜂蜜をまぶしたパンと麦酒を口にすることでようやく人間らしさを獲得したと賢王ギルガメッシュは語っています。ギルガメッシュは、幼少期から城塞都市の「呼び声」としてエルキドゥの存在を認識し、その成長を見守っていました。

本来、エルキドゥは「天の鎖」としてギルガメッシュを天上に連れ戻す役目を担っていました。しかし、幼少期から彼を見守るうちに単なる使命を超えた感情を抱くようになり、聖婚の儀を前に壮絶な戦いを経て互いを認め合います。

この出会いにより、孤高の王であったギルガメッシュは変わり、エルキドゥは彼に人生を与える存在となったのです。

⚔️宝具

人よ、神を繋ぎ止めよう(エヌマ・エリシュ)

  • ランク:A++→EX
  • 種別:対粛正宝具
  • レンジ:0~999
  • 最大捕捉:1000人

エルキドゥ自身の体を一つの神造兵器とする能力です。抑止力の力を光の楔として流し込み、膨大なエネルギーを世界が認識できる形に変換し、相手を貫く一撃となります。

星や人類への破壊行為に反応すると威力が飛躍的に増大します。型月において唯一の「対粛正宝具」とされており、最強防御である「対粛正防御」と何らかの関連を持つと考えられますが、詳細は不明です。

民の叡智(エイジ・オブ・バビロン)

大地そのものを自在に変形・操作できる能力です。通常の攻撃もこの能力を通じて行われ、真名解放や詠唱を必要としない基本装備ともいえますが、言の葉に霊基の欠片を乗せることで、さらに高い威力を発揮します。


銀狼[偽ランサーのマスター]

銀狼はランサーのマスターを務める存在です。もとはとある魔術師によって創造された狼を素体とする合成獣であり、聖杯に選ばれ令呪を宿したことで、「偽りの聖杯戦争」にマスターとして参戦することになりました。

その外見は狼に近く、穏やかで心優しい性格を備えています。争いごとを好まず、基本的に一人称で語ることもほとんどないため、その性格の詳細や精神構造、性別の有無については不明です。

あくまで動物的な本能に基づいた存在でありながら、高い知性や感受性を示す点が特徴です。

⚔️能力

銀狼は狼を素体とする合成獣であるため、一般の人間よりも身体能力は高いものの、基本的には普通の動物と大差ありません。しかし、創造主によって魔術回路が極限まで増設されているため、マスターとしての適性は非常に高い水準を誇ります。

具体的には、銀狼がマスターとなったエルキドゥと、別世界の人間がマスターとなったエルキドゥを比較すると、宝具を除く全パラメータがほぼ1ランク上に相当します。

その一方で、この能力強化には大きな代償が伴っており、寿命は極端に短く設計されています。

しかし、物語序盤から、寿命の長短を問わず圧倒的な戦力を見せる最強のダークホースが登場したため、結果として他のマスターとの戦力差はほとんどなく、互角の争いとなったのです。

偽バーサーカー&マスター:フラット・エスカルドス陣営

『Fate/strange Fake』公式サイト

偽バーサーカー:真名・正体・宝具まとめ

偽りのバーサーカークラスに属するサーヴァントです。

フラット・エスカルドスは、師であるロード・エルメロイⅡ世から譲り受けた「ジャック・ザ・リッパー銘入りナイフ」のレプリカ(師が提出したゲームのアンケートハガキの景品)を触媒とし、儀式の祭壇や詠唱を一切用いず、前例のない方法で英霊の座に干渉することで召喚しました。

本来、狂気と凶気のみを宿す存在であり、召喚者の体を乗っ取って無差別に殺戮を行うはずでした。

しかし、英霊としての「狂気の象徴」という特性とバーサーカークラスの波長が合致した結果、狂化の作用が打ち消され、理性と知性を備えるに至りました。フラットによれば「マイナス×マイナス=プラス」と表現される現象です。

単なる狂気を持つ英霊であれば、バーサーカーとして適性が高いだけで配属されることになります。しかし、ジャック・ザ・リッパーは「狂気しか持たない存在」であるがゆえに、この理性的な状態が成立したと考えられます。

どのクラスで召喚されても狂っているのであれば、理性そのものが異端として映るのかもしれません。

⚔️真名

19世紀のロンドンで人々を震撼させた正体不明の連続殺人鬼、ジャック・ザ・リッパーです。ただし、このジャックは同名の幼女(水子の集合体)とは異なり、ジャックが生きた当時から現代に至るまで、人々が思い描いたさまざまな「ジャック・ザ・リッパー像」が混ざり合った存在として召喚されました。

そのため、特定の姿を持たず、どの姿であってもジャック・ザ・リッパーとして認識されます。

聖杯に懸ける望みは、「ジャック・ザ・リッパーの正体を知ること」です。

⚔️宝具

悪霧は倫敦の暁と共に滅び逝きて(フロム・ヘル)

  • ランク:E−~A+
  • 種別:対人宝具
  • レンジ:1〜20

ジャックが地上に顕現させた地獄には、深い霧、未知の青黒い植物、人面の蝙蝠、小鬼の炎などが現れます。

これらは「悪魔という絶対的悪」による人々の堕落を象徴するものであり、悲劇や悪意を「悪魔のせいにしたい」という歪んだ願望が生み出したものです。

宝具の威力は周囲の人々の潜在的恐怖と不安を基盤とし、人口密度に大きく依存します。無人の荒野では大型の猛獣程度の力しか発揮できませんが、スノーフィールドのような大都市では武闘派サーヴァントに匹敵する力を持ちます。

攻撃手段は双眸から放つ熱線と爪で、人間の想像する悪魔の姿を取るため、人間に対して特攻ダメージを与えることが可能です。宝具名は、ジャックが警察宛に送った手紙に記された「From hell」に由来します。

其は惨劇の終焉に値せず(ナチュラルボーンキラーズ)

  • ランク:B
  • 種別:対軍宝具

この宝具は「切り裂きジャックは1人ではなく、集団であった」という説に基づきます。マスターの魔力量に応じて多数の分身を生成でき、分身はいずれも本体として扱われます。

最後に残った一体が本体扱いとなり、分身は何度破壊されても魔力消費のみで実際のダメージはありません。

スキル「千貌」と組み合わせることで、全く同一の分身を大量に作り出すことも可能です。最大生成数はマスターの魔力量に依存し、強力な存在に変化させるほど分身数は減少します。

また、『フロム・ヘル』との併用も可能で、劇中では併用により200人以上の分身が出現しました。理論上は最大512人までの生成が可能です。


フラット・エスカルドス[偽バーサーカーのマスター]

フラット・エスカルドスは、地中海のモナコに拠点を置く名門魔術師家系、エスカルドス家の嫡男で、時計塔に在籍する魔術師です。ロード・エルメロイⅡ世の最古参の弟子であり、彼の頭痛の種として知られています。

通称「天恵の忌み子」、すなわち天才でありながら奇行の多い魔術師です。家柄も才能も申し分なく、類まれなる魔術的資質を有していますが、その性格と独自の発想から、時計塔の講師陣を悩ませ続けてきました。結果的に、エルメロイ教室に落ち着くこととなります。

初出は『Fate/strange Fake』であり、成田良悟氏によって創作されたキャラクターです。事件簿シリーズに登場するフラットとは、設定上いくつかの前提条件に違いがあります。

⚔️能力

フラットはエスカルドス家に伝わる長い魔術の歴史を背負い、家系の到達できなかった研究を、わずか8歳で感覚的に完成させた天才です。家系としては比較的凡庸ながら、彼のみが唯一の天才として誕生しました。

属性は希少な「空」であり、魔術回路の量と制御能力は時計塔の学生でもトップクラスです。蒼崎橙子によれば、「術式の扱いだけなら色位並み」と評価されます。

フラットは、魔術基盤や家伝の魔術刻印に頼らず、他者の魔力や術式をハッキングして即興で魔術式を構築し、自らのオリジナル魔術を行使します。

この「我流魔術」は通常の魔術師では考えられない技法であり、使用する際は土地の霊力や星の運行、人間の思念など多様な要素を計算に入れる必要があります。その結果、術式は瞬時に生成される一方で、数秒後には意味を失うこともありますが、フラットはそれを問題視しません。

呪文詠唱には一定の規則性があり、主導の場合は「干渉開始(ゲームセレクト)」→「観測完了(ゲームオーバー)」、受け身の場合は「介入開始(プレイボール)」→「状況終熄(ゲームセット)」と表現されます。漢字部分は毎回変化し、これは彼の魔術式の即興性と気まぐれによるものです。

一方で、体術に関しては致命的に弱く、強化した肉体を戦闘に転用するセンスもありません。そのため魔術戦では無敵に近い実力を示す一方で、不意打ちの攻撃で簡単に倒されることもあります。

実際、蒼崎橙子戦ではハイキック一発で撃沈しています。護身術や戦闘訓練は未修得ですが、魔術師としての実力は傭兵も警戒するほど高く、必要に応じて銃火器や貫通術式を用いた戦闘も可能です。

偽キャスター&マスター:オーランド・リーヴ陣営

『Fate/strange Fake』公式サイト

偽キャスター:真名・正体・宝具まとめ

偽りのキャスタークラスに属するサーヴァントです。「偽りの聖杯戦争」において、スノーフィールド市の警察署長であるオーランド・リーヴに召喚されました。

キャスターはマスターであるオーランドの意向に応じ、彼の「警察官としての部下」であり、「魔術師としての弟子」である『二十八人の怪物(クラン・カラティン)』のために、英雄王でさえ対抗し得る「原典を超える宝具の贋作」を造り続けています。

作業は警察署以外では缶詰状態で行われることが多く、オーランドとの会話は主に電話越しで行われます。その合間には、テレビやインターネットを通して現代の知識を貪る姿も見られます。

設定上、文豪系サーヴァントとして世に登場した最初の存在でもあります。

⚔️真名

真名は、19世紀フランスの劇作家であり小説家であるアレクサンドル・デュマです。同名の息子と区別するため「大デュマ」「デュマ・ペール」(ペールは「父」の意)とも呼ばれています。

デュマは数多くのベストセラーを生み出し、映像化作品も多く、『三銃士』や『巌窟王』はアニメ化もされています。

真名が判明する以前から、作中の台詞や冗談の端々からその正体は推測されていました。例えば、贋作騒動の際に「本物よりも俺の方が面白いだろ?」とぼやいた発言などがそれにあたります。

⚔️宝具

銃士達よ、風車に挑め(マスケティアーズ・マスカレイド)

  • ランク:E~A+(触媒により変動)
  • 種別:対人宝具
  • レンジ:1〜99

対象の人生に自らの体験や創作物を上書きし、『執筆・改稿』することで対象の能力を数倍から数十倍に引き上げる、他者支援型の宝具です。一度の召喚につき、使用回数には制限があります。

本宝具は強大な力に立ち向かう者を強化するものであり、通常は人間にしか効果を発揮しません。使用された相手は、デュマが生前に経験した出来事やさまざまな英雄譚を、体感時間で約10時間にわたり追体験することになります。

作中では、協力者の能力をサーヴァントとほぼ互角に戦えるレベルまで引き上げ、さらに偽バーサーカーのスキルを強化しています。ただし、魔術的な干渉耐性まで大幅に上昇するわけではなく、中盤以降は強化された能力のまま敵に利用される場面も見られます。

遥か終わらじの食遊綺譚(グラン・ディクショネール・ド・キュイジーヌ)

  • ランク:A
  • 種別:対物宝具

デュマの多くの共著や改稿、遺作である『料理大辞典』の執筆、古代遺跡発掘や博物館統括の経験に由来する宝具です。

キャスターのクラススキル「道具作成」を「道具作成(改)」へ進化させ、既存の物品の逸話を創作して擬似的な宝具に変換する能力を持ちます。

赤のキャスターの「エンチャント」をさらに発展させた能力で、作成された宝具は使用者が扱うほど熟練度が向上し、最終的には真名解放も可能です。ただし、ランクA以上の既存宝具は、逸話が完成済みと見なされるため改変できません。

武器に限らず、パソコンや情報端末も宝具化でき、偽りの聖杯戦争の裏事情に関する関係者の極秘情報も抽出可能なスーパーアーカイブとして機能します。

応用例として、この宝具を用いた疑似投影魔術も可能で、作中では作業台を豪華なダイニングテーブルに変化させる用途が描かれています。デュマの能力は、既存のものに手を加えることで新たな力を生み出す点が特徴です。


オーランド・リーヴ[偽キャスターのマスター]

オーランド・リーヴはスノーフィールド市の警察署長であり、魔術師でもありますが、何よりも警察官としての使命を重んじる人物です。左目上に大きな傷跡があり、厳格な容貌をしています。

非常に真面目で冗談が通じにくく、苦労を重ねた人物でもあります。冷静かつ冷徹であり、目的以外の殺人や民間人の巻き込みを嫌う高い倫理観を持っています。

彼は「偽りの聖杯戦争」の黒幕側の一人であり、英雄王ギルガメッシュを最大の障害と見なし、キャスターに原典を超える宝具を大量に作らせ、人間の手による英霊討伐を目指しました。

警察署を魔術工房として要塞化し、魔術的罠を多数仕掛けています。所持する銃には起動式魔力弾が装填されており、天井に撃つことで強力な結界を発動させることも可能です。

オーランドが率いる弟子であり警察の部下である「二十八人の怪物(クラン・カラティン)」は、全員がキャスターの手により宝具化されており、扱いにも習熟しています。

オーランド自身もキャスターによって昇華された刀の宝具を武器として使用可能であり、真名解放も最も早く達成できると推測されています。刀の銘は『南総里見八犬伝』に登場する霊刀『村雨丸』である可能性が高いです。

また、彼のカリスマ性は非常に高く、混乱状態にある状況下でも、部下や民間人を効率的に動かし、士気を維持させることが可能。

扇動や洗脳を悪用せず、自制心を持って行動するため、英霊や魔術師と組んでも民間人を巻き込む無謀な行動に走らせることはありません。

偽アサシン&マスター:ジェスター・カルトゥーレ陣営

『Fate/strange Fake』公式サイト

偽アサシン:真名・正体・宝具まとめ

アサシンクラスのサーヴァントであり、ハサン・サッバーハの座につくことが叶わなかった少女、いわゆる名無しの暗殺者です。

そのため、本来のハサンたる象徴である髑髏の仮面は着用せず、素顔をローブの下に覗かせています。

彼女は死徒にして魔術師であるジェスター・カルトゥーレにより、スノーフィールドで行われる「偽りの聖杯戦争」に召喚されました。

しかし、マスターであるジェスターが聖杯を求める存在であることを見抜くと、即座に彼を殺害し、歴代の頭首たちを惑わせてきた聖杯戦争そのものを破壊するため、独自の行動を開始します。

召喚直後は教団の民族衣装を身に纏っていましたが、セイバー陣営との(形だけの)同盟成立後は、下記イラストのような新たな装いに改めています。

⚔️真名

彼女は暗殺教団の中で、歴代18人のハサンが習得してきたザバーニーヤを全て会得した人物です。

若い頃より信仰の証としてハサンの名を志し、数々の困難に耐え抜き、この偉業を成し遂げた狂信者にあたります。

通常であれば、一つの奥義を習得するのに生涯を費やすところ、彼女はわずか数年で18の奥義を習得しました。

その才能は驚嘆に値しますが、オリジナルの業を生み出せなかったこと、教団内で恐れられた狂信ぶり、性格的特徴などの要因により、ハサンの座に就くことは叶わず、歴史の闇に埋もれることとなります(この時代に19代目となったのは百貌のハサンです)。

それでも、彼女は他者を羨んだり憎んだりすることはありませんでした。全てを自らの責任として受け止め、過去のハサンたちの業を穢した己を恥じるのみでした。

自分以外を恨むことなく、ひたすら己を磨き続けたのです。たとえ何も得られなかったとしても、彼女は過去のハサンたちを恨むことなく、異教の儀式である聖杯戦争を強く敵視しています。

⚔️宝具

  • 幻想血統(ザバーニーヤ)
  • ランク:E〜A
  • 種別:対人/対軍宝具

肉体を自在に変質させ、過去に習得した18の御業を再現する能力です。もともとは過酷な肉体改造によって得られた力ですが、英霊化に伴い、肉体変質という形で顕現しました。

オリジナルの業と比較した威力は、状況により変動します。使用時には一瞬動作が止まるため隙が生じることもあります。なお、『Fake』シリーズでは最大補足の記載が無い場合が多く、現状では不明です。

妄想心音(ザバーニーヤ)

  • ランク:C
  • 種別:対人宝具
  • レンジ:3〜9

ハサンの宝具「呪腕」に由来する能力で、敵の心臓とリンクした擬似心臓を背中の第三の腕で潰すことで呪殺します。オリジナルは右腕を置き換えて使用しましたが、彼女は背中に移植した形で使用します。

空想電脳(ザバーニーヤ)

  • ランク・種別・レンジ・最大捕捉:不明

敵の頭部を爆弾に変化させる能力です。第三次聖杯戦争のハサンの宝具として、『hollow ataraxia』に描かれた「繰り返される四日間」に登場しました。ファンからは、このハサンの二つ名を『震管』と考察されています。

夢想髄液(ザバーニーヤ)

  • ランク・種別・レンジ・最大捕捉:不明

可聴領域を超えた歌声で相手を操る能力です。大勢を対象とすれば魔術回路を暴走させ、個人を対象とすれば並のサーヴァントを屈服させ、人間であれば脳を支配可能です。また、劇中の描写から人体発火を誘発する効果も示唆されています。

狂想閃影(ザバーニーヤ)

  • ランク・種別・レンジ・最大捕捉:不明

髪を自在に伸縮させて操り、相手の捕縛や切断を行う能力です。髪の一本一本を糸のように細く変質させ、遠距離から敵を暗殺することも可能でした。

『Fate:Lost Einherjar 極光のアスラウグ』では、長く伸ばした髪を肢体に巻きつけ髑髏面を装着する女アサシンが登場し、この宝具のオリジナルに該当すると考えられます。

断想体温(ザバーニーヤ)

  • ランク・種別・レンジ・最大捕捉:不明

皮膚を「魔境の水晶」の如く硬化させ、銃弾をも弾く防御力を得る能力です。物理攻撃には非常に強い反面、魔力強制排出のような特殊攻撃には若干弱点があります。

妄想毒身(ザバーニーヤ)

  • ランク:C
  • 種別:対人宝具
  • レンジ:0

『静謐』と呼ばれるハサンの宝具を応用した能力で、自身の体液や皮膚、吐息などを猛毒化する業です。耐毒性も向上しますが、彼女は無差別被害を避けるため、毒の濃度を下げ、血中に集中させて一時的に使用します。

瞑想神経(ザバーニーヤ)

  • ランク:EX
  • 種別・レンジ:不明
  • 最大捕捉:1人

魔力や水、風、電気などのエネルギーの流れを完全に感知する能力です。伝聞のみで実在が確認されておらず、実際に同一能力を用いたハサンが存在したかは不明です。『strange Fake』では使用例が描写されていますが、詳細は不明なままです。

非想巡霊(ザバーニーヤ)

  • ランク・種別・レンジ・最大捕捉:不明

周囲に濃い霧を纏い、幽精(ジンニーヤー)を具現化して使役する能力です。幽精は巨獣や美女など多様な形態を取ります。

幽精には自我があるため、彼女はあくまで“服従”ではなく自由意思に近い形で従わせます。このため、英雄王や真バーサーカーといった強敵相手ではリスクが伴います。

異想追憶(ザバーニーヤ)

  • ランク・種別・レンジ・最大捕捉:不明

煙を用いて相手を酔わせると同時に、世界の境界を消失させ、攻撃を透過させる能力です。オリジナルでは最大一週間持続しますが、彼女は数秒間が限界となります。

ジェスター・カルトゥーレ[偽アサシンのマスター]

「偽りの聖杯戦争」において、アサシンを召喚した魔術師です。スノーフィールド郊外の別荘にて、彼は儀式を執り行い、無事サーヴァントの召喚を成功させました。

しかし、魔法陣の中で姿を認め、彼女に自らをマスターと名乗るや否や、アサシンによって心臓を抉り出され命を落とします。

ところが、アサシンが彼の弟子たちを含む全てを殺害しその場を去った後、死して屍と化したはずの男は哄笑と共に蘇り、「魔術師としての自分」を捨て去り、全く異なる存在として現れます。

すなわち、彼は人ならざる存在である「死徒」、端的に言えば吸血鬼であり、殺された姿はその多面性の一つに過ぎませんでした。

死の瀬戸際で、アサシンを通じて彼女の過去を知ったジェスターは、その純粋で狂的とも言える信仰に感銘を受けます。以降、彼は彼女の信念、力、そして肉体そのものを打ち砕き、穢し尽くすことで血を吸い尽くしたいという歪んだ欲望を抱き、正式な契約を交わすことなく毒に満ちた聖杯戦争を開始しました。

元来、世界に退屈していた彼は、聖杯の力で何らかの破滅を引き起こすことを考えていました。しかし、アサシンによって「魔術師としてのジェスター」が屠られる過程で覗き見た彼女の過去、報われぬ信仰心に触れ、その美しき暗殺者を完全に掌握したいと望むに至ったのです。

⚔️能力

ジェスターは胸に六つの赤い紋様、いわゆる「概念核」を持ちます。これを回転させ入れ替えることで、容姿や能力、さらには魂まで異なる六種類の肉体を使い分けることが可能。

使用中の体が破壊されると概念核は黒ずみ、その魂は再利用不可能となります。全ての肉体は同一人物であるため、記憶はどの体にも共有されています。

確認されている姿は四通りあります。「壮年の男性」は魔術師としての姿であり、アサシンにより殺害されました。

「成人男性」は死徒としての側面が色濃く、戦闘時はこちらの姿を主に用います。「少年」の姿は特別な力を持たない代わりに、日光など死徒特有の弱点を無視でき、気配も人間の子ども同然となるため警戒をやり過ごすことが可能。「人狼」は身長2メートルほどの赤毛の人狼で、口調が荒っぽくなります。

作中でのメイン画像は男性の姿ですが、これは「六連男装」の能力によるもので、本来の正体は女性です。

六つの概念核を全て使い切ると、元の美少女の姿に戻るとされています。本名はドロテアで、元々は魔術師上がりの死徒であり、ヴァン=フェムを親として生まれました。


偽ライダー&マスター:繰丘椿陣営

『Fate/strange Fake』公式サイト

偽ライダー:真名・正体・宝具まとめ

偽りの聖杯戦争において、最初に召喚されたサーヴァントです。スノーフィールド中央病院の病室で眠り続ける少女、繰丘椿の夢の中に現れ、無自覚ながら契約を結びました。

この行為すら、後に判明する大いなる計画の一部に過ぎません。椿自身がそれを知ることは決してなく、マスターである椿からは「まっくろさん」と呼ばれています。

⚔️真名

偽ライダーの真名は『ヨハネの黙示録』に記された「終末の四騎士の蒼き死の担い手」、通称『ペイルライダー』です。その本質は「死そのものの概念」であり、偉大なる主神ガイアの意志を体現するために造られた終末の四騎士の一員とされています。

ジェスター・カルトゥーレの記録によれば、古来より「星の従僕」と呼ばれ、人類への抑止力として存在する、いわゆる“カウンターガーディアン”に相当する存在です。

天地創造の時点から、風や鳥、水、さらには人に至るまで、あらゆるものに「乗り」、命を死へと導く存在としてライダーは創造されました。病や災厄は手段に過ぎず、その根本は「死の概念」であるため、『死神』としての側面も持ちます。

『ヨハネの黙示録』によって付与された擬似人格は、蒼褪めた馬を駆る死の象徴、ペイルライダーとして具現化されます。

概念そのものとしての存在であるため、他のサーヴァントとは戦闘の土俵が根本的に異なり、スノーフィールドの聖杯戦争における最悪のダークホースとして機能しました。

⚔️宝具

来たれ、冥き途よ、来たれ(ドゥームズデイ・カム)

ランクはEX、種別は対界宝具で、対象や最大捕捉は特に制限されません。自らが与える「死」の受け皿として、マスターを起点に疑似的な冥界を構築する宝具です。緊急時には対象を肉体ごと結界内に引き入れることも可能です。

この結界はマスターの意識やイメージに引きずられるため、地獄や天国のような象徴的空間になることもあれば、完全なる虚無として魂を粉砕する空間となる場合もあります。

本来は小規模な宝具ですが、土地や周囲の環境との相互作用により、通常召喚時よりも広範な結界を生成しています。『ヨハネの黙示録』や、後述するハデスに由来する概念の宝具と考えられます。

剣、饑饉、死、獣(かごめ、かごめ)

ランクAの対軍宝具で、最大レンジは99、最大捕捉は999に達します。宝具の名称はマスターによって変化します。

結界内において、他者に「死」をもたらす数多の象徴を具現化し、その力を行使することが可能です。環境が整えば、神話における「終末」を魔力の許す範囲で再現することもできます。ただし、椿は黙示録やラグナロクに関する知識を有しておらず、結界の完成度はそこまで高くはありませんでした。

名称はヨハネの黙示録において、四騎士が「剣と飢饉と死と地の獣」によって人を裁く権威を与えられたことに由来します。


繰丘椿[偽ライダーのマスター]

偽ライダーのマスターとして参加する10歳3か月の少女です。彼女はこの聖杯戦争を企画した繰丘夕鶴とその妻の娘であり、両親の手によって特殊な「細菌」が移植され、後天的に魔術回路が増幅されました。

しかし、実験の過程で細菌の一部が暴走したため、椿は一年以上昏睡状態に陥ります。

昏睡状態にある間も、椿は無意識のうちにライダーを召喚し、偽りの聖杯戦争の最初の参加者となりました。精神的には年相応で、強い願望は「大好きな家族と幸せに暮らすこと」のみです。

魔術師としての訓練を受けているため、敵意のない霊的存在には動じませんが、地震や雷など自然現象は普通に怖がります。その可愛らしさは、作中で唯一の癒し要素ともいえる存在です。

椿が昏睡に陥った際、両親は娘の個人の苦痛や人格に関心を払わず、魔術師としての母体として利用できるかどうかのみを基準に判断しました。

しかし、椿自身は子供らしい健気さから、恐怖と苦痛に耐え続けました。この事実が後のシグマの行動を決定づける重要な契機となります。

⚔️能力

“魔術回路”

繰丘家はかつて聖杯戦争の技術を独自に継承した魔術師の家系であり、同時に「蟲使い」と呼ばれる魔術体系も応用しました。その応用により、「細菌」による肉体改造という独自の魔術技術を生み出しています。

南米の遺跡で採取した微生物を組み合わせ、幼少期の魔術師の体に移植することで、後天的に魔術回路を増幅させることが可能。

生まれつきの魔術回路は数が固定されているため、椿の場合は回路の本数を増やすのではなく、質と流量を改変する形で効率化しています。

共生する細菌が回路を自動的に目覚めさせ、最も効率よく魔力を運用することで、同年代の魔術師を大きく上回る性能を発揮しました!両親も試作段階の細菌を体内に入れており、椿には最新型の細菌が移植されました。

“魔術”

椿はまだ繰丘家の魔術を体系的に学んでおらず、現時点で使えるのは無意識下で発動する「夢の中に現実を投影する」魔術のみです。この術は、膨大な魔術回路を必要とする上、夢から現実への直接干渉はできないため、研究対象としては希少かつ実用性が低い系統に分類されます。

しかし、ライダーの能力が重なることで、椿の夢世界は「病に冒され、生ける死者を閉じ込める牢獄」へと変質していきます。この結果、椿自身の意図を超えた形で、世界に対して死の影響を及ぼす舞台が形成されるのです。

真アサシン&マスター:ファルデウス・ディオランド陣営

『Fate/strange Fake』公式サイト

真アサシン:真名・正体・宝具まとめ

本作における二人目のアサシンクラスのサーヴァントであり、『真なる聖杯戦争』にファルデウス・ディオランドによって召喚されました。

能力上、世界そのものと同化しており、姿を顕すことは稀で、現れる際には闇に浮かぶ髑髏の仮面だけが視認されます。

偽りの聖杯戦争の陣容が揃い戦端が開かれた際、ファルデウスは「本当の聖杯戦争」を開始するために自身を呼び出しました。

その際、真アサシンは「お前には人生を捧げるに足る信念があるのか」「人の命を奪ってでもその信念を貫く覚悟はあるのか」と問いかけ、命を懸けた回答を返したことで、正式に彼をマスターとして認めました!

⚔️真名

真名は『ハサン・サッバーハ』であり、さらにその中でも謎多き『幽弋のハサン』と呼ばれる存在。

狂信者の伝承によれば、幽弋のハサンがどの時代に存在したのかは定かではなく、同胞や指導者、さらには現役の『山の翁』でさえ、「周囲の地形構造を完全に我が身として把握する技術を持った『山の翁』がいた」という伝承しか知られていません。

そのため、狂信者でさえ実在を疑うほどの、極めて異質な存在であるとされます。

歴代の山の翁たちは、道を外したり衰えたりした際には、初代ハサンによってその首を刈られるか、またはアズライールの聖廟を訪れて任務の終了を受けることが通例でした。

しかし幽弋のハサンはそのどれにも該当せず、元々暗殺者ではなく、暗殺教団とも関係がありませんでした。

彼は、科学や呪術、錬金術によって徹底的に改造された存在で、人の身でありながら冥府そのものを宿したかのような深い影を纏う死の化身、人間兵器とも呼べる存在です。

最終的に改造を施した組織は崩壊し、幽弋のハサンは放浪の身となります。存在理由を知ることなく彷徨った彼は、やがてアズライールの聖廟にたどり着き、初代と邂逅しました。そして「自分は初代の影として存在する運命であった」と悟り、初代の刃を受けます。

こうして「死の先払い」により、晩鐘を聞くことなく命を終えた彼は、滅びることのない一つの『影』として世界に刻まれるのです。

幽弋のハサンは世代を示す助動詞を持たず、時には『初代の影』と呼ばれることもあります。歴代ハサンたちだけがその存在を知り、彼の宝具や能力の基盤は幽弋の時代から伝わっていると推測されています。

その立ち位置は初代と同じであるため、キングハサンやその後継者の宝具名が異なる理由も、この幽弋のハサンに由来していると考えられます。

⚔️宝具

瞑想神経(ザバーニーヤ)

ランクはEXで、種別は明記されていません。レンジや最大捕捉も不明です。

「借り受けし無窮なる影の一欠片、今こそ幽明の境界へと返上せん――『瞑想神経(ザバーニーヤ)』」

この宝具は、幽弋のハサン自身の死を契機に、世界の影と同化することで擬似的な死の概念と化す、自己犠牲型の宝具です。

発動条件は、サーヴァントとしての彼が消滅することが確定した場合であり、マスターの死亡による場合も含まれます。アサシンの遺骸から生み出された膨大な『影』は周囲を闇で染めつつ、敵を容赦なく追跡します。

この宝具によって『死』の影響を与えるのは敵対者のみであり、その他の生物には危害を及ぼしません。平たく言えば、『ポケモン』の技「みちづれ」のような性質を持ちます。

発動後は事実上自らも脱落するため、聖杯戦争の「最後に残った者が勝者となる」システムとは相性が悪く、イシュタルからも「聖杯戦争には適さない」と評されるほど、強力でありながら扱いが極めて難しい宝具です。

その特性上、後世にはこの宝具の詳細は正確に伝わらず、魔力、水、風、電気などのエネルギーの流れを完全に知覚する業として伝承されました。単行本でも種別は明記されていません。


ファルデウス・ディオランド[真アサシンのマスター]

ファルデウス・ディオランドは、アメリカ合衆国出身の魔術師で、ランガルの弟子として時計塔に潜入し、魔術協会の三部門の一つに属していました。

すべての準備が整ったと判断した際には、師であるランガルを裏切り殺害。その諜報能力を駆使し、魔術師たちに対して警告と宣伝を送りつけました。

正体を明かした後は、おそらくアメリカ軍に属する特殊部隊を指揮し、聖杯戦争の監督役として行動しています。

表向きには丁寧な物腰の青年として振る舞い、年齢は二十代半ばとされています。彼はアメリカの組織の一員であり、魔術師としての能力はあくまで一つの技能に過ぎないと考えている節があります。

戦闘においても、話術や手品、サバイバルナイフ、さらには兵士による銃撃など、魔術以外の手段をまず選択します。これにより、魔術中心で世界が回っていると考える従来の魔術師たちを軽蔑する態度も随所に見受けられます。

ランガルとの決別や真アサシンとの契約時のやり取りからも明らかなように、ファルデウスの行動原理は強固なアメリカへの愛国心に根差しています。

国益のためには、自らの魔術の全てを惜しみなく捧げる覚悟を持っており、これはTYPE-MOON作品に登場する魔術師としては異例の姿勢と言えるでしょう。

物語の序盤では、大物感を漂わせる存在として描かれますが、想定外の事態に直面する場面では対応が後手に回り、急速に苦労人の側面が露呈しています。

第3巻では、魔術を駆使して勢力を拡大し、聖杯戦争にも参加者を送り込んでいたマフィアのボス、ガルヴァロッソ・スクラディオの暗殺を真アサシンに依頼します。

しかし、ガルヴァロッソのコピーを仕込まれていたアメリカの要人も同時に暗殺されてしまい、死因自体はすべて不審点のないものであったにもかかわらず、要人の同時大量死という異常事態により、バズディロット・コーデリオンから聖杯戦争関係者が暗殺に関与したことが察知されてしまいました。

⚔️能力

魔術師としての実力は、ランガルの評価ではそれほど高くないとされます。しかし、諜報活動に長けた者を欺く技量を考慮すると、その評価が必ずしも正確であるとは言えません。

一方で、銃などの近代兵器を躊躇なく使用し、数十名規模の兵士で構成された部隊を指揮することで、聖杯戦争における障害を的確に排除します。自身もサバイバルナイフを用いて瞬時に標的の喉を掻き切るなど、戦闘における迅速かつ冷徹な技量を発揮しています。

真アーチャー&マスター:バズディロット・コーデリオン陣営

『Fate/strange Fake』公式サイト

真アーチャー/アヴェンジャー:真名・正体・宝具まとめ

2人目のアーチャークラスのサーヴァントであり、同時にアヴェンジャーとしての側面も併せ持つ存在です。小説版第2巻で初登場し、マスターはバズディロット・コーデリオン。彼はカジノホテルの最上階に居たギルガメッシュとティーネ・チェルクらを強襲しました。

⚔️真名

本名は、ギリシャ神話の英雄ヘラクレスが人として生きていた頃の幼名「アルケイデス」です。

もともとはアーチャークラスとして「ヘラクレス」の名で召喚されましたが、マスターであるバズディロットにより、三画の令呪、対魔力を突破する東洋の呪術、そして大量の魔力結晶を用いて「人であった頃の自我」と「神から課された非道な仕打ちへの憎悪」を増幅されました。

さらに彼の保有する聖杯の泥によって汚染され、その結果、神々に翻弄され続けた自身の人生への憎悪が表面化しました。

この変質により、かつて「決して子どもを傷つけない」とされていた性格は歪み、外道の行為も意に介さぬ人物へと変貌します。

真名が「アルケイデス」とされるのは、「ヘラクレス」という名に宿る神の栄光を忌避するためです。憎悪に駆られ、彼は自身を含む神の血を引く者すべてを蹂躙せんと行動します。

変質前の描写では、アルケイデスは紳士的であり、非人道的なバズディロットを諫める発言もしていました。

体格も変質に伴い痩せ細り、胸部に現れた紋様は、生前にかけられた呪いと聖杯の泥が絡み合ったことで浮かび上がったものと考えられます。

⚔️宝具

十二の栄光(キングス・オーダー)

  • ランク:C~A++

これは「十二の試練」を成し遂げた証として得た偉業を具現化する宝具であり、己の武器として使用可能です。生前成し遂げた偉業の象徴を自在に具現化し、戦闘で使い潰すことができます。

しかし、聖杯の理そのものをねじ伏せる形で運用されるため、通常の数倍の魔力消費を伴います。作中では、マスターであるバズディロットが「2万4976人」の人間を犠牲に生成した大量の魔力結晶を用いることで、数か月にわたり全力で戦えるだけの魔力を確保しています。

射殺す百頭(ナインライブス)

  • ランク:C~A+

宝具の種別は不明とされていますが、徒手空拳あるいは武具を駆使して多彩な戦法を行使する技能を宝具化したものです。

状況に応じて対人戦、対軍戦、城攻めなどあらゆる戦闘形態に適応します。『Fake』では弓を用いた際、毒矢9本がヒュドラのごとく襲いかかる描写があります。

かつてのヘラクレスであれば神気を帯びた技となるはずですが、復讐者と化したアルケイデスでは、泥の呪いと膨大な魔力が組み合わさることで、矢一つ一つがビル並みの太さの毒蛇や邪竜の如き形態に変貌しています。

天つ風の簒奪者(リインカーネーション・パンドーラ)

  • ランク:EX

アヴェンジャークラスとしてのアルケイデスが有する第三の宝具で、相手の宝具を奪い己の力として再構築する能力を持ちます。これにより、敵の逸話由来の宝具を簒奪して自身の力へ変貌させることが可能。

奪える対象はサーヴァントの宝具に留まらず、神獣の権能までも含まれます。簒奪した力は霊基に完全に融合するため、一度奪われた能力を元に戻すことは極めて困難です。


バズディロット・コーデリオン[真アーチャーのマスター]

アメリカ合衆国全土に根を張る巨大マフィア組織『スクラディオ・ファミリー』に属する魔術師であり、若き幹部として活動されています。

表向きは産業廃棄物処理会社の社長を務めており、聖杯戦争では真アーチャーを召喚する際に、聖杯の泥を用いて彼を汚染させる手腕を見せています。

年齢は三十代後半から四十代前後と考えられ、厳めしい雰囲気を纏った男性です。顔立ちは整っているものの、双眸には人間味が欠け、怪物のような鋭い眼光を放っています。

⚔️能力

バズディロットは他者を支配するのではなく、自己を完全に支配することに特化した極めて特殊な魔術師です。

この特性により、フランチェスカが冬木から持ち込んだ聖杯の泥を自身の体内に宿し、正気を保ちながら魔力を餌として培養・制御することが可能となっています。ファルデウスは彼について、「泥を宿す以前、あるいは最初から、人としてはすでに狂っていた」と評しています。

さらに、魔術協会で軽視される東洋の呪術にも精通しています。『ロード・エルメロイⅡ世の冒険』にて明かされる通り、東洋の呪術は術者の身体内部で作用させることに特化した体系であり、自己支配に特化したバズディロットの魔術体系と非常に相性が良いと考えられます。

後述の手段で得た膨大な魔力結晶を用い、アーチャーとして召喚された英雄の対魔力に呪術で切り込み、令呪三画と聖杯の泥を流し込むことで、サーヴァントを半ばアヴェンジャーに変質させることに成功しています。

魔力結晶の確保には、アトラム・ガリアスタが開発した人体を魔力結晶化するシステムをスクラディオ・ファミリーが奪取・改良したものを使用しています。

通常、魔力結晶は魔術行使時に外部から魔力を補充する目的で使用されますが、バズディロットは泥で汚染した自身の体内魔力を結晶化し、直接サーヴァントに流し込む独自手法を用いていました。

この方法は通常であれば発狂を招く危険を伴いますが、『支配』魔術の重ね掛けにより正気を保つことが可能。

また、彼は自身のサーヴァントが数か月にわたり全力で戦い続けられるだけの魔力結晶を用意しており、その犠牲となった人間は2万4976人に上ります。

スクラディオ・ファミリーの活動地域では失踪届けの数も膨大であるため、殺害は目立たずに行われています。生成された魔力結晶は各地の工業用貯蔵タンクに偽装された倉庫に分散保存され、量産も可能な体制が整えられています。

戦闘能力も非常に高く、銃器の扱いも厭わず、使用する弾丸は対魔術師戦を想定した精巧な設計が施され、高位の防御魔術も突破可能です。身体能力も強化されており、瓦礫が飛散する戦場での跳躍、放たれたアルケイデスの矢を首の動きで躱す能力、衝撃波への耐性など、常人をはるかに超えた力を有しています。

さらに、スノーフィールド内の食肉工場には、侵入者を逃がさないよう設計された複数の魔術工房を保有しています。

これらの工房は異界化、幻術、結界、魔獣の設置などを得意とするスクラディオ・ファミリー所属の魔術師が手掛け、複雑に構築されています。単体では他者の工房に劣る場合もありますが、バズディロットが統括することで極めて脱出困難な迷宮となります。

作中では、工房を活用して自称女神の放った矢形の光弾を消失させ、異界化した空間から多数の魔獣を放出するなどの戦術を披露しました!

ただし、工房をフル稼働させる場合、本人も脱出不能となる可能性があります。また、優秀な英霊には通用せず、全能ではないことも示されています。

真ライダー&マスター:ドリス・ルセンドラ陣営

『Fate/strange Fake』公式サイト

真ライダー:真名・正体・宝具まとめ

健康的な肌を持ち、髪を結い上げ、簡素な服を身に纏った精悍な女性です。初登場は小説版第2巻の終盤ですが、外見と正体が明確になったのは第3巻になります。

彼女はドリス・ルセンドラによって召喚されました。漫画版第3巻末には、ついに全身イラストも公開されています。

その後の経緯については詳細が不明ですが、真アーチャーが敵マスターでありながら幼子を狙ったことに激しく憤り、偽アーチャーとの戦闘に割って入り、そのまま真アーチャーと激闘を繰り広げました!

⚔️真名

アマゾネスの女王にして戦士長、『ヒッポリュテ』です。ギリシャ神話において戦神アレスと月女神アルテミスの巫女オトレーレの間に生まれた子であり、女王としての威厳と戦士としての勇猛さを兼ね備えています。

子どもに対しても深い慈愛を持つ人格者ですが、良くも悪くも直情的な性格であり、真アーチャーの行動に激昂して、明かすべきでない情報をうっかり口にしてしまうこともありました。

この理想主義ゆえに暴走しがちな性質は、同郷のアタランテや姉妹であるペンテシレイアを彷彿とさせます。

神話では、ヘラの策略によりヘラクレスがアマゾンを訪れた際に殺害されました。また、ギリシャ二大英雄の一方であるアキレウスが生前素顔を覗いて恨みを買ったペンテシレイアとは姉妹にあたります。

⚔️宝具

戦神の軍帯(ゴッデス・オブ・ウォー)

  • ランク:A
  • 種別:対人〜対城宝具
  • レンジ:−

父アレスの分体である軍章旗を帯状に整え、二の腕にリストバンドのように装備して使用します。使用者の神性と筋力、耐久、敏捷、魔力を大幅に引き上げることが可能ですが、現代社会の神秘の薄さから、一定以上の性能向上は制限されます。

バーサーカーであるペンテシレイアも似た装備を身に着けていますが、同一の品であるかは不明です。最大捕捉に関しても現状資料では記録されておりません。

傲慢覆す怒り(ヒュブリン・アナトレポーン・エリーニュエス)

  • ランク:不明
  • 種別:不明
  • レンジ:不明
  • 最大捕捉:不明

「戦神の軍帯」によって神気で強化された力を用い、馬上から身長ほどもある巨大な戦斧を振るいます。

極めて単純な攻撃法ではありますが、マスターの支援も含めた運用により、台風を一刀両断するほどの威力を発揮します。その破壊力は「約束された勝利の剣」に匹敵するほどとされています!


ドリス・ルセンドラ[真ライダーのマスター]

極北の強化魔術を扱うルセンドラ家の末娘で、ゴーグルとサメのような歯が印象的な女性です。人間としての限界を超えたレベルの強化魔術を自在に操り、真ライダーを召喚・戦闘支援に活かしています。

真キャスター&マスター:フランチェスカ陣営

『Fate/strange Fake』公式サイト

真キャスター:真名・正体・宝具まとめ

スノーフィールドで行われる「偽りの聖杯戦争」に連なる「真なる聖杯戦争」において、フランチェスカが召喚したサーヴァントです。

⚔️真名

彼の真名は、フランス国家元帥ジル・ド・レェに仕え、彼を魔術の道に誘い、数々の虐殺を行わせた魔術師『フランソワ・プレラーティ』です。出自は15世紀イタリア、フィレンツェ近郊のピストイア郊外であり、当初は聖職者を志し教会に仕える僧侶でした。

しかし、医師であり魔術師でもあったジャン・ド・フォンタネルとの出会いをきっかけに魔術に傾倒していきます。

魔術を習得したフランソワは、ジャンヌ・ダルク処刑後のジル・ド・レェに接近し、その容姿からジルに気に入られ、お抱えとして仕えるようになります。

彼はジルに陰惨な魔術儀式を行わせ、共に死体の山を築き上げました。しかし、1440年、ジル・ド・レェは悪魔信仰とその所業により告発され、宗教裁判にかけられます。フランソワも共犯として裁かれましたが、ジルが死刑を宣告されたのに対し、フランソワには終身刑が下されました。

その後脱獄し、アンジュー公ルネを誘拐、所領の町の代官にまで上り詰めましたが、1445年に再逮捕され、遂に処刑されました。これが現代に伝わる彼の生涯です。

⚔️正体

真キャスターとして召喚されたフランソワは、詠唱が稚拙であったにもかかわらず召喚が成立しました。その成功の要因は、触媒となったフランチェスカ自身との相性が極めて良好であったためです。

つまり、サーヴァントであるフランソワは、マスターであるフランチェスカにとって「過去の自分」そのものでした。

しかし、この関係には大きな謎が存在します。一般的に、英霊はすでに死を迎えていることが前提であり、生き続ける者は英霊になり得ません。フランチェスカは「死者は死者を召喚できない」という原則を踏まえつつ、自身の肉体を破壊されることなく、英霊としての自身を触媒として召喚できました。

そのため、現在生きているフランチェスカと、過去に死んだフランソワという不可解な因果関係が生じています。

この現象の詳細は明確に語られていませんが、作中ではフランチェスカとの関わりが示唆されており、類似した生き方をしてきたある封印指定の人形師が手掛かりを握っている可能性が示唆されています。

⚔️宝具

螺湮城は存在せず、故に世の狂気に果ては無し(グランド・イリュージョン)

  • ランク:A
  • 種別:対軍宝具
  • レンジ:1〜80
  • 最大捕捉:−

盟友にベルゼブブの姿を見せた、あるいは自身がベルゼブブの化身であるという伝説に基づく幻術と血統が昇華した宝具です。

環境すら超えて世界のテクスチャそのものを欺く大魔術であり、相手に固有結界内に閉じ込められたと錯覚させることも可能です。ただし、あくまで幻術の範疇であるため、固有結界ほどの力はありません。

螺湮城教本(プレラーティーズ・スペルブック)

  • ランク:EX
  • 種別:対理宝具
  • レンジ:1〜99
  • 最大捕捉:1000人

生前、騎士に譲渡されたため現状では使用不能です。魂レベルで返還されない限り行使できません。

フランソワは魔術を行使する際、理性を飛ばしながら白紙の経典に魔術の理を記し、「繋がってはいけない場所」との接続を封印しました。このため、二度と再現できず、唯一つながりを開ける魔導書も盟友に譲渡されています。


フランチェスカ[真キャスターのマスター]

スノーフィールドで開かれる偽りの聖杯戦争の裏で暗躍する、謎めいた少女(?)です。白を基調としたゴスロリ調の衣装を身に纏っており、髪には髑髏が浮かぶなど、不穏な外見を見せています。

理由は明かされていませんが、死徒を嫌う傾向があるようです。今回の聖杯戦争においては、主催側の参加者であるオーランド・リーヴやファルデウス・ディオランドと共に深く関与している模様です。

⚔️正体

第3巻において、フランチェスカは自らがマスターとして真キャスターを召喚しました。その触媒は自身であり、召喚されたサーヴァントの真名は『フランソワ・プレラーティ』です。

つまり、フランチェスカとフランソワは同一人物であることが明らかとなります。

これまでに示された行動や名前の響きから、フランチェスカの正体がプレラーティであることはある程度予想されていました。

しかし、マスターとして過去の自分をサーヴァントとして召喚するという前代未聞の手法は、読者に大きな驚きを与えました。なお、本編では実現していませんが、未来の自分を召喚する可能性を持つ人物も存在しています。

盟友であるジル・ド・レェに対しては、現在も一定の執着や思い入れを持っています。かつてジルがサーヴァントとして第四次聖杯戦争に召喚される際、その介入を試みたこともありましたが、「キエフの蟲遣いの末裔」とされる人物による妨害を受けて断念しています。

その際、彼女は南極から日本へ移動していたようですが、果たしてあの施設に潜入していたのかは不明です。

フランチェスカが聖杯に賭ける願いは「ある大迷宮の攻略」にあります。型月世界における「迷宮」といえば、1巻にも登場したコーバック・アルカトラスが思い起こされます。

コーバックもまた、フランチェスカらしき人物について言及しています。「ある大迷宮」が、『Fate/Labyrinth』の舞台となった第7迷宮を指している可能性は高く、9巻においてコーバックの大迷宮を攻略、あるいは霊墓アルビオンのように魔術世界での攻略も可能なレベルにまで昇華することが目的であることが明かされています。

ただし、これはあくまでフランソワの目的であり、フランチェスカ自身の願いとは若干の差異があります。フランソワの言葉を借りるなら、その差は「生者か死者か」「男か女か」といった程度の違いに過ぎません!

真バーサーカー&マスター:ハルリ・ボルザーク陣営

『Fate/strange Fake』公式サイト

真バーサーカー:真名・正体・宝具まとめ

「真バーサーカー」と表記されるのは、『Strange Fake』における聖杯戦争の特性上、バーサーカークラスのサーヴァントが二体召喚されているためです。

小説では第3巻にて初登場しました。スノーフィールドにある火力発電所の地下にて、黒魔術師ハルリ・ボルザークによって召喚されます。しかし、狂化スキルの影響か、召喚直後に暴走しハルリに重傷を負わせてしまいました。

その後は狂気のまま単独行動をとるかと思われましたが、白い衣の女性の介入によって状況は変化します。

召喚に使用された触媒の性質から、黒幕側は特定の特徴を持つサーヴァントを呼ぶことを意図していたようです。

具体的には、ライバルがニコラ・テスラであり、電気を魔力の代わりに利用可能であること、さらにはキャスターとしても召喚可能であることなどが挙げられます。

これらから、トーマス・エジソンの召喚を想定していたと推定されますが、後に判明したフィリアの素性を踏まえると、実際には「エジソンではない別の存在」が呼ばれた可能性も指摘されています。


ハルリ・ボルザーク[真バーサーカーのマスター]

ハルリ・ボルザークは、偽りの聖杯戦争における真バーサーカーのマスターです。彼女はかつてナタリア・カミンスキーの標的となり、衛宮切嗣がナタリアごと旅客機を撃墜するきっかけとなった魔術師オッド・ボルザークの孫娘にあたります。

祖父の研究成果を受け継いだ両親が時計塔の魔術師によって殺害されたことにより、何もかもを奪われた彼女は、親の復讐と魔術世界の崩壊を目的として、フランチェスカとの取引に応じ聖杯戦争に参加しました。

彼女は一流の黒魔術(ウィッチクラフト)の使い手であり、魔術師としての技能は極めて高い水準にあります。特筆すべきは、自らの血肉のみを生贄として黒魔術を行う点であり、呪殺を一切用いない代わりに『呪詛返し』を最も得意としています。

サーヴァント召喚に際しても、魔法陣はすべて自身の血で描かれ、出血多量による危険に備えて輸血パックや造血促進の治癒魔術を併用しています。

ただし、彼女は優秀な魔術師である一方、直接戦闘には不向きとされています。使い魔を活用することで多数の敵を排除することは可能ですが、背後からの襲撃に対しては防御が追いつかず、場合によっては致命傷を覚悟せざるを得ません。

使役する使い魔は祖父譲りの蜂の形状をしており、針からは強力な睡眠効果を持つ毒液を分泌します。

作中では、スクラディオ・ファミリーの魔術師たちに対して数匹を正面から突入させ囮とし、残りの蜂で背後から首筋を刺して昏倒させる戦術が描かれています。

さらに彼女は自らの体を防御結界で覆うことも可能ですが、バズディロットの銃弾は高度な防御魔術を突破する仕様となっており、その際には肩の一部の肉を抉られるなど、完全な防御は困難であることも示されています。

ウォッチャー&マスター:シグマ陣営

『Fate/strange Fake』公式サイト

ウォッチャー:真名・正体・宝具まとめ

ウォッチャーは、シグマによって召喚された極めて特異な存在です。

魔力を消費せず姿も顕さない謎めいた英霊と、その英霊の影法師として現れる複数の男女で構成されており、「スノーフィールドの聖杯戦争」における真ランサーの代理として活動します。

コミカライズ版では、その姿が明らかになりました。一言で表すなら、空に溶け込み、剣を咥えた巨大な鯨のような存在であり、神獣と呼ばれても違和感のない威容を誇っています。

影法師によれば、本来は「ゲートキーパー」というクラスで召喚される存在であり、作者の成田良悟氏によると真名は『●●●・●●●●』であるとされています。また、当初はシールダーとして登場させる予定もあったとのことです。

真名については、影法師に船長が確認できたことや、クジラのような姿から『モビー・ディック』が候補とされ、続く真名として『リヴァイアサン』の可能性が示唆されています。

リヴァイアサンは伝承上、女性として語られることもありますが、両性具有とされ、影法師が男女として顕現する設定にも合致します。さらに、頑強な体躯を持つと伝えられるため、『ゲートキーパー』や『シールダー』としての適性を十分に備えていると考えられます。

旧約聖書では、人間に平和と防衛を保証する「地上の神」とも形容される存在です。

また、白鯨はリヴァイアサンの初出である旧約聖書からの引用が多く、『モビー・ディック』と同様に、絶対的な海獣として描かれています。

ウォッチャーがその適性を持つ理由については、獲物を求めて海を泳ぎ回る伝承に由来するのか、終末の日まで人類の行く末を見守る存在であるためかは、現時点では明確にされていません。

宝具については、現状では明らかになっていません。


シグマ[ウォッチャーのマスター]

シグマは本作の主人公のひとりで、フランチェスカに雇われ、「偽りの聖杯戦争」に参加した魔術使いの傭兵。

エクストラクラスのサーヴァントである「番人」(ウォッチャー)を召喚します。作者からも「主人公の一人」と明言されている、三陣営のうちの一人です。

幼少期より独裁国家で魔術を叩き込まれ、兵士として育てられた彼は、生い立ちゆえか、あるいは母親譲りか、非常に淡白で欲の薄い性格をしています。聖杯戦争への参加も、単に雇われたためであり、特別な願望は持ちません。

彼にとって重要なのは、その日の食事と安眠だけであり、これが彼にとって最も貴重なものであったことを示しました。

母親は衛宮切嗣の助手であった久宇舞弥で、シグマ自身は母が第四次聖杯戦争で死亡したことしか知らず、名前すら把握していません。

父親は切嗣ではなく、舞弥が切嗣に出会う前に生まれた子で、親子二代にわたり戦争に翻弄され続けてきたことが示唆されています。

また、少年兵時代に魔術使いによって肉体を弄ばれた経験があり、フランチェスカによれば、一般の人間よりも残り寿命は短い。

上司であるファルデウスの監視下では、ウォッチャーの名前を思いつきで「チャーリー・チャップリン」と偽り、クラスも当初の予定通りランサーと報告しています。

(C)成田良悟・TYPE-MOON/KADOKAWA/FSFPC様より引用

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