『呪術廻戦』の中でも、圧倒的な因習と悲劇性で読者に強烈な印象を残した禪院家。
複雑に絡み合う血縁関係や、真希・真依をはじめとする主要キャラたちの運命は、「結局誰が生きていて、誰が死亡したのか分かりにくい」と感じた方も多いのではないでしょうか。
本記事では、【呪術廻戦】禪院家の家系図・相関図一覧をもとに、キャラの生存・死亡状況も徹底解説!
さらにファンの間で話題となっている禪院家のモデルになった場所は?という考察から、原作で壊滅した禪院家のその後まで解説いたします。
始めに:禪院家とは?
禪院家(ぜんいんけ)は、呪術界において五条家・加茂家と並び「御三家」と称される名門家系の一つです。代々強力な呪術師を輩出してきた由緒ある一族であり、その影響力は呪術界全体に及んでいます。
禪院家が掲げる思想は極めて過激で、「非術師は術師にあらず、術師は禪院にあらずんば人にあらず」という選民的な価値観を是としています。相伝の術式を受け継ぐ術師こそが最上位とされ、呪力を持たない者や有力な術式に恵まれなかった者は、家族であっても容赦なく切り捨てられるのが特徴です。
呪術界御三家の中でも、禪院家はとりわけ術式至上主義と男尊女卑の傾向が強く、投射呪法や十種影法術といった相伝の術式を何よりも重視してきました。その一方で、家父長制と封建的な体質が色濃く残り、柔軟性や多様性とは無縁の閉鎖的な家風を形成しています。
その象徴的な例が、術式を持たない禪院真希への扱いです。真希は実力を持ちながらも「落伍者」として蔑まれ続け、禪院家の歪んだ価値基準を体現する存在となりました。また、呪力を持たないにもかかわらず圧倒的な戦闘力を誇った禪院甚爾(とうじ)の存在も、この一族が抱える矛盾と闇の深さを強く印象づけています。
禪院家は、名門でありながらも因習と差別に縛られた家系であり、その歪んだ思想と体制こそが、後に一族崩壊へと繋がる大きな伏線となっていきます。
禪院家の家系図
以下は、『呪術廻戦』公式情報(単行本17巻家系図、公式ファンブックなど)に基づいた最新の家系図です。
❂禪院家の家系図
(過去の当主)
└─ 第23代当主(直毘人の父)
└─ 第25代当主(直毘人の兄、名前不明)
└─ 禪院甚爾(伏黒甚爾) ← 家を出て伏黒姓に
└─ 伏黒恵(十種影法術の継承者)
└─ 禪院直毘人(26代目当主、死亡)
└─ 禪院直哉(息子、死亡) ※他に兄が複数いる可能性
└─ 禪院扇(弟、特別1級術師、死亡)
└─ 禪院真希(双子姉、生存・覚醒)
└─ 禪院真依(双子妹、死亡)
禪院家の相関図(主な関係性)
禪院家は、呪力や術式の有無によって人の価値が決まる、極端な序列社会を内包した名門御三家の一つです。
その体質は家族関係にまで及び、血縁であっても情より実利が優先される、冷酷な関係性が多く見られます。
以下では、禪院家を語るうえで欠かせない主要人物同士の関係性を整理します。
• 禪院直毘人 ↔ 禪院直哉
父子関係。直毘人は直哉を当主候補として育ててきましたが、最終的には遺言により伏黒恵を優先するという決断を下します。この判断には、直哉の慢心や性格を見抜いたうえでの牽制、あるいは皮肉めいた意図が含まれていたとも解釈できます。直哉にとっては、父からの最大級の否定だったと言えるでしょう。
• 禪院直毘人 ↔ 禪院扇
兄弟関係。扇は呪術師としての力量自体は決して低くありませんでしたが、直毘人ほどの評価を得られず、さらに娘たちが「期待外れ」と見なされたことで、家中での立場は弱いものとなっていました。この劣等感と鬱屈が、後の歪んだ行動へとつながっていきます。
• 禪院扇 ↔ 真希・真依
父娘関係。扇は真希と真依を「禪院の恥」と断じ、実の娘でありながら冷酷に扱います。
渋谷事変後には一族再興を名目に、誅殺計画の中心人物となるなど、その姿勢はもはや父性とは程遠いものでした。禪院家の歪みを最も象徴する関係の一つです。
• 禪院甚爾 ↔ 伏黒恵
父子関係。甚爾は術式を持たないがゆえに禪院家を離れましたが、息子・恵の「十種影法術」の価値は正しく理解していました。
本来は禪院家に引き渡す算段でしたが、五条悟の介入によってその未来は大きく変わります。皮肉にも、甚爾の判断が恵を呪縛から救った形となりました。
• 真希 ↔ 真依
双子の姉妹。呪力を分け合うように存在していた二人は、互いに欠けた部分を補完する関係でした。
真依の死は悲劇であると同時に、真希が呪力の枷を完全に断ち切る決定的な契機となり、禪院家崩壊への引き金となります。
• 真希 ↔ 伏黒恵
従姉弟関係(年齢差や立場から、真希は叔母世代に近い存在)。真希は恵に武器の扱いを教え、実戦的な指導を行ってきました。
その姿勢は姉のようでもあり、師匠のようでもあります。恵が真希を深く尊敬しているのは、禪院家の中では稀有な「正の関係性」が築かれていたからでしょう。
• 直哉 ↔ 真希
従兄妹関係。直哉は強烈な女性蔑視と術式至上主義を体現する人物であり、術式を持たない真希を徹底的に見下します。
その感情は侮蔑に留まらず、明確な殺意へと変わっていきました。二人の対立は、禪院家の価値観そのものの衝突でもあります。
• 全体の因縁
禪院家は五条家と長年にわたる因縁を持ち、過去には当主同士が相打ちとなった記録も残されています。
一方、家の内部では「呪力・術式至上主義」が絶対的な価値観として君臨し、術式を持たない者──甚爾や真希──は排除と虐待の対象となってきました。
その歪みが積み重なった結果、皮肉にも真希自身の手によって一族は壊滅へと追い込まれたのでした。
禪院家キャラの生存・死亡状況
禪院家は、呪術界屈指の名門である一方、内部抗争と価値観の歪みが極端な一族です。
ここでは、物語に深く関わる主要人物について、生存・死亡状況とその背景を整理します。
• 禪院直毘人(26代目当主、死亡)
禪院家の家長であり、相伝の術式「投射呪法」の使い手。五条悟を除けば、現代最速クラスの術師と評されていました。
息子は直哉ですが、遺言では彼に厳しい制限を課しつつ、伏黒恵を当主候補として優遇。この決定は、直哉の資質を見抜いた上での判断であり、結果的に直哉への強烈な皮肉とも受け取れます。
• 禪院直哉(死亡)
直毘人の息子(末子とされることが多い)。次期当主候補として育てられましたが、強い選民思想と女性蔑視を抱え、真希を「落ちこぼれ」と見下していました。投射呪法を継承。
真希の母親に背中を刺されて一度死亡するも、強い怨念により呪霊として復活。その後、真希によって完全に討伐され無事に死亡しました。
• 禪院甚爾(伏黒甚爾、死亡)
直毘人の兄の子にあたる甥。呪力を一切持たない代わりに、天与呪縛によって異常な身体能力を得た存在です。
術式至上主義の禪院家では虐待同然の扱いを受け、家を出奔。後に伏黒恵の父となります。
• 禪院扇(死亡)
直毘人の弟で、真希・真依の父。剣術に秀でた術師でしたが、娘たちを「出来損ない」と断じて冷遇。
渋谷事変後には伏黒恵の暗殺を含む粛清計画を主導しますが、最終的に真希の手によって命を落としました。
• 禪院真希(生存)
扇の娘で、真依の双子の姉。呪力はほぼゼロながら、天与呪縛によって規格外の身体能力を持つ存在です。
真依の死をきっかけに完全覚醒し、禪院家の価値観そのものを否定するかのように一族を壊滅状態へと追い込みました。
• 禪院真依(死亡)
真希の双子の妹。呪力を持つ代わりに身体能力が低く、真希と対を成す存在でした。
最期は自らを犠牲にする形で真希を解放し、その死は物語の大きな転換点となります。
• 伏黒恵(生存)
禪院甚爾の息子で、禪院家相伝の「十種影法術」を継承。直毘人の遺言により当主候補として名前が挙がりました。
禪院の血を引きながらも、家の価値観から距離を置く立場にあり、物語全体でも重要な存在です。
禪院家のモデルになった場所は?
モデルの施設
江戸東京たてもの園(東京都小金井市)

❂子宝湯(こだからゆ)
禪院家の屋敷外観は、江戸東京たてもの園内に移築・保存されている銭湯建築「子宝湯」がモデルと考えられています。
とくに、格式の高さを感じさせる唐破風(からはふ)の屋根や重厚な正面構えは、作中に描かれる禪院家の威圧的かつ閉鎖的な雰囲気と高い親和性を持っています。
❂園内の歴史的建造物
屋敷内部の構造や長い廊下、禪院直哉と禪院真希が対峙した印象的な場面については、同園内にある「小出邸」をはじめとした複数の歴史的建造物が参考にされているという考察も存在します。
実在する建築様式を組み合わせることで、リアリティのある空間演出が成立している点は注目に値します。
その他の施設
江の島岩屋(神奈川県藤沢市)
❂忌庫(きこ)
禪院家が管理する呪具の保管庫である地下施設「忌庫」は、江の島にある岩屋洞窟の構造と酷似していると指摘されています。
自然洞窟特有の奥行きや閉塞感は、作中の不気味で緊張感のある描写と重なり、視覚的なリファレンスとして採用された可能性が高いと考えられます。
設定上、禪院家の本拠地は京都府とされていますが、ビジュアル表現においては、東京都や神奈川県に現存する歴史的建築物や名所が効果的に取り入れられているようです。
【壊滅】禪院家のその後
渋谷事変を経て、禪院家当主・禪院直毘人は命を落としました。遺言では伏黒恵が次期当主に指名される予定でしたが、その継承過程において禪院真希が一族の中枢を担っていた主要構成員をほぼ殲滅。その結果、禪院家は組織としての機能を失い、事実上の壊滅状態に陥ります。
真希の覚醒を契機に一族内部の崩壊は一気に加速し、甚爾の血を引く伏黒恵が禪院家から離脱したことで、御三家として築き上げてきた権威と戦力は完全に失われました。こうして禪院家は、物語の中核を担う勢力から姿を消すことになります。
禪院家は、ファンの間で「クズ集団」と揶揄されるほど、内部の腐敗が深刻な一族として描かれてきました。血縁や術式の優劣による対立、差別的な価値観が蔓延し、それが日常的な軋轢を生み出していた点も特徴です。こうした歪んだ体質そのものが、最終的に一族を崩壊へと導いた最大の要因と言えるでしょう。
より詳細な描写や背景設定については、原作コミックス17巻以降、および公式ファンブックにて確認することをおすすめします。
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