本記事では、『死亡遊戯で飯を食う。』に登場するキャラクターの中から、物語の中で命を落とした死亡キャラと生存している人物を整理して紹介します。
金子や玉藻をはじめ、読者に強い印象を残した衝撃的な最期とは一体どのようなものだったのか。作品の展開を振り返りながら、キャラクターごとの運命を丁寧に解説していきます。
※作中で明確な死亡描写が描かれていないキャラクターについては、人物像や立ち位置などの基本情報を中心にまとめています。作品理解を深めるための参考としてお読みいただければ幸いです。
注意⚠️本記事は『死亡遊戯で飯を食う。』のストーリーに関わる重要なネタバレが含まれています。
【ネタバレ】死亡遊戯で飯を食う。死亡キャラ一覧
黒糖(コクトー)
TVアニメ「死亡遊戯で飯を食う。」公式サイト
©鵜飼有志・ねこめたる/KADOKAWA/「死亡遊戯で飯を食う。」製作委員会
黒糖は、アンダーグラウンドな空気をまとったプレイヤーで、ゴーストハウス型のゲームに参加するのは今回が2回目という、幽鬼を除けば唯一の経験者でした。
堅実に働くことを「馬鹿らしい」と切り捨て、手早く生活費を稼ぐ手段としてこの危険なゲームに身を投じています。
しかしその経験や割り切りが、必ずしも生存に直結するわけではありません。食堂での探索中、鍵に取り付けられていたテグスのような仕掛けが作動し、トラップによって死亡してしまいました…
原作小説では「アイスピックにも似た金属針が頭部を貫通していた」と明確に描写されており、即死性の高い残酷な罠であったことが強調されています。
一方、漫画版では通常のアイスピックが飛来し、貫通には至らないものの頭部に突き刺さる描写に変更されており、表現方法の違いが印象に残ります。いずれにせよ、経験者であっても容赦なく命を奪われるという、本作の非情さを象徴する退場でした…。
青井(アオイ)
TVアニメ「死亡遊戯で飯を食う。」公式サイト
©鵜飼有志・ねこめたる/KADOKAWA/「死亡遊戯で飯を食う。」製作委員会
青井は、内気で口数の少ない青髪のプレイヤーです。ゲームへの参加理由について、「これ以外に生きていく術がない」と語っており、極限まで追い詰められた立場にあったことがうかがえます。
その消極的な性格とは裏腹に、生きるために危険な舞台へ立つ覚悟を秘めていました。
しかし、その願いは早い段階で断ち切られます。最初の難関において、天井から落下してきた丸鋸により身体を切り裂かれ、死亡します。視覚的にも非常に衝撃の強い最期であり、読者に強烈な印象を残す場面です。
この出来事は、ゲームが始まったばかりであるにもかかわらず、誰一人として安全ではないという現実を突きつけると同時に、後の展開で金子の心理に大きな影を落とす重要な転換点となっています。
金子(キンコ)
TVアニメ「死亡遊戯で飯を食う。」公式サイト
©鵜飼有志・ねこめたる/KADOKAWA/「死亡遊戯で飯を食う。」製作委員会
金子は金髪のツインテールが特徴的な、華奢で小柄なプレイヤーです。年齢に似合わないほど責任感が強く、親が作った借金を返済するためにゲームへの参加を決意しています。
その姿勢は終始一貫しており、他者を気遣い、自己犠牲をいとわない利他的な行動が目立ちます。
物語終盤、最後の難関として提示されたのは、一度しか動かず、かつ生存者全員が乗ることのできない定員制限付きのエレベーターでした。
青井を死なせてしまったという自責の念から、金子は自らが犠牲になり、他の三人を生かそうと考えます。
サウナ室にこもり、用意されていた武器で自害を試みようとしますが、その直前に幽鬼が扉を破って介入します。
幽鬼は、金子が残ったままでは他三人の合計体重がエレベーターの最大積載量を超えてしまうため、サウナ室が使えないと困ると指摘します。
小柄な金子が抜けても状況は改善しないという事実を突きつけられ、金子は自分の行動が結果的に足を引っ張るものであったと理解します。
この場面で幽鬼がかけた「もう少し卑怯な心を覚えてもいい」という言葉は、本作の倫理観を象徴する印象的な一言です。
最終的に、幽鬼の提案に従い、プレイヤーそれぞれが手足を切断することで体重を減らし、幽鬼が金子を背負ってエレベーターに乗るという、凄惨ながらも合理的な選択が取られます。
その結果、建物の外へと続く扉の前まで到達しますが、扉の上には×印のついた人形ランプが三つ並び、すでに二つが点灯していました。
この状況から、最低でも三人の死亡が条件であると判断した幽鬼は、床に投げ捨てた金子の首を折り、彼女を殺害します。
幽鬼が金子を選んだ理由は、殺しやすさや感情的な憎しみではありません。「誰かを殺さなければならない状況になった場合、最も近くにいる人間を選ぶ」という、あらかじめ自分の中で定めていたルールに従った結果でした。
助け、励まし、共に進んできた相手であっても、ゲームクリアのためには自らの手で命を奪える。
その冷徹さと合理性こそが幽鬼という主人公の本質であり、金子の死はそれを読者に強く印象づけるための、極めて重要な犠牲として描かれています。
紅野(ベニヤ)
TVアニメ「死亡遊戯で飯を食う。」公式サイト
©鵜飼有志・ねこめたる/KADOKAWA/「死亡遊戯で飯を食う。」製作委員会
紅野は、王子様を思わせる長身と赤いショートヘアが印象的なプレイヤーです。すでに社会人として働いている身でありながら、自らが背負った負債を清算するため、今回のゲームに初参加しています。
デスゲームという異常な環境に足を踏み入れた動機は極めて現実的で、生活と責任に根差したものです。
スポーツ全般を得意とする一方で、病院での採血や映画における流血表現を苦手としており、身体能力の高さと精神的な弱点が同居しています。
そのギャップは、理想的な外見とは裏腹に、ごく普通の感覚を持った人物であることを強調しており、読者が感情移入しやすいキャラクター像を形作っています。
智恵(チエ)
TVアニメ「死亡遊戯で飯を食う。」公式サイト
©鵜飼有志・ねこめたる/KADOKAWA/「死亡遊戯で飯を食う。」製作委員会
智恵は、茶髪を束ねたサイドテールと、間延びした独特の話し方が印象に残るプレイヤーです。
突出した特技を持っているわけではありませんが、自身を器用貧乏と評する通り、要領の良さを武器にゲームを切り抜けてきました。
状況を読む力と立ち回りの巧みさによって生存してきたタイプであり、力や狂気に支配された参加者が多い中で、現実的な生存戦略を体現する存在。
その軽やかな雰囲気の裏には、冷静な判断と適応力が隠されています。
御城(ミシロ)
TVアニメ「死亡遊戯で飯を食う。」公式サイト
©鵜飼有志・ねこめたる/KADOKAWA/「死亡遊戯で飯を食う。」製作委員会
御城は、金髪の縦ロールを持つお嬢様風のプレイヤーで、自らの高い統率力に強い自負を抱いています。
ゲーム内では自然とまとめ役を担い、集団を率いる立場に立ち続けてきました。
スクラップビルで右腕を失った後は義手を装着し、その経験を経て幽鬼への復讐を目的にゲームへ参加し続けています。
弟子たちには幽鬼の存在を繰り返し語り、自身が果たせなかった場合には代わりに幽鬼を打ち負かすよう命じていました。
その執念は、敗北を認めず意志を継がせる指導者としての側面を際立たせています。
墨家(スミヤカ)
墨家は、荒れた口調と酒やタバコで掠れた声が特徴的な、筋金入りのデスゲーム参加者です。幽鬼とは旧知の仲であり、ゲームの常連として数々の死線をくぐり抜けてきました。
キャンドルウッズへの参加は通算29回目となり、その際には「うさぎ」としてゲームに臨んでいます。
数を重ねるごとに生き残ってきた経験は、単なる強さではなく、状況判断力と非情な割り切りによって支えられています。
墨家の存在は、デスゲームを一過性の異常事態ではなく、日常の延長として生きる者がいるという、本作の世界観を端的に示していました。
伽羅(キャラ)
伽羅は、伽羅色の髪を持つ殺人鬼のプレイヤーであり、作中でも突出した危険性を誇る存在です。
これまで参加してきたゲームでは、弟子である萌黄を除くすべてのプレイヤーを殺害しており、生存そのものよりも殺戮を目的として行動しています。身体の各所には防弾を目的とした鎧を埋め込んでおり、その徹底ぶりからも異常な執念がうかがえますね。
10回目のゲームとなるキャンドルウッズでは「うさぎ」として参加しましたが、うさぎ用のタイトなバニースーツではなく、〈切り株〉が着用するジャンパースカートを欲したことで事態が悪化しました。
〈切り株〉を殺害して衣装を奪う際に手間取った苛立ちから、八つ当たりのようにプレイヤーの大量虐殺を行うという、極めて身勝手かつ残虐な行動に出ました。
作者が特に好むビジュアルのキャラクターとして名前が挙げられている点からも、伽羅は物語上の象徴的存在であり、理性や倫理を完全に逸脱した「純粋な暴力」を体現する役割を担っています。
萌黄(モエギ)
萌黄は、なりふり構わず強者になることを悲願とするプレイヤーで、伽羅の弟子として行動しています。
力を求める姿勢は徹底しており、その価値観は師である伽羅の影響を色濃く受けています。
3回目のゲームとなるキャンドルウッズでは、〈切り株〉の中で唯一の経験者として参加しました。伽羅から学んだやり方をなぞるように、恐怖によって他の〈切り株〉たちを支配し、集団を統率しました。
この行動は、単なる模倣にとどまらず、暴力と恐怖が秩序を生むという歪んだ成功体験を彼女自身が内面化していることを示しています。
吾妻(アズマ)
吾妻は、少年のような外見と言動が特徴のプレイヤーです。
周囲にうまく馴染めず、不登校となっていた過去を持ち、他者との関わりが最小限で済むこのゲームに、自らの意志で参加しています。
孤立を恐れるのではなく、むしろ選び取っている点が彼の特異性であり、デスゲームという極限環境を「人と距離を取れる場所」として捉えている点が印象的。
その価値観は、社会との接点を失った若者の一つの極端な在り方を浮かび上がらせています。
狸狐(リコ)
狸狐は、小動物を思わせる雰囲気を持つプレイヤーです。
目的もなく参加した最初のゲームで身体の半分を失うという致命的な経験をしますが、その才能を御城に見出され、弟子として生き延びる道を得ました。
重い一撃を繰り出せる義手と、生身よりも素早く動く義足を装備しており、その身体は生存のために作り替えられています。
蜜羽(ミツバ)
蜜羽は、マイペースで協調性に乏しい性格のプレイヤーです。
30回目のゲームとなるクラウディビーチにおいてもその姿勢は変わらず、集団行動を避け、ひとりで海に入って遊ぶ姿が描かれていました。
周囲の緊張感や生死を賭けた空気から、どこか距離を置いている存在です。
かつては御城の弟子でしたが、幽鬼について教えを受けていながらも、御城に代わって彼を討つ意思は持っていません。
御城や他の弟子たちのように、復讐や執着といった明確な動機を持たないままゲームを続けており、熱中できる対象を見つけられない空虚さが彼女の生き方を形作っています。
その淡白さは、本作における「目的を持たない参加者」の一つの到達点として印象づけられます。
日澄(ヒズミ)
日澄は、小学生ほどの外見と、ふわふわした雰囲気をまとったプレイヤー。
口数が少なく、これまでのプレイ回数についても明かしておらず、周囲からは正体の掴めない存在として見られています。
かつて伽羅が保護していた娘の一人であり、その経緯から、他のプレイヤーからは「殺人鬼の再来」として警戒されていました。
しかし、藍里から伽羅について問われた際には激しく感情を露わにし、同一視されることを強く拒絶しました。
この反応は、伽羅の影の中で生きることへの嫌悪と、自分自身を別の存在として認めてほしいという切実な感情を浮き彫りにしています。
永世(エッセイ)
永世は、綿菓子のように柔らかな髪を持つ、学者然とした雰囲気のゲーム常連プレイヤーです。
高い学習意欲と知的好奇心を備え、最高の教材として白士に弟子入りしました。その後は独自の研究を重ね、白士の肉体改造を模倣するに至っています。
幽鬼とは顔見知りの関係でしたが、互いが同門であることは、古詠から明かされるまで認識していませんでした。
50回目のゲームとなるクラウディビーチでは、表向きはプレイヤーのまとめ役を担い、集団を導く存在として振る舞います。
しかしその正体は、ゲームの構造を裏から操る犯人役であり、知性と欺瞞を併せ持つキャラクターとして大きな緊張感をもたらしました。
灰音(ハイネ)
灰音は、錐原に仕える双子のプレイヤーの姉で、妹は心音です。
二人は引退に近い立場にありながらも、錐原の側に留まり続けています。元は家出少女で、生きるためにゲームに参加していたところを錐原に引き取られたという過去を持ちます。
その経緯から、灰音は錐原に対して強い忠誠心と親愛を抱いており、主従関係という枠を超えた精神的な依存がうかがえますね。
彼女の存在は、保護と支配が曖昧に交錯するこの世界の歪さを静かに物語っています。
紫苑(シオン)
紫苑は、一見すると目立たない顔立ちをしていますが、両腕に刺青を刻んだ14歳のプレイヤーです。
幼少期から自分を虐げてきた両親を殺害したことをきっかけに、強い殺人欲求を抱くようになりました。
プレイヤーとして活動する中で伽羅と出会い、萌黄や日澄とともに四人で生活していた時期があります。その後、ガベージプリズンで実行した大規模な虐殺が業界に知れ渡り、表向きには引退を決意します。
しかし、ゲーム外での追っ手から逃れるため、やむを得ず30回目のゲームであるハロウィンナイトに参加することになり、逃れられない過去と暴力の連鎖を体現する存在として描かれました。
玉藻(タマモ)
玉藻は、幽鬼に弟子入りしたプレイヤーです。ハロウィンナイトの時点では、髪を二つのお団子にまとめたふくよかな体型でしたが、スリムアップ後は幽鬼から「知る限りでも頂点」と評されるほどの美少女へと変貌します。
その後は目立つ容姿を隠すため、髪を下ろした姿で行動するようになります。
プレイヤーになった理由は「自分が嫌いだから」であり、憧れの幽鬼から教えを受けることで、自分という存在を塗りつぶそうとしていました。
師弟関係を結んでから約四か月後、幽鬼は一方的に「卒業」を告げ、玉藻の元を去ります。それは、対人経験の乏しさゆえに、玉藻の人生を左右する責任の重さに耐えられなくなったためでした。
一方の玉藻は、この別れを「幽鬼に対する過剰な依存心と、自己同一視によって安らぎを得ようとする浅ましさを見透かされた結果」だと受け止め、涙の中で姿を消します。
そして時が流れ、幽鬼はあるゲームで再び玉藻と相まみえます。そこにいたのは、独りになってもプレイヤーを続け、一人前へと成長したかつての弟子でした。
再会の形は、師弟ではなく、互いに命を奪い合う敵同士として――本作屈指の因縁と緊張感を孕んだ局面として描かれています。
花奏(カナデ)
花奏は、小学生ほどの幼い外見をしたプレイヤーです。
静久の妹にあたり、世間知らずな立場につけ込まれる形で、「手早く稼げる仕事がある」という甘言を信じ、メイデンレースへ参加させられました。
自ら危険を選んだというよりも、状況に流されるままゲームの舞台に立たされた存在であり、本作における被害者性の強いキャラクターとして描かれています。
静久(シズク)
静久は、大学生ほどに見える年齢のプレイヤーで、花奏の姉です。
両親と妹の花奏とともに、四人家族で穏やかな日常を送っていましたが、その平和は長くは続きませんでした。
メイデンレースに参加してしまった花奏を追いかける形で、自身もゲームへの参加を決意します。
妹を守るために危険な世界へ踏み込む静久の行動は、家族への情と責任感に裏打ちされたものであり、デスゲームという非情な環境の中に、かすかな人間的温度を残す役割を担っています。
レッドクイーンズ・ハイポセシス
抗争が終結し、紅艶は久方ぶりに自宅へ戻ります。しかし、安堵の時間は一瞬で終わりを告げます。
待ち伏せしていた縁鳥によって暗殺され、物語は静かでありながら決定的な転換点を迎えます。この出来事は、抗争の終わりが必ずしも救済や平穏を意味しないことを象徴的に示しています。
南々星 紅艶(ななほし こうえん)
南々星紅艶は、レッドベアの副総長という立場にある人物です。
幼少期から愚かさを嫌悪し、それを前にすると感情を抑えきれず、暴力に訴えることで幾度も問題を起こしてきました。
自分の考えや価値観が理解されないまま排斥されていく社会に、強い不満と怒りを抱いています。
高校卒業後、一度はレッドベアを離脱しますが、就職先で同僚に暴力を振るったことをきっかけに居場所を失い、再び組織へ戻ることになります。
以降は、行き場を失った者たちの無念を世間に知らしめるため、レッドベアを半ば犯罪組織のような存在へと変貌させていきました。
その思想と行動は、理解されなかった者の歪んだ正義と復讐心を色濃く反映しています。
【ネタバレ】死亡遊戯で飯を食う。生存者一覧
幽鬼(ユウキ)
TVアニメ「死亡遊戯で飯を食う。」公式サイト
©鵜飼有志・ねこめたる/KADOKAWA/「死亡遊戯で飯を食う。」製作委員会
幽鬼は本作の主人公で、17歳のプレイヤーです。幽霊を思わせる風貌とオッドアイが特徴で、本名は反町友樹といいます。
物語当初は明確な目的を持たないままゲームへの参加を繰り返していましたが、キャンドルウッズを経てからは「99回のゲームクリア」を生きる理由として掲げるようになります。
誰に対しても距離を保ったフラットな態度を崩さず、敵味方の線引きを極力しない姿勢が彼の行動原理です。
突出した能力を持つわけではありませんが、致命的な欠点もなく、追い詰められても状況を立て直す柔軟さを備えています。その均質さこそが、極限状態において強みとして機能しています。
作者は幽鬼を、自身の一部分を極端に拡大した存在だと語っています。
また別の評者からは、感情移入が難しい一方で、思考の読めなさが圧倒的なヴィラン性を感じさせる人物だとも評されており、過去が描かれないこと自体が魅力になっているという評価も示されています。
桃乃(モモノ)
TVアニメ「死亡遊戯で飯を食う。」公式サイト
©鵜飼有志・ねこめたる/KADOKAWA/「死亡遊戯で飯を食う。」製作委員会
桃乃は、肉感的な体つきとピンク色の髪が印象的なプレイヤーです。自ら望んで参加したわけではなく、運営側の人間に騙される形でゲームに放り込まれました。
今回が初参加であり、デスゲームの過酷さをまだ完全には受け止めきれていない様子が随所に表れています。
のんびりとした性格で、整ったスタイルを持つ一方、他人の嘘を見抜くことが苦手です。そのため、命を賭けた場でありながらも、どこか現実感を欠いた脆さを漂わせています。
多くの参加者が必死に生存を求める中で、困惑と戸惑いを抱えたまま立ち尽くす姿は、異質でありながら強く印象に残りました。
作者自身が、動かしていて楽しかったキャラクターとして挙げている点も象徴的です。
言葉(コトハ)
TVアニメ「死亡遊戯で飯を食う。」公式サイト
©鵜飼有志・ねこめたる/KADOKAWA/「死亡遊戯で飯を食う。」製作委員会
言葉は、眼鏡をかけた図書委員のような雰囲気を持つプレイヤーです。知識面に優れており、冷静な思考を武器としています。
ゲームに参加している目的は、賞金を貯めて社会から離れ、世捨て人として生きることにあります。
その目的は闘争や名声とは無縁で、極めて静的かつ内向的です。
生存を目指しながらも、他者との衝突を最小限に抑えようとする姿勢が、彼女の生き残り方を特徴づけています。
毛糸(ケイト)
TVアニメ「死亡遊戯で飯を食う。」公式サイト
©鵜飼有志・ねこめたる/KADOKAWA/「死亡遊戯で飯を食う。」製作委員会
毛糸は、ひょろりとした体格と胡散臭い雰囲気を併せ持つプレイヤーです。強者に取り入り、へつらうことで生き延びようとするプレイスタイルを徹底しており、自力で道を切り拓くことよりも、寄生的な立ち回りを選び続けています。
卑屈とも取れるその姿勢は、デスゲームという環境における一つの現実的な適応形であり、力なき者が取らざるを得ない生存戦略として描かれています。
白士(ハクシ)
白士は幽鬼の師匠にあたる存在で、95回のゲームクリアを成し遂げた最古参のプレイヤーです。本名は白津川真実。
運営の関与を受けない独自の肉体改造を施しており、全身を破壊されても死に至らないという異常な耐久性を持っています。
生きる目標を求めて99連勝を目指していましたが、回数を重ねるごとに肉体は限界へと近づいていきました。
96回目のゲームであるキャンドルウッズにて伽羅に敗北し、そこで幽鬼が自分の後継者であると宣言したことを受け、白士はプレイヤーとしての引退を決断します。
その姿は、到達点と継承を象徴する重要な節目として描かれています。
藍里(アイリ)
藍里は、藍色の瞳を持つプレイヤーで、本名は一瀬藍里です。初参加となったキャンドルウッズでは〈切り株〉としてゲームに臨み、数少ない生存者の一人となりました。
当初はショートカットでしたが、観客受けが良くなり賞金が増えやすいという助言を受け、以降は髪を伸ばしています。
特別な目標を見つけられないまま参加を続けており、幽鬼と再会した時点でプレイ回数は30回を超えています。
平凡さと得体の知れなさが同居する存在であり、その素朴さと内包された矛盾が高く評価されています。
派手さはないものの、作品世界の「平均値」を体現するような立ち位置が特徴です。
幽鬼のエージェント
幽鬼のエージェントは、雪女を思わせる冷ややかな雰囲気を持つ女性です。
かつてのプレイヤーネームは雪名で、現在も偽名として使用しています。本名は雪乃七見で、戸籍を抹消される前の名前です。
争いを嫌い、社会から距離を置いて生きてきた彼女は、生きる理由を見失った末に殺人ゲームへ参加しました。
そこで幽鬼と出会ったことをきっかけに心境が変化し、メイデンレース後、幽鬼がゲームを続けていると知って自ら志願し、専属エージェントとなります。
彼女の存在は、幽鬼がゲーム外で築いた数少ない安定した関係を象徴しています。
真熊(マグマ)
真熊は、鍛え抜かれた屈強な肉体を持つ常連プレイヤーで、幽鬼の知り合いでもあります。本名は赭熊早百合。
個人の能力を高めることで生存を目指すスタイルを貫いており、協調性に欠けるため他のプレイヤーと衝突することも少なくありません。
43回目のゲームであるクラウディビーチでは、犯人役の存在が明らかになった後、単独行動へと移行します。
また、レッドベアの初代総長でもあり、当初は気の合う仲間同士の集まりに過ぎなかった組織が、規模の拡大とともに歪んでいく様を目の当たりにし、集団の持ついかがわしさを知って脱退しました。
その経験は、彼の孤立志向を裏付ける背景となっています。
古詠(コヨミ)
古詠は28歳ながら、年寄りのような落ち着きと疲弊を感じさせる雰囲気をまとう古参プレイヤー。
白士とは旧知の仲であり、彼女から幽鬼や永世の存在について事前に知らされていました。とりわけ「死の気配」を察知する直感に優れており、その能力ゆえにキャンドルウッズへの招待を本能的に拒否しています。
数多の修羅場を経験した末、20回目のゲームとなったクラウディビーチを区切りとして引退を決意しました。
古詠は、生存そのものよりも「危険を回避する知恵」を体現する存在であり、長く生き残る者の到達点の一つを示しています。
海雲(モズク)
海雲は、おどおどとした態度が目立つ、これといった特徴のないプレイヤーです。電気系の学部に在籍していましたが、2年目で中退した経歴を持っています。
10回目のゲームであるクラウディビーチでは、8人の中で最もプレイ回数が少ないことから強い萎縮を見せていました。
しかしその一方で、犯人役による襲撃を想定し、独自に対策を講じる冷静さも持ち合わせていました。
表面的な弱さと内側に秘めた思考力の対比が、極限状態における人間の多面性を浮かび上がらせています。
鈴々(リンリン)
鈴々は、両耳に鈴のついたピアスを身につけた元プレイヤーです。白士よりも前の世代に活動しており、全盲でありながら反響定位を用いて殺人ゲームを勝ち抜いてきました。
柔和なお姉さんのような佇まいとは裏腹に、思考そのものは非常に物騒です。
実は聴力もすでに機能不全に陥っていますが、その事実を悟らせないため、巧妙なハッタリで周囲を欺いていました。
死ぬまでゲームを続ける覚悟を持っていましたが、失聴を理由にエージェントの判断でプレイヤー登録を抹消され、強制的に引退させられています。その退場は、肉体の限界が否応なく訪れる現実を突きつけます。
尸狼(シロウ)
尸狼は、白と黒が入り混じった髪を狼の尾のように束ねたプレイヤーで、「密会」の主催者です。本名は蔵里士郎。
地方都市の名家に生まれ、殺人ゲーム総支配人・九龍の直系子孫という出自を持っています。
強烈な欲望を原動力とし、目的のためには手段を選ばない狡猾な性格の持ち主です。かつてはサッカーチームに所属していましたが、功名心から起こした暴力事件によって居場所を失い、その後スカウトされてプレイヤーとなりました。
殺人ゲームの世界に驚くほど自然に適応してしまった自分自身に疑問を抱き、調査を進める中で九龍と接触します。以降は、99回クリアの達成者特典を得て総支配人の座に就くことを最終目的として暗躍しています。
幻影
幻影は、「見えないものを見る力」を得た幽鬼の前に現れた存在です。
殺人ゲームを始めたばかりの鈍感だった頃の自分に戻りたいという、幽鬼が内心に抱えている願望を叶えることを目的としています。
姿は幽鬼と瓜二つですが、精神的に追い詰めるため、玉藻の姿へと変化したこともあります。幽鬼の物理的な攻撃はすり抜ける一方、錯覚を利用して攻撃を成立させるという特殊な性質を持っています。
ただし、その行動原理はあくまで幽鬼の無意識が組み上げたロジックに基づいており、正体不明の怪物ではなく、幽鬼自身の内面が具現化した存在とされています。
骨塚 仁実(ほねづか ひとみ)
骨塚仁実は、幽鬼のクラスメイトであり、錐原の弟子だった元プレイヤーです。
プレイヤーとしての素質は十分にありましたが、三十歳を目前にして、共に殺人ゲームへ参加していた友人の死を経験します。
その出来事をきっかけに、ゲームの世界から距離を置くことを選び、引退しました。
才能があっても続けられない理由があるという事実を示す、静かな退場です。
縁鳥 八代衣(ふちどり やよい)
縁鳥八代衣は、トチノキ荘に住む小柄な少女で、常に陰のある表情を浮かべています。18歳という若さながら、その正体は暗殺者の名家に生まれた殺し屋であり、跡取りでもあります。
幼少期から暗殺術を叩き込まれ、多くの命を奪ってきましたが、その仕事に意義を見出せず、人生そのものを悲観しています。
淡々とした佇まいの裏に、深い虚無と疲弊を抱えた人物です。
ラモーナ・スクワイア
ラモーナ・スクワイアは、トチノキ荘に下宿している金髪の留学生です。
大学生で、日本語にはまだ不慣れですが、長身でスタイルの良さが目を引きます。一方で生活は苦しく、安価な服を身につけています。
研究内容については研究所から口止めされていますが、防腐処理に関する研究であることが示唆されています。
その専門性は、物語世界に不穏な現実味を加える要素となっています。
石蕗 茜(つわぶき あかね)
石蕗茜は、トチノキ荘の住人であり、レッドベアの一員です。しかし現在のチームの在り方に強い不満を抱いています。
隣県の国立大学への進学が決まっており、それを機にレッドベアを脱退する予定でした。
暴力と集団に縛られた環境から抜け出そうとする姿勢は、まだ引き返せる地点にいる人物として描かれています。
摩耶(マヤ)
摩耶は「密会」に所属するプレイヤーで、尸狼を「ダーリン」と呼び、恋人のように振る舞います。
尸狼の計画に深く関わりながらも、彼女が注目している幽鬼の存在を強く嫌悪しています。その感情は、嫉妬と警戒が入り混じったものとして描かれています。
鷹三(タカミ)
鷹三は、密会に所属するカラス使いのプレイヤーです。
極端な人間嫌いですが、尸狼のことだけは「人でなし」と評し、その歪さを気に入っています。人間社会への不信を極端な形で体現した存在です。
毒茸(ブスタケ)
毒茸は、密会に所属する機械に強いプレイヤーです。
居室には雑多な機械類が散乱しており、即席の工作や改造を得意としています。技術面から密会を支える、裏方的な役割を担っています。
淡姫(アワヒメ)
淡姫は、密会に所属するプレイヤーで、気配を完全に消す特技を持っています。
その存在感の薄さは、戦闘だけでなく諜報や奇襲においても強力な武器となっています。
©鵜飼有志・ねこめたる/KADOKAWA/「死亡遊戯で飯を食う。」製作委員会
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