『天幕のジャードゥーガル』は、モンゴル帝国を舞台に史実とフィクションを巧みに織り交ぜた歴史漫画です。
作中には実在の歴史人物をモデルにしたキャラクターが数多く登場し、「ムハンマドの元ネタは誰?」「どこまで史実なの?」と気になる読者も多いでしょう。
この記事では、ムハンマドをはじめとする主要キャラクターのモデル・元ネタを史実と照らし合わせながらわかりやすく解説します。
さらに、漫画ならではのアレンジや実際の歴史との違いについても詳しく紹介するので、作品をより深く楽しみたい方はぜひ最後までご覧ください!
- 【天幕のジャードゥーガル】登場キャラのモデル・元ネタ・史実一覧
- シタラ(ファーティマ)/モデル・元ネタ・史実
- ファーティマ/モデル・元ネタ・史実
- ムハンマド/モデル・元ネタ・史実
- ズムッルド/モデル・元ネタ・史実
- アニース/モデル・元ネタ・史実
- ドレゲネ/モデル・元ネタ・史実
- オゴタイ/モデル・元ネタ・史実
- グユク/モデル・元ネタ・史実
- ボラクチン/モデル・元ネタ・史実
- キルギスタニ/モデル・元ネタ・史実
- モゲ/モデル・元ネタ・史実
- トルイ/モデル・元ネタ・史実
- ソルコクタニ・ベキ/モデル・元ネタ・史実
- クビライ/モデル・元ネタ・史実
- フレグ/モデル・元ネタ・史実
- ジュチ/モデル・元ネタ・史実
- チャガタイ/モデル・元ネタ・史実
- テムゲ/モデル・元ネタ・史実
- チンギス・カン/モデル・元ネタ・史実
- シラ/モデル・元ネタ・史実
- カダク/モデル・元ネタ・史実
- チンカイ/モデル・元ネタ・史実
- イルケ/モデル・元ネタ・史実
- イルチダイ/モデル・元ネタ・史実
- アルグン/モデル・元ネタ・史実
- コルグス/モデル・元ネタ・史実
- ダイル・ウスン/モデル・元ネタ・史実
- クラン/モデル・元ネタ・史実
- クルトガン/モデル・元ネタ・史実
【天幕のジャードゥーガル】登場キャラのモデル・元ネタ・史実一覧
シタラ(ファーティマ)/モデル・元ネタ・史実
『天幕のジャードゥーガル』公式サイト
(C)トマトスープ(秋田書店)/天幕のジャードゥーガル製作委員会
シタラは作中で奴隷の少女として登場し、後に「ファーティマ」と名を変える主人公です。
「シタラ」はペルシア語で「星」を意味します。彼女は学者一家の未亡人ファーティマのもとに預けられ、そこで学問の重要性を知り、知識を得ることの価値を学んでいきます。
しかし、モンゴル侵攻によって彼女の人生は大きく変化することになります。
📜モデル・元ネタ
シタラ(ファーティマ)の人物像は、実在した歴史人物 ファーティマ・ハトゥン(ファーティマ・ハートゥーン – 1246年) をモデルにしています。
作中では幼少期の名前を「シタラ」とし、学者一家の未亡人ファーティマの名を受け継ぐという設定になっており、史実をもとにした創作要素が加えられています。
史実のファーティマ・ハトゥンはマシュハド(ホラーサーン地方)出身で、作中のトゥース出身という設定とは異なりますが、モンゴル侵攻によって捕虜となった点は共通しています。
📜史実
ファーティマ・ハトゥンは、チンギス・カン時代のモンゴル軍によるホラーサーン侵攻で捕虜となり、カラコルムへ連行されたとされています。
当初は売春に従事していた可能性も指摘されていますが、その後は卓越した知性と才能を発揮し、オゴデイ・カアンの第6皇后ドレゲネの側近へと昇進しました。
オゴデイ没後の1241年以降、ドレゲネが政権を担った時期には大きな影響力を持ち、高官の任命や罷免にも関与したとされています。
具体的には、チンカイやマフムード・ヤラワチの失脚、アブドゥッラフマーンの推挙など、宮廷政治に深く関わりました。
ペルシア語史料『世界征服者史』(ジュヴァイニー)では、彼女の政治的手腕や影響力が否定的に描かれ、狡猾さや魔術への関与を疑われたことで「ジャードゥーガル(魔女)」というイメージの起源となっています。
グユク即位後には宮廷内の派閥争いに巻き込まれ、呪術の罪を問われて拷問を受け、1246年に処刑されました。
その処刑方法は非常に凄惨なもので、政治的粛清の意味合いが強かったと考えられています。
これは、当時のモンゴル宮廷における激しい権力争いを象徴する出来事でした。
作品では、史実におけるファーティマ・ハトゥンの知略や影響力をもとに、復讐心を抱く聡明な女性として再構築されています。
また、ドレゲネとの共闘など、史実を踏まえた独自の物語展開が描かれています。
ファーティマ/モデル・元ネタ・史実
『天幕のジャードゥーガル』公式サイト
(C)トマトスープ(秋田書店)/天幕のジャードゥーガル製作委員会
作中のファーティマは、学者の未亡人としてシタラ(主人公)を引き取り、学問の大切さを伝える優しい女性として描かれています。
モンゴル侵攻の混乱の中で命を落とし、シタラの人生に大きな影響を与える存在です。
📜モデル・元ネタ
作中のファーティマは、史実のファーティマ・ハトゥンとは異なる人物であり、作品独自のフィクション要素が強いキャラクターです。
トゥースの学者一家に生きる未亡人という設定は、主人公シタラが「ファーティマ」という名前を受け継ぐきっかけとして重要な役割を持っています。
実在の特定人物を直接モデルにした記録は確認されていませんが、13世紀イラン・ホラーサーン地方に存在した知識人層の女性像を反映していると考えられます。
📜史実
作中のファーティマ奥様に直接対応する史実上の人物は確認されていません。
ただし、作品の背景となるモンゴル侵攻期のトゥースやニーシャプールでは、多くの学者や知識人が被害を受け、殺害・捕虜・亡命などを余儀なくされました。
このキャラクターは、単なる物語上の人物ではなく、主人公シタラが「知」の価値に目覚める過程と、大切なものを失う経験を描くための重要な存在となっています。
ムハンマド/モデル・元ネタ・史実
『天幕のジャードゥーガル』公式サイト
(C)トマトスープ(秋田書店)/天幕のジャードゥーガル製作委員会
作中のムハンマドは、ファーティマ奥様の息子として登場し、シタラに学問の大切さを伝える少年・青年です。
後にニーシャプールへ遊学し、高名な学者になることが示唆されています。
📜モデル・元ネタ
ムハンマドのモデルは、13世紀を代表する実在の学者 ナスィールッディーン・トゥースィー(ナスィールッディーン・アッ=トゥースィー、1201年 – 1274年) です。
名前(ムハンマド)、トゥース出身であること、青年期にニーシャプールで学んだ点など、史実のナスィールッディーン・トゥースィーとの共通点が多く見られます。
📜史実
ナスィールッディーン・トゥースィーはトゥース生まれのペルシア人学者で、哲学・数学・天文学・神学など幅広い分野で大きな功績を残しました!
また、シーア派(十二イマーム派)を代表する神学者でもあり、イブン・スィーナー(アヴィセンナ)の思想を受け継ぐ逍遥学派の発展にも貢献した人物です。
若い頃から多くの学問を修め、ニザール派(イスマーイール派)の庇護を受けながら、モンゴル侵攻という激動の時代を生き抜きました!
その後はイルハン朝の君主フレグに仕え、マラーガ天文台の建設にも尽力!
天文学や数学の発展に大きく寄与し、数多くの著作を残しました。イスラーム黄金時代の知的遺産を象徴する学者の一人です。
作品では、シタラが「知」の世界へ進むための導き手として描かれ、史実のナスィールッディーン・トゥースィーが持つ学者としての姿を反映しながら、教育的な役割が強調されています。
また、モンゴル侵攻後も生き延びた史実を踏まえ、物語では別れの場面を通じてシタラの成長や喪失感が印象的に描かれていました。
ズムッルド/モデル・元ネタ・史実
『天幕のジャードゥーガル』公式サイト
(C)トマトスープ(秋田書店)/天幕のジャードゥーガル製作委員会
作中のズムッルドは、ファーティマ家に長く仕える先輩奴隷の女性で、シタラにとって大切な仲間の一人です。
西の国(海が見える土地)の出身とされ、弟ミハイルがいます。
モンゴル侵攻の際には山へ逃げ延びますが、やがて捕虜となり、弟の処刑を目撃します。
その後、主人であるファーティマの死やムハンマドの消息不明を知り、深い絶望に陥ります。病に倒れ、最後はシタラとアニースに看取られながら息を引き取りました。
名前の「ズムッルド」は『千夜一夜物語』に登場する女奴隷に由来し、ペルシア語で「エメラルド」を意味します。
📜モデル・元ネタ
ズムッルドには、特定の歴史人物を直接モデルにした記録はありません。
作品独自のフィクションキャラクターであり、モンゴル侵攻によって運命を翻弄された捕虜奴隷の悲劇を象徴する存在として描かれています。
名前については、ペルシア語圏の文学作品である『千夜一夜物語』から着想を得た可能性が高く、物語に異国的な雰囲気を与える要素となっています。
📜史実
ズムッルド本人に対応する史実上の人物は確認されていません。
一方で、13世紀初頭のモンゴルによるホラズム侵攻では、多くの人々が捕虜となり、奴隷として各地へ送られました。
西アジアやヨーロッパにルーツを持つ人々も含まれ、その多くが家族との離別、処刑、過酷な労働、病などに苦しんだとされています。
作中で描かれるズムッルドの境遇は、こうした当時の捕虜たちが経験した現実を反映したものです。
アニース/モデル・元ネタ・史実
作中のアニースは、シタラと同時期に買われた奴隷の女性で、彼女に寄り添う仲間です。
掃除や整理整頓を得意とし、厳しい奴隷生活の中で生き抜くための諦観や現実的な考え方をシタラに伝えます。
捕虜となった後も希望を失わずにいましたが、ニーシャプール襲撃の知らせを受けたことで絶望。モンゴル兵へ立ち向かい、その場で斬殺されます。
名前の「アニース」は『千夜一夜物語』の女奴隷に由来し、「優しき友」という意味を持ちます。
📜モデル・元ネタ
アニースには、特定の史実人物を直接モデルにした記録はありません。
ズムッルドと同様に、作品独自のキャラクターであり、モンゴル侵攻によって犠牲となった奴隷女性たちの悲劇を描くために生み出された存在です。
名前は文学作品に由来しており、キャラクターの優しさや人間性を象徴しています。
📜史実
アニースに直接対応する歴史上の人物は存在しません。
ただし、モンゴル帝国の征服活動では、多くの女性や子どもが捕虜となり、奴隷化されたことが史料に記録されています。
作中のアニースの姿は、侵略によって故郷や人生を奪われた人々の苦しみを象徴的に描いたものです。
ドレゲネ/モデル・元ネタ・史実
『天幕のジャードゥーガル』公式サイト
(C)トマトスープ(秋田書店)/天幕のジャードゥーガル製作委員会
作中のドレゲネは、オゴデイの第6皇后として登場します。
ナイマン族の出身で、かつてメルキト族に嫁いだ過去を持ち、モンゴルによって夫を失ったことで帝国への深い恨みを抱いています。
ファーティマ(シタラ)と協力し、モンゴル帝国への復讐を企てる人物として描かれています。
また、過去の苦難による精神的な不安定さや、息子グユクへの強い愛情も物語の重要な要素です。
📜モデル・元ネタ
ドレゲネは、実在した ドレゲネ・ハトゥン(? – 1246年頃) を直接モデルとしています。
作者は当初、ドレゲネを主人公に据える構想も持っていましたが、物語上の自由度を高めるため、ファーティマを主人公に変更したとされています。
📜史実
ドレゲネはオゴデイの第6皇后、または有力な后妃として知られる人物です。
オゴデイの死後、慣例に従って称制(摂政)を行い、「ドレゲネ称制期」と呼ばれる時代に国政を主導しました。
息子グユクの即位に向けた政治工作にも関わり、高官の人事にも大きな影響力を持ちました。
一方で、『集史』などの史料では、ファーティマ・ハトゥンとともに否定的に描かれることが多く、宮廷政治の暗躍者として語られる場合があります。
グユク即位後には政治的影響力を失いました。作品では復讐心というフィクション要素が加えられていますが、メルキト族出身であることや称制期に権力を握った点などは史実を踏まえています。
オゴタイ/モデル・元ネタ・史実
『天幕のジャードゥーガル』公式サイト
(C)トマトスープ(秋田書店)/天幕のジャードゥーガル製作委員会
作中のオゴタイは、チンギス・カンの三男であり、モンゴル帝国第2代皇帝(カアン)として描かれています。
穏やかで聡明な性格を持ち、兄弟間の調整役を担う一方、敵対する者には厳しい判断を下す人物です。
政策面では物流制度の整備や都市建設を進め、帝国の発展に貢献しました!また、ドレゲネを特別な存在として見る描写もあります。
📜モデル・元ネタ
オゴタイのモデルは、実在した オゴデイ・カアン(オゴタイ、1186年 – 1241年) です。
作者はモンゴル帝国史を深く研究しており、史実の人物像や政策をもとに、作品独自の人間味あるキャラクターとして再構築しています。
📜史実
オゴデイはチンギス・カンの三男で、1229年に第2代カアンへ即位しました。
在位中は帝国の行政制度を整備し、駅伝制(ジャムチ)や戸籍制度の整備を進めました。
また、西方や南方への大規模な征服活動を推進し、モンゴル帝国のさらなる拡大に貢献しました!
酒を好み、狩猟を楽しむ人物として知られる一方、耶律楚材などの優秀な官僚を重用し、帝国内の統治を安定させました。
1241年に死去。作中では、史実の政策や人物像を取り入れながら、物語の中でより人間的な魅力を持つ人物として描かれています。
グユク/モデル・元ネタ・史実
『天幕のジャードゥーガル』公式サイト
(C)トマトスープ(秋田書店)/天幕のジャードゥーガル製作委員会
作中のグユクは、オゴタイとドレゲネの息子(庶長子)として登場します。
容姿は父オゴタイに似ていますが、精神面では母ドレゲネ譲りの繊細さや不安定さを持つ人物として描かれています。
初対面の相手には強い警戒心を抱き、騒がしい環境を苦手とする一方、側近のカダクには心を開いています。
📜モデル・元ネタ
グユクのモデルは、実在した グユク・カアン(1206年 – 1248年) です。
作中の人物像は、史実における性格や即位までの経緯、特に母ドレゲネによる政治的な後押しをもとに再構成されています。
📜史実
グユクはオゴデイの息子で、1246年にモンゴル帝国第3代カアンへ即位しました。
父オゴデイの死後、母ドレゲネが称制を行った期間を経て帝位に就きましたが、在位期間はわずか2年ほどと短く、その間に西方遠征などを行いました。
史料では、健康状態や性格について複数の見方があり、詳細は一定していません。
作中ではその不安定な精神面が強調され、創作的な人物像として描かれています。
1248年に死去した後、帝国の権力はモンケへと移っていき、グユクは大きな時代の転換点に位置する人物となりました。
ボラクチン/モデル・元ネタ・史実
『天幕のジャードゥーガル』公式サイト
(C)トマトスープ(秋田書店)/天幕のジャードゥーガル製作委員会
作中のボラクチンは、オゴタイの第一妃(大カトゥン)として登場します。
高い知性と教養を持つ一方、冷静で計算高い策略家として描かれており、ファーティマからは「魔女」と恐れられる存在です。
モンゴル帝国の繁栄を第一に考え、そのためには手段を選ばない姿勢を見せ、政敵を排除するための策略を巡らせます。
高齢であり、オゴタイとの間に子はいません。
📜モデル・元ネタ
ボラクチンのモデルは、実在した ボラクチン・ハトゥン(ボラカチン) です。
史実での情報は限られていますが、その少ない記録をもとに、作者によって大きく脚色され、存在感のあるキャラクターとして描かれています。
📜史実
ボラクチンはオゴデイの正皇后(第一妃)です。
チンギス・カンの妃であった可能性があり、レヴィレート婚によってオゴデイがその地位を引き継いだと考えられています。
『元史』などでは高い身分を持つ后妃として記録され、道教の経典『道蔵』の編纂に関わったとされる資料もあります。
作品では、史実で残された限られた情報をもとに、政治能力に長けた策士という側面を強調し、ドラマ性のある人物として再構築されています。
キルギスタニ/モデル・元ネタ・史実
『天幕のジャードゥーガル』公式サイト
(C)トマトスープ(秋田書店)/天幕のジャードゥーガル製作委員会
作中のキルギスタニは、オゴタイの第三妃として登場します。
小柄で幼さを感じさせる性格で描かれ、コデンの母親としても重要な役割を担っています。
史実とは異なり、物語では最初からオゴタイの妃であるという設定になっています。
📜モデル・元ネタ
キルギスタニは、実在した キルギスタニ(または類似する后妃) をもとにしたキャラクターです。
史実上の人物像に加えて、作品独自の解釈が加えられ、親しみやすくコミカルな性格として描かれています。
📜史実
キルギスタニはチンギス・カンの妃の一人で、レヴィレート婚によってオゴデイがその立場を継承したとされています。
また、コデンの母であったことが知られていますが、史料での記述は少なく、詳しい人物像は明らかになっていません。
作中では、モンゴル皇族における后妃制度やレヴィレート婚という歴史的背景を踏まえながら、独自の性格付けが行われています。
モゲ/モデル・元ネタ・史実
『天幕のジャードゥーガル』公式サイト
(C)トマトスープ(秋田書店)/天幕のジャードゥーガル製作委員会
作中のモゲは、オゴタイの第四妃として登場します。
ボラクチンと同じく、もとはチンギス・カンの妃であり、レヴィレート婚によってオゴタイの妻となった設定です。
ボラクチンとは古くからの付き合いがあり、親しい関係を築いています。
明るく素直な性格で、時に危うい策略を巡らせるボラクチンを心配する存在でもあります。
📜モデル・元ネタ
モゲのモデルは、実在した モゲ(ムゲ)・ハトゥン です。
史実における后妃としての立場を基礎にしながら、作品ではボラクチンとの友情や人間的な魅力が加えられています。
📜史実
モゲはオゴデイの后妃の一人で、チンギス・カンの妃であった可能性が高い人物です。
レヴィレート婚によってオゴデイが娶ったとされ、オゴデイから特に寵愛を受けた后妃の一人とも伝えられています。
また、チャガタイからも関心を寄せられたという説があります。
作品では、モンゴル帝国特有の婚姻制度を反映しながら、史実には少ない情報を補う形で、ボラクチンとの関係性が描かれています。
トルイ/モデル・元ネタ・史実
『天幕のジャードゥーガル』公式サイト
(C)トマトスープ(秋田書店)/天幕のジャードゥーガル製作委員会
作中のトルイは、チンギス・カンの四男(末子)として登場します。
戦闘能力に優れた武将であり、トゥース攻めによってファーティマ夫人を死なせる原因を作った人物として描かれています。
一方で家族思いの一面もあり、オゴタイや妻ソルコクタニとの関係も良好です。
オゴタイの病を救うため、「悪霊を封じた水」を飲み、自ら命を落とすという劇的な展開が描かれています。
📜モデル・元ネタ
トルイのモデルは、実在した トルイ(1186年頃 – 1232年) です。
末子相続の習慣や、軍事面での卓越した才能など、史実の人物像をもとに描かれています。
📜史実
トルイはチンギス・カンの末子で、父の直轄軍や多くの財産を受け継ぎました。
ホラズム征伐などで活躍し、モンゴル軍の中でも優れた軍略家として知られています。
公式には病死とされていますが、オゴデイとの関係をめぐる暗殺説も古くから存在します。作品ではその説を踏まえ、毒殺を思わせる劇的な描写として表現されています。
妻ソルコクタニとの間には、後にモンゴル帝国を支えるモンケ、クビライ、フレグなどの優秀な息子を残しました。
ソルコクタニ・ベキ/モデル・元ネタ・史実
『天幕のジャードゥーガル』公式サイト
(C)トマトスープ(秋田書店)/天幕のジャードゥーガル製作委員会
作中のソルコクタニ・ベキは、トルイの正妃(第一妃)として登場します。
ケレイト族出身のネストリウス派キリスト教徒で、知識への関心が非常に強く、西方から多くの書物を集めています。
シタラ(ファーティマ)を侍女として迎え入れますが、侵略による被害を受けた人々への理解が不足していたことで、彼女から反感を買うことになります。
新たな皇帝の即位後は、チャガタイ家やオゴタイ家の動きを警戒する立場となりました。
📜モデル・元ネタ
ソルコクタニ・ベキのモデルは、実在した ソルコクタニ・ベキ(1252年) です。
トルイの妻として、史実でも大きな影響力を持った女性であり、その人物像をもとにキャラクター化されています。
📜史実
ソルコクタニ・ベキはケレイト族出身のキリスト教徒で、トルイの正妻でした。
夫の死後は息子たちの教育と勢力拡大に尽力し、モンケ、クビライ、フレグら後の重要人物を支えました。
政治的判断力や知性に優れた人物として評価され、モンゴル帝国では「賢夫人」と称される存在です。
作品では、知識への強い憧れや純粋な探究心といった側面が強調され、史実とは異なる人間的な魅力が描かれています。
クビライ/モデル・元ネタ・史実
作中のクビライは、トルイとソルコクタニの息子(次男)として登場します。
まだ若い時期の姿が描かれていますが、後に大元ウルス(元朝)の初代皇帝となる人物として、将来の活躍が示唆されています。
📜モデル・元ネタ
クビライのモデルは、実在した クビライ・カアン(フビライ、1215年 – 1294年) です。
作品では少年期から青年期にかけての姿を描き、後の偉大な統治者となる可能性を感じさせる人物として表現されています。
📜史実
クビライはモンゴル帝国第5代カアンであり、元朝の建国者です。
中国全土を統一し、大都(現在の北京)を首都として整備しました。
また、宗教への寛容政策や行政制度の改革を進め、東アジアに大きな影響を与えました。
日本への侵攻である「元寇」も、クビライの時代に行われた出来事です。
作中では、トルイ家の有望な後継者として描かれ、史実で成し遂げた大きな功績を背景に、未来を期待される人物として登場しています。
フレグ/モデル・元ネタ・史実
『天幕のジャードゥーガル』公式サイト
(C)トマトスープ(秋田書店)/天幕のジャードゥーガル製作委員会
作中のフレグは、トルイとソルコクタニ・ベキの三男として登場します。
まだ若年期の姿が描かれていますが、将来的に大きな役割を担う人物として、その才能や可能性が示されています。
トルイ家を代表する有力な王子の一人です。
📜モデル・元ネタ
フレグのモデルは、実在した フレグ(1218年 – 1265年) です。
作中では若き日の姿として描かれていますが、後にイルハン朝を築く人物であることを踏まえ、将来の活躍を予感させる存在として登場します。
📜史実
フレグはモンゴル帝国の西方遠征を率いた人物で、1258年にはバグダードを攻略し、アッバース朝を滅亡へ導きました。
その後、イランや中東地域を支配するイルハン朝の初代君主となり、広大な領域の統治に携わりました。
また、学問や科学にも関心を持ち、天文学者ナスィールッディーン・トゥースィーらを保護。
マラーガ天文台の建設にも関与し、イスラーム圏の学術発展を支えました。
作品では、トルイ家の優秀な一員として描かれ、史実における征服者・統治者としての姿を背景にした人物造形が行われています。
ジュチ/モデル・元ネタ・史実
『天幕のジャードゥーガル』公式サイト
(C)トマトスープ(秋田書店)/天幕のジャードゥーガル製作委員会
作中のジュチは、チンギス・カンの長男として登場します。
物語開始時点ではすでに亡くなっており、息子であるバトゥらがジュチ・ウルスを受け継いでいます。
西方遠征などの話題を通じて、その存在が語られます。
📜モデル・元ネタ
ジュチのモデルは、実在した ジュチ(ジョチ、1185年頃 – 1227年) です。
長男としての立場や、早くに亡くなったという経歴は史実に基づいて描かれています。
📜史実
ジュチはチンギス・カンの長男で、西方地域(キプチャク草原)の征服を任された人物です。
自身の勢力基盤となるジュチ・ウルスを築き、後の金帳汗国(キプチャク・ハン国)へとつながる基礎を作りました!
一方で、出生をめぐる問題から父チンギス・カンとの間には複雑な関係があったとも伝えられています。
1227年に死去し、毒殺説なども存在します。
その後、息子バトゥがモンゴル帝国の西方遠征で大きな役割を果たしました。
作中では故人として描かれ、帝国が後に分裂していく流れを象徴する存在となっています。
チャガタイ/モデル・元ネタ・史実
『天幕のジャードゥーガル』公式サイト
(C)トマトスープ(秋田書店)/天幕のジャードゥーガル製作委員会
作中のチャガタイは、チンギス・カンの次男として登場します。
オゴタイとは親しい関係にあり、真面目で不器用な性格として描かれています。
特に律法「ヤサ」を重視する姿勢から、「ヤサの番人」と呼ばれる人物です。
他者には厳しい言葉を向けることもありますが、その根底には秩序を守り、弱者を守ろうとする考えがあります。
📜モデル・元ネタ
チャガタイのモデルは、実在した チャガタイ(1183年頃 – 1242年) です。
法を重んじる性格や、ヤサを重要視する姿勢などは、史実の人物像をもとにしています。
📜史実
チャガタイはチンギス・カンの次男で、中央アジアを支配したチャガタイ・ウルスの祖となった人物です。
父が定めたヤサ(法令)の維持に努め、規律を重視する厳格な人物として知られています。
オゴタイとは比較的良好な関係を築いていましたが、後継者をめぐる政治情勢では複雑な立場に置かれました。
作品では、史実における「法を守る人物」という印象をさらに強調し、律法家としての側面が描かれています。
テムゲ/モデル・元ネタ・史実
『天幕のジャードゥーガル』公式サイト
(C)トマトスープ(秋田書店)/天幕のジャードゥーガル製作委員会
作中のテムゲは、チンギス・カンの弟で末弟として登場します。
「オッチギン(炉の主)」の称号を持ち、息子の名前を間違えるなど、天然な一面やコミカルな描写も見られる人物です。
一方で、権力者たちが争う宮廷の中で、自らの立場を守るために慎重に行動しています。
📜モデル・元ネタ
テムゲのモデルは、実在した テムゲ・オッチギン(1168年頃 – 1246年頃) です。
末弟としての立場や、チンギス・カン一族の中で果たした役割が作品の基盤となっています。
📜史実
テムゲはチンギス・カンの末弟で、モンゴル本土の守護を任された人物です。
「オッチギン」という称号を持ち、帝国東方の有力王家の一つを形成しました。
兄チンギス・カンの死後も長く生き残り、宮廷内の権力争いにも関わったとされています。
作中ではユーモラスな要素が加えられていますが、史実における長寿の王族として、激動の時代を生き抜いた人物という側面が反映されています。
チンギス・カン/モデル・元ネタ・史実
『天幕のジャードゥーガル』公式サイト
(C)トマトスープ(秋田書店)/天幕のジャードゥーガル製作委員会
作中のチンギス・カンは、モンゴル帝国の初代皇帝として物語の大きな背景に存在しています。
すでに1227年に死去しており、遺言によってオゴタイを後継者に指名しました。
遠征中の死は当初しばらく伏せられたとされています。
作中では姿が後ろ姿のみで描かれ、顔を見せない演出によって、圧倒的な存在感と伝説的な人物像が強調されています。
📜モデル・元ネタ
チンギス・カンのモデルは、実在した チンギス・カン(テムジン、1162年頃 – 1227年) その人です。
作者による長年のモンゴル帝国史への研究や関心が、作品の世界観や人物描写に反映されています。
📜史実
チンギス・カンはモンゴル高原の諸部族を統一し、1206年に「チンギス・カン」の称号を得てモンゴル帝国を建国しました。
卓越した軍事能力と組織運営によって帝国を急速に拡大させ、ユーラシア大陸に大きな影響を与えた人物です。
また、ヤサと呼ばれる法制度の整備や、能力を重視した人材登用でも知られています。
1227年、西夏遠征の途中で死去しました。死因については病死説が有力ですが、暗殺説なども存在します。
作品では、直接的に描かれる人物というよりも、「影の支配者」として帝国の基盤や歴史そのものを象徴する存在として描かれています。
シラ/モデル・元ネタ・史実
『天幕のジャードゥーガル』公式サイト
(C)トマトスープ(秋田書店)/天幕のジャードゥーガル製作委員会
作中のシラは、サマルカンド出身の少年として登場します。
モンゴル軍に捕らえられ、徴発兵として従軍することになりますが、前線で戦うことを避けるためにモンゴル語を学び、通訳としての能力を身につけます。
その後、言語能力を武器に王族へ近づき、出世の道を探る現実主義者として描かれています。
また、「原論」の指南役としてシタラ(ファーティマ)を推薦するなど、物語の中で重要な役割を果たします。
📜モデル・元ネタ
シラのモデルは、モンゴル帝国の歴史書『集史』に登場する アラヴィー・サマルカンディー・シラ(または同名の人物) と考えられています。
サマルカンド出身であることや、通訳・書記官として活動した点が、作中のシラと共通しています。
📜史実
『集史』などの史料には、サマルカンド出身の書記官や通訳として活躍した人物が記録されています。
モンゴル帝国は征服した地域から優秀な人材を積極的に取り込み、行政・外交・通訳などの分野で活用しました。
作中では、その歴史的背景をもとに、出世への強い意欲を持つ計算高い人物として描かれています。
カダク/モデル・元ネタ・史実
『天幕のジャードゥーガル』公式サイト
(C)トマトスープ(秋田書店)/天幕のジャードゥーガル製作委員会
作中のカダクは、ドレゲネとグユクに仕える側近として登場します。
シタラを泥棒と誤解し、ドレゲネのもとへ連行したことをきっかけに、彼女を警戒しながら監視する立場になります。
また、グユクの傅役(養育係)的な役割も担っています。
📜モデル・元ネタ
カダクのモデルは、実在した カダク(カダカ) です。
グユクの側近であり、傅役として仕えたという史実上の立場が、キャラクターの基盤となっています。
📜史実
カダクはグユク・カアンの側近で、皇族の教育係にあたるアター・ベクとして知られる人物です。
グユク即位後の宮廷政治にも関わり、重要な役割を果たしました。
作品では、ドレゲネ派の人物として描かれ、宮廷内の派閥対立や緊張感を高める存在となっています。
チンカイ/モデル・元ネタ・史実
『天幕のジャードゥーガル』公式サイト
(C)トマトスープ(秋田書店)/天幕のジャードゥーガル製作委員会
作中のチンカイは、ウイグル人の書記官として登場します。
モンゴル人が文字による記録を十分に重視していない状況を見て、巨大化する帝国を支える書記官不足を嘆くなど、知識と行政能力を重視する人物として描かれています。
また、シタラの知性を高く評価するなど、学問に対する理解の深さも特徴です。
📜モデル・元ネタ
チンカイのモデルは、実在した チンカイ(チンカイ・ノヤン) です。
ウイグル人官僚としてモンゴル帝国の行政を支えた史実が、キャラクター設定に反映されています。
📜史実
チンカイはチンギス・カンからオゴデイ時代にかけて活躍した有力官僚で、ウイグル人出身の行政官です。
帝国の書記・行政業務を担い、チンカイ城の建設でも知られています。また、道士の長春真人(全真教)を案内した人物としても記録されています。
作中では、帝国を支える知的な基盤として描かれており、作者の歴史研究に基づいた人物造形が反映されています。
イルケ/モデル・元ネタ・史実
『天幕のジャードゥーガル』公式サイト
(C)トマトスープ(秋田書店)/天幕のジャードゥーガル製作委員会
作中のイルケは、ジャライル族出身の将軍として登場し、オゴタイに仕えています。
優秀な軍人である一方、息子イルチダイに関する問題を抱え、父親として苦悩する姿も描かれています。
📜モデル・元ネタ
イルケのモデルは、実在した イルゲ(イルケ) です。
『集史』などの歴史資料に記録された人物で、ジャライル族出身の将軍としての経歴が作品の基盤となっています。
📜史実
イルケはジャライル部族出身の将軍で、オゴデイに仕えた人物です。
また、オゴデイの傅育に関わる立場でもあり、息子に関する逸話が『集史』に記されています。
作品では、その史実上のエピソードをもとに、軍人としてだけではなく、父親としての葛藤を描く人物へと再構成されています。
イルチダイ/モデル・元ネタ・史実
『天幕のジャードゥーガル』公式サイト
(C)トマトスープ(秋田書店)/天幕のジャードゥーガル製作委員会
作中のイルチダイは、イルケの息子として登場します。
オゴタイのケシク(親衛隊)の一員で、アルグンとは兄弟のように育った間柄です。しかし、父の妻との関係が問題となり、自身の弱さや葛藤が描かれます。
📜モデル・元ネタ
イルチダイのモデルは、実在した エルチダイ(イルチダイ) です。
『集史』に記録されている人物であり、父イルケとの関係やケシク所属という点が作品に反映されています。
📜史実
イルチダイはイルケの息子で、オゴデイ家に仕えるケシクの一員でした。
史料には側室との関係に関する記述が残されており、作品ではその出来事をもとに、人間的な弱さを持つ人物として描いています。
なお、ケシクとは皇帝直属の精鋭護衛であり、同時に行政を担う重要な組織でもありました。
アルグン/モデル・元ネタ・史実
『天幕のジャードゥーガル』公式サイト
(C)トマトスープ(秋田書店)/天幕のジャードゥーガル製作委員会
作中のアルグンは、オイラト族出身の奴隷として登場します。
イルケの従者となり、イルチダイとは兄弟のように育ちました。真面目で忠実な性格ですが、自分の意見を強く主張するタイプではありません。
一方で、ヒタイ語(中国語)を理解し、文字の知識も持つなど高い能力を備えています。その才能をチンカイに認められ、後にケシク(親衛隊)の一員となります。
📜モデル・元ネタ
アルグンのモデルは、実在した アルグン・アカ(1275年頃) です。
オイラト族出身の奴隷から、モンゴル帝国の重要な官僚へと昇進した経歴が、作中の設定の基盤になっています。
📜史実
アルグン・アカはオイラト族出身で、モンゴル帝国の行政官として活躍した人物です。
特にフレグによる西アジア統治の時代には重要な役割を果たし、イラン地域の統治を担う高官となりました!
作品では、奴隷時代から変わらない誠実さと秘めた才能が強調されており、後に大きな地位へ上り詰める人物としての成長が描かれています。
コルグス/モデル・元ネタ・史実
『天幕のジャードゥーガル』公式サイト
(C)トマトスープ(秋田書店)/天幕のジャードゥーガル製作委員会
作中のコルグスは、ペルシアに駐在するチン・テムル将軍の書記官として登場します。
難解な言い回しを好む独特の話し方が特徴で、オゴタイに対してペルシア総督府の設置を熱心に進言するなど、行政面で重要な役割を担う人物です。
📜モデル・元ネタ
コルグスのモデルは、実在した コルグズ(コルグス、クルクズ) です。
ペルシア方面で書記官・官僚として活躍した史実上の人物であり、その経歴が作品の設定に反映されています。
📜史実
コルグズは、モンゴル帝国のイラン総督府に関わった官僚として知られています。
チン・テムル(または同系統の将軍)のもとで西方行政に携わり、オゴデイ時代の統治体制の整備に貢献しました!
作品では、史実を踏まえながらも、ペルシア語調の回りくどい話し方や総督府設立への並々ならぬ熱意が加えられ、個性豊かな人物として描かれています。
ダイル・ウスン/モデル・元ネタ・史実
『天幕のジャードゥーガル』公式サイト
(C)トマトスープ(秋田書店)/天幕のジャードゥーガル製作委員会
作中のダイル・ウスンは、メルキト族(ウハズ氏族)の長として登場します。
ドレゲネの夫であり、チンギス・カンとの戦いに敗れた後、娘クランを差し出して降伏します。しかし、その後再び反乱を起こし、命を落とします。
📜モデル・元ネタ
ダイル・ウスンのモデルは、実在した ダイル・ウスン です。
メルキト族を率いた有力者としての史実が、そのまま作品の人物像に反映されています。
📜史実
ダイル・ウスンはメルキト族の有力者で、チンギス・カンとの戦いに敗北した後、娘クランを差し出して降伏したと伝えられています。
しかし、その後は再び反旗を翻し、最終的には処刑されました。
作品では、ドレゲネの夫として描かれることで、彼女がモンゴル帝国へ強い憎しみを抱くようになった背景を象徴する存在となっています。
クラン/モデル・元ネタ・史実
『天幕のジャードゥーガル』公式サイト
(C)トマトスープ(秋田書店)/天幕のジャードゥーガル製作委員会
作中のクランは、ダイル・ウスンの娘として登場します。
チンギス・カンの妃となり、息子コルゲンをもうけました。
物語では、ドレゲネの回想を通して、継母と娘という複雑な関係性が描かれています。
📜モデル・元ネタ
クランのモデルは、実在した クラン(メルキト族のクラン) です。
史実でもチンギス・カンの妃の一人として知られています。
📜史実
クランはメルキト族出身で、チンギス・カンの妃となった女性です。
息子コルゲンを出産したことが記録されており、モンゴル帝国と征服された部族との婚姻関係を象徴する人物でもあります。
作品では、ドレゲネとの関係性を掘り下げることで、征服と婚姻が複雑に絡み合う時代背景を印象的に描かれていました。
クルトガン/モデル・元ネタ・史実
作中のクルトガンは、メルキト族に関わる人物として登場します。
チンギス・カン、あるいはジュチとの戦いに敗れて逃亡し、その後捕らえられて処刑されるまでの経緯が描かれています。
📜モデル・元ネタ
クルトガンのモデルは、実在した クルトガン(またはトクトア・ベキの息子) とされています。
メルキト族の王族に近い立場にあった人物で、その史実がキャラクター設定のもとになっています。
📜史実
クルトガンは、メルキト族長トクトア・ベキの息子、あるいは近親者とされる人物です。
チンギス・カンとの戦いに敗れた後、西方へ逃れましたが、最終的にジュチに捕らえられ処刑されたと伝えられています。
この出来事は、メルキト族滅亡を象徴する歴史の一場面として知られています。
作品では、ドレゲネが背負う悲劇的な過去を描くうえで欠かせない存在となっており、メルキト族がたどった過酷な運命を象徴する人物として描かれています。
(C)トマトスープ(秋田書店)/天幕のジャードゥーガル製作委員会様より引用
『天幕のジャードゥーガル』公式サイト
『天幕のジャードゥーガル』公式X(Twitter)
↑管理人の一推し商品です。気になった方は是非ともお買い求めください♪
↑こちらの記事も参考になりますので是非ともご覧ください!

































コメント