ダンダダン漫画最新話までのネタバレあらすじ※漫画ロウ(raw)の利用は控えよう!

漫画最新話ネタバレ感想

話題沸騰中の人気漫画『ダンダダン』。幽霊と宇宙人、そして超能力とオカルトが入り混じる怒涛のストーリー展開に、毎話ごとに驚かされている方も多いのではないでしょうか?

本記事では、”ダンダダンのネタバレ“を中心に、原作の最新刊までアニメで描かれた範囲を含めた物語の流れをわかりやすくまとめ、最新話までの展開を徹底解説していきます。

もちろん、オカルンやジジ、アイラといった主要キャラたちの活躍や秘密にも深く迫ります!漫画ロウ(raw)などに頼ることなく、安心して正確な情報を知りたい方にこそ読んでほしい記事です。

読んだ瞬間から『ダンダダン』の魅力に再びハマること間違いなし!

さあ、その衝撃の展開を振り返っていきましょう!


  1. はじめに:『ダンダダン』とはどんな作品?
  2. 『ダンダダン』のあらすじ(ネタバレあり)
  3. 【第1章】ターボババア編|怒涛の幕開けと覚醒の力(1巻1話~2巻9話)
  4. 【第2章】アクロバティックさらさら編|死を超えて繋がる想い(2巻10話~3巻17話)
  5. 【第3章】セルポ星人編|三角関係と異星の脅威(3巻18話~4巻27話)
  6. 【第4章】ジジ登場!モンゴリアンデスワーム&邪視編(4巻28話~7巻50話)
  7. 【第5章】巨大怪獣出現!ナノスキンロボで大逆転(7巻51話~9巻71話)
  8. 【第6章】バモラと地球の危機!外宇宙編(9巻72話~14巻120話)
  9. 第7章:オンブスマン編|委員長・佐脇凛の心に迫るネタバレ解説(15巻121話〜129話)
  10. 第8章:ジオラマ世界「團曼羅」編|ズマとモモのゲームのような死闘とは?
  11. 第9章:サンジェルマン伯爵編|呪いと陰謀渦巻く最新章をネタバレ解説(166話~)
  12. 『ダンダダン』主要キャラクター徹底解説|ネタバレありで人物像に迫る
    1. 綾瀬 桃(モモ)|勝ち気だけど心優しい本作のヒロイン
    2. 高倉 健(オカルン)|気弱なオカルト少年が覚醒するまでの物語
    3. 白鳥 愛羅(アイラ)|美貌の裏に隠されたプライドと成長
    4. 円城寺 仁(ジジ)|陽気なムードメーカーに秘めた恋心
    5. 綾瀬 星子|エセ霊媒師と呼ばれる最強のおばあちゃん
    6. 坂田 金太|ネタキャラ枠に隠された熱さと根性
    7. 佐脇 凛(委員長)|生真面目な顔に隠れた妄想系女子の本性
    8. 頭間 雲児|荒くれ者の中に宿る義理と情の熱血番長
    9. 出囃子|音楽で祓う異色のロック系祓い屋チーム
    10. 三丈目(さんじょうめ)|謎多き教師の正体は…?
    11. サンジェルマン伯爵|異能を操る謎の存在
  13. ダンダダンに登場する怪異たち|都市伝説ベースの魅力に迫る【ネタバレ】
    1. ターボババア|常識外れのスピードと呪いの力を持つ都市伝説怪異
    2. アクロバティックさらさら|髪を操る怪異が見せる“母性”と狂気
    3. 邪視(じゃし)|殺意と純粋さが同居する最凶クラスの怨霊
    4. カシマレイコ|反射するものすべてが“戦場”となる、鏡の女帝
    5. 呪行李(じゅごうり)|閉じ込められた者たちを試す呪物型トラップ
    6. メルヘンカルタ|人の心に忍び寄る“悪夢の操り手”
  14. UMA(未確認生命体)サイドのネタバレ考察|登場キャラやバトル描写を徹底解説!
    1. セルポ星人|“友好的”を装った危険な来訪者
    2. フラットウッズ・モンスター|異形の力士型UMA
    3. ドーバーデーモン(シャコ星人)|戦う父の涙ぐましい奮闘
    4. モンゴリアン・デスワーム|地底に潜む古の災厄
    5. バモラ|“最強の人”と結ばれることを夢見る少女
    6. 深淵の者 クル|地球を狙う外宇宙の侵略種族

はじめに:『ダンダダン』とはどんな作品?

『ダンダダン』は、龍幸伸先生が描く異色のバトルオカルト漫画で、集英社の『少年ジャンプ+』にて2021年4月25日より連載がスタートしました。掲載当初からその勢いは凄まじく、SNSを中心に瞬く間に話題を集めました!

特に注目すべきは、第1話から続く3話が公開1週間以内に100万PVを突破という、ジャンプ+史上初の快挙を成し遂げた点です。

その後も高評価を集め続け、

•「次にくるマンガ大賞2021」Webマンガ部門 第2位

•「書店員が選んだおすすめコミック2022」第1位

•「マンガ大賞2022」第7位

など、数々の賞を獲得。『SPY×FAMILY』や『怪獣8号』と並ぶ、ジャンプ+を代表する作品として不動の地位を築いています。電子版を含めた累計発行部数はすでに300万部を突破し、今もその勢いは衰えを知りません!!

物語の中心にあるのは“怪異”ですが、ジャンルとしてはホラー一辺倒ではなく、異能バトル×ラブコメ×オカルトという多層的な魅力が詰まっています!

敵味方が明確に分かれるわけではなく、背景にある事情や関係性も丁寧に描かれているのが、本作ならではの魅力と言えるでしょう!

『ダンダダン』のあらすじ(ネタバレあり)

主人公は、霊能力者の家系に生まれた女子高生・”綾瀬桃(モモ)”と、オカルトに目がないクラスメイトの少年・高倉健(オカルン)。

ある日、モモがクラスでいじめられていたオカルンを助けたことがきっかけで、2人は言葉を交わすようになります。

しかし、オカルトに対するスタンスは正反対。

•モモ:幽霊は信じるが宇宙人は否定

•オカルン:宇宙人は信じるが幽霊は否定

という“真逆の信仰”から、ちょっとした言い争いに。

互いの主張を証明するべく、モモはUFOが出ると噂される廃病院へ、オカルンは幽霊が出る心霊トンネルへと向かうのですが、そこで2人は常識を覆す異形の存在と遭遇してしまいます。

追い詰められる中で、モモは霊媒の力を開花させ、オカルンは呪いの能力を宿す存在へと変貌。

こうして2人は、想像を超えた怪異やUMA(未確認生物)に立ち向かっていくことになるのです。

そして、数奇な運命に導かれるように、2人の間には恋の予感も――!?


【第1章】ターボババア編|怒涛の幕開けと覚醒の力(1巻1話~2巻9話)

物語の始まりは、霊を信じる少女・”綾瀬桃(モモ)”と、宇宙人を信じる少年・”高倉健(オカルン)”の軽い口論から。信じるものが正反対なふたりは、互いの主張を証明するため、それぞれの“本物スポット”へ足を運ぶことになります。

•桃:UFOが出ると噂の廃病院へ

•オカルン:心霊現象が多発するトンネルへ

そこで2人が遭遇したのは、想像を遥かに超える本物の超常現象でした。桃は目に見えない「オーラ」を操る超能力に目覚め、オカルンは凶悪な妖怪「ターボババア」に呪われ、驚異的な身体能力を得ることに。

呪いによって大切な“アレ”を奪われてしまったオカルンは、それを取り戻すためにターボババアと命がけの“鬼ごっこ”を開始。桃の祖母であり強力な霊能力者・星子ばあちゃんの協力もあり、ついにターボババアに勝利を収めます。

……しかし肝心のタマは戻らず、再び探索を始める羽目に――。


【第2章】アクロバティックさらさら編|死を超えて繋がる想い(2巻10話~3巻17話)

美貌と気の強さを併せ持つ少女・”白鳥愛羅(アイラ)”は、偶然にもオカルンの失われたタマを拾ったことで、霊的な力に目覚めていきます。

そんな彼女の前に現れたのは、赤いワンピースを身にまとい、激しい身のこなしを見せる妖怪――アクロバティックさらさら。突然の襲撃により、愛羅は命の危機に陥ります。

異変を察知した桃とオカルンが駆けつけるものの、2人も強敵に苦戦。そんな中、意外な形で再登場したのが、なんとターボババア。今度はまさかの“味方”として、招き猫に憑依し協力してくれるのです。

しかし激戦の末、愛羅は戦いの中で倒れてしまいます。そして明かされるのは、彼女がすでに“死後の存在”だったという衝撃の真実……。

敵であるはずのアクロバティックさらさらは、愛羅にかつての娘の面影を重ね、命を分け与えようとします。

感動的なやりとりの末、愛羅は命を取り戻し、アクロバティックさらさらは静かに崩壊していきました――。


【第3章】セルポ星人編|三角関係と異星の脅威(3巻18話~4巻27話)

アクロバティックさらさらとの事件を経て、愛羅は完全にオカルンに心を奪われてしまいます。

桃もまた、密かにオカルンに特別な感情を抱いており、二人のヒロインによる修羅場モードがじわじわと幕を開けていくのです。

そんなタイミングで現れたのが、オカルンの“ある部分”をターゲットにしているセルポ星人。突如としてオカルンと愛羅を襲撃し、二人は窮地に追い込まれます。

しかし愛羅は、前章で見せたアクロバティックさらさらの能力を自らの力として扱えるようになっており、オカルンを救出。そこへ桃も合流し、三人がかりでセルポ星人に立ち向かうことに。

接近戦でも遠隔攻撃でも隙のないセルポ星人に苦戦する中、三人は口げんかをしながらも見事な連携プレーでついに勝利を収めます。

オカルト×恋愛×友情が織りなす異色のチームバトルは、ますます勢いを増していくのでした。

【第4章】ジジ登場!モンゴリアンデスワーム&邪視編(4巻28話~7巻50話)

物語は大きく展開し、新キャラクターとして桃の幼なじみ・ジジが登場します。彼は両親の事情により、桃の家で一時的に暮らすことになりました。

明るく軽い性格に加え、高身長でイケメンという非の打ち所がないジジの存在に、桃に思いを寄せるオカルンは内心穏やかではありません。

そんななか、ジジの実家で不穏な現象が次々と起こっているとの情報が入り、オカルンたちは調査へ。現場では、伝説の未確認生物モンゴリアンデスワーム、そして強力な呪詛を放つ妖怪邪視に遭遇します。

なんとかデスワームを撃退することには成功するも、邪視はジジの体を乗っ取り暴走。最終的にジジは自我を取り戻しますが、水に触れると邪視に変化し、湯に触れると元に戻るという厄介な体質を背負うことに……。


【第5章】巨大怪獣出現!ナノスキンロボで大逆転(7巻51話~9巻71話)

邪視を祓わず共存する道を選んだジジにより、オカルンたちは邪視の暴走を抑える術を身につけていきます。ようやく日常が戻り始めたかと思われた矢先、突如として巨大な怪獣が街に出現。

オカルンは最新テクノロジー「ナノスキン」を活用し、搭乗者のイメージを具現化できる武装計画を発案します。そして同級生でSFマニアの坂田金太が、ロボットアニメさながらのメカを具現化し、決戦に挑む準備が整います。

激闘の末、一同は見事に怪獣を撃破。さらに、怪獣の内部に閉じ込められていた美少女宇宙人・バモラも仲間に加わり、物語は次なる舞台「外宇宙」へと突入します。


【第6章】バモラと地球の危機!外宇宙編(9巻72話~14巻120話)

新たな仲間・バモラは言葉こそ通じないものの、その無垢な言動や行動で次第に周囲の信頼を得ていきます。特に桃は当初こそ警戒していたものの、バモラの無邪気さと勇気に心を動かされていきます。

そんな折、最恐クラスの妖怪カシマレイコとの邂逅が訪れます。圧倒的な力を前に絶体絶命となった桃を、バモラが身を挺して救出。この一件で、桃はバモラを本当に信じようと決心します。

しかし、安堵も束の間。今度は謎の宇宙人軍団が地球を襲撃。モモ・オカルン・アイラ・ジジが次々と戦闘に巻き込まれ、命の危険が迫ります。その中でモモは、敵から「バモラこそが地球侵略の鍵」という信じがたい情報を聞かされ、バモラをスパイだと誤解し家から追い出してしまいます。


決戦とバモラの真実——シュメール人の記憶

傷つきながらも地球を守るべく、モモ・アイラ・ジジは修行に励み、再び最前線へ。オカルンも瀕死の状態から奇跡的に意識を取り戻し、皆のもとへ合流します。

そして迎えた最終決戦――窮地に立たされるモモの前に、かつての仲間・バモラが帰還。モモを庇い、敵に貫かれる彼女の姿に、モモの心が揺れ動きます。

バモラの記憶がモモに流れ込み、ようやく真実が明らかに。バモラは「シュメール人の生き残り」であり、かつての戦争で“母”と引き裂かれただけの被害者であることが分かります。スパイなどではなく、ただ利用されていただけだったのです。

その真実を知ったモモたちは、仲間への強い想いを胸に、怒りを力に変え最後の戦いへ。


戦いの果てに――想いを超えてつながる絆

仲間の力を集結させたことで、モモたちは敵軍を撃退。金太の機転も大いに活躍し、戦況は逆転に向かいます。

……が、そこにさらなる敵UFO軍団が現れ、戦いはまだ終わらないかに見えました。

しかし意外な人物が戦場に降臨――カシマレイコです。かつての敵であった彼女が何らかの信念から、UFO軍を一掃。敵も味方も超越した「戦争を終わらせたい」という願いが垣間見えた瞬間でした。

こうして、長きに渡る地球と宇宙の戦いはついに終結。物語はひとまずの平穏と希望を取り戻します。

第7章:オンブスマン編|委員長・佐脇凛の心に迫るネタバレ解説(15巻121話〜129話)

物語は、オカルンたちのクラスメイトである“堅物委員長”こと佐脇凛の意外な過去に焦点を当てながら展開していきます。いつも真面目で厳格な態度から、桃を敵視しているようにも見える彼女ですが、ある日、「オンブスマン」と呼ばれる妖怪に取り憑かれてしまうのです。

実は凛には、過去に「舞」という親友を失ったつらい記憶がありました。ふたりは一緒にアイドルになるという夢を持っていましたが、家庭の事情やすれ違いから、舞はオーディション当日に事故で命を落としてしまったのです。

そんな舞の魂を救うため、霊能力者・星子の助言により“歌”を捧げる儀式に挑んだ凛。見事に成功したかと思いきや、舞の魂はなぜか亀のようなマスコット姿で凛のそばに残り続けます。どうやら彼女は、凛が夢を叶えるその日まで見守るつもりのようです。


第8章:ジオラマ世界「團曼羅」編|ズマとモモのゲームのような死闘とは?

金玉の捜索を続ける中で、オカルンたちは“頭間雲児(ズマ)”という謎めいた不良に行き着きます。彼もまた、人外の力を持ち、ジオラマの中に閉じ込められたような空間に身を隠していました。

しかし、このジオラマには恐るべき秘密がありました。一度吸い込まれると、誰かと交代しない限り脱出ができないのです。偶然ジオラマ世界へ飛び込んでしまったモモは、ゲームのような異空間で怪物に襲われ、ズマと出会います。

ともに力を合わせ、次々とステージをクリアしていくモモとズマ。ぶっきらぼうながらも優しいズマの姿に、モモも徐々に心を許していきます。そして迎えた最終ステージで見事クリア……したかに思われましたが、その行動が「封印」を解く引き金となってしまいます。

封じられていた悪魔“メルヘンカルタ”が復活し、ズマの身体を乗っ取ってしまうのです!


メルヘンカルタとの死闘とサンジェルマン伯爵の登場

ズマの能力「アンブレボーイ」を暴走させるメルヘンカルタによって、モモは重傷を負わされます。激怒したオカルンはターボババア状態へと変身し、激しい一撃を叩き込みますが、メルヘンカルタは逃亡。

現実世界でも好き放題に暴れ回るなか、突如として“サンジェルマン伯爵”という謎の存在が現れます。圧倒的な力を持つ彼の介入によって、ようやくメルヘンカルタは討伐されますが、伯爵は味方とは言い切れない不穏な空気をまとっています。


第9章:サンジェルマン伯爵編|呪いと陰謀渦巻く最新章をネタバレ解説(166話~)

メルヘンカルタとの戦いを終えた直後、桃に新たな異変が襲いかかります。彼女の身体がまるで“小人”のように縮んでしまったのです。元の姿に戻るため、星子たちは解決のヒントを探し始めます。

そんな中、学校では「雪白幸姫」という少女がモモを狙い、小刀で能力を奪おうとする事件が発生します。彼女は何者かに指示されて動いていましたが、その人物の記憶がなぜか思い出せないという謎を抱えていました。

星子の調査によって、この小刀は「妖刀・阿修羅」と呼ばれる封印された呪物であることが判明。過去に妖怪の力を吸い、忌まわしい戦いを生み出したこの刀は、5年前に封印を破られていたのです。そして、その背後にはサンジェルマン伯爵の影が浮かび上がります。


出雲大社への旅と次なる脅威

桃を元に戻す手がかりが“出雲大社”にあることを突き止めた星子は、モモ・ジジ・ズマを連れ島根へ出発。一方でオカルンとアイラは東京に残り、事件の黒幕を追うことに。

島根行きの飛行機内では、かつて敵対した鬼頭一家が再登場。さらに“台風人間”という新たな怪異まで現れ、空の上で大乱戦が勃発。モモたちは命がけで新たな脅威に立ち向かうことになります。

『ダンダダン』主要キャラクター徹底解説|ネタバレありで人物像に迫る

『ダンダダン』に登場する個性豊かなキャラクターたちは、物語の魅力そのものです。

本記事では、アニメの範囲を超えて描かれる最新展開までを踏まえつつ、モモ、オカルン、星子、アイラといった主要人物の人物像や関係性、能力についてもネタバレありで深掘りしていきます。

綾瀬 桃(モモ)|勝ち気だけど心優しい本作のヒロイン

TVアニメ『ダンダダン』

「いいだろがい!! 高倉健みたいな硬派な男が好きなんだよ!!」

ダンダダン – 龍幸伸 – 少年ジャンプ+

CV:若山詩音

本作のヒロインにして、物語の推進力となる存在。恋愛に積極的な女子高生で、彼氏探しに奔走する中、偶然にも宇宙人や怪異と出会ってしまうという数奇な運命に巻き込まれていきます。

見た目や言動から“ヤンキー系”と誤解されがちですが、実際は困っている人を放っておけない正義感の持ち主。いじめを目撃して黙っていられない一面からも、その優しさが垣間見えます。

霊媒の家系で育ったため、幽霊の存在は当たり前のように信じているものの、物語当初は宇宙人に関しては完全否定派。しかし、とある事件で宇宙人に“キャトられる”ことで、その認識が一変します。

高倉健(俳優)の熱烈なファンであり、名前や口調をマネされるだけでキュンとしてしまうという一面も。彼女の感情の動きは物語の大きな軸となり、オカルンとの関係性の変化も大きな見どころです。


高倉 健(オカルン)|気弱なオカルト少年が覚醒するまでの物語

TVアニメ『ダンダダン』

「ジブン、不器用なんで…」

ダンダダン – 龍幸伸 – 少年ジャンプ+

CV:花江夏樹

もう一人の主人公で、フルネームが俳優の“高倉健”と同じであることから、モモに「オカルン」と命名されました。眼鏡をかけた地味なオタク気質の男子高校生で、当初はクラス内でいじめを受けていました。

幽霊や怪異に強い関心を持っている一方で、実際に怪異と遭遇してしまったのが運の尽き。心霊スポットへの肝試し中に“ターボババア”に取り憑かれ、大切な部位(=イチモツ)を奪われてしまいます。

その後、さまざまな事件を経て徐々に戦う力を身につけ、自らの“金玉”を取り戻す旅に出ることになります。モモとの冒険の中で、彼女への気持ちが芽生えていく姿も大きな見どころです。

白鳥 愛羅(アイラ)|美貌の裏に隠されたプライドと成長

TVアニメ『ダンダダン』

「わかった!! やるわ!! なぜなら私は、美少女なんだもの!!」

ダンダダン – 龍幸伸 – 少年ジャンプ+

CV:佐倉綾音

物語初期はモモのライバル的な立ち位置で登場する、もう一人の美少女キャラクター。気品ある振る舞いと整ったルックスで周囲からの人気は高い一方、「自分は特別な存在である」という強すぎる自己意識から問題行動も。

当初は他人を見下したり、策略を巡らせるなど腹黒さを感じさせる人物でしたが、ある事件をきっかけに死を身近に感じたことで改心。その後は幾多の困難を経験する中で精神的に成長し、芯の強い女性へと変貌していきます。

その成長ぶりは、まさに『ダンダダン』という作品が描く「変化と成長」の象徴とも言えるでしょう!


円城寺 仁(ジジ)|陽気なムードメーカーに秘めた恋心

TVアニメ『ダンダダン』

「モモのこと好き? カワイイもんね」
「オレはモモの顔も性格も、めっちゃ好き」

ダンダダン – 龍幸伸 – 少年ジャンプ+

CV:石川界人

モモの幼なじみであり、彼女の家に身を寄せることになった少年。家族の事情で綾瀬家に居候することになったジジは、イケメンながらも常にテンション高めな“陽キャ”。場を明るくするムードメーカーとして、物語に賑やかさを与えてくれます。

子供のころにモモの“おまじない”をからかったことをずっと後悔しており、実は彼女に対する好意を長年秘めていた様子。オカルンにとっては恋のライバルとなりますが、正直でまっすぐな性格から、次第に親友のような関係へと変化していきます。


綾瀬 星子|エセ霊媒師と呼ばれる最強のおばあちゃん

TVアニメ『ダンダダン』

「ワシはエセ霊媒師だぜ」

ダンダダン – 龍幸伸 – 少年ジャンプ+

CV:水樹奈々

モモの祖母で、表向きは“自称”霊媒師として活動していますが、実は人間サイド最強クラスの実力者。若々しい見た目と毒舌キャラで、別名「ドドリア三太」として地域でも有名な存在です。

霊媒師としての実力は本物で、戦闘時には「ネッシーの力」と書かれたバットを武器にするという異色のスタイル。また、結界や封印術、護符の扱いにおいても高いスキルを誇ります。

ただし、その力の源は居住地・神越市の土地神の加護に依存しており、エリア外ではその能力が制限されるという弱点もあります。UFOを見ても宇宙人を信じようとしない“筋金入りの否定派”という点もユニークです。

坂田 金太|ネタキャラ枠に隠された熱さと根性

名前以上にキャラが濃い“エ○助”こと坂田金太は、オカルン以上のディープなオタク気質を持つ男子学生。アニメや漫画の話題になるとテンションが爆上がりし、作中でも数々のパロディネタを披露しています。

「美女にモテたい」という単純かつ不純な動機でオカルンたちに絡み始めましたが、結果的にUMA騒動などの事件に巻き込まれることに。女性キャラからの評価は最低ランクですが、本人はいたって前向き。

実はネタキャラのように見えて、要所で熱さを見せる場面も。物語が進むにつれて、ただの“お騒がせ要員”では終わらない存在感を放つようになります。


佐脇 凛(委員長)|生真面目な顔に隠れた妄想系女子の本性

一見すると真面目な優等生タイプの眼鏡少女・佐脇凛は、オカルンと同じクラスの委員長です。表向きは落ち着いた雰囲気を保っていますが、実は“イケメン吸血鬼に噛まれたい”というド直球な妄想癖を持つ“ギャップ女子”。

さらに、将来の夢はライトノベル作家という一面も持っており、表と裏の顔の差に読者の共感や笑いを誘います。物語中盤以降では、オカルンの“金玉”を拾ったことをきっかけに霊的な力が目覚め、ストーリーに深く関わるようになっていきます。


頭間 雲児|荒くれ者の中に宿る義理と情の熱血番長

連雀高校の頂点に立つ不良・頭間雲児は、圧倒的な喧嘩の強さを誇りながらも、義理人情に厚い熱血漢。外見こそ怖いものの、仲間への思いやりや女性への礼儀正しさなど、実は“漢気”に満ちた好人物です。

ある事件では仲間を救うため、オカルンの金玉に宿る霊の力を用い、単独で“呪行李”のジオラマに挑むという男気を見せています。荒くれ者ながらも一本筋の通った彼の存在は、物語のスパイスとして欠かせません。


出囃子|音楽で祓う異色のロック系祓い屋チーム

初登場時は完全にビジュアル系バンドにしか見えなかった“出囃子”は、星子の知人でもある祓い屋チーム。その外見から怪しい集団に見られがちですが、実際には音楽によって霊的結界を張るという異能の持ち主たちです。

構成はボーカル1名・ギター2名・ベース1名の4人編成。霊感は持っていないものの、その分悪霊の影響を受けにくいという利点も。彼らの“祓い”の場はライブ会場そのものであり、異変解決の演出も派手さ満点です。


三丈目(さんじょうめ)|謎多き教師の正体は…?

見た目は爽やかイケメン教師でありながら、ネットスラングを使いこなす奇抜な性格の持ち主。オカルンたちの通う学校の教師で、歴史文化研究部の顧問に就任します。

彼には、他人の“認識”を混乱させるという謎めいた能力があり、初対面でも「どこかで会ったような…」と感じさせる奇妙な感覚を与えます。その正体は、後述の「サンジェルマン伯爵」と深く関わりがあるようで……。


サンジェルマン伯爵|異能を操る謎の存在

『ダンダダン』の物語後半、UMA襲撃編で姿を現した謎多き人物。三丈目と瓜二つの容姿、言動、思考を持っており、同一人物である可能性が高いとされています。

呪物・UFO・妖怪といった超常の力を追い求める“オカルトコレクター”であり、封印術や刀術を駆使して多くの異能をその身に取り込んでいます。腰に差した日本刀や、笄(こうがい)に込められた妖力など、戦闘力も非常に高く、深淵の者との因縁も描かれます。

その正体と目的、そして過去との関わりは、今後の物語の核心へとつながる重要な鍵を握っています。

ダンダダンに登場する怪異たち|都市伝説ベースの魅力に迫る【ネタバレ】

『ダンダダン』に登場する怪異は、伝統的な妖怪というよりも、現代の都市伝説をモチーフにした存在が多く登場します。ネット上で囁かれる怪異や現代的ホラーをうまく組み込むことで、読者によりリアルな恐怖を与える演出が光ります。

ターボババア|常識外れのスピードと呪いの力を持つ都市伝説怪異

CV:田中真弓

物語の冒頭、オカルンが心霊スポットで遭遇するのがこの「ターボババア」。某トンネルに潜み、通行人に下品な言葉を投げかけながら接近してくる非常に厄介な怪異です。

最大の特徴は、超常的な俊敏さと呪いの力。彼女に追いつかれた者は、肉体だけでなく“尊厳”をも奪われるほどの恐怖を味わうことに。ターボババアはその圧倒的な速さに絶対の自信を持っており、挑発に簡単に乗ってしまう一面もあります。

モデルとなったのは、関西圏で語られる「六甲山のターボばあちゃん」とされ、ビジュアルは山姥のような怪異をイメージさせます。


アクロバティックさらさら|髪を操る怪異が見せる“母性”と狂気

CV:井上喜久子

全身赤いワンピースをまとい、黒髪をなびかせながら異様な動きで襲いかかるアクロバティックさらさら。彼女はその名の通り、信じられない動きと髪を自在に操る能力を持っています。

口癖のように「お」をつけて話す上品な言葉遣いとは裏腹に、激昂すると言動が一変。時には古めかしい言葉を叫ぶなど、精神の不安定さが際立ちます。

物語では、霊感を得たアイラを執拗に追い詰め、母性と殺意が入り混じる複雑な感情を見せました!

モデルは、東北地方に伝わる都市伝説「アクロバティックさらさら」や「悪皿」などをベースにしています。


邪視(じゃし)|殺意と純粋さが同居する最凶クラスの怨霊

細身の体に異形の顔を持つ、非常に危険な存在。視線ひとつで人間を自殺に追い込む念波を放つ能力を持っており、その危険度は歴代の怪異の中でも群を抜いています。

その正体は、かつて生贄として捧げられた子供の霊。強烈な恨みにより異形の姿となった今も、時折無邪気さを見せるなど“子供らしさ”を残している点が、かえって恐ろしさを際立たせます。

その設定は、ネット掲示板の「洒落怖」系スレッドで有名な「邪視」や、「ヤマノケ」「くねくね」、さらには『呪怨』の佐伯俊雄などの要素も含まれているようです。


カシマレイコ|反射するものすべてが“戦場”となる、鏡の女帝

都市伝説の定番「口裂け女」に端を発し、さらに八尺様やカシマレイコの伝承を融合した、最強格の怪異。星子でさえ完全に祓うことができないという圧倒的な力を誇ります。

彼女の持つ最大の脅威は「鏡やガラスなどの反射物を通じて、異世界に相手を引きずり込む」という能力。これにより、部屋に閉じこもっていても安全とは言えず、空間ごと呑み込まれる危険性が常に付きまといます。

加えて、驚異的な身体能力を持ち、敵の攻撃を無傷で受け止めるばかりか、反撃で圧倒する場面も描かれました!

外見への自信が非常に強く、容姿を否定されると激情に駆られるという弱点を抱えるものの、それでも倒すには至らない――それほどまでに“異次元の強さ”を持つ存在です。


呪行李(じゅごうり)|閉じ込められた者たちを試す呪物型トラップ

一見すると精巧な西洋風ジオラマの箱。しかし、触れた者を内部の異空間へと引きずり込み、ゲームのような世界で脱出を試みさせるという非常に危険な呪物です。

その中では霊能力の制限やモンスターの襲撃といった過酷な環境が続き、脱出するには仲間と協力しなければなりません。本来は凶悪な怪異を封印する箱だったものの、後述の「メルヘンカルタ」により機能が歪められています。


メルヘンカルタ|人の心に忍び寄る“悪夢の操り手”

顔や口、耳、鼻などが描かれた巨大な花札で構成された妖怪。見る者の精神を支配し、身体を乗っ取る能力を持ちます。

特筆すべきは、その狡猾さと戦略性。人の欲望や不安に付け入り、ジオラマ空間を巧みに利用して封印を破壊させるなど、精神的な支配に長けています。

モデルとなっているのは、ヨーロッパのオカルトに語られる「悪夢のカルタ」伝説。人間の記憶や感情を武器に変える、まさに“心を侵す怪異”です。

UMA(未確認生命体)サイドのネタバレ考察|登場キャラやバトル描写を徹底解説!

『ダンダダン』に登場するUMA(未確認生命体)たちは、そのデザインや世界観に、円谷作品――特にウルトラマンの怪獣デザインで知られる成田亨氏の影響が色濃く感じられます。いずれの宇宙人や異形の存在も、どこか懐かしさを帯びつつも斬新で、インパクト抜群のビジュアルで読者を惹きつけました!

また、UMAとの戦いは特別な空間内で繰り広げられることが多く、周囲の現実世界を遮断したうえで超常バトルが展開。

まるで異世界のようなスケール感と演出は、戦闘描写を一層ドラマチックに引き立てています。

以下では、そんなUMAたちの登場背景や能力、元ネタなどをわかりやすく解説してまいります。

セルポ星人|“友好的”を装った危険な来訪者

CV:中井和哉(ウルトラマンマックス)

物語の冒頭、ヒロインのモモが最初に遭遇した宇宙人がこのセルポ星人です。彼らは繁殖能力を失った種族で、現在は全ての個体が同じ容姿のクローン。人間との友好を名乗りつつも、その実態は生殖器を執拗に欲しがるという、倫理観の欠如した存在です。

普段はスーツ姿の成人男性に擬態しており、外見は幾何学模様が特徴的な宇宙人らしい風貌。特に「六根」や「セルポ式測量法」と呼ばれる特殊な精神操作能力を持ち、これが異能に干渉する技術の一部とされています。

3体揃うことで発動できる「すごいゾーン」という領域展開的な技も存在し、その超能力の多彩さは作中でも屈指です。

✅元ネタ:ロズウェル事件に端を発する“セルポ計画”と、ウルトラ怪獣のダダやベガッサ星人がモチーフ。


フラットウッズ・モンスター|異形の力士型UMA

CV:大友龍三郎

第二話にて登場する、相撲取りのような巨体が印象的なUMA。セルポ星人と共謀しており、しこ踏みで衝撃波を発生させたり、毒の霧で敵を追い詰めるなど、肉弾戦に特化したタイプです。

ただし「相撲のルールに縛られている」節があり、土を踏んだ際に腕が消えるなどの制約が見受けられます。彼もまた、独自のルールに則った存在といえるでしょう。

✅元ネタ:1950年代にアメリカ・ウェストバージニア州で目撃された「フラットウッズ・モンスター」。


ドーバーデーモン(シャコ星人)|戦う父の涙ぐましい奮闘

CV:関智一

セルポ星人に雇われた傭兵的な立ち位置のUMA。普段はグローブ姿でボクシングスタイルを貫いていますが、本気を出すとシャコに酷似した姿に変身。水中戦でこそ真価を発揮するものの、呼吸が続かないという大きな弱点も抱えています。

実は病気の息子チキチータの治療費を稼ぐため、しぶしぶ地球にやってきた心優しき戦士でもあります。最終的には牧場に就職し、モモたちの味方へと転向します。

✅元ネタ:アメリカ・マサチューセッツ州で目撃されたUMA「ドーバーデーモン」。デザインはバルタン星人やシャコからの影響が見受けられます。


モンゴリアン・デスワーム|地底に潜む古の災厄

ジジの家の地下に潜んでいた巨大なミミズ型UMA。音に敏感で、特定の周波数に反応し凶暴化する習性があります。念波によって人間の精神を破壊する能力も持ち、過去にはジジの家族を病院送りにするほどの影響力を発揮。

再生能力にも優れており、まさに“地獄からの使者”といえる存在です。

✅元ネタ:モンゴル・ゴビ砂漠に伝わる伝説の生物と、日本の民間伝承「暗がり沢の大蛇」。


バモラ|“最強の人”と結ばれることを夢見る少女

巨大怪獣を操る謎の少女。外見はほぼ人間ですが、頭に生えたアンテナのような器官が彼女の異質さを際立たせます。UMA編におけるキーパーソンで、オカルンに一方的な恋心を抱き、積極的なアプローチを仕掛けてきます。

彼女の正体や目的は物語が進む中で少しずつ明かされていきますが……詳細は本編をご確認ください。

✅元ネタ:キャラの雰囲気は『エヴァンゲリオン』の綾波レイ、スーツの意匠はゴモラとレッドキングを彷彿とさせます。


深淵の者 クル|地球を狙う外宇宙の侵略種族

UMA編終盤に登場した、最も危険な存在がこの「クル」です。タコ型の軟体宇宙人であり、宇宙服を装着することで地球上でも長時間の活動が可能になります。

その勢力には様々な形態が存在し、遠距離攻撃型・空間削り型・ハンマー型など、それぞれ異なる能力と装備を有する精鋭揃い。目的は地球侵略と霊力の強い人間の掌握で、容赦ない攻撃を仕掛けてきます。

✅元ネタ:クトゥルフ神話のハスターや、レトロなタコ型火星人イメージ+ウルトラ怪獣風のパロディ要素。

©龍幸伸/集英社・ダンダダン製作委員会

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