本記事では、話題の問題作『タコピーの原罪』について、物語の核心に迫る最終回までの内容を徹底的に解説いたします!
巷では、「結末がきつい」と語られる本作。その理由とは一体何なのか——
作品を通して描かれるテーマやキャラクターたちの心情にも焦点を当て、物語の真意を深掘りします。
さらに、主要キャラクターごとの詳細な解説や、各巻ごとの感想・考察もあわせてお届け!
『タコピーの原罪』をより深く理解したい方に向けて、丁寧にわかりやすくまとめております。
初めて読む方も、作品を振り返りたい方も、ぜひ最後までお楽しみください!
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まず始めに:タコピーの原罪とは?
『タコピーの原罪』は、少年ジャンプ+にて2021年12月10日から2022年3月25日まで連載されていた、全16話の短期集中型SF漫画です。
上下巻構成のコミックスも刊行されており、作者は『一ノ瀬家の大罪』でも知られるタイザン5先生。その独特な作風と強烈なメッセージ性で、多くの読者に衝撃を与えました!!
本作は”2023年の星雲賞(コミック部門)”にもノミネートされており、ジャンルを超えて注目を集めた異色の話題作です。
『タコピーの原罪』あらすじ(※ネタバレなし)
物語は、「地球にハッピーを届けにやってきた」タコピーという異星人と、笑顔を見せない少女・しずかちゃんとの出会いから始まります。
彼女が抱える深い心の闇は、どうやら家庭や学校での複雑な環境に根ざしているようです。
一見すると、「孤独な少女と宇宙人の心温まる交流」を描く感動ストーリーにも思えますが、実際にはその予想を大きく裏切る展開が待っています。
本作の最大の特徴は、いじめ、家庭内暴力、毒親などリアルな社会問題を正面から描き出している点にあります。愛らしいキャラクターデザインとのギャップが、より一層読者の心を揺さぶります。
また、物語は単なる1人称視点にとどまらず、複数のキャラクターの視点から語られることで、子どもならではの未熟さや誤解、価値観の衝突が浮き彫りになり、深い読後感を残しました。
SNSなどでも大きな話題を呼んだのが、2021年最後に公開された第4話。
ここで「タコピーの原罪」というタイトルの真意が明かされ、多くの読者に衝撃を与えました…!!
※注意点:読む人を選ぶ作品です。
作品の内容は非常にセンシティブであり、特に過去にいじめや家庭問題に悩んだことのある方にとっては、辛く感じられる可能性もあります。
読む際には、ぜひご自身の心のコンディションに配慮しながら、無理のないペースで進めていただければと思います。
タコピーの原罪:メインキャラクターのネタバレ解説
タコピー ── “ハッピー”を届けにきた異星の旅人
アニメ「タコピーの原罪」公式サイト
「ぜひともお礼をさせてほしいっピー!!」
タコピーの原罪 – タイザン5 – 少年ジャンプ+
●声優:間宮くるみ
地球に突如現れたタコピーは、「ハッピー星」からやってきた心優しい宇宙人。彼の目的はただひとつ、宇宙中に“ハッピー”を広めること。本名は地球の言語で再現不能な音列(「んうえいぬkf」のように聞こえる)ですが、地球人の少女・しずかちゃんに“タコピー”という愛称をつけられたことで、その名で親しまれるようになります。
タコピーの特徴は、極めて高度な知能と純粋すぎる精神をあわせ持つ点です。会話能力や道具の使用、地球文化への適応力を見せる一方で、“殺意”や”いじめ”、“自殺”といった人間特有の負の感情や行動を理解できず、常に「おはなしで解決できる」と信じています。
とはいえ、無垢な彼が地球での生活を通じて学ぶことは多く、特にしずかちゃんとの出会いによって、少しずつ“罪悪感”という感情に目覚めていく様子は見逃せません。
外見はタコのように見えるが意外と頑丈で、パラシュート一つで地球に降下し、給食一食分を一瞬で吸い込んで食べるという愛嬌と謎のタフさも併せ持っています。
● タコピーの文化・価値観
タコピーの母星では、暴力の概念が存在しません。何かトラブルが起きても、「強く触った」「気持ちを伝える」などの穏やかな手段で解決することが前提。
そのため、人間の感情表現や社会的な衝突に戸惑う場面もしばしば見られます。
また、ハッピー星人には「異星人に道具を渡してはいけない」というルールがあるものの、地球での活動には柔軟に対応しており、道具の使用も描かれています。
久世しずか ── 何も信じられなくなった少女の心の闇
アニメ「タコピーの原罪」公式サイト
「チャッピーがいれば私は大丈夫。何があったって平気なの」
タコピーの原罪 – タイザン5 – 少年ジャンプ+
●声優:上田麗奈
本作のヒロイン・久世しずかは小学4年生。黒髪のセミロングに素足とスニーカーという、ややくたびれた装いが特徴的な少女です。彼女は学校ではいじめの標的となり、家庭でも母親から十分な愛情を得られず、心を閉ざして生きている存在です。
唯一の心の支えは、父親が残していった愛犬「チャッピー」。彼と過ごすときだけは、年相応の笑顔を見せることもあります。
● 失われた信仰心と無気力な心
幼いころに両親の離婚を止めたいと願ったものの叶わず、そこから「魔法も神様も存在しない」と絶望し始めたしずかちゃん。
家庭でも学校でも居場所を失い、「空を飛べたって、どこにも行けやしない」と無気力な日々を送っています。
● タコピーとの出会い、そして決定的な“喪失”
しずかちゃんの人生を大きく変えるのが、タコピーとの出会いです。最初は心を閉ざしていた彼女も、少しずつタコピーに心を許し始めます。
しかし、ある日彼女の唯一の心の拠り所だったチャッピーが姿を消したことをきっかけに、精神的な限界を迎えてしまいます。
追い詰められたしずかちゃんは、タコピーから受け取った“仲直りリボン”を使い、自ら命を絶とうとします――。
雲母坂まりな― 少女らしからぬ“攻撃性”の裏にある家庭の闇
アニメ「タコピーの原罪」公式サイト
「謝って♡」
タコピーの原罪 – タイザン5 – 少年ジャンプ+
雲母坂まりな(きららざか・まりな)は、しずかちゃんの同級生にして、いじめグループの中心的存在です。
金髪ロングをカチューシャで額に上げた姿が特徴で、一見すると明るく可愛らしい少女に見えますが、その言動には驚くほどの攻撃性が見られます。
しずかちゃんに対しては異常なまでの敵意を持っており、物を隠す・壊すといった嫌がらせにとどまらず、暴言・暴力といった実害をもたらす行動にまで発展します。
特に、しずかちゃんの愛犬チャッピーに関するエピソードでは、あえて自分を犬に噛ませて保健所送りを画策するなど、小学生離れした冷酷さをのぞかせました。
作中では、ギプスをつけて登校しながら「クソ犬管理不行届傷害女じゃん!」と煽る場面が登場し、その後実は演技であったことが示唆されます。
● 家庭環境がもたらした言葉と行動
まりながこれほどまでに過激な言動を見せる背景には、家庭の崩壊があります。父親が外の女性に熱を上げて家庭を顧みなくなり、母親は精神的に不安定な状態に。
暴言や夫婦喧嘩が絶えず、娘であるまりなに対してもストレスをぶつけるようになります。
彼女が常に長袖を着用しているのも、もしかすると家庭内の暴力から身を守るためかもしれません。
両親のすれ違いを象徴する「タコピー構文」(例:「だからタッセルってなんだよ!」「カーテン…カーテンにつけるのっ…!」)がネット上で話題となったことからも、この家庭の異常さが際立っています。
まりなは“加害者”であると同時に、“被害者”でもある存在として描かれ、読者に強烈な印象を残すキャラクターです。
東くん― 誰よりも“真面目”で“苦しい”少年
アニメ「タコピーの原罪」公式サイト
「僕にできることがあったら何でも言ってよ」
タコピーの原罪 – タイザン5 – 少年ジャンプ+
しずかちゃんのクラスメイトであり、数少ない理解者として描かれる東くん。黒髪短髪にメガネがトレードマークですが、実はそのメガネは母親が適当に買ってきたもので、度が合っておらず、劇中では外す場面も少なくありません。
成績は優秀で真面目な性格ながら、家庭では兄・潤也と常に比較され、自信を持てずにいます。
母親からのプレッシャーにより、“完璧”でなければならないという呪縛に苦しみ、自責の念が幻想として兄の姿を作り出すほどにまで追い詰められていきます。
しずかちゃんに優しく接する背景には、「助けられる人間でありたい」「完璧である自分なら彼女を救えるはず」という強迫観念のような使命感が根底にあります。
● 東くんの本名とは?
物語中盤まで“東くん”としか呼ばれていなかった彼ですが、第10話にてフルネームが判明します。
この演出は、彼が物語において少しずつ“個”として存在感を確立していく流れを象徴しているともいえるでしょう。
タコピーの原罪:サブキャラクターのネタバレ解説
東潤也
完璧すぎる兄は、弟を追い詰める“鏡”だった
東くんの実兄・潤也は、成績優秀で明るく、周囲の人からも慕われる“理想的な存在”として登場します。母親からの寵愛も一身に受け、家庭の中では比較対象として弟を常に圧迫する存在に。
とはいえ、潤也本人は弟に対して悪意はなく、優しく接しているのですが、その優しさすら東くんを苦しめてしまいます。「兄のようにはなれない自分」への劣等感が積もり、自分自身を傷つけていく展開は、読者の心に静かに突き刺さるものがあります。
しずかちゃんの母親
しずかちゃんの母親に関しては、本名や明確なプロフィールは作中で明かされていません。
しかし、登場人物たちの会話や描写から、夜間に働く職業に就いている可能性が示唆されています。
家庭では給食費が滞納されていたり、しずかちゃんがボロボロのランドセルを背負って登校していても気にも留めない様子が描かれ、母親としての責任感や娘への愛情が感じられない描写が続きます。
そうした環境が、しずかちゃんを精神的に追い詰め、物語の悲劇的な連鎖を引き起こす“起点”になっているとも言えるでしょう。
このような“親の無関心”というテーマは、『タコピーの原罪』が持つ社会的なメッセージ性を象徴する一側面でもあり、読者に強く問題提起を投げかけます。
ハッピーママ
ハッピーママは、主人公タコピーの母親にあたるキャラクターで、直接的な登場は限定的ながら、ストーリー全体に影響を及ぼす重要な存在です。
彼女はタコピーに「ハッピー道具」を授けた張本人であると同時に、「他種族に道具を渡してはならない」という厳格な掟を繰り返し伝える姿が描かれています。
作中では姿全体は明かされていませんが、輝く吸盤のついたタコのような足が描写されており、星のような光を放つその様子から、タコピー星における“女王アリ”のような高位存在と推測されています。
ハッピーママの登場はわずかですが、倫理・規範・母性といった価値観を体現する象徴的存在として、タコピーの決断や物語の根幹に深く関わっています。
『タコピーの原罪』上巻(第1巻)ネタバレ考察

あらすじ
“ハッピー”を広める使命を胸に、地球へやってきた宇宙人・タコピー。彼が最初に出会ったのは、心からの笑顔を失った少女・久世しずかでした。タコピーは彼女を笑顔にするため、ハッピー星の道具を駆使しながら奮闘します。しかし、彼の想像を超える過酷な現実が立ちはだかり、やがて“罪”という概念に直面することに――。
ポップな見た目とは裏腹に、予想外の重厚なテーマが描かれる衝撃作です。
タコピーの原罪-上-ジャンプコミックス
●ネタバレ感想・考察
読者の多くが、最初は可愛いタコ型宇宙人が繰り広げるほのぼのコメディを想像したのではないでしょうか。しかし、本作はその期待を良い意味で裏切ります。第1話からいきなり衝撃的な描写が飛び出し、一気に読者の心を掴んで離しません。
しずかちゃんが抱える過酷な家庭環境、そしてその背後にある母親の存在。給食費の未納やランドセルの傷みを気にもかけない姿勢から、家庭内の無関心がにじみ出ています。
さらに、クラス内での陰湿ないじめ、無力な担任教師など、しずかの周囲はまさに地獄のよう。東くんというキャラクターの存在が一筋の光に見えるものの、その言葉遣いは辛辣で、逆にリアリティを強めています。
そしてタコピー自身の“常識”が地球と大きくかけ離れているため、悲惨な出来事もどこか楽観的に受け止めてしまう。
そのズレが読者の心を抉ります。思わず「幸せって何だろう?」と自分に問いかけたくなる――そんな哲学的な読後感を残す上巻です。
『タコピーの原罪』下巻(第2巻)ネタバレ考察

あらすじ
まりなちゃんの死体が発見され、物語は一気に緊迫の展開へ。警察からの事情聴取が行われる中、しずかはあくまで夏休みの計画に意識を向け、東くんは状況の収拾に奔走します。そして夏のある日、しずかはタコピーと共に東京へ――。
子どもたちの純粋さと残酷さが交錯する物語は、驚きのフィナーレを迎えます。
タコピーの原罪-下-ジャンプコミックス
●ネタバレ感想・考察
上巻に引き続き、読者を突き放すような展開が続く下巻。しかし、少しずつ希望の光が差し込みます。元々はまりなを救いたかったタコピーが、しずかへの思いから彼女の未来を守ろうと決意し、行動を起こします。
その過程で築かれた絆は、読者の胸を強く打ちます。
特に、東くんの下の名前「直樹」が判明する場面は、人間ドラマとしての深みを与えてくれる印象的な瞬間。
作者・タイザン5先生が描く“兄”という存在が、物語に優しさを添えてくれます。
とはいえ、タコピーの感情が高まり「しずかを守るために彼女を…」という展開には、驚愕と同時にタコピーの成長と限界を見せつけられます。この無邪気ゆえの危うさが、本作の根幹にある「善意の暴走」を象徴しているのかもしれません。
それでも、最終的には少なからず“救い”を感じられる終わり方となっており、まさに読後に希望を残す結末です。
「対話することで、少しずつでも変わることができる」というメッセージが、心に沁みわたります。
上下巻というコンパクトな構成ながらも、深いテーマ性と高い構成力で多くの読者を魅了した『タコピーの原罪』。
読み終えたあと、自然と「幸せとは何か?」という問いを考えてしまう、まさに現代の名作と呼ぶにふさわしい一冊です。
『タコピーの原罪』の世界観・設定“ハッピー星の道具”を解説
『タコピーの原罪』では、主人公・タコピーが母星から持ち込んだ“ハッピー道具”が、物語の鍵を握る重要なアイテムとして登場します。一見すると子ども向けの夢のようなツールたちですが、作品が描く過酷な現実とのギャップが、より深い感情を引き起こします。
それでは、物語の世界観を象徴する主要なアイテムを一つひとつご紹介していきます。
パタパタつばさ|空を飛べる夢のアイテム…のはずが?
空を自在に飛べるという、まさに夢のような飛行装置。タコピーにとっては日常的な道具でも、人間にはその重さに耐えられず、すぐにバッテリー切れを起こしてしまうという制約がありました。
しずかちゃんも特に興味を示さず、どこか虚ろな表情で道具の存在を受け流します。その反応こそが、彼女の心の深い傷を物語っているのかもしれません。
ハッピーカメラ|「一枚だけ」の奇跡を起こすカメラ
撮影できるのはたった一枚――にもかかわらず、シャッターを切った瞬間に“その時点”へと戻ることができるという、時を超える力を持った道具。
タコピー自身すら、その全容を把握していない隠された機能があるようで、物語の後半ではこのカメラが思いがけない形で重要な役割を果たします。まさに“一枚に込められた運命”を動かす力と言えるでしょう。
仲直りリボン|つながることで心を取り戻す
小指と小指をリボンで結ぶと、距離がどれほど離れていても仲直りできるという心温まるアイテム。
意外と丈夫で、物理的にもどこまでも伸びる設計がされており、タコピーが説明するその仕組みにしずかちゃんが興味を示す場面も描かれています。
壊れかけた人間関係を“目に見える形でつなぎ直す”というアイデアが秀逸です。
お花ピン|見た目は“ハッピー”、でも実際は…
頭に付けると、周囲からは“ハッピー花”として見られるようになる装飾ピン。タコピーはこれを使ってしずかちゃんと共に学校へ行こうとしますが、実際の花はドクダミだったようで……?
本来の機能と現実とのズレが、ユーモラスでありながらどこか切なさも感じさせる演出となっています。
へんしんパレット|“なりたい自分”に変身できる?
特定の人物の身体の一部を取り込み、スイッチを押すことでその姿へと変身できる不思議なパレット。
ただし、タコピーが変身しても語尾の「〜っピ」が抜けず、簡単に正体がバレてしまうという欠点も。
誰かになりきることの難しさや、表面的な変化では本質は変わらないというメッセージを感じさせるアイテムです。
思い出ボックス|記憶と想いを閉じ込める魔法の箱
中に入れた物体をそのままの状態で保存できる収納グッズ。サイズもボタン一つで調整可能なため、物語のある重要な場面でその真価を発揮します。
“過去を保存する”という機能は、まさに本作のテーマとも重なるポイントです。
大ハッピー時計|時間を操る究極のツール
どこへでも好きな時間に移動できるタイムトラベル機能付きの高性能アイテム。ただし、これはタコピーの母星・ハッピー星に安置されているため、現在の彼には使用が許されていません。
もしこれを自由に使えるなら、どれほどの悲劇を防げただろうか――そんな“もしも”の想像を掻き立てる存在です。
タコピーの原罪の最終回が「ひどい」と言われる理由とは?
『タコピーの原罪』の最終話では、それぞれのキャラクターが自分自身の道を見つけ、少しずつ前に進もうとする姿が描かれています。
しずかとまりなの関係性にも一つの決着がつき、読後感としては静かで穏やかなラストといえるでしょう。
しかしながら、「これで本当に終わりなの?」と感じた読者も少なくありません。その理由の一つとして、これまで物語に張り巡らされていた数々の伏線や謎に対して明確な答えが提示されなかった点が挙げられます。
一部の読者は、深い考察の先にある衝撃的な展開やどんでん返しを期待していたため、やや肩透かしを感じたのかもしれません。
とはいえ、作者自身はあくまで「子どもたちがどう向き合い、乗り越えていくか」というテーマに真摯に向き合っており、深読みを誘発する構成も意図的ではなかった可能性があります。物語をどう捉えるかは読者次第であり、受け取り方に正解・不正解はありません。
そのため、最終話に対して「ひどい」と感じたとしても、それは作品が多くの人の心に刺さった証とも言えるでしょう!

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