ついにネタバレを一挙解禁!話題沸騰の『機動戦士ガンダム ジークアクス(GQuuuuuuX)』を1話〜最新話まで徹底解説。
本記事では、各話のネタバレあらすじに加え、深掘り感想・考察をたっぷりお届けします。
ジークアクスの世界観やマチュやシュウジ、シャアらの謎、伏線の回収ポイントまで完全網羅。見逃した方も、復習したい方も、これを読めばジークアクスの“すべて”がわかる!
- まず始めに:機動戦士ガンダム ジークアクスとは?
- 機動戦士ガンダム ジークアクス(GQuuuuuuX)/あらすじ
- ジークアクスの世界観・設定
- ジークアクスの全話感想ネタバレ
- 【機動戦士ガンダム ジークアクスの製作経緯】
- 主題歌・挿入歌まとめ【米津玄師・星街すいせい・NOMELON NOLEMON】
- 【ネタバレ解説】『ジークアクス』登場人物まとめ
- 【ネタバレ解説】カネバン有限公司/ポメラニアンズ
- 【ネタバレ解説】サイド6
- 【ネタバレ解説】地球連邦軍
- 【ネタバレ解説】ジオン独立戦争の軌跡
- シャア・アズナブル(CV:新祐樹)
- キシリア・ザビ(CV:名塚佳織)
- ドレン(CV:武田太一)
- デニム(CV:後藤光祐)
- ジーン
- スレンダー(CV:稲垣拓哉)
- トクワン&デミトリー(CV:佐々木啓夫)
- マリガン(CV:斉藤壮馬)
- マ・クベ(CV:杉田智和)
- フラナガン博士(CV:白熊寛嗣)
- ギレン・ザビ(CV:山寺宏一)
- ドズル・ザビ(ザビ家三男)CV情報なし
- ガルマ・ザビ(ザビ家四男)CV情報なし
- テム・レイ(CV:越後屋コースケ)
- パオロ・カシアス(CV:中博史)
- ワッケイン(CV:阪口周平)
- 白い軽キャノンのパイロット(正体はネタバレ注意)
- マッシュ|CVなし(写真登場)
- シロウズ(CV未発表)
- ティルザ・レオーニ(CV:前田玲奈)
- レオ・レオーニ(CV:檜山修之)
- ララァ・スン(CV:菱川花菜)
- カンチャナ(CV:菱川花菜)
- ヴァーニ(CV:小倉唯)
- ジークアクスの舞台設定・時代背景
まず始めに:機動戦士ガンダム ジークアクスとは?
2025年春、ガンダムファンの間で注目を集める新作テレビアニメ『機動戦士ガンダム ジークアクス(GQuuuuuuX)』が放送開始されました!
本作は、1993年の『機動戦士Vガンダム』以来となる宇宙世紀シリーズの完全新作テレビアニメとして登場。ファンの期待を一身に集めています。
共同制作に異例のタッグ!サンライズ×スタジオカラー
制作にはガンダム作品の屋台骨であるサンライズに加え、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズで知られるスタジオカラーが参画。
サンライズ以外のスタジオがTV版ガンダム制作に名を連ねるのは、シリーズ史上初めての出来事であり、大きな話題となりました!
映画版で先行公開、新たな時代の幕開け
テレビ放送に先駆け、物語の序盤を再構成した劇場作品『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』が2025年1月17日に先行上映。これにより物語の全貌に対する期待が一層高まりました!
ガンダムが日テレに進出!地上波放送に新たな試み
本編は2025年4月8日より日本テレビ系列にて放送スタート。これにより、ガンダムシリーズはついに日本の民放5系列すべてでの放送という快挙を達成。
これは、長い歴史を持つガンダムシリーズにとっても初の快挙です。
ただし、番組編成上の都合で、バラエティ番組『上田と女がDEEPに吠える夜』との“連結放送”となり、EPG(電子番組ガイド)上にタイトルが表示されず、視聴者からは録画時の不便さに関する苦情が殺到。後に公式サイトが異例の謝罪コメントを発表する事態となりました。
なお、地上波だけでなくBS11でも放送中。全12話という短編構成があらかじめアナウンスされており、密度の高いストーリー展開が予想されます。
豪華スタッフ陣が集結!クリエイターにも注目!!
本作の監督を務めるのは、『フリクリ』や『トップをねらえ2!』などで知られる鶴巻和哉氏。シリーズ構成は『少女革命ウテナ』や『STAR DRIVER 輝きのタクト』などの名作を手掛けた榎戸洋司氏が担当。
キャラクターデザインは『戯言シリーズ』『ポケットモンスター サン・ムーン』の竹氏、メカニックデザインは『新世紀エヴァンゲリオン』で有名な山下いくと氏が参加。
さらにスタジオカラー代表・庵野秀明氏も、脚本や絵コンテ、原画といった多岐にわたる面でクリエイティブに貢献しています。
この布陣が、ただのガンダム作品にとどまらない、新たな時代のアニメーションを創出しています。
とはいえ、山下氏がX(旧Twitter)で「これはあくまで鶴巻監督の作品。庵野さんは横でサポートするかもくらい」と語るように、主軸はあくまで鶴巻監督。
スタジオカラーにとっても久々のテレビアニメ作品ということもあり、その完成度や演出面でも大きな注目を浴びています。
機動戦士ガンダム ジークアクス(GQuuuuuuX)/あらすじ
宇宙空間に建設された巨大なスペースコロニー。そこで静かな学生生活を送っていた高校生アマテ・ユズリハは、謎めいた少女ニャアンとの出会いをきっかけに、非公式で危険なモビルスーツ戦《クランバトル》の世界に足を踏み入れることになる。
アマテは《マチュ》というコードネームを名乗り、最新鋭のMS「GQuuuuuuXジークアクス」に搭乗。熾烈な戦闘を繰り返しながら、知らぬ間に自らの運命が大きく動き始めていることに気づく。
一方その頃、正体不明のモビルスーツ《ガンダム》が宇宙軍と警察から追われていた。その機体を操る少年・シュウジがアマテの前に現れたことで、事態はさらに混迷を極めていく。
少女と少年、そして一機のガンダムが出会うとき、宇宙の秩序が揺らぎ、新たな時代の幕が上がろうとしていた——。
機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス) 公式サイト
ジークアクスの世界観・設定
アニメ『ジークアクス』は、『機動戦士ガンダム』の宇宙世紀をベースにした、全く新しい「IF(もしも)」の未来を描いた作品です。
本作の舞台は、「一年戦争においてジオン公国が勝利を収めた世界」。これは、原作ファンにとって驚きと興味をそそる大胆な設定変更となっております。
■ 歴史の分岐点:シャアによるガンダム奪取
この異なる世界線の起点となったのは、ジオンのエースパイロット、シャア・アズナブルによるモビルスーツ《ガンダム》の強奪です。
この作戦の成功によりジオンは戦力を大幅に増強し、地球連邦軍は主要な宇宙拠点を失い、戦局はジオン優勢へと大きく傾きました。
とはいえ、ジオンが地球圏を完全掌握したわけではありません。地球侵攻の失敗やジャブロー基地への攻撃不発など、一部の戦局は原作と同様の展開をたどっており、最終的には「ジオン有利の停戦協定」が結ばれたという形で終戦を迎えています。まさに“痛み分け”の勝利といえるでしょう!
■ 戦後の宇宙社会とジオンの実情
U.C.0085、つまり「ジオン独立戦争」(旧・一年戦争)から5年が経過した宇宙には、いまだ深い爪痕が残されています。
民間に払い下げられたMSが地下競技《クランバトル》に使用され、治安の悪化は深刻です。
また、戦闘の余波で壊滅した複数のサイドは、地球連邦が撤退し、ジオンも管理を放棄したまま荒廃しています。
難民が形成したスラム街が広がり、かつての中立地帯であったサイド6でさえ無法地帯と化しています。
表面的にはジオンが「戦勝国」とされておりますが、実際には他のコロニー国家との摩擦や内部抗争を抱えており、安定とは程遠い状況です。
まさに、平和の仮面をかぶった閉塞した社会が広がっているのです。
■ 物語の始まり——「赤いガンダム」と2人の少女
物語は、シャア・アズナブルがかつて搭乗していた“赤いガンダム”が各地で目撃されるという謎から動き始めます。
その赤い機体を追跡するジオンの戦艦《ソドン》、そして新型ガンダム《GQuuuuuuX(ジークアクス)》の登場によって、宇宙は再び騒乱の予感を帯びていきます。
この戦いに巻き込まれた2人の少女のうち、1人が《GQuuuuuuX》を奪取してしまったことで、彼女たちの運命と、歴史の歯車が大きく動き出すのです。
■ 公開前には“IF設定”が完全秘匿、観客に衝撃を与えた
本作の最大の仕掛けとも言える「ジオン勝利の世界」という設定は、劇場版『Beginning』の公開まで完全に伏せられておりました。
そのため、劇場で初めて真実を知った観客は大きな驚きと混乱に包まれ、SNSではネタバレを避けるための創意工夫に富んだ感想が数多く投稿されました!
あるファン作品ではエイプリルフールを利用してパロディ回が制作されるなど、公式・非公式を問わず大きな反響を呼びました。
ちなみに、公式サイトの外国語版(イタリア語)では初期段階で誤って核心設定が掲載されてしまい、即座に訂正される事態も発生しております。
結果としてそれが“ジョークではなく事実だった”と後に判明し、さらに話題を呼びました。
■ 「ガンダムIF」の中でも異例の直球設定
「もしもジオンが勝ったら」「シャアがガンダムを手にしていたら」といった構想は、これまでも一部のゲーム作品(例:『ギレンの野望』シリーズ)などで扱われてきました。
しかし、ガンダム映像作品として正式にこのIFを全面に押し出し、かつ核心に据えた作品は本作が初めてです。
従来のスピンオフでは「実は裏でこんな出来事があった」といった補完的な展開が多かった中、『ジークアクス』は真正面から“歴史の分岐”を描いており、シリーズ史に残る異色の一作といえるでしょう!
また、シャアやシャリア・ブルといった『ファースト』時代の登場人物たちも物語に再登場し、ファンの間では「このキャラクターがまた見られるのか!」という喜びの声も上がっています。
一部の視聴者からは、「ホワイトベースに似た艦が登場する」「シャリアが重要人物として描かれる」点から、富野由悠季氏による小説版『ファーストガンダム』を意識しているのではないかという推察も出ておりました。
しかし、監督の庵野秀明氏はパンフレット内のインタビューでそれを否定し、「小説版は発売当時に一度読んだきりで、映像ばかり観ていた」と明言しております。
ジークアクスの全話感想ネタバレ
第1話「赤いガンダム」 感想・ネタバレ・考察
機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス) 公式サイト
イズマ・コロニーで平穏な日常を送っていた女子高生・アマテ・ユズリハは、運び屋の少女ニャアンとの偶然の出会いから、非合法なモビルスーツ決闘競技「クランバトル」に巻き込まれてしまいます。
エントリーネーム「マチュ」を名乗るアマテは、ジークアクスに搭乗し、初戦で圧倒的な実力を発揮。
ところが、大勢の前でパンツが露出するというハプニングも発生しました。それでも果敢に戦い抜き、見事に勝利を収めます。
ジークアクスの操縦には、“オメガサイコミュ”と呼ばれる精神操作システムが関与しているようですが、詳細はまだ謎に包まれています。
その矢先、宇宙軍と警察に追われる謎の少年・シュウジが突如出現。彼の搭乗する赤いガンダムが登場したことで戦局は一変し、マチュの住むコロニーは壊滅的な被害を受けます。
戦闘後にはマチュが逮捕され、ニャアンは疲弊した心身のままジオンへ向かいます。一方シュウジは“ゼクノヴァ”と呼ばれる機体に乗り、再び消息を絶ちました。
物語の冒頭から、ジオンが連邦に勝利したパラレル宇宙世紀が明示され、シャリア・ブルの目的や「シャロンの薔薇」といった重要な伏線が提示されました。ドゥーというキャラクターがあっけなく戦死するなど、情報量と展開の速さで視聴者を圧倒した第1話でした。
SNSでは、マチュの果敢な行動やシュウジの謎めいた存在感、そして競技システムそのものに注目が集まっております。
第2話「白いガンダム」 感想・ネタバレ・考察
機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス) 公式サイト
舞台は一転し、ジオン独立戦争末期のサイド7へ。ジオンのエース、シャア・アズナブルがシャア専用ザクで連邦の「V作戦」偵察に臨みます。
そこで彼は連邦の新型モビルスーツ「ガンダム」を発見し、ザクからガンダムへと乗り換えて迎撃。なんと、ビームサーベルでガンキャノンを撃破するという衝撃の展開が描かれました。
これは原作『ファーストガンダム』の構図を大胆に反転させたもので、ファンにとって驚きの展開です。
また、戦闘の最中にシャアさんはキシリア・ザビ暗殺を企てますが、謎の現象「ゼクノヴァ」に捉えられ、消息不明に陥ります。この「ゼクノヴァ」はニュータイプ同士の意識が交錯する“時空の狭間”とも示唆され、シャアさんが「時が見える」とつぶやくシーンは、ララァ・スンとの交信を想起させます。
第2話ではマチュらは登場せず、ジオン勝利後の世界線を別視点から補完する内容に。また、BGMやアイキャッチの演出は初代ガンダムを忠実に再現しており、視聴者には懐かしさと新鮮さを同時に感じさせる演出が際立っていました。
シャリア・ブルの指揮ぶりやデニムの活躍も描かれ、ジオン視点での「一年戦争」のリアルな戦いが鮮烈に伝わってきました。
SNSでは、「シャアのガンダム搭乗シーン」やアイキャッチの再現度が高く評価されており、次回予告ではマチュの再登場が示唆されるなど、物語はいよいよ本筋に戻ってくる期待が高まっております。
第3話「クランバトルのマチュ」 感想・ネタバレ・考察
機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス) 公式サイト
マチュは、赤いガンダムを操るシュウジ・イトウと再会します。戦闘中に共有した「光る宇宙」の感覚が忘れられず、マチュはクランバトルへの本格参加を決意。
シュウジは、マチュに戦闘のテクニックを伝授しつつ、ザク2機とわざと苦戦することで彼女の成長を促します。
マチュはジークアクスに搭載されたオメガサイコミュを駆使し、見事に敵を撃破。シュウジの戦いぶりは、第1話の圧倒的強さとは異なり、まるで手を抜いているかのようにも見え、視聴者の間ではその真意への考察が広がっています。
一方、ニャアンはジオン軍に身を置き、キシリア・ザビの下で非合法な任務に従事し、心身共に限界を迎えつつあります。
そして、シャリア・ブルは戦艦ソドンから赤いガンダムを追跡し、エグザベ少尉にジークアクスの2号機「ジフレド」を託します。
戦闘シーンは「クランバトル」の派手さと緊張感が際立ち、マチュの覚醒が鮮やかに描かれました。
並行世界やニュータイプの謎がさらに深まり、「シャロンの薔薇」という伏線も再浮上。
SNSでは、シュウジの行動の意図やマチュの戦闘シーンの作画が絶賛される一方、ニャアンの過酷な状況に涙する声も見られます。
次回予告では、ララァらしきキャラクターの登場が示唆されており、さらなる展開が非常に楽しみです。
第4話「魔女の戦争」 感想・ネタバレ・考察
機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス) 公式サイト
クランバトルに連勝し注目を集めるマチュ(アマテ・ユズリハ)は、赤いガンダムに搭乗するシュウジと共に連携しながら戦い続けておりました。
しかし、その動向はシャリア・ブルと謎多き少年・コモリによって密かに監視されており、ジークアクスに搭載された“オメガ・サイコミュ”への適応を待っているシャリアの真の目的は、いまだ不透明です。
そんな中、連邦軍から新たな刺客が登場いたします。
彼女の名は「魔女」ことシイコ・スガイ。かつて連邦の撃墜王として名を馳せたエースであり、ゲルググを操り、ワイヤーを駆使した独特な戦法でマチュとシュウジを圧倒します。
激しい戦闘の末、シュウジは冷静にシイコのコクピットを狙撃し、ついには彼女を撃破。
突然の死に、マチュはシュウジさんの非情な決断に衝撃を受け、「ここまで踏み込まなければ彼に届かない」と複雑な感情を抱きます。
また、戦闘の最中にはララァ・スンを想起させる神秘的な「ララ音」が響き渡り、物語にさらなる謎をもたらします。
視聴者の間でも、この“音”が何を意味するのか、大きな話題となっております。
第5話「ニャアンはキラキラを知らない」 感想・ネタバレ・考察
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第5話では、マチュ、シュウジ、そしてニャアンの3人が地球への脱出を目指して動き出します。その資金を得るため、マチュは再びクランバトルへの出場を計画しますが、出場当日、エグザベにより拘束され出場不能に。
その代わりにニャアンがジークアクスの操縦を引き受け、驚異的な戦闘センスを発揮します。
オメガ・サイコミュを発動し、リック・ドムに乗る黒い三連星のガイアとオルテガを圧倒。コクピットを狙わず、頭部を破壊して撃破するという“暴力的な覚醒”により、戦場を支配します。
一方で、マチュはニャアンの活躍に嫉妬と疎外感を募らせていきます。
ニャアンの過去が描かれ、彼女が差別や貧困に苦しみながらも「キラキラ」=自由や幸福を夢見ていたことが明かされ、視聴者の心を打ちました。
この回では、個々の過去と理想、そして三人の関係性が大きく揺れ動き、物語はさらに重厚さを増してまいります。
戦闘後、マチュはニャアンとシュウジが「人を殺すこと」に迷いなく踏み込む姿を目の当たりにし、激しい動揺を隠せません!!
第6話「キシリア暗殺計画」 感想・ネタバレ・考察
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マチュは、シュウジとニャアンを伴って地球へ逃れる計画を密かに進行中。しかし、赤いガンダムの存在を巡って周囲は不穏な動きを見せ始めます。
シュウジの隠れ家を突き止めたアンキー、そして情報の価値を見出したカネバンは、ジークアクスをシャリア・ブルへ売り渡そうと画策。
一方、連邦軍の過激派・バスク・オム率いる部隊が登場。彼らはキシリア・ザビの暗殺を計画しており、サイコガンダムに搭乗した強化人間ドゥー・ムラサメ、そしてハンブラビを操るゲーツ・キャパらが暗躍します。
混乱が渦巻く中、クランバトルの舞台はコロニー内へと移され、軍警の介入により戦場はカオスに。
マチュは金庫からの資金奪取を計画し、ニャアンにジークアクスを託しますが、シャリアが「ジークアクスのパイロットが二人存在する」ことに気付き始めます。
本話では、マチュの動揺とニャアンの覚醒が交錯し、キシリア暗殺計画の緊張感が次第に高まってまいります。
なお、『Zガンダム』の印象的なBGMが随所で使用されており、過去作との繋がりに気づいたファンからは「粋な演出」として高評価を得ております!
第7話「マチュのリベリオン」 感想・ネタバレ・考察
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ついにコロニー内部でのクランバトルが勃発。暴走するドゥーのサイコガンダムは周囲を巻き込み、コロニーに深刻なダメージを与えてしまいます。混乱の中、マチュはアンキーの金庫から資金を奪取し、シュウジ、ニャアンと共に地球への脱出を試みますが、この計画は思わぬ形で頓挫します。
突如として発生したゼクノヴァ現象により、シュウジさんは赤いガンダムごと消息を絶ち、ドゥーも戦闘の中で命を落とします。
追い詰められたマチュは軍警の追跡を受け、正体も露見。その後、シャリア・ブルが操る艦キケロガに拿捕され、彼女の運命は大きく動き出します。
一方、ニャアンはキシリア・ザビからニュータイプとしての資質を見出され、次世代機「ジフレド」のパイロットとして迎え入れられます。こうして、三人の関係は完全に決裂し、マチュさんが憧れていた“キラキラした未来”は儚くも崩れ去ります。
そして明かされるシャリア・ブルの真意――それは失われたシャアの代役として戦乱の表舞台に立つこと。物語はついに、クランバトルを超えた“新たな戦争”の幕開けへ!
この怒涛の展開はSNSでも話題を呼び、「#ジークアクス」がX(旧Twitter)でトレンド入り。シリーズの分岐点とも言える”超”重要回でした!
第8話「月に墜(堕)ちる」 感想・ネタバレ・考察
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『ジークアクス』第8話は、一年戦争末期のソロモン陥落作戦から物語がスタート。
過去の名シーンに新規カットを織り交ぜつつ、量産型ビグザムの存在など、従来のガンダム世界とは異なるパラレル展開が強調されます。
後半では現代の物語へとシフトし、ジオンの制服を着たニャアンが登場。キシリア・ザビとの関係性がさらに掘り下げられ、彼女が振る舞う“手料理”が作中・SNSともに話題に。
ニャアンが搭乗する「ジフレド」は、サイコミュ制御を備えたニュータイプ専用機。
有機的で自律性のある機体デザインは、『エヴァンゲリオン』を思わせるものとなっており、ファンの間でも大きな話題に。
同時に、彼女の同期であるミゲルによる裏切りや暗殺未遂も勃発し、ニャアンは心理的にも戦闘的にも極限状態に追い込まれます。
その裏で、マチュはソドン基地を脱出し、ジークアクスで地球への大気圏突入を決行!
このシーンで現れた謎の青年「シロウズ」の正体について、「シャア本人ではないか?」との考察がXで拡散中です。
第9話「シャロンの薔薇」 感想・ネタバレ・考察
機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス) 公式サイト
大気圏を突破し、地球に墜落したマチュ。しかしなんと、パイロットスーツを着用していない状態でも生存しており、ジークアクスが彼女を守るように動く描写が!?
視聴者からは「機体に意思があるのでは?」という憶測が多数寄せられました。
地球地表で保護されたマチュがたどり着いたのは、謎めいた「カバスの館」。そこで彼女はララァ・スンと対面し、複数の並行世界が存在していることが示唆されます。
そして、これまで断片的に語られていた「シャロンの薔薇」の正体も、ついに明かされます。
また、シャリア・ブルがマチュの脱走を“あえて見逃した”可能性が指摘され、背後で糸を引く存在としての描写が強まります。
さらに、マチュさんにメッセージを送り続ける”正体不明のSMS送信者が「アムロ・レイでは?」”という考察が急浮上。
そして、ズゴックやマッドアングラーといった「ジオン水泳部」機体の登場により、旧作ファンの心を強く揺さぶりました!!
第9話の脚本には庵野秀明氏が参加しており、映像演出や構成面でも一線を画す回として注目されています。
SNSでは「情報量が膨大すぎる」「ララァ登場で脳が追いつかない」といったリアクションが多く見られ、シリーズ屈指のインパクト回として話題を呼びました。
第10話「イオマグヌッソ封鎖」 感想・ネタバレ・考察
機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス) 公式サイト
『機動戦士ガンダム GQuuuuuuX(ジークアクス)』第10話では、ついに物語がクライマックスへと向けて大きく動き始めます。
主人公・マチュは、シャリア・ブルからの密命を受け、謎の兵器「シャロンの薔薇」の救出へと向かいます。
舞台は巨大な宇宙施設「イオマグヌッソ」。その正体が、地球再生計画を名目とした破壊兵器であることが判明し、キシリア・ザビの真の意図が浮かび上がります。
さらに驚愕の展開として、ついにギレン・ザビが登場。しかしその存在感を発揮する間もなく、登場からわずか2分でキシリアの手により暗殺。ア・バオア・クー壊滅という衝撃的な事件が発生します。
一方、ニャアンは新たに強化された機体「ジフレド」でマチュを追撃。ジフレドの“展開形態”がついに解禁され、高機動戦闘が繰り広げられます。
支援機エスビット(ルナ&アルテミス)の活躍や、量産型ビグザム・ギャンによる乱戦も注目ポイント。
受け手の間では「ギレンが即退場!?」「ゼクノヴァの“キラキラ砲”が美しすぎる」とSNSで大きな話題に。
マチュとニャアンの間に横たわる深い溝もさらに拡大し、シャリアの過去とシャアへの忠誠心がしっかりと描かれます。
全体を通して、最終決戦に向けて怒涛の伏線回収が始まる緊迫したエピソード。ファンからは「本当にあと2話で終われるのか?」と驚きと不安の声が多く上がりました!
第11話「アルファ殺したち」 感想・ネタバレ・考察
機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス) 公式サイト
第11話「アルファ殺したち」では、ついにマチュのジークアクスとニャアンのジフレドが直接対峙。物語は過去最大の山場を迎えます。ふたりはそれぞれシュウジへの想いを胸に秘めながらも、戦いを避けることはできません。
この決闘では、ジークアクスの新たな変形形態——黒い球体をまとった姿が初登場。「アルファ殺し」との関連が示唆されるなど、物語の根幹に触れる重要要素が次々と明かされます。
そして、待望の再登場となったのが「シロウズ」と名乗る青年。
ファンの間では「この人物こそシャア・アズナブルでは?」という予想が現実味を帯び、緊張感が一気に高まります。
シャア=シロウズは、「シャロンの薔薇」として存在するララァの搭乗機エルメスの破壊を試みる一方で、シュウジが“向こう側”——つまり並行世界からの転送者であることが判明。
ここでゼクノヴァの正体が、「世界間をつなぐ転送装置」であることも明かされます。
さらに、シャリア率いるギャン部隊が壊滅。ニャアンはついにキシリアを銃撃し、決別を選択。
かつての仲間であったコモリが、実は膨大な情報を扱う人物だったという驚きの事実も発覚。
SNSでは「シャア絶対殺す世界の意志とは?」「ゼクノヴァの構造がヤバすぎる」「米津玄師が笑うような展開」といった、狂気と情報量の多さに混乱する投稿が多数見られ、「#ジークアクス」タグが再びトレンド入り。
このエピソードでは、最終話に向けた重大な伏線が複数提示され、物語はついに「世界の崩壊」へと突入していきます。
ガンダムシリーズの中でも稀に見る“情報爆発型の終盤”として、多くのファンの記憶に残る回となりました!
【機動戦士ガンダム ジークアクスの製作経緯】
アニメ『ジークアクス』の制作が始動したきっかけは、サンライズから鶴巻和哉監督(スタジオカラー所属)に対して「ガンダム作品を手がけてほしい」との打診があったことにさかのぼります。
このオファーに対し、鶴巻監督が提案したのは“ジオンが連邦に勝利した世界線”を描く、いわば「もうひとつの宇宙世紀」とも言える架空戦記でした。
大胆な設定だったため、監督自身も「企画が通るとは思っていなかった」と語っていますが、思いがけず正式に企画が承認される運びとなります。
庵野秀明氏の“赤いガンダム構想”が実現へ
企画当初は、宇宙世紀の分岐点となる「シャアによるガンダム強奪事件」をアバンタイトル(冒頭導入)だけで描き、本編は別軸で展開する予定でした。しかし、ここで登場したのが庵野秀明氏です。
このプロット部分の依頼を受けた庵野氏は、実はかねてより「赤いガンダムに乗るシャアの戦記物」を構想していたとのこと。
依頼をきっかけに筆が乗り、結果として約40分の完成度の高い脚本を提出。プロットではなく、もはや中編映画の脚本といえる内容でした。
鶴巻監督は「削って使ってもらって構わない」という庵野氏の意図を受け取りつつ、最終的にはこのエピソードが「ジオン独立戦争パート」として一本の作品に再構成され、劇場公開用に編集されることとなったのです。
ガンダム愛に満ちた再現とスタッフの個性
このパートのキャラクターデザインは松原秀典氏が担当し、1979年の『機動戦士ガンダム』の画風に寄せたビジュアルを再現。
デフォルメが効いた本編のキャラクター(通称:竹絵)とは一線を画するビジュアルとなり、「まるで別作品」と視聴者を驚かせました。
鶴巻監督は、庵野氏の富野由悠季風のセリフ回しに助けられたことも明かしており、脚本面でも旧作ガンダムのファンにとって満足度の高い仕上がりとなりました。
TV版での扱いと「第2話 白いガンダム」への組み込み
劇場パートとして制作されたこのエピソードが、テレビシリーズでどう扱われるのかについては、ファンの間で不安と期待が入り混じっていました。
一時は「カットされるのでは」との声も上がりましたが、再編集のうえで第2話『白いガンダム』としてテレビ放送に組み込まれることが決定。
このエピソードでは、ファーストガンダムの名場面を忠実にオマージュし、初代のアイキャッチを複数バリエーションで再現するという遊び心も披露。
あまりの再現度に「これはTVなのか映画なのか」と視聴者を混乱させつつ、ネット上では絶賛の声が相次ぎました。
また、当初はカットされたと見られていた”「ソロモン落とし」パート”も、第8話『月に墜(堕)ちる』の前半に挿入され、物語に深みを持たせる構成となっています。
主題歌・挿入歌まとめ【米津玄師・星街すいせい・NOMELON NOLEMON】
オープニングテーマ:「Plazma」
歌:米津玄師
OP曲には、日本の音楽シーンを牽引するシンガーソングライター・米津玄師さんが参加。楽曲「Plazma」は、歌詞やメロディの構成からも物語との強い結びつきが感じられます。
特に第6話までの展開を踏まえた視聴者からは、「すべての歌詞が死亡フラグに聞こえる」と話題に。
米津さんは本作のコンテ資料に目を通す機会があったそうで、その内容に思わず笑ってしまったというエピソードも語られています。
オープニング映像はMV風のスタイリッシュな演出で構成され、主要キャラクターがシンクロ率100%で疾走するカットはSNSでも大反響。
「走るOP=名作」という通説を彷彿とさせ、シリーズファンを喜ばせました。
また、一部の描写には『機動戦士Ζガンダム』を思わせるシーンも含まれており、オマージュと考察する声も。
ちなみに米津さんの好きなモビルスーツはケンプファー。『GジェネF』でトーラスバグを利用していたとのマニアックな一面も披露しています。
エンディングテーマ:「もうどうなってもいいや」
歌:星街すいせい(ホロライブ)
ED曲にはVTuber・星街すいせいさんが抜擢され、その歌詞とタイトルがSNSで数々のミームを生む結果に。
ストーリーの衝撃展開と絶妙にシンクロすることから、「もうどうなってもいいや(物語の感想)」「もうどうなってもいいや(庵野の心情)」と多様な意味で引用されるようになりました。
とくに第7話放送後には、本人が「いや、どうなってもよくないでしょ」とSNSで自らツッコミを入れるなど、ファンとの距離感の近さも話題に。
さらに第10話で登場人物が「もう、どうだっていい」と発言した際には、「この曲はシャリア・ブルを描いたものでは?」という考察も飛び出しました。
エンディング映像は、マチュとニャアンの日常を描いた温かみのある描写から始まり、ピザパーティでの歌唱&ダンスシーンへと展開。
明るい曲調と対比するような物語とのギャップが印象的です。
挿入歌一覧と使用シーン解説
「ミッドナイト・リフレクション」
歌 | NOMELON NOLEMON(ツミキ × ミキマリア) |
登場話 | 第1話・第6話 |
マチュとニャアンの邂逅や再会シーンで使用。両話とも同じ場所(ビルの屋上の神社)という演出で、関係性の進展を象徴的に表現しています。
「夜に咲く」
歌 | 星街すいせい |
登場話 | 第3話 |
劇場先行版ではEDが流れていた場面に、TV版ではこの楽曲が挿入。マチュのクラバト初参戦に華を添えました。
「水槽の街から」
歌 | みきまりあ |
登場話 | 第5話 |
劇伴曲「コロニーの彼女」に歌詞を乗せた楽曲で、マチュがニャアンに想いをぶつけるシーンで使用。都市のスピード感と思春期の不安定な感情を音に込めていると、制作者自らが語っています。
「消えない」
歌 | NOMELON |
登場話 | 第6話・第7話 |
第6話ではニャアンと運び屋との静かな会話シーン、第7話では赤いガンダムのゼクノヴァ発動シーンという対照的な場面で使用。シングルジャケットは、次に紹介する「HALO」と対になるデザインです。
「HALO」
歌 | NOMELON NOLEMON |
登場話 | 第7話 |
マチュが怒りに我を忘れ、GQuuuuuuXを奪われる象徴的なシーンで流れた1曲。NOMELON NOLEMONの音楽性が作品の感情曲線と見事に重なっています。
【ネタバレ解説】『ジークアクス』登場人物まとめ
アマテ・ユズリハ/マチュ(CV:黒沢ともよ)
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物語の中心となる17歳の普通の女子高生で、幼少期のニックネーム「マチュ」で呼ばれることが多いです。
イズマ・コロニーの人気私立「ハイバリー高校」に通い、平穏な日常に退屈を感じながらも「本物の自由」を強く求める少女です。
一見やる気のない彼女ですが、内に秘めた行動力と正義感に溢れており、理不尽を見過ごせない一面も持ちます。
偶然にもジークアクスに搭乗し、クランバトルのパイロット資格を得てしまったことで人生が一変。
脱走計画や、GQuuuuuuXの窃盗疑惑など波乱に巻き込まれながらも、最終的にシャリア・ブル中佐の協力者となっていきます。
ニャアン(CV:石川由依)
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イズマ・コロニーの難民少女で、年齢は同じく17歳。背が高く、どこか不器用な印象ですが、その裏にはたくましさがあります。
故郷のコロニーから逃れ、難民生活を余儀なくされた過去を持ち、非合法な運び屋として生計を立てています。
普段は物怖じする性格ですが、怒るとマチュ以上に激しい一面も。
劇中ではマチュが戦線離脱した際に彼女の代理としてジークアクスを操り、戦士として覚醒します。後にキシリアに才能を認められ、ジフレドのパイロットとして迎え入れられました。
シュウジ・イトウ(CV:土屋神葉)
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通称「腹へり虫」としてクランバトルに参加し、赤いガンダムの操縦者として登場します。イズマ・コロニーの地下室に隠れ住む孤独な少年で、ミニロボ「コンチ」との奇妙な日常を送りつつ、生への覚悟も秘めています。
極端に飄々としていますが、戦うべき時には非情な決断を下す覚悟を持つ彼。赤いガンダムを地球に持ち帰ることを目標に、クランバトルの賞金をコツコツ貯めています。
その戦闘技術は正規軍やニュータイプに匹敵するほど優れており、終局では「ゼクノヴァ現象」を発生させ、劇的に姿を消します。
シャリア・ブル中佐(CV:川田紳司)
ジオン独立戦争期に活躍したニュータイプで、シャアを支える「マヴ」の一人。穏やかで知的、しかし大胆な策略家でもあります。
行方不明のシャアを探し求めており、GQuuuuuuXに搭乗したマチュにも強い関心を寄せています。
シャアへの尊敬がにじむ人物ながら、胸中には深い秘め事を抱えており、物語の重要な導き手です。
エグザベ・オリベ少尉(CV:山下誠一郎)
ニュータイプ育成校「フラナガンスクール」首席卒業のエリート少尉。かつてはGQuuuuuuXの正当なパイロットでしたが、オメガ・サイコミュを扱えず降板。
その後マチュに機体を譲り、軍警に捕縛される苦い経験をしています。
直情よりも冷静な判断を重んじる彼は、敗北を受け止めながらも仲間への案内役として後輩であるニャアンのパイロット転向を支援。
ミゲルの裏切りや同期たちの消失にも動じない冷静さは、ニュータイプとしての成熟がうかがい知れます。
コモリ・ハーコート少尉(CV:藤田茜)
エグザベの同期で、現実主義的な考え方を重視する軍人。
ニュータイプやシャアに対し懐疑的な姿勢を示していますが、「ララ音」を感知するなど、隠れた資質も見え隠れします。
シャリア、エグザベと共にオープニング映像にも登場するなど、物語序盤では目立たないものの、存在感を放つキャラクターです。
ミゲル・セルベート少尉(CV:八代拓)
フラナガンスクール出身の同期であり、エグザベたちの親しい仲間。
趣味はケーキ作りという意外な面も持つ彼ですが、なんとそのケーキに毒を混ぜ、同期たちを次々と暗殺するという二重人格的な恐るべき行動に至ります。
最終的にニャアンに正体を見抜かれ、自らの意思で“消滅”を選ぶ彼の行動には、ジフレドの真の役割への覚悟が見て取れ、物語の中でも特に衝撃的な存在となっています。
【ネタバレ解説】カネバン有限公司/ポメラニアンズ
アンキー(CV:伊瀬茉莉也)
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カネバンの社長であり、ポメラニアンズのリーダーを務める35歳の女性です。鋭く冷たい目つきを持ち、強い威圧感を漂わせています。離婚歴があり、それが彼女の人生に影を落としているようにも見えます。
アンキーはマチュの卓越したアマテ機操縦技術に目をつけ、彼女をクランバトルの主力として迎え入れます。表向きは理解ある大人として接しながら、実際にはナブやジェジーとは一線を画す“悪い大人”として巧みに誘導する――そんな複雑な人物です。
また、ニュータイプの存在に気付いている節があり、マチュに対して「本物かもしれない」と強く示唆します。その落ち着いた佇まいとは裏腹に、アマテが訪れた際には銃を手に取って身構えるなど、荒事に慣れた一面も覗かせます。
さらに、ジークアクスのサイコミュシステムに触れる際の感慨深げな表情や、ハロを所有していることなど、一筋縄ではいかないミステリアスな存在です。
ナブ(CV:千葉翔也)
カネバンの実務を担う、スラリとしたイケメンの20歳。アンキーの右腕として、物腰は穏やかですが責任感も強い人物です。
パイロットとしてはジェジーに一歩譲る面もありますが、常識的な判断力を持っています。
アマテやニャアンに対してはつい辛辣になりがちですが、マチュが戦いに巻き込まれそうになった際は、冷静に「早く退避すべきだ」と諭すなど、理性を失わない頼れる青年です。
ジェジー(CV:徳本恭敏)
太い黒縁メガネに厚い唇、やや後退した前髪と濃い顔立ち。こちらも20歳の若さですが、態度は限りなく“チンピラ崩れ”。アマテには冷たく当たりますが、意外にも飼い犬には優しい一面もあります。
設定画では柔らかな笑顔を見せ、第4話でもそれを披露。マチュとの交流が進むにつれて、ぶっきらぼうながらも心の壁が次第に溶けていきます。
ケーン(CV:永野由祐)
金髪の小柄なメカニックで、アイシャドウが特徴的です。
工業学校出身のエンジニアとして、チームの中でも最初からマチュに対して友好的に接しています。
ハロ(CV:釘宮理恵)
耳がなく、側頭部にスピーカーを備えたペットロボットです。表情が変わる機能を持ち、通常はニット帽をかぶっています。
ある日、マチュが「宇宙って自由ですか?」と問いかけると、ハロは「ジユウ ジユウ!」と力強く答えます。
その後、騒動に巻き込まれた際には共に行動し、以降はマチュの外出時にも連れ歩かれるように。事実上、マチュのペットになっていった様子です。
さらに、アマテが金を盗んで逃げようとした際にも「ドロボウダゾ」と指摘しながら逃げようとせず、持ち主と認識しているかのよう。
「ザクの操作方法を教える」「Ωサイコミュ起動時に『ロックガ ハズレル』と発言」「GQuuuuuuXの耐圧性能を把握している発言」など、不思議な知識をちらつかせる謎多き存在です。
ポメラニアン(CV:越後屋コースケ)
ジェジーの愛犬である黒いポメラニアン。狂犬病予防注射も済ませており、ポメラニアンズのチーム名の由来となっています。
【ネタバレ解説】サイド6
タマキ・ユズリハ(CV:釘宮理恵)
マチュの母親であり、イズマ・コロニーの監査局職員です。
キャリアウーマンらしい論理的な思考の持ち主ですが、過保護気味でもあります。マチュからは「普通の人」と評され、思春期らしい反発を感じられています。
夫は外交官として赴任中で、家には不在がち。第6話では、監査局の「部長」という要職に就いていることが明らかになりました。
ガンダムファンからは、「普通すぎて逆にリアルすぎる母親」と評される一方、第7話では娘がテロリスト容疑に巻き込まれるという、親としての最悪の試練に直面します。
その際「前世の行いのせいで…」といったブラックジョークまで飛び出し、視聴者の心を強く揺さぶりました…
カムラン・ブルーム(CV:興津和幸)
サイド6大統領補佐官であり、かつてジオン独立戦争時代の会計監査局に所属していた人物です。婚約者との破談も経験しています。
マーコ・ナガワラ(CV:稲田徹)
ニャアンが所属する非合法の運び屋の元締めで、表向きはパン屋を経営。45歳で、娘がいる既婚者と自称していますが、住所不定という発言と矛盾しており、「娘の話」はニャアンとの接触を正当化するための口実ではないかとの説もあります。
キャラデザインが俳優の佐藤二郎さんと似ており、佐藤さん本人も自身のX(旧Twitter)で反応していました。
ワード(CV:家中宏)&チャイチ(CV:福原かつみ)
軍警察公安部の刑事コンビで、エグザベの取り調べを担当。ジオンの干渉に警戒心が強く、「軍警察視点」でジオン公国を浮き彫りにします。
サイド6の治安維持に対する使命感は本物ですが、キシリア来訪前の限られた情報の中で、思い切った判断を下してしまう場面もありました。
シイコ・スガイ(CV:塙真奈美)
元地球連邦軍MSパイロットであり、100機以上を撃墜した伝説のエース“魔女”ことユニカムの一人です。軽キャノン機ながらワイヤー攻撃「スティグマ」で圧倒的機動力を持ち、戦後は平穏な家庭を築いているようです。
青黒いおかっぱと穏やかな笑顔を持ちながらも、内には敗戦への強い執着心を抱えており、「私は戦争に負けても、私は負けていない」と断言します。
特にニュータイプと赤いガンダムへの執念が強く、自らも潜在的ニュータイプでありながら“ジオンのプロパガンダ”と一蹴。また、赤いガンダムに復讐しようとゼクノヴァで決着を付けられなかった過去が、それ以降深い憎しみへつながっています。
現在は平穏な生活をしつつも、クランバトルで赤いガンダムが現れたことを受け再び戦いに身を投じます。
ゲルググでサイド6へ単身乗り込み、マチュとも互角以上の戦いを展開した圧巻のエースです。
なお、アンキーとは面識があるようです。
モスク・ハン(CV:菊池康弘)
元連邦軍技術士官。現在は警備会社ドミトリーの研究員として、MS駆動系の摩擦キャンセル技術を研究中。
研究者らしい鈍感さを持ちつつも、誠実に実力を評価する優しさが魅力です。
ガイア(CV:上田燿司)&オルテガ(CV:浜田賢二)
かつて「黒い三連星」として恐れられた元ジオン軍人。戦後は軍を去り、ジャンク回収やクランバトルで生計を立てています。
ガイアは「シャアに認められていれば軍に残れたのに…」とこぼしており、オルテガとともにドムの維持費を理由にクランバトルを離脱。
代わりに赤いガンダムを擁するポメラニアンズに勝利して、傭兵企業への売り込みを狙っています。
クラン名は「バイナリーズ」、ガイアが「GGG」、オルテガが「OOO」と名乗っています。
ペルガミノ(CV:佐々木祐介)
サイド6の大統領で、かつてワンナヴァルという大規模な造船企業連合の首席議長を経て政界入りしました。
ジオニックやアナハイムに匹敵する影響力を持つバックボーンはジオン公国ですら無視できません。本作では政治家としての顔も持つ存在感ある人物です。
【ネタバレ解説】地球連邦軍
バスク・オム(CV:安元洋貴)
機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス) 公式サイト
地球連邦軍の少佐であり、極端な反スペースノイド思想を掲げる硬派な軍人です。ジオン公国に対しては徹底的な対抗姿勢を貫き、目的のためにはどのような非合法的手段も厭わない冷徹な人物として描かれています。
彼は表向きには民間コロニー企業「アマラ・カマラ商会」の代表を務めていますが、その実態は地球連邦内部での勢力拡大と特殊部隊の創設を目論む活動の拠点。
ジオンが勝利を収めたこの世界でも、反攻を狙った過激派的な動きを強めています。
なお、彼の企業が支援するクランバトルでトップを獲得したチーム「TWELVE OLYMPIANS(オリュンポス十二神)」は、かつて正史で彼が率いた特殊部隊「ティターンズ」にも通じるネーミングであり、過去との因縁を感じさせる構成になっています。
第6話に初登場して以降、物語の空気は初代『ガンダム』から一気に『Zガンダム』の不穏な空気へとシフト。
サイコ・ガンダムの影がちらつくタイミングと重なったことで、「次の週にはコロニーが消滅してしまうのでは」とファンを本気で震え上がらせた存在です。
また、公式紹介で誤って「大佐」と表記された結果、後日「少佐」に訂正されるなど、何かと話題の尽きないキャラクター。
第6話放送直前に投稿された“予言めいた”ネタ動画が大バズリしたことや、本編外では「面倒見の良い父親キャラ」として親しまれるなど、その多面性とインパクトの強さは視聴者の記憶に深く刻まれています。
ゲーツ・キャパ(CV:村瀬歩)
連邦軍中尉で、オーガスタ研究所に所属する強化人間のひとり。
愛機「ハンブラビ」を駆るパイロットであり、バスクの命によりドゥー・ムラサメとともにキシリア暗殺任務を担ってイズマ・コロニーへと潜入します。
正史『Zガンダム』ではティターンズの大尉として登場し、強化人間ロザミア・バダムの“兄”役を担っていましたが、彼女との精神的同調により自身も錯乱し、物語の途中でフェードアウト。
その後の出番は描かれず、中途半端な形で姿を消しました。
今回の登場は、その過去を知るファンにとって“再起の機会”として期待されていましたが、第7話であっけなく戦死。
正史以上に短い生涯となってしまいました。しかしその戦闘シーンでは、「囮となるメガ粒子砲の正面展開→死角からの奇襲」という巧妙なオールレンジ攻撃を一度は見切って回避するという見事な反応を披露し、強化人間の名に恥じない優れた実力を見せています。
その一方で、他作品における“危うい少女”と共闘するという共通点を持ち、ファンの間では独自の考察や繋がりが語られることも。
惜しくも短命に終わりましたが、存在感の強さは健在でした。
ドゥー・ムラサメ(CV:金元寿子)
地球連邦軍少尉。日本のムラサメ研究所が生み出した強化人間で、ゲーツから「常識を超えた存在」と称されるほどの異常な感覚を有しています。
その名がフランス語の“Deux(2番目)”に由来するとされる点も、実験体としての性質を象徴しています。
彼女(※イタリア語字幕では女性と示唆)は、自身の肉体を“サイコ・ガンダムの一部”と捉えており、生身は心臓しかないという極端な身体認識を語るなど、精神性に強い異質さを持っています。
中性的な美貌、病的なまでに細い体躯、そして“ボクっ娘”という要素も相まって、謎多きキャラクターとして描かれています。
キケロガとの戦闘では、「進化を自ら選んだ我々こそが真のニュータイプ」と叫び、強化人間という存在に誇りを抱いている姿勢を見せました。
しかし、その後の展開では視聴者の不安が的中。ゲーツと同様に第7話で早々に戦死し、あまりにも儚い結末を迎えることになります。
ただし、戦闘描写をよく見るとコックピットが直接破壊されたわけではなく、一部ファンからは“生存説”も囁かれるなど、その終焉には一抹の希望も残されています。
いずれにせよ、実戦経験豊富なニュータイプとの戦闘においては、いかに高性能な機体と能力を持っていても分が悪かったという現実を思い知らされる形となりました。
【ネタバレ解説】ジオン独立戦争の軌跡
シャア・アズナブル(CV:新祐樹)
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「赤い彗星」の異名で知られる、ジオン公国軍きっての仮面の名エース、シャア・アズナブル。
本作ではジーンの代役としてサイド7の偵察任務に赴き、思いがけない形で運命を変える決断を下します。無人の状態で放置されていた試作型MS「ガンダム」を、その卓越した直感=”閃き”で見出し、操縦席が開いたままの機体を強奪。
ジオンへ持ち帰ることで、大きな戦果を挙げ、少佐から大佐へと一気に昇進を果たします。
以後、彼のために再塗装された”赤いガンダム”に搭乗し、ニュータイプとしての片鱗も見せつつ連戦連勝。
しかし、ソロモン落下阻止作戦中に発生した未曾有の異変「ゼクノヴァ」により、機体ごと行方不明に。
“人類の革新”を体現した存在として、多くの人々の記憶に深く刻まれました。
U.C.0085時点でも消息は不明のままですが、彼がジオン・ズム・ダイクンの実子=キャスバルであるという噂は絶えず、ジオン内の政治的均衡に影響を与える「不在のカリスマ」として、今なおキシリア・ギレン両陣営から強く警戒されています。
キシリア・ザビ(CV:名塚佳織)
ザビ家の長女にして、月面都市グラナダを統治するジオン軍突撃機動軍の司令官。
シャアのニュータイプとしての成長にいち早く注目し、その能力を最大限に活用しようと試みます。
本作では、従来の冷酷な策略家の一面に加えて、高潔な軍人としての姿勢も際立ち、兄ギレンに対しては「理想を語るのみで、実行力を欠いた存在」として批判的な立場を取っています。
U.C.0085現在も月から動くことはなく、政敵であるギレンとの距離を保ちつつ、影響力を強めていますが、サイド6大統領との極秘会談のためにイズマ・コロニーを訪れ、物語の重要な転換点を生み出します。
決断力に富み、理想のためには非道も辞さぬ冷徹さを備えた“鋼の女傑”として描かれています。
ドレン(CV:武田太一)
ジオン軍中尉(のちに大尉)で、シャア・アズナブルの副官を務める忠誠心に厚い軍人。
サイド7への襲撃を皮切りに、常にシャアの側近として行動し、戦況を支え続けました。
劇場版ではソドン艦の艦長も務め、指揮能力にも長けた姿が印象的です。
タイムリミットを越えても戻らないシャアを見捨て、部隊の撤退を最優先するという苦渋の決断を下す場面からも、現場判断の冷静さと責任感の強さが際立っています。
デニム(CV:後藤光祐)
シャアの部下としてザクを操縦するパイロット。サイド7での激戦ではガンキャノンのビーム攻撃により危機に陥りますが、シャアの救援によって命を取り留めます。信頼厚い部下のひとりです。
ジーン
本来の歴史ではシャアの代わりにサイド7へ偵察出撃し、暴走によってガンダムを目覚めさせてしまう張本人。
本作ではザクの不調により出撃を断念。その結果、歴史が大きく書き換えられることとなります。
しかしながら、その“もしも”の結果は後のジオン残党から恨まれる皮肉な結末にも繋がってしまいます。
スレンダー(CV:稲垣拓哉)
シャアの指示によりコロニー入口に待機していたパイロット。
正史では“ビームライフルによって最初に戦死した兵士”として記録されるはずでしたが、本作では戦闘を回避し、無事に生還。その運命は大きく変わることとなります。
トクワン&デミトリー(CV:佐々木啓夫)
ソロモン落下阻止作戦に参加したパイロットたち。
原典ではそれぞれビグロとザクレロに搭乗していた人物ですが、本作ではモビルスーツパイロットとして登場。
劇中では名前が明かされず、他人の空似とも言われましたが、制作陣より「IFの象徴として描かれた」との明言があり、本人であることが確定しています。
マリガン(CV:斉藤壮馬)
キシリア派に属する中尉で、シャアの副官の一人。彼のニュータイプとしての可能性を早期に見抜き、キシリアの命によりさまざまな支援を行います。
ソロモン落下阻止作戦ではドレンとともに戦局を支え、シャアが帰還しないことをドレンに伝えるという重要な場面にも関わります。
マ・クベ(CV:杉田智和)
キシリア配下の大佐として、ルナツー攻略戦の指揮を執ったものの、最終的にはシャアにグラナダの未来を託すという予想外の展開に。
第2話ではその場面がダイジェスト処理となり、台詞なしの登場に。
U.C.0085では中将に昇進し、軍事法廷の長官として恐れられる存在に。軍改革や人員整理なども主導しており、政治・軍事の両面で存在感を発揮しています。
なお、かつて自ら南極条約を破り核兵器を持ち出したことから、「軍事法廷を率いるには不適格では」といった皮肉交じりの意見もあります。
フラナガン博士(CV:白熊寛嗣)
ジオンが推し進めるニュータイプ研究の第一人者。
シャアに高いニュータイプ素質があることを断言し、その証左として戦場での異常な出来事が明かされる場面も。物語の根幹に関わる重要人物の一人です。
ギレン・ザビ(CV:山寺宏一)
ザビ家の長男であり、ジオン公国軍の総帥。冷酷な戦略家として知られています。
シャリア・ブルをスパイとして送り込むなど、キシリアとの政治的駆け引きが絶えず、U.C.0085でも権力争いは続いています。
ビグ・ザムの量産やソーラ・レイの使用を仄めかすなど、正史を踏襲した流れも存在。
長く姿を見せなかったものの、イオマグヌッソ完成式典を前に約5年ぶりにキシリアと顔を合わせ、物語は新たな局面へと突入します。
ドズル・ザビ(ザビ家三男)CV情報なし
ジオン公国の宇宙攻撃軍を率いるドズル・ザビは、ソロモン防衛の最前線に立つ指揮官として知られています。
重厚な威圧感と部下思いの姿勢が印象的な人物ですが、本作ではビグ・ザムを自ら操縦中、連邦軍の「白い軽キャノン」との交戦で戦死するという悲劇的な最期を迎えます。
念願だったビグ・ザムの量産計画は、皮肉にもその死後に実現へと向かうこととなりました。
また、シャアが提案したガンダムのリバースエンジニアリングには当初否定的な立場でしたが、姉キシリアの説得により最終的には了承したとされています。
なお、ガルマの死が回避されているこの世界では、シャアとドズルの関係性も険悪化せず、シャアはドズル派に留まっていましたが、のちにキシリア陣営へと引き抜かれることになります。
ガルマ・ザビ(ザビ家四男)CV情報なし
ザビ家の末弟であり、かつては地球方面軍を任されていたガルマ・ザビですが、本作では「一身上の都合」によりジオン軍から離脱しています。
詳細な理由は語られておらず、その動機には謎が残されています。
テム・レイ(CV:越後屋コースケ)
地球連邦軍の優秀な技術士官で、アムロ・レイの父としても知られるテム・レイ。
サイド7にて起こるはずだったMSの爆発事故が未然に防がれたことで、本作では宇宙に投げ出されることなく、生存する展開となっています。
パオロ・カシアス(CV:中博史)
連邦軍中佐であり、強襲揚陸艦「ペガサス」の艦長を務めるパオロ・カシアス。
出航準備中に突如侵入してきたシャアが駆るガンダムにより、ブリッジごとビームサーベルで焼かれ命を落とすという、衝撃的な戦死を遂げます。
ワッケイン(CV:阪口周平)
本来の歴史ではルナツーの司令官を務めていたワッケイン。
本作でも連邦軍の上層部として登場し、奪取されたガンダムに対して試験部隊を差し向けますが、全滅という結果に。
最終的には生き残り、戦争終盤には追い詰められた心情から、陥落したソロモン(現在のコンペイトウ)を道連れにすべく、ジオンのグラナダに向けて落とすという極端な選択に出ます。
ジオンの象徴ともいえるソロモンを破壊兵器として利用するこの決断は、旧ジオン軍の英雄たちを激怒させるに十分な暴挙であり、ワッケインの人物像に新たな解釈を与える展開となっています。
白い軽キャノンのパイロット(正体はネタバレ注意)
地球連邦軍のエースとして突如現れたこのパイロットは、超人的な戦闘センスからニュータイプの可能性も囁かれています。
その存在は多くの戦局に影響を与えることとなり、物語に深い謎と緊張感を加えています。
マッシュ|CVなし(写真登場)
かつてジオン三連星の一人として名を馳せたマッシュは、この物語では早期退役を選択し、政治の世界へと進出。
その後はウーセン・コロニーの市長となり、華やかな政界デビューを果たしました。
しかし、不倫スキャンダルなどに見舞われながらも、かつての戦友であるガイアやオルテガが困窮する中、自身は「成功者」として描かれています。
シロウズ(CV未発表)
金髪碧眼の青年としてイオマグヌッソ建設現場に登場したシロウズは、その外見や立ち振る舞いから「シャア本人ではないか」と視聴者の間で話題となった謎多き存在。
キャスト欄に名前がないという異例の演出も、正体への考察をより一層深める結果となりました。
ティルザ・レオーニ(CV:前田玲奈)
シロウズと共に行動を共にする謎の女性。軍属か否かは不明ながら、連邦やgFreDに関する情報を把握していることから、公国側の人物であると推測されています。
彼女の立ち位置は物語の進行とともに明かされていくことになります。
レオ・レオーニ(CV:檜山修之)
イオマグヌッソ開発責任者を務める技術者で、ティルザの父親でもあるレオ・レオーニ。
巨大兵器の力に危機感を持ちつつも、それをあくまで「抑止力」として扱おうとする理性的な側面を持ちます。
“撃たないけれど、持っている”というスタンスは、軍事バランスの中でのリアルな立場を象徴しています。
ララァ・スン(CV:菱川花菜)
「カバスの館」に身を寄せている謎めいた女性。ほかの女性たちからは「お姉様」と慕われ、精神的支柱のような存在です。
マチュの訪問を予知し、静かに迎え入れた彼女は、未来や“向こう側”の世界について語る神秘的な一面を見せます。
過去の記憶を持つかのような描写もあり、彼女の運命はこの世界においても大きな意味を持つ可能性があります。
カンチャナ(CV:菱川花菜)
カバスの館で働く少女。マチュの脱出に際し、必要以上に火を放ったことで館に対して複雑な感情を抱いていることがうかがえます。
その行動の背景には、幼いながらに抱える葛藤や覚悟が垣間見えます。
ヴァーニ(CV:小倉唯)
同じくカバスの館の小間使いで、明るく活発な性格の持ち主。
八重歯が印象的で、少年のような口調が特徴です。ティーンキャラクターとして、作品に軽やかな空気をもたらす存在となっています。
ジークアクスの舞台設定・時代背景
宇宙移民計画の象徴「スペースコロニー」
人類が直面する人口過密や地球環境の悪化に対処するため、宇宙に築かれた巨大な人工居住施設が「スペースコロニー」です。
これらのコロニーは、重力の安定する「ラグランジュ点」に設置され、複数のコロニーが集まったグループは「サイド」と呼ばれる行政単位として機能しています。
それぞれのコロニーには「○バンチ」といった番号が割り当てられ、また通称でも親しまれているため、日常的にはその通称で呼ばれることが一般的です。
例えば、物語の主要舞台となる「サイド6」は、地球と月の軌道関係において月の前方60度に位置するL4ポイントに存在します。
一方、ジオン公国の本拠である「サイド3」は、月の裏側にあたるL2ポイント付近に配備されています。
戦術を一変させた「ミノフスキー粒子」
宇宙世紀の世界における革新的な粒子「ミノフスキー粒子」は、電磁波の伝播を大きく妨げる特性を持ちます。
この性質により、従来のレーダーや誘導兵器は機能を喪失。戦術の主流は遠距離攻撃から、モビルスーツを用いた近接戦闘へと大きく転換していきました。
さらにこの粒子の技術応用により、小型核融合炉の開発も実現され、燃料となるヘリウム3の採掘は、木星圏を航行する専用の船団によって行われています。
中でもシャリアが参加した木星船団は特筆すべき存在です。
詳細な理論や応用技術(Iフィールド、ビーム兵器等)については「ミノフスキー物理学」の項をご参照ください。
宇宙世紀最大の戦争「ジオン独立戦争」
宇宙世紀0079年、人類史における大きな転換点となる「ジオン独立戦争(通称:一年戦争)」が勃発しました。
この戦争では、ミノフスキー粒子の特性を最大限に活かしたモビルスーツ戦が主流となり、ジオン公国は地球連邦との物量差を覆す戦術的優位を得ます。
しかしながら、連邦軍も地球圏からの反攻に成功し、一時はジオン本国へ迫る勢いを見せました。
最終的にはサイコミュ兵器やガンダムの影響によって形勢が逆転し、連邦は宇宙の主要拠点を喪失。休戦協定により戦闘は終結しました。
わずか1年で地球圏人口が半減するほどの被害を出したこの戦争は、その後の宇宙政治や人類社会に深刻な影響を及ぼしました。
宇宙が生んだ進化の兆し「ニュータイプ」
「ニュータイプ」とは、宇宙環境への適応の中で新たな感覚を開花させた人類の進化形とされる存在です。
高い空間認識能力や直感的判断力、他者との精神的共鳴能力を備え、戦場においては従来の兵士とは一線を画する活躍を見せます。
初期の代表的なニュータイプとして、シャア・アズナブルやシャリア・ブルの存在が知られています。
また一部の記録では、「ディアブロ」と呼ばれる異質な存在への言及も見られ、人類にとって脅威となり得る可能性も議論されています。
科学が生んだ悲劇「強化人間」
強化人間は、ニュータイプのような特殊能力を人工的に引き出すため、薬物や洗脳など非人道的手法で改造された兵士です。多くは精神的に不安定で、自我や人格に深刻な影響を受けています。
本作においても、かつて正史に登場した「ムラサメ研究所(日本)」や「オーガスタ研究所(北米)」が存在しており、そこで育成された強化人間が戦場へと送り出されている背景が描かれています。
意志を伝える革新技術「サイコミュデバイス」
「サイコミュ(Psycommu)」とは、精神波を介して機体を遠隔操作できる技術で、ジオンが開発した高度な通信・制御システムです。
ミノフスキー粒子の影響で無線通信が困難な中でも、ニュータイプの能力を活かして機体制御を可能にした点が大きな革新とされます。
一方で、強大な力を持つこの技術はゼクノヴァ事件を引き起こす一因ともなり、戦後には開発・使用が禁じられることになります。
にも関わらず、ジオンや連邦の一部勢力は、密かに次世代型「アルファ型」や「オメガ・サイコミュ」の研究を続けています。
中立の旗を掲げ続けた「サイド6」
「サイド6」は、一年戦争当時から中立を貫いてきた特異な存在で、「リーア」の名で知られています。
戦後には一時的にジオンの支配を受けたものの、宇宙世紀0085年の時点では独立国家として外交的な立場を確立しています。
大統領官邸は「8バンチ:パルダ」に置かれており、ここはかつてホワイトベースが寄港したことで知られる地でもあります。
文化が息づく宇宙都市「イズマ・コロニー」
イズマ・コロニーはサイド6に属するコロニーの一つで、電子機器の普及や漢字の看板、鳥居の存在など、現代日本に近い文化的要素が色濃く残る独特な都市空間です。
戦後はジオンによる難民政策の影響を受け、生活環境は厳しさを増していますが、その多様な文化背景は今なお魅力の一端を担っています。
モビルスーツバトル「クランバトル」
「まともな人間なら、クラバなんてやらないですよね」
そう呟かれるのも無理はありません。クラバトルとは、ジャンク屋たちが闇で繰り広げる、違法モビルスーツ(MS)バトルのこと。通称「クラバ」です。
2対2のM.A.V.戦で、与えられた制限時間はわずか5分。相手チームのMS2機の頭部を破壊すれば勝利となります。使用武器は実戦仕様で、頭部以外の破壊にも制限はなく、“ガチ”の壊し合い。
パイロットが命を落とす可能性もある、本当に命懸けの闘いです。しかも違法行為のため、軍警に捕まらないよう、試合後は即座に逃亡するのが基本スタイルです。
しかしその一方、クラバトルは娯楽として非常に人気があります。イズマ・コロニーではスマホやテレビで生中継され、お嬢様学校に通うマチュもその存在を知っていました。
参加者間では賞金と賭け金が飛び交い、勝てば巨額の報酬が得られますが、敗北や放棄すれば違約金で生活が破綻するリスクも…。劇中では、ポメラニアンズがカネバン有限公司の支援を受け、複数回のクラバトル勝利によって借金を完済したと語られています。
さらにマチュたちは、クラバで勝つごとに賞金を分け与えられており、4連勝時点で「あと2勝すれば地球に行くためのスペースグライダー(155,500ハイト)の購入費用が全額払える」と語っています。
1勝あたり約25,000ハイト以上を得ていたと推測されます。
クラバでは、ライブ配信用カメラ衛星・賭け金管理・違約金制度・参加者登録・ランキング機能に加えて、人気クランのMSが写ったブロマイドやロゴマークシールといったグッズまで存在し、運営組織の痕跡が色濃く感じられます。
参加者は主にジャンク屋やジオン軍の退役兵で、中には連邦軍の敗残兵も。そうした背景を考えると、クラバは彼らの「食い扶持」を支える必要悪とも言えるでしょう。
しかしザクやマシンガンなどの射撃武器は高価で、資金が乏しいクランは近接戦に頼らざるを得ません。
驚くべきことに、一部クランには企業がスポンサーとして関与しており、自らの宣伝を目的に違法と知りつつもパイロットや機体をクラバに参加させる――その事実は黙認されており、公然の秘密と化しています。
U.C.0080年代、つまり一年戦争後、デラーズ紛争が起きていないこの時期においては、モビルスーツの新技術を実地テストできる貴重な場ともなり、試合は企業広告の場ともなっているのです。
これは、まるで非合法な公道レースに自動車メーカーが試作車両と公式テストドライバーで参加しているような構図です。
企業が裏で支援し、退役パイロットや敗残兵には“テストパイロット”や傭兵への道が開かれ、勝利を収めれば人生逆転のチャンスも。にもかかわらず、企業や運営が治安組織に摘発されていないのは、サイド6政府がその裏に介入し、治安悪化を見て見ぬ振りしているから。
情報は一部リークされ、軍警による本格捜査の兆しもありますが、政府内部は完全にまとまり切っておらず、調査機関の監査局までもがクラバの存在自体に気づいていない始末です。
戦闘コンピュータ用火器管制デバイス「インストーラーデバイス」
型式番号「WG‑X22100」。MSの戦闘用コンピュータを起動するアクティベーションキーです。
軍警に追われていたニャアンが、通りすがりのマチュに押し付けたことが、物語の発端となりました。見た目はテム・レイが開発した例の回路そのままで、PCへの接続部はHDDのSATA端子に似ています。
このデバイスを装着しない限り、MSの武器使用など一切の戦闘機能はロックされたまま。ザクで言えば、モノアイが本来の赤ではなく青く点灯します。
民間に払い下げられたMSからは撤去されているはずですが、実際には差し込み口がそのまま放置されており、差し込めばロックは解除される仕組みです。
そのため、このデバイスは闇市場で高値で取引され続けており、所持しているだけでも逮捕対象となる禁制品です。作中に登場したのは、出所不明のデッドコピー品でした。
さらに、赤いガンダムのインストーラーデバイスもGQuuuuuuXとの戦闘で破損しており、意外に脆いのかもしれません。
作中百科事典サイト「Foolypedia」によれば、もともと連邦軍のV作戦で開発された「V‑440」が起源となり、ジオニック社がガンダム鹵獲後にフルコピーして量産したとのこと。
まさに「テム・レイの回路のコピー品」、というわけです。
視覚情報の共有「M.A.V.(マヴ)戦術」
2機1組で連携して攻撃するMS戦の戦術です。互いを「マヴ」と呼び合います。ミノフスキー粒子による有視界戦では、先制を取った側が圧倒的有利ですが、かわされれば形勢逆転されかねません。
M.A.V.戦術は、囮と奇襲を組み合わせることでその弱点を補いつつ、2機が連携して戦力を最大化します。
この戦術は、シャアとシャリアによって編み出され、ジオン軍教本にも掲載されましたが、シャリア自身はやや他人事のように語っていました。
従来、3機1組が一般的だったMS戦法を2機編成に最適化したこの戦術には、ザビ家への反抗という裏テーマがあるのではと、ファンの間で憶測を呼んでいます。
転じて、民間では信頼できる相棒を「マヴ」と呼ぶスラングまで定着しています。
例えば作中で「(赤いガンダムは)大尉のマヴだったと聞いています」と、まるで昭和のヤンキー口調で言うなど、視聴者にも大きなインパクトを与えました。
ちなみに現実世界でも、第二次世界大戦のドイツ空軍が2機1組で戦う「ロッテ」という戦術を確立しており、同様の思想は現在の戦闘機部隊にも受け継がれています。
M.A.V.戦術はまさに、そうした空戦理論をMS戦に応用したものなのです。
架空のサイコミュ事故「ゼクノヴァ現象」
ゼクノヴァ現象は、ソロモンのグラナダ落下を阻止するきっかけとなった、赤いガンダムのアルファ型サイコミュ暴走による奇怪現象です。ミノフスキー粒子が異常反応し、ソロモンの一区角が消失。その結果、軌道が変わり落下を免れたとのこと。シャア・アズナブルはその中心にいて、以降消息不明となっています。
その後、イズマ・コロニーでも赤いガンダムのサイコミュが原因とされる類似現象が発生。今度は道路半径十数メートルが消滅しました。
U.C.0085時点で原因は未解明ですが、「サイコミュ同士の共振」が原因ではとする仮説が存在し、現象自体は「ミノフスキー粒子の相反転」によるものとの説もあります。
解析は進行中です。コモリやラシットはこの現象を非常に恐れていますが、シャリアは冷静です。むしろキシリアは、その力さえ活用しようと鷹揚な態度を示しており、関係者間で温度差が見て取れます。
「シャロンの薔薇」失われたニュータイプ兵器の謎と軌跡
「シャロンの薔薇」とは、一年戦争期にジオン公国軍が地球と月の間に広がるシスルナ宙域で発見した、正体不明のオブジェクトです。
グラナダの地下施設で機密裏に研究されていたものの、第二次ソロモン会戦中に発生した「ゼクノヴァ」に巻き込まれる形で突如として姿を消しました。なお、ゼクノヴァ現象の発生原因そのものにも本オブジェクトが関与していたと考えられています。
この謎めいた存在はキシリア・ザビやシャリア・ブルといったジオンの要人が追跡しており、また、シュウジの語る「薔薇」もこの機体を示している可能性が高いとされています。
後年、インド洋の海底でマチュという人物により再発見され、その背後には謎の存在「GQuuuuuuX」の導きがあったとされています。ジオン軍はその後、機体を回収し、再度研究を進めることになります。
正体は、GQ世界において開発が中止されたニュータイプ専用モビルアーマー。興味深いのは、その構造や挙動に、明らかに常識を逸した異常性が見られる点です。
例として、反射光が屈折して見えたり、内部では時間が停止しているかのようにパイロットと思しき少女が今なお眠り続けているといった事象が報告されています。
さらに、この機体が早期に回収されたことにより、ジオン側は本来終戦間際に完成予定だった技術を前倒しで手中に収めることが可能となり、サイコミュ技術が漏洩することなく飛躍的に発展。これが原典と異なる技術進化の背景とされているのです。
ちなみに「シャロン」とは、古代ヘブライ語で「肥沃な平野」を意味し、旧約聖書に登場するイスラエルの地名に由来します。
「シャロンのばら」はそこに咲く花のことで、美や純潔を象徴するとされ、チューリップやムクゲなど諸説ありますが、いずれにせよ、その名に込められたイメージは極めて象徴的です。
「イオマグヌッソ」地球環境修復の名を借りた禁断の兵器
「イオマグヌッソ(Yomagn’tho)」とは、キシリア・ザビがサイド6政府に提案したとされる地球環境回復計画に基づく大型ソーラー兵器の名称です。公式には「太陽光増幅システム Y 1-45(Sunlight Amplification System for Global Environmental Improvement Plan Y 1-45)」とされており、一見すると地球環境の修復を目的とした技術のように思われます。
しかし、その名称「Yomagn’tho」は、実際にはクトゥルフ神話に登場する神性の一柱から取られたもので、クトゥグアの召喚儀式に突如出現し、召喚者を葬り去るという逸話を持つ存在です。
こうした神話的背景を知ると、この兵器の名称がいかに不穏な意図を含んでいるかが見えてきます。
さらに、公式文書に記されたマークや記述内容からは、単なる環境改善装置とは思えない危険な要素が随所に見受けられます。
実際のところ、この「イオマグヌッソ」の正体は、「シャロンの薔薇」をエネルギーコアとして利用し、ゼクノヴァ現象を意図的に引き起こすことができる戦略級兵器でした。
その破壊力は第二次ソロモン会戦を遥かに上回り、地球軌道上から月の裏側のア・バオア・クーにまで到達可能。要塞そのものだけでなく、周囲の艦隊すら一瞬で巻き込む力を有していたとされています。
名目上は「抑止力」として運用される予定でしたが、その圧倒的な威力と不吉な名称から、「悪魔の兵器」「絶対悪」と呼ばれ、計画段階から恐怖と反発の声が相次ぎました。
また、操作体系も極めて単純化されており、座標を入力するだけでGFreD(ジー・フレッド)によって発射可能という設計も、現実の戦略兵器と比較して異常なまでに運用の敷居が低い点が特徴です。
開発責任者はジオン総帥ギレン派のレオ・レオーニですが、GFreDの開発自体はキシリア派によって進められており、水面下ではジオン内部での主導権争いが激化していたことも示唆されています。
ティルダの「ガンダム・フレドの目途も立った」という発言から、ギレン派にはこの兵器を制御するための決定的な手段が存在していなかった可能性が高いと見られます。



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