大人気漫画「WIND BREAKER(ウィンドブレイカー)」は、2021年から「マガジンポケット」で連載され、2024年には待望のアニメ化も実現した大ヒット作品です!
タイマン勝負を繰り広げられる熱いバトルや、魅力的なキャラクターの葛藤を描いた本作は、今や多くのファンに支持されています。
本記事では、「WIND BREAKER」の最新話までのあらすじと全巻ネタバレを完全解説しつつ、登場人物を詳細に紹介します。
また、作中のタイマンの結果をすべて総まとめ。
気になる勝敗や戦いの行方を追いながら、まだ読んでいないあなたも、これからの展開にワクワクすること間違いなしです!
初版発行日 | 2021年5月7日発売 |
作者 | にいさとる |
巻数 | 20巻(コミックス) ※2025年3月4日現在 |
ジャンル | ヤンキー漫画 |
- 「WIND BREAKER (ウィンドブレイカー)」登場人物一覧
- 【風鈴高校の主人公】桜 遥(さくら はるか)|てっぺんを目指す転校生リーダー【1年1組級長】
- 【影の参謀】楡井 秋彦(にれい あきひこ)|情報戦を制す頭脳派副級長【1年1組副級長】
- 【謎多き天才】蘇芳 隼飛(すおう はやと)|1年1組の策士は静かなる“切り札”
- 【沈黙の猛獣】杉下 京太郎(すぎした きょうたろう)|無口な狂信者、その拳は語る
- 【筋肉の美学】柘浦 大河(つげうら たいが)|殴られてこそ魅せる“美学喧嘩”の男
- 【ゆるふわ最強伝説】桐生 三輝(きりゅう みつき)|オシャレ×最強=ギャップの塊
- 【不良級長|梶蓮(かじ れん)】圧倒的存在感!不良界の半グレ級長
- 【副級長|榎本健史(えのもと たけし)】硬派で頼れる副級長!昭和の魂を受け継ぐ男
- 【ボウフウリン総代|梅宮一(うめみや はじめ)】寛容で熱い“理想のリーダー像”がここに!
- 【多聞衆筆頭|柊登馬(ひいらぎ とうま)】喧嘩最強×常識人!胃薬常備の苦労系イケメン
- 【持国衆筆頭|椿野佑(つばきの たすく)】性別を超えて生きる“美しさ”と“強さ”の象徴
- 【広目衆筆頭|水木聡久(みずき さく)】頭脳派×激情型のギャップが刺さる戦術系キャラ
- 【増長衆筆頭|桃瀬匠(ももせ たくみ)】寡黙な天才アーティスト系不良、その正体は“心で描く戦士”
- 兎耳山丁子(とみやま・ちょうじ)|最年少で「頭取」に君臨した天才的狂気、力こそが自由をもたらす
- 十亀条(とがめ・じょう)|冷酷と優しさを併せ持つ二面性の副頭取、その静寂の奥にある忠誠
- 佐狐浩太(さぎつね・こうた)|冷静沈着な実力者、その仮面の下に秘めた激情とは?
- 名取慎吾(なとり しんご:ボス)
- 橘ことは(たちばな ことは)|喫茶ポストの看板娘で頼れる相談役
- 中村幹路(なかむら かんじ)|六方一座を束ねる陽気な座長
- 成田しずか(なりた しずか)|運命に抗う孤独な歌姫
- 棪堂哉真斗(えんどう やまと)|喧嘩を遊びに変える“最凶伝説”元風鈴生
- 焚石矢(たきいし ちか)|梅宮が唯一勝てなかった“歴代最強”の異名を持つ男
- 「WIND BREAKER (ウィンドブレイカー)」全巻のあらすじ・ネタバレ
「WIND BREAKER (ウィンドブレイカー)」登場人物一覧
漫画「WIND BREAKER」の登場人物を一覧でまとめてみました。各々紹介文を一言で簡潔にまとめております(物語に大きく関わる重要キャラのみ詳細を記載しました。)
※ネタバレ本編を読む前にまずはキャラクターの詳細を一通り覚えておくことを推奨します。
風鈴高校 1年生
【風鈴高校の主人公】桜 遥(さくら はるか)|てっぺんを目指す転校生リーダー【1年1組級長】
(C)にいさとる・講談社/WIND BREAKER Project
「荒れ果てた高校に現れた救世主――その名は桜遥」
風鈴高校1年1組級長・桜遥は、本作の主人公にして“1年1組5強”の一角。かつて“最悪の不良高校”と噂される風鈴高校に自らの意志で足を踏み入れた転校生だ。混乱する校内に戸惑いながらも、「ボウフウリン」の活動を通して、仲間と共に少しずつ変わっていく姿が描かれる。誕生日は4月1日。身長169cm、体重59kg。強さだけでなく、芯の通った人間力で仲間たちを引っ張る、新世代のリーダータイプ。
【影の参謀】楡井 秋彦(にれい あきひこ)|情報戦を制す頭脳派副級長【1年1組副級長】
(C)にいさとる・講談社/WIND BREAKER Project
「喧嘩は弱くても、戦いには強い」
桜が街で最初に出会った風鈴高校の仲間、楡井秋彦。1年1組副級長にして、知識と情報収集力を武器に戦う頭脳派キャラクター。喧嘩が苦手な一方で、誰よりも状況判断に長けており、戦略面ではチームに欠かせない存在だ。桜に救われた過去から、彼のてっぺんへの道を支えることを決意する。誕生日は9月21日。身長163cm、体重57kg。
【謎多き天才】蘇芳 隼飛(すおう はやと)|1年1組の策士は静かなる“切り札”
(C)にいさとる・講談社/WIND BREAKER Project
「柔和な笑顔の裏に潜む、計算された強さ」
“1年1組5強”のひとり、蘇芳隼飛は多聞衆副級長として、策略と分析でチームを導く存在。何を考えているかわからない掴みどころのない性格だが、抗争時には冷静に状況を読み、勝機を見出すタイプ。飄々とした態度の裏に、緻密な頭脳と戦略を秘めている。誕生日不明。ミステリアスな魅力でファンを惹きつける人気キャラ。
【沈黙の猛獣】杉下 京太郎(すぎした きょうたろう)|無口な狂信者、その拳は語る
(C)にいさとる・講談社/WIND BREAKER Project
「言葉は少なく、拳がすべてを物語る」
身長192cm、体重80kg。“1年1組5強”の中でも圧倒的な存在感を誇るのが、杉下京太郎だ。梅宮一に心酔し、「ボウフウリン」の称号を中学時代から背負う異端児。口数少なく、常に孤高を貫くが、桜と出会ってからは激しい因縁が生まれる。喧嘩の実力と狂気じみた執念がぶつかり合うバトルは必見!
【筋肉の美学】柘浦 大河(つげうら たいが)|殴られてこそ魅せる“美学喧嘩”の男
(C)にいさとる・講談社/WIND BREAKER Project
「一撃に生き様を込めろ。それが柘浦流」
“1年1組5強”のひとり、柘浦大河はパワーだけでなく哲学を持つファイター。初対面では「お前の美学は?」と問い、相手の人間性を見極める。不屈の精神と鍛え上げられた肉体を武器に、戦いを“魅せる”ものとして昇華する。感情と理性が交錯するその戦いは、見る者の心を揺さぶる。
【ゆるふわ最強伝説】桐生 三輝(きりゅう みつき)|オシャレ×最強=ギャップの塊
(C)にいさとる・講談社/WIND BREAKER Project
「見た目はゆるふわ、中身は伝説級の実力者」
“1年1組5強”のひとり、桐生三輝はまるで不良に見えないオシャレでマイペースな青年。しかしその正体は、かつて有名不良校の3年生を一人で制圧したという伝説を持つ実力者。ゲームが好きでのんびり話すが、喧嘩になれば一気に豹変。ギャップ萌え必至の人気キャラ。
- 杏西(あんざい)
- 垣内(かきうち)
- 栗田(くりた)
- 高梨(たかなし)
< 他のクラス >
- 梓沢基希(あずさわ もとき:持国衆1年級長)
風鈴高校 2年生
【不良級長|梶蓮(かじ れん)】圧倒的存在感!不良界の半グレ級長
(C)にいさとる・講談社/WIND BREAKER Project
喧嘩最強の不良級長「梶蓮」が風鈴高校2年生に君臨!
2年2組の級長を務める彼は、鋭い目つきと口の悪さで周囲を圧倒する、まさに“多聞衆”の象徴。中学時代は手が付けられないほどの短気ぶりで、暴れれば誰にも止められなかった。しかし現在は、荒々しさの奥に「仲間への想い」と「自分なりの責任感」を秘めた一面も。
最初はリーダーとしての自覚に欠けていたが、新人の桜との出会いが変化のきっかけに。「何もできない」と悩む彼女に、自らの行動で“背中を見せる”熱い先輩像を体現。やる気が無いように見えて、実は誰よりも仲間思い。そんなギャップが、今、多くのファンを魅了している!
【副級長|榎本健史(えのもと たけし)】硬派で頼れる副級長!昭和の魂を受け継ぐ男
風鈴高校が誇る“昭和スタイルの硬派ヤンキー”榎本健史、副級長として登場!
べらんめぇ口調と昔ながらのリーゼント姿がトレードマーク。梶蓮が前に出ない時は、1年生たちをまとめあげる頼れる兄貴分だ。ケンカの腕はもちろん、リーダーシップにも定評あり。クールでドライな梶とは対照的に、情に厚く、人望を集める存在。
現代の学園ドラマにおいて、「昭和の不良魂」を感じさせてくれる数少ないキャラ。
- 楠見結斗(くすみ ゆいと:多聞衆2年副級長)
- 椎名航(しいな わたる:持国衆2年級長)
風鈴高校 3年生
【ボウフウリン総代|梅宮一(うめみや はじめ)】寛容で熱い“理想のリーダー像”がここに!
(C)にいさとる・講談社/WIND BREAKER Project
“ボウフウリン”の象徴とも言える総代・梅宮一は、人情味あふれる包容力と、仲間を想う深い愛情でチームを支える存在。
どんなトラブルにも動じず、笑って受け入れる大人の余裕。しかし、守るべき仲間が傷つけられた時は、一瞬で雰囲気が変わり、圧倒的な威圧感と実力で相手を制圧するギャップに惹かれるファンが急増中!
桜が変わるきっかけを作ったキーパーソンとしても注目され、“優しくて怖い理想の不良リーダー”として人気検索ワード上位に。
【多聞衆筆頭|柊登馬(ひいらぎ とうま)】喧嘩最強×常識人!胃薬常備の苦労系イケメン
(C)にいさとる・講談社/WIND BREAKER Project
“多聞衆”を束ねる筆頭・柊登馬は、作中屈指の喧嘩実力者でありながら、常に冷静な判断力と優しさを持つ頼れる兄貴分。
梅宮の自由すぎる言動に胃を痛める日々だが、後輩の面倒見もよく、多くの仲間たちからの信頼は抜群。武力だけでなく、人間性でも支持を集める“苦労人系最強キャラ”として話題沸騰中!
【持国衆筆頭|椿野佑(つばきの たすく)】性別を超えて生きる“美しさ”と“強さ”の象徴
(C)にいさとる・講談社/WIND BREAKER Project
スカート&ハイヒールを愛する四天王・椿野佑は、美しいものを追求し、自分らしく生きる姿が強烈なインパクトを与える唯一無二の存在。
その外見と行動から“ジェンダーフリーヒーロー”として支持を集め、強さと美しさを両立したキャラクターとして、Z世代からの共感度も抜群!
桜が一目惚れしそうになるほどの美貌と、芯のある生き方が、今“新しい時代のヒーロー像”として注目されている。
【広目衆筆頭|水木聡久(みずき さく)】頭脳派×激情型のギャップが刺さる戦術系キャラ
眼鏡と軍事知識で戦略を支える“頭脳派”四天王・水木聡久。冷静沈着に見えて、眼鏡が壊れると“激情スイッチON”になる二面性が最大の魅力。
作戦立案を担当するインテリタイプながら、その情緒不安定なギャップにハマるファンも多数。特に“メガネキャラ好き”に刺さる存在!
【増長衆筆頭|桃瀬匠(ももせ たくみ)】寡黙な天才アーティスト系不良、その正体は“心で描く戦士”
スケッチブックを手に、常にフードをかぶっているミステリアス系四天王・桃瀬匠。
一見無口で何を考えているかわからないが、内面では鋭い観察力と優しさを持ち、絵を通して自分の想いを伝えるアーティストタイプ。芸術的感性と不良の融合が唯一無二の存在感を放つ。
- 柳晴竜(やなぎ せいりゅう:持国衆次席)
- 柳雨竜(やなぎ うりゅう:持国衆次席)
- 柳田慈円(多聞衆次席)
- 松本陽大(多聞衆次席)
風鈴三中 3年生
笹城(ささき)
獅子頭連※ 『力の絶対信仰』を掲げ、純粋にケンカの強さを求めるチーム。
兎耳山丁子(とみやま・ちょうじ)|最年少で「頭取」に君臨した天才的狂気、力こそが自由をもたらす
(C)にいさとる・講談社/WIND BREAKER Project
可憐なルックスに騙されるな!『獅子頭連』を率いる兎耳山丁子は、見た目にそぐわぬ圧倒的な戦闘力を持つ“力の申し子”。史上最年少で頭取の座に就いた彼は、自由を得るために暴力と権力を手段とし、「強さこそが全て」という信念を貫くカリスマ的存在です。
その破天荒で自由奔放な性格、他人の話を一切聞かず突き進む姿勢は、仲間を振り回しながらもなぜか人を惹きつけてやまない。圧倒的なパワーと無邪気さを併せ持つ彼の行動は、常に予測不能。まさに“暴走する才能”が生んだモンスター頭取。
十亀条(とがめ・じょう)|冷酷と優しさを併せ持つ二面性の副頭取、その静寂の奥にある忠誠
(C)にいさとる・講談社/WIND BREAKER Project
『獅子頭連』副頭取・十亀条は、一見すると穏やかな語り口で人当たりの良さすら感じさせる存在。しかしその内面には、情を切り捨てる冷酷な判断力を秘めています。どれだけ親しい相手でも、一度でも敗北を喫した者は容赦なく見限る非情さが彼の信念。
元々は他人と関わることが苦手だったが、頭取・兎耳山丁子との出会いが彼の価値観を変え、今では“唯一信じる存在”として慕うように。静かなる忠誠を捧げるその姿は、陰ながら組織の均衡を支える“影の支配者”そのもの。
佐狐浩太(さぎつね・こうた)|冷静沈着な実力者、その仮面の下に秘めた激情とは?
(C)にいさとる・講談社/WIND BREAKER Project
『獅子頭連』の中でもトップクラスの実力を誇る佐狐浩太。常に冷静な判断を下す沈着冷静なタイプで、感情を表に出さない寡黙なキャラ。しかし、一部の人物、特に過去に確執を持つ柊登馬の前では、その内なる感情が一気に噴き出すことも。
普段は鉄仮面のような無表情を貫くが、内に秘めた情熱やトラウマは、物語の中で読者の心を揺さぶる要素になること間違いなし。圧倒的な実力と複雑な人間関係が交錯する中、彼の物語がどう動いていくのかは注目です。
- 有馬雪成
- 鹿沼稔
- 猿渡
KEEL(キール)※ チームが出来た経緯や理念などは不明。犯罪まがいの噂のある、小規模なチーム。裏で手引きしている人物が…?
名取慎吾(なとり しんご:ボス)
まとめ役。他人を恐怖で支配することに快感を覚える。
- 金剛尊(こんごう たける)
- 霧島士佑(きりしま ゆうすけ)
- 最上大志(もがみ たいし)
- 加賀廉二(かが れんじ)
- 利根帆介(とね ほんすけ)
まこち町の住人
橘ことは(たちばな ことは)|喫茶ポストの看板娘で頼れる相談役
(C)にいさとる・講談社/WIND BREAKER Project
風鈴生たちの憩いの場「喫茶ポスト」で働く、凛とした魅力を持つ少女・橘ことは。新入りの桜が街に来た当初、真っ先に手を差し伸べたのが彼女だった。以降、道に迷いがちな桜に対して、優しさと芯の強さを併せ持つアドバイスを届け続けている。大人びた雰囲気と、同世代とは思えない落ち着きで、風鈴街の若者たちからも一目置かれる存在。気の強さと親しみやすさを兼ね備えた、今注目の“癒し系しっかり者”キャラ。
- 山野隆太(やまの りゅうた)
- 桐生明香里(きりゅう あかり)
六方一座
中村幹路(なかむら かんじ)|六方一座を束ねる陽気な座長
(C)にいさとる・講談社/WIND BREAKER Project
伝統ある劇団「六方一座」の座長であり、ケイセイ街のクラブでボーイとしても働く多才な人物、中村幹路。明るくおおらかな性格と、誰にでも分け隔てなく接する人柄で、街の人々からの信頼も厚い。新人歌手・しずかが舞台に立てるよう店長に直談判するなど、行動力と懐の深さは折り紙付き。物語では、敵勢力「GRAVEL」との戦いにも参加し、仲間と共に立ち向かう頼もしきリーダー的存在。
成田しずか(なりた しずか)|運命に抗う孤独な歌姫
(C)にいさとる・講談社/WIND BREAKER Project
ケイセイ街のナイトクラブで歌手として働く少女、成田しずか。謎の勢力「GRAVEL」に追われ、逃亡中に主人公・桜たちと出会い、数奇な運命に巻き込まれていく。姉のように慕う椿野との絆や、助けてくれた中村座長への憧れなど、人とのつながりを大切にする心優しい一面も。美しい歌声と儚げな佇まいで、多くの人の心を惹きつける“悲劇のヒロイン”として、多くの支持を集める注目キャラ。
GRAVEL
- 硯秀平(すずり しゅうへい)
元風鈴高校(烽)
棪堂哉真斗(えんどう やまと)|喧嘩を遊びに変える“最凶伝説”元風鈴生
(C)にいさとる・講談社/WIND BREAKER Project
かつて風鈴高校を震撼させた、伝説の元風鈴生・棪堂哉真斗。梅宮たちと同学年ながら、風鈴統一前に姿を消し、今なお語り継がれる“遊び感覚で喧嘩を楽しむ男”。その好戦的な性格と圧倒的な強さから、「風鈴史上もっとも危険な男」と称されることも。現風鈴の姿に疑問を抱き、“真の風鈴”を取り戻すべく、対烽編の火蓋を切るキーマンに。不良界の伝説キャラとして、今もなお話題の中心にいる存在。
焚石矢(たきいし ちか)|梅宮が唯一勝てなかった“歴代最強”の異名を持つ男
(C)にいさとる・講談社/WIND BREAKER Project
風鈴高校の歴史を語る上で欠かせない、最強の男・焚石矢。梅宮と同級生だったが、彼が統一を果たす前に姿を消した“もう一人の伝説”。梅宮が唯一、一度も勝てなかった相手として知られ、彼の存在は多くのファンにとって語り草に。圧倒的な実力とカリスマ性を兼ね備え、“歴代風鈴最強”という称号を欲しいままにした孤高のファイター。今なお「梅宮が勝てなかった男」として検索され続ける、シリーズ屈指の謎多きキャラ。
- 盤杖奏音(ばんじょう かのん)
- 樽味清太郎(たるみ せいたろう)
- 杓子千宙(しゃくし ちひろ)
- 梳地弦治(すぎち げんじ)
- 島田天神(しまだ てんじん)
- 島田音緒(しまだ ねお)
- 柱尾修士(はしらお しゅうじ)
- 大引界斗(おおびき かいと)非烽
「WIND BREAKER (ウィンドブレイカー)」全巻のあらすじ・ネタバレ
1巻のあらすじ・ネタバレ
風鈴高校の不良たちと街を守る英雄たち:桜遥の戦いの物語
風鈴高校、そこは学力の最底辺に位置し、毎日のように派閥争いや不良同士の抗争が繰り広げられる荒れた学び舎。言い換えれば、平穏無事な日々なんて一日もない。その風鈴高校に、桜遥という名の転校生がやってきた。彼の目的はただ一つ、風鈴高校の頂点に立つこと。
桜が辿り着いた場所は「まこち町」という、これまた無法地帯に近い町。ここで、カフェを経営している橘ことはという女性が不良グループに絡まれている現場を目撃した桜は、ためらうことなくその場に立ち向かう。しかし、想定以上の強敵が現れ、桜は不良グループのリンチに遭う羽目に。
だが、そんな彼を救ったのは、風鈴高校の一部の生徒たちだった。彼らの名は、柊登馬、松本陽大、梶蓮、柳田慈円。実はこの町、かつてはギャング同士の戦争が絶えず、治安は最悪だった。しかし、風鈴高校の生徒たちが立ち上がり、町に平和をもたらしたのである。
その平和の象徴が、町の入口に立てられた看板に書かれた、こうした文言だった:
「これより先!
・人を傷つける者
・物を壊す者
・悪意を持ち込む者
何人も例外なくボウフウリンが粛清する」
この看板を見た町の人々は、風鈴高校の生徒たちを「防風鈴(ウィンドブレイカー)」と呼び、英雄視していた。そして、桜遥もまた、ただの落ちこぼれではなく、彼の過去と戦いながら、街を守る英雄へと成長していくのだ。
桜が風鈴高校に入学したのは、まさにその時。新たな仲間たち、楡井秋彦、蘇芳隼飛、杉下京太郎らと共に、桜は風鈴高校の頂点を目指して動き出す。
しかし、彼の前にはすでに、崇拝するボス、梅宮一が君臨しており、桜の野望は一筋縄ではいかない。桜が梅宮一の存在に強く惹かれていく中、校内で激しいケンカが勃発。だがその途中、梅宮の声が校内放送で流れたことにより、事態は予期せぬ方向へと収束する。
その後、桜はしばしの間、トップを目指す道を一時中断し、柊や蘇芳らと共に「街を守る活動」を行うことに。パトロール中、風鈴高校の後輩である笹城が隣町の不良グループ「獅子頭連」に追われている場面を目撃し、桜と杉下は彼を助けるために獅子頭連に立ち向かう。
桜遥の戦いは始まったばかり。彼がどのようにして不良たちと戦い、どんな試練を乗り越えて街の英雄になっていくのか、その先の展開に期待が高まる――。
2巻のあらすじ・ネタバレ
風鈴高校 vs 獅子頭連:宿命のタイマンバトル、勝利への道
風鈴高校の桜遥が挑むのは、ただのケンカではない。次に待ち受けているのは、街を脅かす獅子頭連との壮絶な抗争だ。
桜は、獅子頭連の副頭取である十亀条に堂々とケンカを売り、その戦いが一触即発の局面を迎える。
しかし、この抗争は桜の予想を超える展開を見せることになる。ある日、獅子頭連の頭取・兎耳山丁子(とみやま ちょうじ)が風鈴高校に乗り込んできた。彼は、風鈴高校のボス梅宮一に対して、名誉をかけたタイマン勝負を挑むのだ。その勝負に、桜も参加することになり、やがて5対5の団体戦が決定する。
ここから始まるのは、風鈴高校と獅子頭連の壮絶な戦い。各々の闘志がぶつかり合い、全てをかけた決戦が繰り広げられる。まずは、対決の結果から見ていこう。
風鈴高校 vs 獅子頭連:決戦の結果
• 第一戦
杉下京太郎(風鈴高校) vs 有馬雪成(獅子頭連)
結果:風鈴高校の勝利
初戦から圧倒的な強さを見せた杉下。速さと力で有馬を制圧し、序盤から風鈴高校の流れを作る。
• 第二戦
蘇芳隼飛(風鈴高校) vs 鹿沼稔(獅子頭連)
結果:風鈴高校の勝利
俊敏な動きと冷静な戦術で、蘇芳が鹿沼を翻弄。次々に白星を上げ、風鈴高校の勢いは加速する。
• 第三戦
柊登馬(風鈴高校) vs 佐狐浩太(獅子頭連)
結果:風鈴高校の勝利
実力派の柊もまた、負けじと佐狐を圧倒。風鈴高校の面々は次々に獅子頭連を打破し、勝利を積み重ねていく。
第四戦以降は3巻(次巻)へ
3巻のあらすじ・ネタバレ
• 第四戦
桜遥(風鈴高校) vs 十亀条(獅子頭連)
結果:風鈴高校の勝利
ここで、桜がついに登場。十亀条との激闘の末、桜が勝利を手にし、風鈴高校の勢いはさらに強固なものとなる。
• 第五戦
梅宮一(風鈴高校) vs 兎耳山丁子(獅子頭連)
結果:風鈴高校の勝利
そして迎える決定戦。梅宮一が、獅子頭連の頭取である兎耳山丁子と壮絶な一騎打ちを繰り広げ、ついに勝利を収める。
〜第四戦「桜遥(風鈴高校) vs 十亀条(獅子頭連)」の詳細〜
風鈴高校の切り札・桜遥が、ついにリングに立った。対するは、かつて“獅子頭連の良心”とまで言われた男・十亀条。実力・経験ともに上回る十亀の猛攻に、序盤は押される桜。
だがその戦いの中で、桜の真っ直ぐな拳が十亀の心に変化をもたらす。忘れていた結成当初の「チームの理想」。それを思い出した十亀は、最後、自ら敗北を受け入れる形で拳を引く。
桜の勝利――それは、力の勝ちではなく、心の勝利だった。
〜第五戦の詳細〜チームを背負う男たちのぶつかり合い。梅宮一 vs 兎耳山丁子の詳細
そして、運命の第5戦。風鈴高校のリーダー・梅宮一と、獅子頭連の頭取・兎耳山丁子が対峙する。速さに長ける兎耳山が何度も攻撃を浴びせるも、タフネスの塊・梅宮は崩れない。
「お前の拳は軽い」――その一言に、兎耳山の内心が揺らぐ。
かつて楽しさと仲間を大切にしていた彼が、いつの間にか“勝つためだけの頭取”に変わってしまっていた。己の信じていたはずの理念と現在のギャップに気づいた兎耳山は、無心で打ち続けるも…勝敗はすでに決していた。
圧倒的勝利、その先にあるもの
団体戦は5対0。風鈴高校の完勝で幕を閉じた。しかし、これは単なる勝敗ではない。桜遥と梅宮一――彼らが示したのは、「拳で語る信念」と「仲間との絆」の強さだった。
そして今、風鈴高校はただの不良高校ではなく、「正義を貫く存在」へと変貌しようとしている。
だが、この戦いの裏で動き出す“新たな影”の存在に、誰もまだ気づいていなかった――。
4巻のあらすじ・ネタバレ
かつて敵対していた獅子頭連との死闘が、兎耳山の迷いと梅宮の信念によって思わぬ結末を迎える。激しい団体戦の末、勝利を掴んだのは風鈴高校だったが、それは単なる勝敗では終わらなかった。
梅宮は、敵のトップである兎耳山に「一緒に歩もう」と手を差し伸べる。それは力でねじ伏せるのではなく、心を通わせる選択。抗争の果てに生まれた友情は、風鈴高校と獅子頭連を繋ぎ、両者は和解への道を歩み出す。
そして、強さに執着していた桜の中にも、仲間の存在が新たな価値観を芽生えさせていた。
【KEELの影】新たな強敵、謎の組織が風鈴に迫る
そんな平穏も束の間、次に現れたのは“KEEL”と呼ばれるフード姿の謎の集団。彼らは、暴力と不穏な噂に包まれたアウトロー組織。風鈴高校に、再び嵐の気配が漂いはじめる。
一方、桜たちは新たな仲間・柘浦や桐生との出会いを通じて、絆を深めていく。全く違う個性を持つ二人との交流は、これからの戦いに大きな意味を持つことに――まだ、桜たちは気付いていなかった。
5巻のあらすじ・ネタバレ
風鈴高校の1年生のリーダー、級長に選ばれた桜遥。新たな役割を与えられた彼は、仲間との関係をより深めようと動き出す。だが、その矢先にクラスメイト・杏西の異変に気付く。
杏西が追いかけていたのは、かつての親友・長門。彼は、あろうことかKEELの一員として姿を現すも、仲間にリンチを受けていた。何か事情があると察した杏西は、ひとりでKEELの本拠地に潜入しようとする――風鈴高校に迷惑をかけたくない、その一心で。
しかし、桜はそれを見過ごさなかった。
「仲間のために、クラス全員で行く」
その決断が、新たな“風鈴伝説”の始まりとなる。
なぜKEELは長門を狙うのか?その目的とは?KEELとは一体何者なのか?
竜骨のエンブレムを背負い、裏社会との関わりさえ囁かれる謎の集団。その本拠地・千葉造船所跡で何が起きるのか?桜たちの行動が、KEELとの全面衝突を引き寄せることになる。
次巻で明かされる、衝撃の真実とは?
風鈴高校の“誇り”をかけた戦いが、ついに始まる。
6巻のあらすじ・ネタバレ
風鈴高校1年生、敵地KEELへ潜入──地獄の抗争が始まる
風鈴高校1年生とKEELの主力同士の対決は以下の通り。
風鈴高校1年生vsKEEL(キール)
桜遥 vs 金剛尊
柘浦大河 vs 霧島士佑
杉下京太郎 vs 最上大志
桐生三輝 vs 加賀廉二
蘇芳隼飛 vs 利根帆介
“仲間を救うためなら、地獄にだって飛び込む”
風鈴高校の1年生たちが、ついにKEEL(キール)の本拠地へと足を踏み入れた。
迎え撃つのは、圧倒的な数と凶悪な実力を誇るKEELの構成員。
ただのケンカではない、命すら削り合う極限のバトルが始まる。
血気盛んな1年生たちは、不利な状況にも臆せず立ち向かう。
桜遥、杉下京太郎、柘浦大河たちの猛攻により、一時は互角に渡り合うものの、KEEL幹部が動き出したことで戦局は急変。
前線が崩れ、絶望が迫る――。
そんな中、風鈴高校2年の最強トリオ・梶蓮、楠見、榎本が突如として参戦。
「ここは任せろ」――その一言で、戦場の空気は一変する。
そして、物語は頂上決戦へ。
風鈴高校の2年級長・梶蓮が、KEELの頂点・名取慎吾に真っ向勝負を挑む!
運命を左右する“大将戦”、勝つのはどちらだ?※続きは7巻で…
7巻のあらすじ・ネタバレ
KEEL崩壊――だが桜の胸に残ったのは勝利の味ではなかった
KEELとの抗争、最終局面。
圧倒的カリスマを持つKEELのボス・名取慎吾が仕掛けた最後の策は、梶蓮を“取り込む”ことだった。
だが、梶がその言葉に乗るはずもなく、両者は激突。
本気を出した梶が見せたのは、人智を超えた“獣”のような戦い方――
名取は敗れ、KEELは解散へと追い込まれる。
しかし、勝利を手にしたはずの桜の表情は晴れなかった。
「仲間が倒れた時、俺の体は……動かなかった」
仲間のために闘ってきたはずの自分が、いざというときに何もできなかったという痛烈な後悔。
さらに、上級生の力を借りてしまった自分に対する苛立ち。
そんな中、新たな抗争の火種が姿を現す。
次の敵――その名は「GRAVEL」。
「俺は、もう迷わねぇ」
次巻、桜が見せる“覚醒”とは──?
8巻のあらすじ・ネタバレ
仲間との絆が導いた「自分だけの居場所」
孤立していた桜にとって、頼れる仲間たちの存在が何よりの支えだった。梶や梅宮との対話を通じて、自分の本心を打ち明ける勇気を得た桜は、クラスメイトとのわだかまりを解きほぐし、初めて“居場所”と呼べる空気を手に入れる。
そんな中、梅宮の主催する親睦会で、桜は持国衆筆頭・椿野佑と心を通わせることに。さらに蘇芳や楡井とともに、地域の老人宅を訪れ、世代を超えた触れ合いを楽しむ。一見、穏やかな日常——だが、その裏で不穏な動きが始まっていた。
椿野が提案したある”お店”への訪問が、やがて桜たちを歓楽街へと引き寄せる。そしてそこから、彼らの運命を大きく変える抗争の火種が……。
9巻のあらすじ・ネタバレ
歓楽街の影に潜む謎の女と、六方一座の真実
煌びやかなネオンが灯る夜の歓楽街。その雑踏の中で桜たちが目にしたのは、ドレス姿の女性が誰かに追われる衝撃的な光景だった。
助け出した女性の名は成田しずか——中村幹路が経営するバーで歌い手として活躍しているシンガー。彼女が巻き込まれたトラブルは、桜たちをかつて風鈴高校と幾度となく激突していた“超武闘派チーム・六方一座”との接点へと導いていく。
バーでは椿野や持国衆の柳兄弟たちが集まり、束の間の休息を楽しんでいた。だがそこに飛び込んできたのは、「成田しずかが襲撃された」という緊急の報。
抗争は、もう始まっていた。
そしてこの夜、桜たちは逃れられない運命に巻き込まれていく——。
10巻のあらすじ・ネタバレ
「GRAVEL」出現!交錯する信念と覚悟の夜
歓楽街の裏路地で繰り広げられる乱戦。成田しずかの救出に成功した桜たちだったが、その背後にはさらに強大な敵が待ち受けていた。
砂把地区を根城にし、無法を生き抜くアウトロー集団「GRAVEL」。盗み、暴力、雇われ戦闘員として暗躍する彼らが、六方一座を標的に襲いかかる!
数の暴力と執拗な攻撃に、ついに幹路たちも追い詰められていく。絶望が迫る中、しずかは涙ながらに「自分を差し出すことで、争いを止めてほしい」と懇願。その犠牲的精神が場を一度静めたかに見えたが……。
椿野佑、参戦。風鈴高校・持国衆筆頭が、GRAVELのリーダー・硯秀平との宿命の一騎打ちへと突入する!
11巻のあらすじ・ネタバレ
硯との邂逅と、もう一人の風鈴高校OBの影
椿野の勝利により、抗争はついに終息を迎える。硯の過去にあるのは、盗みでしか生きられなかった哀しき現実。椿野はその境遇に理解を示し、更生の機会として中村幹路の店で働くことを提案。手を差し伸べたことで、敵だったはずの硯もまた、新たな一歩を踏み出すことに。
だが、物語は終わらない。
平和を取り戻したその帰路、桜たちの前に現れたのは、元・風鈴高校の最凶OB——棪堂哉真斗。硯を操っていた黒幕であり、今回の抗争を影で操っていた人物だった。
桜はあえて強気な姿勢を見せ、事態を鎮めるが、その裏で新たな火種が確実に芽生えていた……。
12巻のあらすじ・ネタバレ
混沌とした過去、そして避けられない再会。
すべては、一通の“宣戦布告文”から始まった——。
かつて風鈴高校を一つにまとめ上げた5人の伝説。その中でも頂点に立つ梅宮は、かつての同級生・棪堂(えんどう)との因縁に終止符を打つべく、1年生の級長・副級長たちを召集する。語られるのは、2年前の風鈴高校創世記——外敵との抗争、内部抗争の果てに築かれた「ボウフウリン」の誕生だ。
だが、その裏には“もう一つの物語”があった。梅宮たちと同時に入学し、独自に力をつけていった棪堂は、己の信じる正義を貫き、風鈴統一前に学校を去る。そして再び現れた棪堂は、ついに動く。
「ボウフウリンの殲滅および風鈴高校の完全消滅を宣言する」
これはただの抗争ではない。
街そのものを巻き込む、“戦争”の始まりだった。
13巻のあらすじ・ネタバレ
その日、街は戦場と化した。
棪堂が率いる最強軍団「国崩大火」が動き出す——。
風鈴高校に突きつけられた宣戦布告。予告通り、棪堂軍は街に現れ、風鈴の防衛拠点を次々と襲撃。数において劣る風鈴だが、精鋭による作戦で互角の戦いを展開する。
だが戦況は、一人の登場によって大きく揺らぐ。
いや、“一人”ではなかった——10人の戦闘狂、「烽(とぶひ)」。
かつて棪堂と共に暴れ回り、風鈴を離れた伝説の10人が現れたのだ。学校の内外で数々の修羅場をくぐり抜け、その名を聞かぬ者はいない。彼らの参戦によって風鈴幹部たちは次々と追い詰められ、戦いは一対一の“タイマン”という極限の領域へ突入していく。
果たして梅宮は、風鈴高校を守れるのか?
そして、「烽」たちの本当の目的とは——?
続く戦火の中で明かされる真実が、すべてを覆す。
風鈴史上、最大の激戦が、いま始まる。
14巻のあらすじ・ネタバレ
かつてない規模の“全面戦争”が、ついに始まった。
風鈴高校と烽(とぶひ)による熾烈なタイマンが、森林公園を舞台に火蓋を切る。
立ちはだかるのは、かつて棪堂と共に荒れ狂った精鋭たち——圧倒的な実力を誇る「烽」のメンバーだ。
• 水木聡久 vs 樽味清太郎
• 桃瀬匠 vs 杓子千宙
• 柳兄弟 vs 島田兄弟
• 椿野佑 vs 梳地弦治
• 桜遥&杉下京太郎 vs 柱尾修士
• 蘇芳隼飛 vs 大引界斗
• 梶蓮 vs 盤杖奏音
次々に展開される極限の一騎打ち。しかし、互角の勝負が続く中、突如現れたのは…棪堂と焚石。
風鈴側の防衛線は、彼らの圧倒的な力によって一気に崩される。森林公園は突破され、街が戦場と化す。
その報せを聞いた風鈴高校の面々は動揺し、集中力を失い始める。
もはや万事休す——と思われたその時、戦況を覆す“新たな勢力”が姿を現す。
15巻のあらすじ・ネタバレ
“仲間”は、決して一人じゃない——。
風鈴高校の危機に駆けつけたのは、かつてしのぎを削った他勢力のリーダーたち。
十亀条・兎耳山丁子率いる「獅子頭連」、中村幹路率いる「六方一座」、そして伝説のチーム「GRAVEL」の元ボス・硯秀平が参戦!
烽との因縁も絡む中、助っ人たちが火花を散らすタイマンが始まる。
• 十亀条 vs 柱尾修士
• 硯秀平 vs 梳地勢No.2
十亀は超人的なタフネスで柱尾を押し切り、見事に撃破。
一方、硯は戦闘中に“覚醒”し、冷静かつ圧倒的な実力でNo.2をねじ伏せる。
一進一退の攻防が続く中、椿野佑と梳地弦治の一騎打ちは緊迫の様相を呈す。
だが、梳地が梅宮を侮辱した瞬間——椿野の中で何かが弾けた。
怒りに火がついた男の拳は、戦局を変える鍵となるのか?
風鈴高校と烽、それぞれの信念がぶつかる決戦の行方は——?
16巻のあらすじ・ネタバレ
破壊と狂気の「国崩大火」──最強同士の死闘が始まる
街を焼き尽くす勢いで広がる「国崩大火」の中、椿野がついに全力を解放。怒涛の力で梳地を圧倒し、勝利を掴む。その裏では、柳晴竜&柳雨竜のコンビが島田兄妹を一蹴し、街の戦局を一気にひっくり返す動きを見せる。
しかし、ここで登場するのが烽(ともしび)最強の男──盤杖奏音。梶を容赦なく追い詰め、瀕死状態に。そして榎本・楠見すらもその手にかけ、風鈴高校の希望が潰えていく。だが、傷だらけの梶が怒りで変身し獣と化すも、それさえも盤杖には通用せず…。絶体絶命の瞬間、静かに戦場へと足を踏み入れる男──柊登馬が現れる。
風鈴高校の誇りを背負って、柊登馬が盤杖に挑む…!
盤杖が梶を痛めつけたその行為に、柊の怒りが限界を超える。風鈴高校の誇りと仲間を守るため、彼は命を賭けた決戦に挑むのだった…。
17巻のあらすじ・ネタバレ
死闘の果てに、因縁の戦いが動き出す──「国崩大火」終焉へ向けて
盤杖との激戦を制した柊は、因縁深いかつてのライバル・佐弧と共に、残党の制圧に成功。だが、戦火はまだ終わらない。棪堂軍の進行を止めるべく、桜と杉下が動き出す。すでに焚石・棪堂は現場を離れており、彼らの前には獅子頭連の兎耳山らが立ちはだかる。
やがて、風鈴高校の援軍・水木&桃瀬も現場に到着し、激しい戦闘が再び勃発。兎耳山が立ちはだかるのは、烽の樽味&杓子。その間に、桜と杉下は梅宮が待つ校舎を目指すが…そこにはさらなる地獄が待ち受けていた。
宿命の決戦、開幕──屋上で交差する二つの運命
梅宮の登場で、焚石と棪堂の動きが加速。校舎では、椿野・硯・中村の三人が棪堂と死闘を繰り広げるが、圧倒的な力の前に次々と倒れていく。そして、屋上に現れた梅宮がついに焚石との決着をつける時が来た──。
桜と杉下の絆、命を懸けた戦い、そして因縁の因果が交錯するクライマックスへ…。
18巻のあらすじ・ネタバレ
風鈴高校 VS 烽(ほう): 桜と棪堂の激闘
桜遥と棪堂哉真斗の戦いが、ついに火蓋を切る。風鈴高校の代表として、桜は一切の迷いを捨て、集中力を最大限に高めて棪堂の動きに追随しようとする。しかし、格上の実力を誇る棪堂は、その力で桜を圧倒し、彼女を容赦なく追い詰める。桜が何とか反撃を試みても、棪堂は無情にも攻撃を続け、戦局は次第に桜にとって厳しくなっていく。
そんな中、棪堂の言葉が桜に突き刺さる。「風鈴高校の人間、それ以外の人間はどうでもいい」と語る棪堂。その言葉に激昂した桜は、さらに戦闘力を高めて再度立ち向かうが、棪堂の強大な力は桜を圧倒し、ついには首を絞められそうになる。果たして、桜はこの試練を乗り越えられるのか?
19巻のあらすじ・ネタバレ
桜の覚醒と仲間たちの力
桜が瀕死の状態で倒れそうになる中、風鈴高校の仲間たちや獅子頭連の友人たちが駆けつける。仲間の支えによって、桜はかつて抱えていた「風鈴高校を守る」という強い執念から解放され、新たな力を得る。そして再び、棪堂に立ち向かう覚悟を決める桜。
戦闘が再開されると、桜は驚異的なスピードで棪堂と互角に渡り合い始める。しかし、戦いは決して簡単なものではない。棪堂に再び首を絞められ、意識が遠のく桜。だが、まさにその瞬間、棪堂の手がわずかに緩んだ隙を突き、桜は強烈な頭突きを決めることに成功。その瞬間、戦局は一変し、桜は見事に棪堂を打倒する。
戦いが終わり、棪堂は心からの敗北を認め、今後は風鈴高校に手を出さないと誓う。そして、二人は梅宮と焚石の戦いが繰り広げられる屋上へ向かう。
屋上の激闘:梅宮 VS 焚石
屋上に上がった桜と棪堂は、梅宮と焚石の壮絶な戦いを目の当たりにする。焚石の圧倒的な戦闘力に対し、普段は温厚な梅宮が見せる狂暴な姿に驚愕する。戦いの行方はどうなるのか、誰もがその結末に目が離せない。
20巻のあらすじ・ネタバレ
焚石 vs 梅宮:決着の瞬間
国崩大火の激戦がついに最高潮に達する。焚石はただ一人、自分を認める相手である梅宮との戦いを楽しむかのように続け、両者は全力でぶつかり合う。激闘の末、ついに梅宮が倒れるかと思いきや、桜の怒りによって立ち上がる海宮。再び戦闘は続き、壮絶なバトルの末、海宮が焚石に勝利を収める。
梅宮は戦いが終わった後も、その意志を貫き、再び焚石との戦いを誓う。そして、焚石にとっても転機が訪れる。今まで一度も人の名前を呼ばなかった焚石が、梅宮や棪堂の名前を口にし、仲間として彼らを認識し始めるのだ。勝者でありながらもボロボロの状態で立ち上がれない梅宮。桜と拳を交わし、風鈴高校の生徒たちは歓喜の声を上げる。これで「国崩大火」が終結し、風鈴高校には久しぶりの平穏が戻った。
平和が訪れた風鈴高校
戦の後、1ヶ月が経過した風鈴高校では、必死に街の復興作業が続けられていた。そして、梅宮が復興作業が一区切りついたタイミングで、「ありがとう会」が開催されることに。獅子頭連、六方一座、GRAVELといった仲間たちも参加し、賑やかな宴会が繰り広げられる。風鈴高校の生徒たちは大きな敵を倒し、ついに平和を手に入れたことに感謝し、喜び合う。そして、場は和やかなムードに包まれる。
21巻のあらすじ・ネタバレ
桜の成長と新たな挑戦
風鈴高校に平穏が戻る中、桜は自らの成長を実感しつつ、周囲の仲間たちと共に楽しい日々を過ごしていた。特に柊と佐孤は獅子頭連との対抗戦を経て、見事に和解し、互いに深い絆を築いていく。桜は、これまでの戦いで学んだことを活かし、1年生の級長として、その地位を揺るぎないものにする。
一方、バーベキューの後、風鈴高校の仲間たちは楽しげに過ごす中、杉下京太郎だけは心の中で葛藤を抱えていた。梅宮を助けたかったのに、なぜ桜にその役目を託したのか、そして、なぜ桜に対して「カッコイイ」と感じるようになったのか。その感情に悩む杉下は、楡井に相談を持ちかけ、楡井はそのモヤモヤの正体が「嫉妬」であると解説する。
杉下は桜が「自分が目指す姿」そのものになっていることに嫉妬していたのだと気づき、今後は変わる決意を固める。そして、夏休みが訪れると、桜たち1年生はクラスメイトとの絆を深めるために海へと出かけることに。今まで孤高の存在だった杉下も、クラスの仲間たちに愛される存在として変化を遂げ、みんなでビーチを楽しむ。
最新22巻のあらすじ・ネタバレ
梶の立ち直りと新たな出会い
「国崩大火」で獣化してしまった梶が、仲間たちの支えによって立ち直る場面が描かれる。副級長の楠見や榎本、そして柊が梶のお見舞いに訪れ、彼の心のケアを行う。梶は過去の自分と向き合い、仲間たちの存在を再認識することで、心の中に新たな力が湧いてくる。
その後、桜と仲間たちはまた別の冒険へと出かける。出かけた先で、桐生明香里という人物に出会い、桐生家の豪邸へと招かれることに。
以上が22巻までのあらすじでございます。
(C)にいさとる・講談社/WIND BREAKER Project

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