【ハリー ポッターと呪いの子ネタバレ感想レビュー】原作のあらすじやキャスト、キャラ、舞台をご紹介!

漫画最新話ネタバレ感想

本記事では、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』のあらすじとネタバレを交えながら、キャストや舞台ならではの魅力、そして原作とのつながりについても詳しくご紹介します。

ファン必見のネタバレ考察と深掘りレビューを是非お楽しみください!

まず始めに| ハリー ポッターと呪いの子のあらすじ・舞台

舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』公式サイト

『ハリー・ポッターと呪いの子』は、あの大人気シリーズの第8章として、多くのファンが待ちわびていた作品です。

原作の『ハリー・ポッターと死の秘宝』から19年後を舞台に、主人公はハリー・ポッターではなく、彼の次男アルバス・セブルス・ポッターと、ドラコ・マルフォイの息子スコーピウス・ヒュペリオン・マルフォイ。二人の新たな物語が始まります。

物語の舞台は、ホグワーツ魔法学校。アルバスとスコーピウスが初めて同じ学年で入学するところから話が展開します。

しかし、この物語は単なる次世代の冒険譚というだけではありません。

続編として期待された本作は、父ハリーの過去と向き合いながら、父親として、そして一人の男として生きる難しさが色濃く描かれています。

時折、ハリー・ポッターとして過ごした日々が過去のものとなり、今は魔法省で忙しい日々を送り、三人の子どもの父親としての役割を果たさねばならないハリー。

しかし、その平穏な日常の裏で、彼の過去と向き合わせられる出来事が次々に起こります。

アルバスは、父ハリーの「伝説」の重圧に悩み、思いもよらない困難に直面することに。

物語は舞台劇として2016年にロンドンで初演され、世界中の観客を魅了してきました。2022年には日本でも東京公演が行われ、日本人キャストによる新たな形でその魅力が披露されました。

父と子、過去と現在。登場人物たちが抱える痛みと葛藤が、時に驚くべき真実と共に明らかになり、物語は予想を超える展開へと進んでいきます。

闇が思いがけない場所から現れるように、希望と絶望が交錯するこの作品を、あなたもぜひその目で確かめてください。

【ハリー ポッターと呪いの子ネタバレ感想レビュー】

ハリー・ポッターと呪いの子:時間を超えた親子の物語

舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』公式サイト

「ハリー・ポッターと呪いの子」は、私たちが知っている魔法の世界のその後、19年後の新たな物語を描いています。

今度の主人公は、ハリー・ポッターたちの子どもたち。物語が進むにつれて、大人になったハリー、ロン、ハーマイオニーが再登場し、時に父親として、時に友情を築きながら新たな冒険に挑む様子が描かれています。

最初に言ってしまうと、物語全体としては非常に楽しめましたが、正直なところ、いくつかの部分で二次創作っぽさを感じたのも事実です。

特に、タイムターナー(逆転時計)を使った過去への介入の場面では、以前ハーマイオニーが使っていたそれとの違いに少し違和感を覚えました。

さらに、翻訳にも多少不自然な部分があり、読み進めるうちに少し気になることもありました。

しかし、これらの不安を上回る魅力的なキャラクターたちと、感動的なシーンがたくさん詰まっています。


時を超える冒険、そして父子の絆

舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』公式サイト

本作では、ハリーの息子アルバスとその親友スコーピウスが中心となり、時を超えた冒険を繰り広げます。

どこか夢のような非現実的な世界が広がる一方で、物語の根底には「父親としての責任」や「親子の絆」という普遍的なテーマが流れています。

ハリーが自らの過去を変えようと必死になり、時には子どもたちを犠牲にしてしまう様子は、どこか悲痛で痛々しいものでした。

特にアルバスとの間にあった深い溝を埋めるために、ハリーがどれだけ試行錯誤を繰り返したか、そして最終的に彼らがどう向き合っていくのかには心が打たれました。

父親としての自信を持てないハリーと、父親の名声に悩みながらも自分の道を歩もうとするアルバス。

どちらも非常にリアルで、共感できる部分が多かったです。

親子の葛藤と成長

物語を通して描かれるハリーとアルバスの関係は、まさに「和解」の物語であり、それが本作を特別なものにしていると言えます。

最初はお互いに理解し合えない二人ですが、時を経て、試練を乗り越えながらお互いに何が大切かを学び合う姿が印象的でした。

特に、アルバスが父親の期待に応えようとするあまり、自分自身を見失いかける場面は、現実の親子関係でもよく見られる光景ではないでしょうか。

親子の絆を深めるためには、ただ「仲良くなる」だけではなく、お互いの弱さを理解し、許し合うことが必要だと教えてくれます。


スコーピウスとアルバス、二人の友情

また、アルバスの親友スコーピウスは、非常に魅力的なキャラクターとして描かれていました。

彼は、いわば「普通の子」であり、ハリー・ポッターの子どもたちの中では異色の存在。しかし、その真摯さと優しさが、アルバスを支え、彼にとってかけがえのない友人となっていきます。

スコーピウスのキャラクター性がまた良くて、彼の想いが報われることを心から願いました。

スコーピウスの登場によって、ただの冒険譚から、深い友情と人間ドラマを描いた作品へと昇華していきます。

成長したマルフォイ家とハリーの父親像

一方で、ハリーとともに物語の中で大きく変化を見せるのが、ドラコ・マルフォイとその息子スコーピウスです。

ハリーとマルフォイの関係も、かつての対立を乗り越え、深い友情に変わりつつあります。

特に、マルフォイが自分の息子に対して見せる父親としての愛情には、かつての敵同士だった二人の過去が重なり、胸を打たれました。

スネイプのように、過去に報われなかったキャラクターの救済が描かれる点でも、ファンにとっては感慨深いものがあります。


時間軸を超える冒険と映像化の魅力

本作には時間旅行の要素が絡んでおり、その影響で一度は見逃してしまった「もしも」の世界が繰り広げられます。

例えば、セドリック・ディゴリーが死喰い人となり、ヴォルデモートの支配する世界が描かれるシーンは、映像化されるとどんな表現になるのか、非常に楽しみな部分でもあります。

過去の出来事を少しでも変えることで、世界がどれほど大きく変わるのか、そのスリルと危険を感じながら物語が展開していきます。


最後に:ハリー・ポッターの世界に触れて

この物語を通して、私たちは再びあの魔法の世界に戻ることができました。

ハリー・ポッターシリーズのファンにとっては、待望の続編ともいえる作品であり、懐かしさと新鮮さが絶妙に絡み合っています。

何よりも、ハリーやロン、ハーマイオニーといったおなじみのキャラクターたちが、大人として、親として成長していく姿を見守ることができたことが大きな魅力でした。

時を超えて、我々がまた新たな冒険に出発し、親子の絆を深く感じることができただけでも感無量でした。

ホグワーツのキャラクターのネタバレ・詳細

※ここからは「ハリー・ポッターと呪いの子」に登場する主要キャラクターの詳細や重要なネタバレ、さらにキャストについてご紹介いたします。

アルバス・セブルス・ポッター(藤田悠 / 福山康平)

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アルバス・セブルス・ポッターは、物語の中心人物の一人であり、ハリー・ポッターとジニー・ウィーズリーの次男です。

彼はその名の通り、父親であるハリーの英雄的な姿に対する大きなプレッシャーを感じており、その影響で劣等感を抱えながら成長していきます。

アルバスの名前には深い意味が込められています。

父ハリーが敬愛していたアルバス・ダンブルドア校長と、かつての教師セブルス・スネイプの名前が由来です。

このことが示すように、アルバスは彼らに似た一面を持っており、時には心配性で繊細な性格を見せます。

しかし、彼の人生には苦悩と葛藤がつきまといます。兄のジェームズや、妹のリリーとは違って、アルバスは常に自分が「ハリー・ポッターの息子」として期待されていることに苦しみ、特に「ハリーのように優れた魔法使いになれなかった自分」に対して強い劣等感を抱いています。

『ハリー・ポッターと呪いの子』では、アルバスは組み分けでスリザリンに選ばれます。しかし、組み分け帽子の言葉によれば、彼にはグリフィンドールとスリザリン、どちらの資質も備わっているとのこと。

これは、かつての父ハリーと似た部分でもあります。そのため、アルバスは自分が父親の期待に応えられないことに強い不安を感じ、特に飛行訓練で上手くいかなかったことが心の中で大きな挫折感となっています。

ハリーはかつて1年生でシーカーに選ばれ、母ジニーもプロのクィディッチ選手だったことを知るアルバスは、どうしても自分が「期待外れの息子」と感じ、父との関係に距離を置こうとします。

物語が進むにつれ、アルバスはその複雑な感情と向き合いながら成長していきますが、その過程で彼が見せる心の葛藤は、読者にとって共感を呼ぶ要素にもなっていました。


スコーピウス・マルフォイ(門田宗大 / 斉藤莉生)

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スコーピウス・マルフォイは、物語のもう一人の主人公であり、ドラコ・マルフォイとアストリア・グリーングラスの一人息子です。

外見は学生時代の父・ドラコに似ており、まるで彼の若かりし日の姿を彷彿とさせます。

しかし、性格や思想は全く異なり、周囲からは意外な一面を見せることが多いキャラクターです。

スコーピウスは『ハリー・ポッターと呪いの子』でスリザリンに組み分けされ、その後、アルバス・セブルス・ポッターと深い友情を築きます。

二人の関係は物語の中でも重要な要素となり、スコーピウスの忠実で優しさに満ちた一面が垣間見えました。

ちなみに、スコーピウスの名前は「さそり座」に由来しており、そのミドルネーム「ヒュペリオン」はギリシャ神話の神から取られており、「高みを目指す者」という意味が込められています。

ところが、スコーピウスには奇妙な噂が立っています。

それは、彼が「闇の帝王(ヴォルデモート)の息子」ではないか、というものでした。

実際、ドラコとアストリアは長い間子供ができなかったため、ルシウス・マルフォイとドラコが逆転時計を使い、過去に送られたアストリアがヴォルデモートの子を身籠もったという理論が一部で広まりました。

しかし、この噂はスコーピウス自身によって否定されています。

彼の両親もこの話を否定しており、スコーピウスはその点については明確に反論しています。

さらに、スコーピウスを知るローズ・ウィーズリーはこの噂を「ほとんどくだらない話」と一蹴しています。

そして、ローズが付け加えた理由も面白いもので、「スコーピウスには鼻があるから」という一言。

これは、かつてヴォルデモートが蛇のような顔をしていたため、彼の子供には鼻がないだろうという推測から来ている冗談です。

実際、スコーピウスの物語におけるこの噂は、過去のマルフォイ家の印象や偏見によるものであり、誤解が生んだ風評被害とも言えるものです。

真実はもちろん、スコーピウスがその噂とは全く関係ない人物であることがわかります。

クレイグ・バウカーJr.

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クレイグ・バウカーJr.は、ホグワーツのスリザリン寮に所属する学生で、アルバス・セブルス・ポッターやスコーピウス・マルフォイと同じ世代にあたります。

彼はその性格から、物語の中で一風変わった立ち位置を占めるキャラクターです。

皮肉屋で、時に冷徹な一面を見せつつも、基本的には真面目で規律を重んじる性格。

アルバスとスコーピウスが許可なしにスリザリン寮を歩いていると、迷わずその行動を規則違反だと指摘する場面が描かれました。

彼が登場することで、物語に少しずつ謎が絡み合うようになります。

時間軸が変わった世界では、スコーピウスが勉強を怠けていたため、クレイグは彼の宿題を代わりにやってしまうような役回りを果たします。

これが意外にも、後にアルバスとスコーピウスに起こる重要な事件の解決に繋がるきっかけとなるのでした。


ローズ・ウィーズリー(橋本菜摘)

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ローズ・ウィーズリーは、ロン・ウィーズリーとハーマイオニー・グレンジャーの間に生まれた長女で、物語の中でも重要な役割を果たすキャラクターです。

彼女は両親の才能を受け継ぎ、優れた頭脳を持ちながらも、クィディッチの才能も見逃せません。

母親ハーマイオニーに似た容姿をしており、特に青い瞳が特徴的です。

しかし、外見だけでなく、箒の使い手としても才能を発揮し、2年生でグリフィンドールのクィディッチチームにチェイサーとして参加するほど。

ローズはアルバス・セブルス・ポッターとは幼い頃からの仲良しで、彼と従兄妹として過ごす時間が多かったものの、アルバスがスコーピウス・マルフォイと親しくなり、スリザリンに入寮したことで少し疎遠になってしまいます。

家族や友人との関係は、彼女にとっても複雑な感情が絡み合いました。

特にスコーピウスに対しては、親世代の影響が色濃く、最初は冷たく接していましたが、スコーピウスが彼女に何度も接近しようとする姿勢に、徐々に心を開いていきます。

彼女はスコーピウスに対して最初は壁を作りますが、次第にその態度が軟化していき、二人の関係に変化が見られるようになります。

また、スコーピウスに関する不確かな噂を聞いた際には、その噂をきっぱりと否定するなど、公正で理知的な一面も見せており、物語の中で彼女が持つ強い意志と、周りの人々に対する優しさが際立ちました。

ジェームズ・シリウス・ポッター

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ジェームズ・シリウス・ポッターは、ハリー・ポッターとジニー・ウィーズリーの長男で、物語の中でもその活発で少しやんちゃな性格が光るキャラクターです。

彼の性格は、父ハリーの学生時代や、名高いシリウス・ブラックに似た部分が多く、いたずら好きでどこか不敵な雰囲気を持っています。

名前も、父親の友人でありハリーの最も大切な人だったシリウスから取られています。

ジェームズには弟のアルバス・セブルス・ポッター、妹のリリー・ルーナ・ポッターがいますが、彼自身はホグワーツでの生活にも積極的に関わっており、グリフィンドール寮に所属しています。

彼の活発な性格は、学校生活でも存分に発揮されており、悪戯や冒険を楽しむことが多い一方で、家族との絆も大切にしていました。

特に、2014年のクィディッチ・ワールドカップでは、父や弟妹とともにアルゼンチンのパタゴニア砂漠に出かけ、ブルガリア代表のシーカーであるビクトール・クラムとも会うなど、特別な体験をしています。


リリー・ルーナ・ポッター

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リリー・ルーナ・ポッターは、ハリー・ポッターとジニー・ウィーズリーの娘で、兄ジェームズ・シリウス・ポッター、そしてアルバス・セブルス・ポッターの妹として登場します。

彼女の名前は、ハリーの母であるリリー・ポッターと、ジニーの親友であるルーナ・ラブグッドに由来しています。

名前に込められた意味には、深い絆と家族の思いが感じられました。

「ハリー・ポッターと呪いの子」では、リリーもまたグリフィンドール寮に組み分けされます。

彼女は、ハリーの息子たちとは異なり、存命であるジニーの友人ルーナから名前を受け継いでおり、ルーナとの関係は不思議なほどに深く繋がっています。

特に、ルーナの名前が「ムーニー」とも関連していることから、何かしらの意味や象徴的な照応が隠されているのかもしれませんが、詳細は語られていません。

リリーの成長過程や、兄たちとの関係についても描かれることが多く、彼女は家族の中でも重要な役割を果たしました。

また、ロンとハーマイオニーの息子、ヒューゴ・ウィーズリーと同学年であることから、友人関係にも注目が集まります。


ミネルバ・マクゴナガル(榊原郁恵 / 高橋ひとみ)

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ミネルバ・マクゴナガルは、ホグワーツ魔法魔術学校の現校長であり、かつては変身術の教授としても知られる優れた魔法使いです。

グリフィンドール寮の出身で、寮監としてもその厳格さと公正さを貫き、教職と生徒指導においては一切妥協しません。

その一方で、生徒一人ひとりを深く思いやり、彼女の指導には温かな情熱が感じられます。

マクゴナガル先生の厳しさと優しさを併せ持った姿勢は、ホグワーツ全体に大きな影響を与えているのです。

また、彼女はアニメーガスの能力を持ち、トラ猫に変身できるという驚くべき魔法の使い手でもあります。

さらに、決闘の腕前も抜群で、理論と実技の両面において非常に高い技術を誇ります。こうした能力が彼女を一層魅力的なキャラクターとして浮き彫りにしています。

マクゴナガル先生の私生活にも多くのドラマがありました。若いころにはマグルのドゥーガル・マクレガーに初恋を経験し、結婚を考える時期もありましたが、結局結婚には至らなかった後、彼女は魔法省時代の上司エルフィンストーン・アーカートと結婚。

しかし、幸せな結婚生活は長く続かず、アーカート氏が早逝してしまいます。その後、再婚はせず、一人で多くの試練を乗り越えてきました。

親世代のキャラクターのネタバレ・詳細

ハリー・ポッター(藤原竜也 / 石丸幹二 / 向井理)

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ハリー・ポッターは、前作の主人公にして、魔法界で最もよく知られた人物のひとり。

彼の物語は多くの人々に深い印象を残しました。

生まれながらにして悲劇的な運命に結びつけられたハリーは、額に刻まれた稲妻のような傷とともに、暗黒の力との壮絶な戦いに巻き込まれていきます。

彼の両親、リリーとジェームズは、闇の魔法使いヴォルデモートとの戦いに命を落としましたが、ハリーだけはその呪いを生き抜いた、奇跡的な存在です。

幼少期には、非魔法族(マグル)のダーズリー家で虐待に近い扱いを受けながら育ちますが、ホグワーツ魔法魔術学校への入学をきっかけに、彼の人生は大きく変わりました。

そこで出会う仲間たち、親友のロン・ウィーズリーやハーマイオニー・グレンジャーとの絆が、彼を強く、そして勇敢に成長させていきます。

クィディッチではグリフィンドール寮のエースとして活躍し、後にチームのキャプテンにも就任しました。

ハリーが特に重要な存在となるのは、彼が「予言の子」として選ばれたことから。

シビル・トレローニーによってなされた予言の中で、ヴォルデモートは「闇の帝王を滅ぼす男の子」を二人の候補から選び、そのうちの一人がハリーであることが明らかになりました。

この予言がきっかけで、ヴォルデモートはハリーを標的にし、ハリーは死闘を繰り広げることになります。

ヴォルデモートの攻撃を受けても生き残る力を持つハリーは、最終的にはヴォルデモートとの決戦を迎えることになりました。

また、ハリーの杖はヴォルデモートの杖と「兄弟杖」としてつながり、両者が対決するときにはその力が最大に発揮されます。

特に、7巻ではその杖がヴォルデモートの襲撃を感知し、黄金の炎で迎撃するという能力を持っていることが明らかになり、ハリーの杖の力の奥深さが描かれました。


ハーマイオニー・グレンジャー(中別府葵 / 早霧せいな)

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ハーマイオニー・グレンジャーは、魔法界で最も優れた魔法使いの一人であり、彼女の物語はその努力と勇気に満ちています。

マグル(非魔法族)の家庭に生まれ、魔法界においては「穢れた血」として偏見の目にさらされながらも、彼女はその才能と努力でその壁を乗り越えました。

ホグワーツ魔法魔術学校では、学年トップの成績を誇り、学びへの情熱は誰にも負けません。

学問だけでなく、ハーマイオニーは本番でもその知識と知恵を活かして活躍します。何度も危機的な状況に直面した仲間たちを支え、魔法界の未来において重要な役割を果たすことになります。

映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 Part 2』公開時の人気投票では、主人公ハリーを差し置いて2位となるほど、そのキャラクターへの人気は絶大です。

本編終了後、ハーマイオニーはホグワーツを再度訪れ、学びの楽しさを再確認します。その後は魔法省でのキャリアを積み、特に生物規制管理部での仕事では、長らく不平等だった法制度を変えるために尽力しました。

彼女の改革精神は、魔法界において新しい風を吹き込んだことは言うまでもありません。

また、ロン・ウィーズリーとの結婚後は、家庭と仕事をうまく両立させ、二人の子供を育てながらも魔法界の未来に向けた貢献を続けました。

特に注目すべきは、19年後に魔法大臣として登場する彼女の姿です。彼女のリーダーシップと理想を体現した役職への就任は、まさにその実力と人柄を象徴しています。

ロン・ウィーズリー(エハラマサヒロ / 竪山隼太)

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彼は純血の魔法使いとしてウィーズリー家に生まれ、兄たちに囲まれて育ちました。

彼の性格は、皮肉を交えた冗談やおちゃめな一面があり、物語の中でもしばしばムードメーカーとして活躍しています。その明るさと、時折見せる控えめな強さは、ハリーやハーマイオニーとの絆をさらに深め、数々の冒険を共に乗り越える力となりました。

物語が終わりを迎えると、ロンはハリーやネビルと共に闇祓いとして魔法界の平和を守る役割を果たしますが、過酷な仕事を早々に引退し、兄のジョージと共にウィーズリー・ウィザード・ウィーズを経営することになります。

物語の中で見せた少し頼りない一面を超えて、彼はしっかりとした大人として家族を支え、成長していきます。

また、ロンとハーマイオニーの結婚は、物語を通じて多くの読者にとって心温まるエピソードです。

二人はお互いにとって欠かせない存在であり、その関係性はシリーズ全体を通じて深まっていきます。

ただ、ロンにとって決して順風満帆な人生が続くわけではなく、彼は今もなおドラコ・マルフォイとの関係に悩まされている様子も描かれていました。


ドラコ・マルフォイ(松田慎也 / 宮尾俊太郎)

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ドラコ・マルフォイは、『ハリー・ポッター』シリーズにおける複雑で興味深いキャラクターです。

スリザリン寮に所属し、純血至上主義の家系に生まれ育った彼は、最初こそハリーの最大の敵役のように描かれます。

彼の父親であるルシウス・マルフォイの影響を強く受け、物語初期ではハリーをはじめとする「マグル生まれ」の学生たちを見下し、しばしば意地悪な行動を繰り返します。

しかし、ドラコの物語は単なる悪役の枠を超えて描かれます。彼の能力や実力は決して低くなく、スリザリンクィディッチチームのレギュラーとしても活躍し、学業でも上位に位置しています。

その姿勢には、父親の期待を背負い、家庭でのプレッシャーを感じつつも、何とか自分の居場所を見つけようともがいているドラコの苦悩が垣間見えます。

ヴォルデモートの復活により、ドラコの運命は一変します。家族の立場や純血主義に引き裂かれる中で、彼は次第に自分の選択を迫られ、最終的には自己の成長と向き合うことに。

物語の終わりでは、彼の人生が大きく転換を迎えます。

19年後、『ハリー・ポッターと呪いの子』では、息子スコーピウスと共に登場し、親としての責任感を感じている姿が描かれます。

ドラコは、以前のような威張った態度ではなく、むしろ良き父親としての面を強調され、息子との絆を深めながら過去の過ちを乗り越えていく姿が印象的です。

彼がハリーと再会した際のやり取りや、友情への憧れを告白する場面は、ファンにとっては胸に響く瞬間となりました!

ハリー ポッターと呪いの子の評判|面白い?ひどい?

『ハリー・ポッターと呪いの子』は、シリーズのファンにとって非常に意見が分かれる作品です。

この作品は、舞台劇として書かれており、J.K.ローリングは構想段階でのみ共同執筆者として関わったため、完全に本編の続編という位置づけではないとの意見もあります。

実際、いくつかの点で本編との矛盾が見られ、特に物語の中心となる「逆転時計」についてはファン間での議論を引き起こしました。

そのため、「公式」として受け入れられないファンも少なくなく、ファン同士の交流の際には、この点に配慮が必要かもしれません。

また、映画化の話が出ると、ハリーを演じたダニエル・ラドクリフは再演に消極的な姿勢を見せています。

ローリング自身は「『呪いの子』はあくまで舞台劇であり、映画や小説として展開する予定はない」と明言しており、舞台劇としての性質を強調しています。

実際、舞台としての本作の魅力を評価する声も多く、2022年には菊田一夫演劇賞大賞を受賞するなど、舞台の完成度やキャストの演技が高く評価されています。

一方で、映画やテレビでの放送においては賛否両論があるようです。

放送された『謎のプリンス』では、重要なシーンがカットされていることがあり、視聴者からは不満の声が上がりました。

また、放送中に流れるCMや音量のバランスなど、視覚・聴覚面での不満も指摘されています。

こうした点を考慮すると、映画やテレビドラマとしての期待感を持って観ると、少し物足りなさを感じるかもしれません。

それでも、舞台劇としての『ハリー・ポッターと呪いの子』は、ウィザーディング・ワールドの世界観を忠実に再現しており、特に舞台装置やキャラクターのハマり具合には観客から高い評価が寄せられています。

赤坂ACTシアターでのロングラン上演も続いており、興味があれば、ぜひ劇場でその迫力を直接体感してみるのも一つの楽しみです。

本作は、舞台としての独自の魅力を持つ一方で、ファンにとっては賛否が分かれる内容でもあります。

物語の設定やキャラクターに対してどう感じるかは個人差が大きいですが、舞台としての完成度や演技の魅力を楽しむには最適な作品と言えるでしょう!!

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はまちーず

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