本記事では、インターハイ1年目から3年目までの勝敗結果を徹底解説いたします。
スプリンターの泉田や田所、クライマーの小野田や真波、巻島や東堂、エースの御堂筋や今泉、鳴子といった総北や箱根学園、京都伏見など全主要キャラの成績をご紹介。
本作では、単なるロードレースの戦術や技術の描写だけでなく、キャラクター同士の熱い戦い、心の葛藤、友情の描写なども大きな魅力となっています。1年目から3年目にかけて、各キャラクターの成長や勝敗の結果を追うことで、物語の深みをさらに感じることができるでしょう。
※漫画raw(ロウ)などの違法サイトを利用してストーリーを追うのは避けて、ぜひ本記事のような考察記事を参考にすることで、物語の面白さを深く理解し、より楽しんでいただければと思います。
それでは、1年目から3年目までのインターハイの結果を、主要キャラクターとともに振り返っていきましょう!
【弱虫ペダル 最新刊までのネタバレ解説】
インターハイ1年目の結果:1日目
TVアニメ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』 公式サイト/(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル05製作委員会
インターハイの1日目、まずはスプリント、山岳のレース結果について順に振り返ってみましょう。
1日目のスプリントリザルト
- 1位: 田所迅(総北高校)
- 2位: 鳴子章吉(総北高校)
- 3位: 泉田塔一郎(箱根学園)
このスプリントステージは、まだその実力が完全には明らかになっていなかった箱根学園の強さを垣間見ることができた、非常に印象的なレースでした。特に鳴子の視点で描かれる戦いが印象深く、彼は田所とともに第1ステージを飛び出し、箱根学園の泉田と接戦を繰り広げました。
鳴子は、ゴールまで700mのところで軽量化のためにボトルを捨て、さらにジャージをレーシングパンツに入れて空気抵抗を減らす「TTスタイル(タイムトライアル)」で泉田に迫ります。その時、「酸素音速肉弾頭」の異名を持つ田所とともに、三つ巴の壮絶なバトルを繰り広げることになります。
残り400mでは、泉田がペースを上げ、ジッパーをしっかり閉めた後に一気に先行。そのまま逃げ切るかと思われましたが、残り80mで飛んできた三角コーンが勝敗を左右する決定的な要因となり、結局田所が1位でゴールします。鳴子は2位、泉田は3位という結果となりました。
この結果により、総北高校の田所が見事に勝利を収めましたが、同時に箱根学園の強さも浮き彫りになりました。
特に泉田はまだ2年生にも関わらず、その実力を遺憾なく発揮し、王者箱学の実力を改めて感じさせる瞬間でした。
今後のインターハイにおいて、箱根学園がどれほど恐ろしい存在になるのか、その可能性を示唆する素晴らしいレースだったと言えるでしょう。
1日目の山岳リザルト
TVアニメ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』 公式サイト/(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル05製作委員会
- 1位: 東堂尽八(箱根学園)
- 2位: 巻島裕介(総北高校)
- 3位: 館林元成(長野中央工業)
このレースは、東堂尽八と巻島裕介の約束が実現したまさに名勝負と呼ぶにふさわしい一戦でした!
二人の戦いは、ファンにとっても非常に心に残る瞬間となり、彼らの人気を決定づけたと言っても過言ではありません‼︎
山岳ステージの最終勝負に挑むことを約束していた東堂と巻島。
しかし、レースは予想外の展開を見せます。途中、大量落車の事故が発生し、坂道がその巻き込まれてしまいました。
こうした事態を受け、オーダーを任されていた坂道はチームの先頭を引くこととなります。東堂は、荒北靖友から「総北にはクライマーは一人しかいない」と挑発され、ついに先行を決意。
その間、荒北は皮肉を繰り返し、東堂をさらに追い立てます。
そんな中、坂道が驚異的なスピードで100人以上を抜き去り、ついにチームに戻ってきます。
坂道がその勢いで前方に追いついたことで、東堂と巻島のラストクライムが始まるのです。ゴールを目指して二人は激しく争いながらも、東堂からは金城への伝言が託されます。「坂道にありがとう」と。
戦いの末、僅差で東堂が巻島を制し、ゴールへとたどり着きました。
ゴール直後、二人はお互いの健闘を称え合うかのようにタッチを交わすも、あまりの疲労にその手も力なく交わされ、再び触れ合うこととなりました。
このシーンは、二人の激闘の証として胸に刻まれる瞬間でもありましたね。
そして、3位には館林元成(長野中央工業)が入りました。
1日目の優勝
TVアニメ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』 公式サイト/(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル05製作委員会
- 1位: 福富寿一(箱根学園)
- 1位: 御堂筋翔(京都伏見)
- 1位: 金城真護(総北高校)
インターハイ1日目、まさかの3人同着での優勝という結果が待っていました。
福富寿一、金城真護、そして御堂筋翔の3人がそれぞれ1位に並ぶという、非常にドラマチックな展開となりました。
このレースは、特に御堂筋の活躍が光るものであり、彼の実力をしっかりと証明した瞬間でもありました。
これまでほとんど沈黙状態だった御堂筋が、この日ついに本領を発揮します。
福富や金城がそれぞれ味方のアシストを受けながらレースを進めていたのに対し、御堂筋は一人で必死に追い上げ、他の二人に追いついてしまうのです。その追走劇はまさに驚異的でした。
さらに、御堂筋が注目すべきなのは、途中までフロントのギアをアウターに入れずに戦っていた点です。
この状態でペダルを回すのは、通常よりもかなりの負荷がかかり、効率が悪いはず。それにもかかわらず、御堂筋は福富と金城に引き分けるという結果を残しました。
この事実が示すように、彼の実力の恐ろしさには圧倒されます。
最終ステージでは、総北高校の今泉がアシスト役を担い、箱根学園の福富と京都伏見の御堂筋が後方から迫る中、3人の選手が同時にゴールラインを越えるという劇的な結末に。
これぞまさに激闘、そして三つ巴の緊張感が見事に表れた瞬間でした。
レース後、今泉は自分のジャージを乱暴に掴みながらも、御堂筋との実力差に苛立ちを隠せませんでした。しかし、金城はその心情を理解しつつも、チームを勝利に導いた今泉のアシストに感謝の言葉を述べました。
その後、金城は「ジャージはチームの誇りだ」と今泉に厳しくも温かい言葉をかける場面が印象的でした。
競技だけでなく、チームワークや仲間への感謝が垣間見える、そんな一幕でもありましたね。
インターハイ1年目の結果:2日目
インターハイ2日目、スプリント、山岳、優勝の結果について、順を追って振り返っていきましょう。
2日目のスプリントリザルト
TVアニメ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』 公式サイト/(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル05製作委員会
- 1位: 御堂筋翔(京都伏見)
- 2位: 新開隼人(箱根学園)
- 3位: 不明(箱根学園か京都伏見)
2日目のスプリントレースでは、1日目にほとんど目立たなかった新開隼人が登場し、その真価を発揮しました。
最強最速とも称される新開は、福富からの信頼を背にし、誇り高きエーススプリンターとして名を馳せていました。
「箱根には鬼が出る」「箱根の直線鬼」と言われ、その強さは周囲に深い印象を与えていたのです。
一方で、御堂筋翔が新開の精神的な挑戦をものともせず、圧倒的なスプリント力を見せつけました。
このレースを通じて、御堂筋のスプリント能力の高さが証明され、彼がただのライバルではなく、強力な存在であることが改めて浮き彫りになりました。
新開の過去が語られ、これまでの箱根学園がライバル校の一角として描かれていたのとは一線を画し、まるでもう一つの主人公チームのように感じられる場面でもあります。
新開の「精神的支柱」としての存在感と、そのスプリンターとしての強さをもってしても、御堂筋には敵わなかったという事実が、御堂筋の恐ろしさを際立たせました。
3位については明確に示されていませんが、箱根学園か京都伏見の選手が入っていると予想されます。
スプリントリザルトにおいては、1位以外は特に注目されず、3位争い自体もほぼ惰性で決まったような印象です。
どちらにせよ、結果的には御堂筋がその圧倒的強さを証明し、レースを完全に制しました。
2日目の山岳リザルト
TVアニメ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』 公式サイト/(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル05製作委員会
- 1位: 御堂筋翔(京都伏見)
- 2位: 不明(京都伏見)
- 3位: 不明(京都伏見)
2日目の山岳ステージでは、スプリント勝負の勢いそのままに、御堂筋翔が見事に山岳リザルトを制しました!
スプリントで新開隼人を破った勢いをそのまま活かし、京都伏見の流れを完全に引き寄せました。
箱根学園では、先頭を走っていた福富寿一と東堂尽八が山岳リザルトを特に狙う様子もなく、結局、2位と3位は京都伏見の選手によって奪われたと考えられます。
そのため、御堂筋の支配的な走りが際立った形となりました。
最強最速とも言われた新開をスプリントで打ち破り、京都伏見が勢いをつけたことで、この2日目はまさに御堂筋の独壇場と言える展開が続きました。
彼の実力が見事に証明された日でしたね。
2日目の優勝
TVアニメ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』 公式サイト/(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル05製作委員会
- 1位: 福富寿一(箱根学園)
- 2位: 金城真護(総北高校)
- 3位: 御堂筋翔(京都伏見)
2日目も1日目と同じく、福富寿一、金城真護、御堂筋翔の3人のエースが激突するという展開となりました。しかし、この日は御堂筋の足に限界がきたことによって、最終的には福富と金城の間で激しい戦いが繰り広げられることになりました。
この戦いは、1年前のインターハイで因縁が生まれた2人にとって、まさに1年越しのリベンジマッチとなりました。
福富と金城の間で繰り広げられるバトルは、観る者を引き込む緊張感に満ちており、その勝負の行方に注目が集まりました。そして、ついにその勝者が決まった瞬間は、両者にとって非常に重要な意味を持つ瞬間でもありました。
一方、御堂筋にとっては、勝利に対する執念が強すぎるあまり、敗北のショックが深刻に響く一戦となりました。
勝利をつかみ損ねた際の彼の落ち込みは非常に激しく、2日目のレースで金城と福富に敗れた後は、なんと退部を考えるほどにまで追い込まれてしまったのです。
その精神的なダメージは、ただの敗北にとどまらないほどの重さを持っていました。
インターハイ1年目の結果:3日目
インターハイ3日目、スプリント、山岳、優勝の結果について順にお伝えします。
3日目のスプリントリザルト
- 1位: 新開隼人(箱根学園)
- 2位: 福富寿一(箱根学園)
- 3位: 東堂尽八(箱根学園)
3日目のスプリントは、個人同士の速さを競う戦いというよりも、最終ゴールに向けたチーム同士の戦略が色濃く表れた一戦となりました。
結果として、箱根学園が総北高校よりも一足早くスプリントラインを越えました。
新開隼人がリザルトを獲得したのも、実際には「リザルトラインを最初に通過したから」と言えるほどのもの。
スプリントそのものよりも、ゴールに向けた最終的なチームの動きが大きな鍵となった場面でした。
なお、2位には福富寿一、3位には東堂尽八が入ったと思われますが、具体的な順位については明記されていません。
この日、スプリント自体が各チームにとって最終結果に向けた通過点であり、重要性は少し薄れていたのかもしれません。
3日目の山岳リザルト
TVアニメ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』 公式サイト/(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル05製作委員会
- 1位: 今泉俊輔(総北高校)
- 2位: 福富寿一(箱根学園)
山岳リザルトも一応設定されていましたが、最終ゴールに向かうための通過点に過ぎなかったように感じます。
この時点では、今泉が一歩リードをしていたというイメージです。
とはいえ、山岳ステージそのものの戦いよりも、各選手がゴールに向かう途中でどれだけ力を出し切るかが大きな焦点となっていました。
この日、金城から「1年生を切り離せ」という指示が出されましたが、金城の膝の痛みが悪化し、急遽戦線を離脱することになりました。
その結果、オーダーが変更され、巻島裕介と1年生たちがまずはゴールを目指すことに。金城の代わりに戦うエースは誰か?福富からその質問を受け、今泉は「僕がエースです」と自らの決意を示しました。
その後、福富との激闘を経て、山岳ステージを制したのは今泉自身でした。
しかし、続いて御堂筋との再戦が待ち受けます。
ここで、今泉のフレームに致命的なクラックが入ってしまうという不利な状況が発生。それでも今泉は御堂筋を抑え、後続から迫ってくる真波に追い越されそうになる中、ついに遅れて坂道が追いつき、他のメンバーの想いを背負ってゴールに辿り着きます。
この日、スプリントや山岳リザルトにはそれほど大きな意味はなかったと思われます。
各チームは総合優勝を目指しており、むしろこれらの通過点が最終的なゴールへとつながる重要なステップとして機能していたのです。
3日目の優勝
TVアニメ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』 公式サイト/(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル05製作委員会
- 1位: 小野田坂道(総北高校)
- 2位: 真波山岳(箱根学園)
- 3位: 東堂尽八(箱根学園)
- 4位: 福富寿一(箱根学園)
- 5位: 巻島裕介(総北高校)
- 6位: 今泉俊輔(総北高校)
まさかのわずか数ヶ月前まで初心者だった小野田坂道がインターハイで見事な優勝を飾ることになったのです。
私も最初は、坂道がインターハイを完走できるかどうか心配していましたが、その意外な結果には驚かされましたね。
レースの途中では、田所が山の入り口まで引き役を務めた後に戦線を離脱。
金城の膝の痛みが悪化し、戦線離脱を余儀なくされることとなります。
オーダーが変更され、巻島と1年生たちがゴールに向かうよう指示されました。
すると、鳴子もリタイアし、坂道はその後、追い上げてきた真波とのバトルに加わり、最終的には先頭グループへ追いつくことに成功します。
そして、レースの終盤。今泉、御堂筋、福富といった強力な選手たちが次々に先頭から離脱し、ついに坂道は真波と1対1の接戦に突入します。
最後まで目が離せない激しい戦いが繰り広げられる中、坂道は僅差でゴールし、見事に個人総合優勝を達成。
総北高校にとっては、これが初めてのインターハイ総合優勝となりました。
レース終了後、坂道は真波に約束通りボトルを返しましたが、真波は敗北のショックから立ち直れずにいました。彼はそのボトルを「意味がありすぎた」と感じ、富士山に捨ててしまいます。
真波の心の中で、箱根学園の伝統に泥を塗ってしまったという重い気持ちが渦巻いていたのでしょう。
その後、このボトルは翌年、真波が富士山に行って拾ってきたというエピソードが残っています。
坂道は、この出来事については全く知らないままでした。
この時、今泉と福富の会話で、箱根学園が考えていた最高の戦略を読んでいたのか?と聞かれる場面がありましたが、金城はあえてそれを否定します。
シンプルな戦略こそが、坂道にとっての勝利の鍵だったのでしょう。
弱虫ペダル1年目のインターハイ結果:まとめ
弱虫ペダル1年目のインターハイの結果は下記のようになりました。
- 1日目のスプリントリザルト
- 田所迅(総北高校)
- 1日目の山岳リザルト
- 東堂尽八(箱根学園)
- 1日目の優勝(3人同着)
- 福富寿一(箱根学園)
- 御堂筋翔(京都伏見)
- 金城真護(総北高校)
- 2日目の山岳リザルト
- 御堂筋翔(京都伏見)
- 2日目のスプリントリザルト
- 御堂筋翔(京都伏見)
- 2日目の優勝
- 福富寿一(箱根学園)
- 3日目の山岳リザルト
- 今泉俊輔(総北高校)
- 3日目のスプリントリザルト
- 新開隼人(箱根学園)
- 3日目の優勝
- 小野田坂道(総北高校)
総北高校、箱根学園、京都伏見の3校が、インターハイの全てのリザルトをほぼ独占した形となりました。
これほど強力なチームが揃う中で、他校の選手たちも素晴らしい実力を持ちながらも、この3校が際立って強かったことが分かります。
インターハイが終わり、金城は坂道に特別なご褒美として「好きなコースを走る」よう指示します。
坂道は、アニ研を復活させて部の仲間と行きたかった秋葉原を目指すことに決めます。
アニ研としてではなくとも、部の仲間と共に秋葉原を巡りながら楽しむ時間は、坂道にとって最高のひとときとなりました。
その場で坂道は、金城や巻島、他の3年生たちに感謝の気持ちを涙ながらに伝えます。しかし、その時、まだ誰も知らなかった事実がありました。巻島が、後に英国へ留学することを決めていたのです。
インターハイ2年目の結果:1日目
インターハイの1日目、スプリント、山岳、優勝の結果を順番にご紹介します。
1日目のスプリントリザルト
TVアニメ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』 公式サイト/(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル05製作委員会
- 1位: 銅橋清正(箱根学園)
- 2位: 鏑木一差(総北高校)
- 3位: 青八木一(総北高校)
青八木は、田所から教わった「酸素音速肉弾丸」を駆使し、スプリントの序盤から激しく攻め立てます。
まさにスプリントの王者と呼ばれるべき走り。しかし、残り450メートルで、銅橋が青八木に並びかけるシーンが訪れました。
青八木はその時、「ファーストリザルトは銅橋が獲るだろう」と覚悟していましたが、まさかの展開が待っていたのです。
自称オールラウンダーの鏑木がその直後、青八木の前に現れます。
鏑木が青八木に勝利を託す形で、青八木はそのまま鏑木にリーダーシップを渡すこととなりました。
全国大会初日のスプリントでは、青八木と共に銅橋を抑え込むつもりで飛び出したものの、スタート前に銅橋と小競り合いを繰り広げていたことが影響してか、思うように距離を稼げませんでした。
青八木は足を使い切り、「神様のビンセン」と呼ばれる戦術を使うものの、結果的に銅橋とのファーストリザルト争いで惜しくも敗れてしまいます。
鏑木にとっては公式戦初の敗北でしたが、この経験が彼の成長の糧となり、さらに強くなっていくことを予感させます。
悔しさを胸に、次のレースに向けて歩みを進める彼の姿が、また新たなドラマを生むことでしょう!!
1日目の山岳リザルト
TVアニメ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』 公式サイト/(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル05製作委員会
- 1位: 真波山岳(箱根学園)
- 2位: 手嶋純太(総北高校)
山岳ステージに突入した時、坂道は集団に巻き込まれて後れを取ってしまいます。
箱根学園は山岳リザルトを狙うべく、真波を先頭に投入。
対する総北は、坂道が不在の中、手嶋が真波を追いかける形となります。
しかし、真波と手嶋の間には実力差が歴然としており、何度も手嶋は引き離されそうになります。それでもキャプテンとしての誇りを胸に、手嶋は必死で食らいつき、しぶとく真波を追い続けます。
その姿勢には、ただのライバルとしてではなく、チームのために全力を尽くす男の覚悟が感じられました。
そして、山岳リザルトが近づく中、真波は全力で先行し、手嶋を圧倒していましたが、予想外のトラブルが起き、真波は失速してしまいます。
残り400メートルで、ついに手嶋は真波を抜かし、今や手嶋の勝利が見えてきたかと思われました。
しかし、その瞬間、驚きの展開が待っていました。なんと、手嶋は前方の真波が追いつくのを待っていたのです。
手嶋:「ティーブレイクしてたんだよ!!」
彼の姿に、真波は目を見張りました。手嶋の意気込みに応え、真波は再び全力で走り出します。
まさに、対等な立場で戦うべきだと信じた手嶋の気持ちに、真波は心から応えました。
最終的に山岳リザルトを制したのは、箱根学園の真波山岳。
力尽き、満身創痍の手嶋を支えたのは、坂道でした。
手嶋の底力を侮っていた真波は、彼がどれほどの強さを持つロードレーサーであるかを、思い知らされるのでした。
1日目の優勝
TVアニメ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』 公式サイト/(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル05製作委員会
- 1位: 葦木場拓斗(箱根学園)
- 2位: 御堂筋翔(京都伏見)
- 2位: 鳴子章吉(総北高校)
この年、鳴子は大きな転機を迎えました。スプリンターからオールラウンダーへと役割を変えた彼は、1日目のスプリントリザルトを青八木や鏑木に託し、今泉と共に最終ステージに挑むことになります。
途中、泉田とのバトルを挑もうとするも、今泉に止められ、冷静さを保ちながらレースを進めていきました。
後方から追い上げてきた御堂筋が、隙を見て先行を決めると、鳴子はその背後に食らいつきます。
しかし、そこに箱根学園の葦木場拓斗も加わり、三つ巴の激しい戦いが繰り広げられました。
ゴールが近づくにつれ、鳴子は全力を尽くして追走しますが、僅かなリーチの差で葦木場が先にゴールを切り、鳴子は御堂筋と並ぶ形で2位に。
悔しさが込み上げる中、表彰式ではいつものように観客を楽しませるパフォーマンスを見せてはいたものの、心の中ではその悔しさを隠しきれずにいました。
レース後、誰もいない場所でその感情を露わにした鳴子。
あの表彰式の笑顔の裏に隠された、勝利への強い思いがひしひしと伝わってきます。
その悔しさが次への原動力となり、鳴子の心にはまた新たな決意が生まれていたことでしょう。
インターハイ2年目の結果:2日目
2日目のスプリントリザルト
TVアニメ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』 公式サイト/(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル05製作委員会
- 1位: 泉田塔一郎(箱根学園)
- 2位: 岸神小鞠(京都伏見)
2日目、スプリントリザルトの戦いは、箱根学園と京都伏見の激しい戦いに。
スプリントのエース、泉田塔一郎が登場し、その力強さで会場を圧倒します。
しかし、そこに立ちはだかったのは、京都伏見の新星、岸神小鞠。彼の実力は予想以上で、泉田に匹敵するほどのスピードを誇ります。
岸神の特筆すべき点は、強い相手に対して限界を知らないポテンシャルを引き出せる点で、泉田のような全国トップクラスのスプリンターに並んで走る姿は、まさに圧巻でした。
さらに、彼は自分に課したルールをしっかり守り、その潔さを泉田から「潔し」と称賛されています。
実は、御堂筋からも「彼は強い」と評価しており、岸神は御堂筋の一番弟子でもあります。
激しく繰り広げられた戦いの中で、最終的にスプリントリザルトを制したのは、箱根学園の泉田塔一郎でした。
しかし、岸神の戦いぶりは、間違いなく多くの人々の記憶に残ることでしょう。
2日目の山岳リザルト
- 1位: 葦木場拓斗(箱根学園)
- 2位: 水田信行(京都伏見)
山岳リザルトの戦いがいよいよ激化する中、後方から青八木と鏑木が合流し、総北高校は5人の強力なメンバーで追撃を開始します。これが、2日目の山岳賞を巡る緊迫した戦いの始まりでした。
最初、山岳賞をほぼ手中にしたのは、京都伏見の水田信行。しかし、御堂筋翔の冷徹な策によって、再びレースの行方が予測できない展開に。
葦木場は、勝負をかけるべきタイミングを見計らって、後続に追撃を指示します。
その指示を受けた悠人は、最初はその意図を理解できずに一度拒否。しかし、葦木場は毅然として「お前はまだ1年生だから、わからないかもしれないが、俺たちは箱根学園の誇りを背負って走っているんだ」と、力強く伝えます。
結果的に山岳賞を勝ち取ったのは箱根学園の葦木場拓斗。
しかしこの勝利の裏には御堂筋の巧妙な策略が隠されていたのです…
2日目の優勝
TVアニメ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』 公式サイト/(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル05製作委員会
- 1位: 御堂筋翔(京都伏見)
- 2位: 今泉俊輔(総北高校)
- 3位: 新開悠人(箱根学園)
総北の視点では、2日目のレースは非常に厳しいものとなりました。
鳴子より少し後ろからスタートした今泉は、鏑木が体調不良で後退し、青八木がその救出に向かう中、坂道らと合流しました。
しかし、彼らが自分たちのペースに追いつけず、遅れる手嶋に対して苛立ちを感じてしまいます。
更に御堂筋からも煽られ、今泉の心は壊れかけていました。
遂に、手嶋に対して暴言を吐いてしまう場面も。自分の精神が限界に近づいていることを実感し、落ち込んでいったのです。
そんな中、青八木が鏑木を引き連れて合流したことで、今泉は再び気持ちを奮い立たせます。
この時、坂道から「今泉くんの判断のおかげだよ」と声をかけられ、その言葉が彼を支えました。
気持ちを新たにした今泉は、坂道と共にラストゴールを目指して先行します。
坂道は、2日目の山岳ゴールで真波と戦いたいと事前に話していましたが、レースの状況はそれを許しませんでした。
そんな坂道に今泉は、戦況に対応しながらも、共に戦う仲間に励ましの言葉を送り、御堂筋や新開悠人と戦いながらラストステージに挑みます。
最終的には、僅差で御堂筋に敗れ、2位となってしまいます。
御堂筋は、見事に2日目で優勝を果たしたものの、チームが少しでも浮かれ気味になると、すぐに気を引き締めさせるために全員坊主にするよう指示するなど異常なまでのストイックな面を見せつけました。
インターハイ2年目の結果:3日目
3日目のスプリントリザルト
TVアニメ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』 公式サイト/(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル05製作委員会
- 1位: 鏑木一差(総北高校)
- 1位: 銅橋正清(箱根学園)
3日目のスプリントでは、総北高校の鏑木一差と箱根学園の銅橋正清がトップを争いました。鏑木は、チームのために前に出ずに銅橋と競り合い、結果的に二人は同着でゴールします。
リーダーとしての役割を果たしつつ、個人の勝利にこだわらなかったその姿勢が、鏑木の強さを物語っています。
しかし、その後の展開は予想外の展開を迎えます。
鏑木と銅橋は、山岳ステージに向かうため、共に戦線を離脱します。
そして、スプリントの3番手だった鳴子もその後にリタイヤ。これにより、最終的にスプリントリザルトを制したのは4番手で走っていた泉田塔一郎となりました。
鏑木と銅橋の自己犠牲的な走りが、チームの戦略に大きく貢献することとなったこの日、結果的には泉田がスプリントゼッケンを手にしたのでした。
3日目の山岳リザルト
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- 1位: 手嶋純太(総北高校)
- 2位: 葦木場拓斗(箱根学園)
3日目の山岳ステージでは、手嶋純太が一世一代の勝負を挑まれることとなります。
葦木場拓斗から山岳リザルトを賭けた勝負を持ちかけられ、手嶋は覚悟を決めます。
彼にとって、これは二度と訪れないかもしれない瞬間。
観客席からは、手嶋コールが熱い声援として響き渡り、その声に応えるように激しいゴール争いが繰り広げられます。
結果、接戦の末、手嶋は山岳ステージをトップで駆け抜け、ゴールします。
その後、坂道や他の2年生組が追いつき、手嶋はその後を託してリタイヤします。この瞬間、山岳賞の権利は葦木場に引き継がれましたが、手嶋の走りは、かつての中学時代に交わした約束を実現した瞬間でもありました。
手嶋と葦木場の絆が、レースを通して強く感じられるひとときだったのです。
3日目の優勝
TVアニメ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』 公式サイト/(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル05製作委員会
- 1位: 小野田坂道(総北高校)
- 2位: 真波山岳(箱根学園)
- 3位: 黒田雪成(箱根学園)
- 4位: 今泉俊輔(総北高校)
総北高校の小野田坂道が、2年連続でインターハイの頂点に刻みました。
ここまで実質カラーゼッケンを1枚も獲得できなかった総北。
しかし、3日目のレースは一転してドラマティックな展開を見せます。
ゴールから残り2キロの地点で、黒田雪成のアシストを受けて真波が追い付き、再び壮絶な勝負が繰り広げられることに。
真波が内側を狙った際、ペダルからシューズが外れ、一瞬の隙を見せますが、そこで巻島の声援が彼を後押しし、再び真波に追いつくことに成功します。
ラスト300メートルで繰り広げられた接戦は、まさに息を呑むようなもの。
僅差でゴールを切ったのは小野田坂道で、総北高校は2年連続の総合優勝を果たします!
ゴールラインを通過した後、小野田と真波はお互いの健闘を称え合い、来年こそは初日の山岳ラインで再び勝負しようと誓い合うのでした。
弱虫ペダル2年目のインターハイ結果:まとめ
弱虫ペダル2年目のインターハイの結果は下記のようになりました。
- 1日目のスプリントリザルト
- 銅橋正清(箱根学園)
- 1日目の山岳リザルト
- 真波山岳(箱根学園)
- 1日目の優勝
- 葦木場拓斗(箱根学園)
- 2日目のスプリントリザルト
- 泉田塔一郎(箱根学園)
- 2日目の山岳リザルト
- 葦木場拓斗(箱根学園)
- 2日目の優勝
- 御堂筋翔(京都伏見)
- 3日目のスプリントリザルト
- 泉田塔一郎(箱根学園)※一着は鏑木一差と銅橋正清
- 3日目の山岳リザルト
- 葦木場拓斗(箱根学園)※一着は手嶋純太
- 3日目の優勝
- 小野田坂道(総北高校)
総北高校、箱根学園、京都伏見の3校がすべてのゴールゼッケンを獲得し、それぞれが圧倒的な強さを見せつけました。
他の高校も実力者揃いでしたが、特に箱根学園のゼッケン獲得率が圧倒的で、最終的な優勝を果たした小野田坂道も、改めて王者の貫禄を感じさせられました!!
※ インターハイ3年目の結果も、判明次第順次更新いたします。

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